潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS セレブリティ クルーズ〜37〜チャネル諸島(終)

<<   作成日時 : 2007/09/28 00:43   >>

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画像

【写真説明】コーネット城庭園

画像ガーンジー島では、午後投錨、夕刻抜錨のスケジュールであったため、観光はあまりできませんでした。

ヴィクトル・ユゴーの家と、もう一つ、港のすぐそばのコーネット城を訪ねたくらいです。そのコーネット城。城郭のほか庭園が、リゾートで訪れる人たちに評判がいいのだそうです。

画像英国風の庭園でした。

この城、岬の先端に建っています。が、19世紀までは、沖合いの島にポツンと建っていたのだそうです。といっても、城が立ち上がって島から岬に歩いて来たわけではありません。独島に築かれていた城に、ガーンジー島本島側から防波堤が伸びて、つながっちゃったのだそうです。

画像現在では、その防波堤の上の道路が広げられ、さらにその防波堤の中ほどにマリーナが設けられています。

加えてまた、フェリーの突堤もクロスするカタチで連結して、元々島であった部分など、ハテ、どこのことカイナ、、、という感じです。

画像城壁のあちらこちらに砲台があり、大砲が海に向かって筒口を。

で、スペイン艦隊対エリザベス1世時代の大英帝国海軍の名残か、と、一瞬思ったのですが。

ガイドさんは、こちらの無知を笑いました。

画像「よく見てください。砲は、骨董的価値のある古い時代のそれではありません。
第二次世界大戦時のモノです。
当時のドイツ海軍に向けて設置されていたのです」。

言われてみれば、確かに砲身は真新しかったです。

画像だいぶ日は翳ってきました。出港予定は午後8時。ラストテンダーは午後7時45分です。そろそろ帰船しなくっちゃ。

城からほど近いテンダーの乗り場へ向かっていたら、なんと、埠頭は大行列。長〜い列が、遠くから確認できました。近づいたら、1,000人は並んでいたでしょうか。皆さん、「センチュリー」の乗客です。

画像行列の尻っぽに並びました。こんなにたくさんの人。しかもさっぱり列は進みません。いったい、船に戻るまでに、どれくらい時間がかかるのでしょうか。

通りかかったクルーに尋ねました。「、、、大丈夫です。十分時間はあります」。笑顔を作って話しますが、説得力がありません。

画像当然、周囲から、さまざまに質問が飛びます。
怒りの声も混じります。
「どうしてそんなに時間がかかるの?」
「予定時間に出港できるの?」
「メインシーティングだけれども、食事は遅れても今日は特別に入れてくれるの?」
などと、、、。

画像尋ねながら、どの乗客も天を仰いだり、肩をすくめたり。
乗船までの長い待ち時間と空腹我慢?を、すっかり覚悟した風情でした。

ところが、ところが。ものの10分もたたないうちに、行列がドンドン進み始めました。
「え、どうして?」「どうなってるの?」

画像建物の影で見えなかった埠頭が見え始めて、やっとナゾが解けました。
地元の大型観光船が、テンダーボートに代わって乗客の渡船を助けていたのです。

一度に300人から400人も乗り込めそうな船を借り上げてピストン輸送。見る見る行列は短くなっていきます。

画像埠頭についたら、船長がいました。幹部航海士たちも。船長は陣頭指揮のため、上陸していたのです。
みんな、短くなる「大行列」に、ホッとした表情でした。
後でわかったのです。
テンダーのスタッフたちの、あまりお上手でない操縦が原因の一つだったのですね。また、帰船乗客たちが夕刻に集中して、下手な操縦のテンダー数隻だけでは、さばききれなかったのでした。

船に帰って、この夜のドレスコード、インフォーマルに着替えて。
ダイニングでメニューを見ていたら、船長の謝罪のアナウンスが流れ始めました。

画像「今回の不始末に対し、各キャビンごとに100ドル、最終チェックから差し引かせていただきます」。

「どうぞ、引き続き、残り少ない日数ですが、セレブリティのセンチュリーをお楽しみください」。

画像歓声こそおきませんでしたが、拍手がダイニングいっぱいに。みんな、ニッコニコ。

たとえ100ドルとはいえ、「儲かった!」、と、チョッピリうれしかったのではないでしょうか。
同時に、セレブリティの良心を垣間見た、そんな100ドルでもあったような気がします。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
テンダーボートってあんまり好きではないんです。
別にトラブルにあったわけではないのですが 乗り降りが危険ですし 波があるとひどく揺れて気分が悪くなってしまうのです。
ですから岸壁についてくれるとほっとします。
長い行列が進まないとイライラなさったでしょう。

hiroshiさんが旅行予定に「チャネル諸島」と書いてあるのを見てどこだかわからずに 調べたらなんとフランス側にあり なんでこの島がイギリス領なのか不思議に思っていましたがやっと理由がわかりました。
みえこ
2007/09/28 18:57
hiroshiさん みえこさんも〜 こんばんは〜

ヴィクトル・ユゴーの家・コーネット城観光でしたか? 楽しそうな様子ですよ〜
お花も綺麗! 菊と下はガーベラ? 違うかな?

砲台は第二次世界大戦時の物でしたか?
私にはこの間の出来事が第二次世界大戦ですわ〜トホホ〜です。
3,400人も乗れる大型観光船借り上げて〜だと何だか変です。センチュリーの乗客は何人なのかな〜?皆乗れてしまう! 接岸はどうして?
疑問で眠れなくなりそう〜 ハハハ〜〜

そうして100ドルでしたか? ラッキー♪
たえこ
2007/09/28 19:54
やぁ、やぁ、みえこさん、ようこそ、ようこそ!

ご出発前のお忙しい中、お訪ねいただいてハッピー!です。
見たこともないカメラを新しくお買い求めになって、藤原さんのお荷物はさらに増えたのでしょうか。重い荷物を抱え、写真撮影に奮闘されるお姿を想像して、頭の下がる思いです。

テンダー、私もあまり好きではありません。外国船の場合は乗客数が多いから、下船に時間がかかるので。
チャネル諸島は、今回のクルーズに参加することを決めるまで、私も知りませんでした。英国は現役時代に縁があったので歴史や地理は承知しているつもりだったのですが。ガーンジー島だけは、ユゴーの逃避先として知ってはいました。しかし、どこにあるのかは、アイ・ドント・ノー! お恥ずかしい状態だったのです。
この書込み、そろそろ終わって新しいモノをと考えています。このクルーズ記では、みえこさんのおかげで、大分、新しいことを勉強しました。ケルトのことを書き込め!のお言葉で、生半可だった持ち前の知識に、結構、新しいことを学び加えました。ありがとうございました。
hiroshi
2007/09/28 20:13
やぁ、やぁ、たえこさん、ようこそ、ようこそ!

アハハハ〜。書き方が変ですね。3,400人は、3千4百人ではなく、三百人から四百人ぐらい、、、というつもりデス。蟻が十匹、十匹! アリガ、トウでございます。早速、訂正します。
ちなみに、センチュリーの乗客数は千八百人。乗組員は九百人弱と言っていました。非番のクルー、乗客合わせて、千五百人から二千人ぐらいが、夕方5時から6時ごろに集中したのではないですかね? あの大行列は。多分、観光船の借り上げ代金プラス907室×100ドル=9万ドルと、たった夕刻1時間余りで、1500万円〜2000万円の利益が「パー」になったのでは? あの船長、社長に叱られなかったかと気になっております。
ご疑問はお解けになったでしょうか? 女性は、眠らないとお肌に影響しますよ!! どうぞ、今夜はゆっくりお休みください。
おかげで、こちらも、文章の不備を教えていただけて、ウレチイ〜! です。
みえこさんにも書いたのですが、今度は、このブログをどう使うか、困っています。次のクルーズまではまだ間があるし。仕方がないので陸旅でも書こうかなどと、、、。悩んでいます。
hiroshi
2007/09/28 20:40
100ドルの理由はこうだったのですね。
とても良心的な船ですね。旅先での計らい、嬉しいです。
綺麗な青空の写真と、歴史や建造物の説明、とても一つ一つ丁寧に教えて下さるので物凄く勉強になります。こんな教科書だったら、もっと勉強したのにな〜〜。
地理の勉強も出来て嬉しいです(ほら、なんてったって、本州なのに、新しい島にしちゃう人ですから、私)
空路、陸の旅の旅行記も是非読ませて頂きたいです。
切望致します!!
murmur1
2007/09/28 21:58
やぁ、やぁ、murmur1さん、ようこそ、ようこそ!

ウ、フフ、、、。思わず、思い出し笑いです。murmur1さんは、文章の書き方もお上手。本州を新しい島にしちゃったあの記事を、思い出すたびにニンマリです。
あとで思ったのですが、こういうのを「白壁の微瑕」というのでしょうね。「珠に瑕」と言い直してもいいですが、ブログを拝見すると優しく繊細な感覚、感情に溢れ、どこにも弱点がないと思える頭脳明晰な女性ドクターにも、地理はまったくダメ?、というオモシロイ現象があることを知って、失礼ながら大変微笑ましく思えました。
次から何を書くか、の話ですが、murmur1さんのように、なにげない日常の中で、読み手の皆さんの心を揺さぶるほどの文才、心のひだの繊細さは、こちらは持ち合わせていないもので、ホントに迷います。
と、お返事を書いていて、ちょっと閃きました。ハレクラニ、バウアー。知っている方は知っているが、知らない方はご存じない、、、。そんな、ハワイやヴェネツィア、ヨーロッパの街々や海、運河の話を書きますかね。ウン、しばらくはお茶をニゴす、手立てが少し見えてきました。おかげさま、です!
hiroshi
2007/09/28 22:49
hiroshiさんのハワイ!!読みたいです。
ヴェネチアも〜。バウアー。沢山有りますよ!!
全部読みたいです。お願いします。
nurnur1
2007/09/28 23:32
murmur1さん、お早うございます。
昨夜は、11時過ぎに寝てしまって失礼しました!

果たして読んでいただけるような、面白いものになるかどうかは別として、昨夜は、おかげで、少し手立てがみえてきました。
ご存知のように、3カ月余り前にブログを始めたばかりです。で、これまではクルーズを絵日記のように日替わりで書けば良かったので楽だったですが、ここ最近まで、話のネタが尽きたらどうするかなど、まったく考えていませんでした。バカですね!

hiroshi
2007/09/29 10:49

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