潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 西カリブ海クルーズ〜ミケランジェロ?

<<   作成日時 : 2008/05/10 09:24   >>

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牛は豚の2倍。

何の話かって? ダイニングのハナシです。
乗客定員2,600人プラス乗組員1,100人、合わせて3,700人の、メガ・シップ「グランド・プリンセス」船内で、1日当たりに胃袋に飲み込まれる「消費量」の対比。

やはり、好みは、ポーク・チョップやスペア・リブ派よりも、ロースト・ビーフやステーキ派の方が多い、ということでしょうか。船内新聞「プリンセス・パター」に載っていました。
 
画像

牛肉は900キロ余りに対し、豚肉はその半分、なのだとか。
ことのついでに、野菜は1,100キロ余り、フルーツは3,000キロ余り。フルーツにいたっては、乗客一人平均、1キロ近くも1日ごとに胃袋に飲み込む、という計算になりますよね。ホントカイナ。。。と、思ってしまうほどの、ビックリする数字です。

画像消費するのは、この船の3つのダイニングと2つのレストラン、1つのブッフェ、1つのハンバーガーショップ、1つのピッツェリア(ピザ・ショップ)。

レストラン2つは要テーブル・チャージ、つまり有料のそれで、プリンセス・クルーズ船、ほぼ共通の名を持つ、イタリアン・トラットリア「サバティーニ」とステーキ・ハウス「スターリング」。

ダイニング3つは、もちろん無料で、名前は「ミケランジェロ」、「ダ・ビンチ」、「ボッティチェリ」。ご存知、イタリアはルネッサンス期の、画壇の巨匠たちの名をとっています。

画像うち、こちらがファースト・シーティングの常席にしていたのが、「ミケランジェロ・ダイニング・ルーム」。最上段写真の壁画の近くのテーブルでした。

3巨匠の名をとっているのだから、ダイニングの壁面はすべて、その巨匠の作品の模写作品が掲げられているのだと、当初は思っていました。が。。。

違っていました。
ご覧の最上段写真の壁画は、ご存知の方はご存知のごとく、システィーナ礼拝堂の天井を飾ったり、有名な彫刻「ダヴィテ像」をフィレンツェに残したあの天才、ミケランジェロ・ブオナロッティとは縁もゆかりもありません。

画像そうでしょ?
なんでこんな、有名な別の天才の絵が、ミケランジェロという名のダイニングを飾るの? 不思議ですよね。

で、聞いてみました。メートル・ド・テルに。

答〜この船のダイニングは、イタリア画壇のルネッサンス期の作家たちの作品に絞って雰囲気づくりを図っているが、個々のダイニングの名前は象徴であって、特別、内装を、この天才に絞って創りあげているわけではない。ダイニングの名前は3人だが、引用しているあの時代の画家たちのカズは、もっともっと数多い。
〜と、こんなニュアンスの答でした。

参考までに添えた、上から2番目の写真。
ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵のラファエロ・サンティ作「アルバの聖母」。そっくりでは、ありませんかぁ。最上段写真の壁画と。

「アルバの聖母」の中の、幼児洗礼者聖ヨハネの抱える十字架の杖に手を添える幼いイエス・キリストの、手の握りの中の十字架を、聖母画右下に描かれている花のない3本のユリに成り変えて、花を咲かせてチェンジしてある。。。そんな、ラファエロ作品のアレンジ画、イメージ拝借壁画、でした。


画像聖母の画家、ラファエロ。

わが相棒の好きな画家で、わが家では、この聖母画ではなく、相棒の好きな「小椅子の聖母」の、模写画が居間に飾ってあります。横目、流し目でこちらを見るまなざしが、なんともこ惑的(コ惑、の「コ」が入っていないんですね、PCに。引き付け、惑わすネットの世界なのに。。。たった今まで、知りませんでした)でエロチシズム満点。そう思うのは、こちらだけ? それともオトコは皆さん、オンナジ?

画像

同じように「ミケランジェロ」ダイニングには、どこからどう眺めても、レオナルド・ダ・ビンチ作の有名な、ルーブルとロンドン・ナショナル・ギャラリーにそれぞれ、少しデザインを変えて描かれた計2枚の絵がある、「岩窟の聖母」の逆バージョン風な壁画も。

画像逆バージョン風。どんななのか? 

ホンモノの2枚の「岩窟の聖母」の中ではともに、左上部、岩の陰、岩窟の出入り口のはるか遠くに、平原が見えます。
船のダイニングの壁画では、その平原の中に聖母子や洗礼者ヨハネ、大天使ウリエルがいて、ホンモノの絵の平原が見える位置とほぼ似たような位置に、岩窟の入り口が見える。そんな、感じの壁画でした。
これは、残念ながら写真に撮りませんでしたけれども。

画像誰がデザインを考えたのか知りませんが、それぞれ、面白いのですね。イタリアの生んだルネッサンス期の巨匠たちの作品を、巧みにアレンジして、壁画に仕立ててあるわけです。かなりの美術通が、面白おかしく遊びながら、あるいは何らかの意図を持って、この意味、分かるか? と、乗客にクイズを出しているような感じ。

最初に挙げた、ラファエロの「アルバの聖母」のように、一見してすぐにわかるものもあれば、ウ〜ン、と考え込むものも。解明不能な作品もいっぱいにありました。
こちらの美術の知識の薄さのせい、もあったのでしょうが。

画像プリンセスの船のダイニング・ルーム。

日本生まれのダイヤモンドでは、ルネッサンスの巨匠たちの名ではなく、「インターナショナル」「サンタ・フェ」「パシフィック・ムーン」「ビバルディ」と、あまり統一感はありませんでした。調べてみると、同じ長崎建造のサファイヤ・プリンセスも、ダイニングはダイヤモンドと同じ名のようです。

画像

2枚上の写真の、風船のテーブル周り写真までは、「ミケランジェロ」での撮影です。

以下の写真は、有料のステーキ・ハウス「スターリング」の入り口や店内。ステーキハウスを象徴するように、入り口に馬の鞍が2基据えられていて、ホンモノそっくりにロデオを楽しめるような仕掛けになっていました。

画像ハナシを戻して。

グランド・プリンセスは、1998年建造。2004年、日本の長崎生まれの両船よりも、古い船です。

なのにプリンセス・クルーズは、最近の新しい船のダイニング・ルームはすべて、古い船、グランド・プリンセスのダイニングの名に合わせるかのように、ルネッサンス期の巨匠たちの名に統一し始めているようです。

一昨年就航のクラウンも、昨年に就航したエメラルドも、今秋に登場するルビーも、すべてダイニングは「ダ・ビンチ」「ミケランジェロ」「ボッティチェリ」。グランド・プリンセスを、全クルーズ・シップの、デザインの基本として設定したのでしょうか。

画像それは、それで結構なのですが。
少し不思議な気が、しないでもありません。

ダ・ビンチ、ミケランジェロとくれば、普通ならば、ラファエロ、ではないですか? 年代的にも近いし、ルネッサンス期の三巨匠、というならば。なぜラファエロ・ダイニングがなく、ボッティチェリなのか?

ことのついでに、なぜ、ヴェネツィア派が入っていないのか? ジョルジオーネやティッツィアーノという名のダイニング・ルームがあっても、イイのではないのか。個人的な思いです。

画像そうです。こちらはヴェネツィア派が好きなもので。。。

下らぬハナシですか? そうですよね。
実は、こんな話題で、ディナー・テーブルでハナシが弾んだ夜もありまして。

ダ・ビンチとミケランジェロと、どちらが好きか。
「モナリザ」はいいが、筋肉モリモリ派は苦手だ、とか。彫刻では彼の右に出るものはいない、とか。

結構、これがまた、楽しかったのです〜〜。格好の、ダイニングでの話題提供の、壁画群でした。

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コメント(10件)

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hiroshiさん、おじゃましま〜す。

>牛は豚の2倍
そうですか。日本でも関西の方は肉といえば牛と仰いますが、欧米の方が肉を食べるというと、やっぱりステーキというイメージです。
でも、はっきり数字で表されるとへ〜って感じで面白いですね。
そういう私は豚肉派ですが。

コ惑って、「蠱惑」でしたっけ?
やはり日本語は漢字を書かないと意味が通じない言葉も多いですね。パソコンに入ってない文字はまだまだ多く、仕事でも困ることが多いのですが、それ以前に、パソコンでものを書くことが多くなるにつれ、漢字が書けなく(思いつかなく)なっていることに恐れを感じます。最初からたいしたこともない頭がどんどん退化していっているようで。。。

それにしても、
>オトコは皆さん、オンナジ?
そうなんですか?これは忘れないように頭の中にしっかり記憶しておかなくては…_〆(.. )メモメモ(笑)
まゆき
2008/05/10 12:51
やぁ、やぁ、まゆきさん、ようこそ、ようこそ!

今日はお休みですか? あ、そう言えば、naoさんのところで、だったかな、イヤ、ご自身のブログで、でしたか、お書きになっていましたね。今週は1日おきに休みであると。で、早くもお訪ねいただいて、誠にハッピー!ってモンです。アリガトウギザイマス。

>そういう私は豚肉派ですが。

まゆきさんチのカレーは、すると豚肉ですね。わが家もそうです。で、肉じゃがは? これは、わが家は牛肉です。学生時代からの友人で、豚肉派がいましてネ、肉じゃがに牛肉を使うなど邪道だと。いまだに、時折、逢うと論争になります。

「蠱惑」、あるんですか?! どうやっても出てきません。わがPCは。貴重な文字、コピーさせていただきました。〈待てよ、コピー出来るということは、わがPCにも、あるはずデスヨね?)。勉強します。パソコンでの文字書き忘れ。ホントに凄まじいですよね。こちらはもう、諦めました。任せっぱなしでス。







hiroshi
2008/05/10 13:26
〜上から続く〜

流し目の威力。多分、オトコは皆、同じではないでしょうか。こちらは、若いころからあれに弱く、「ゾクゾクする」って良く言うでしょ? いまだに、背中がこそばゆくなります。あんな目の、どこかの犬に、散歩途中で出会っただけで。ホントにいるんですよ、偶に。流し目をする犬が。ひょっとすると、あの「まゆぽん」だってするんじゃぁ、ないですかね。まだ10分ほどしか、何度もクリックしてからかった経験はないので目にしたことはありませんが。いつか、じっくりと30分くらい、観察してミタイデス。
hiroshi
2008/05/10 13:26
hiroshiさん こんちわッ

雨がシトシトです。 午前にお買い物しておいて良かったです。

格調高い壁画のお話は 流石にhiroshiさんの守備範囲 冴えた頭脳に耳を(目ですか?)そばだてて魅入りました。
サフアイァ等と随分内装が違うのですね!
格調高いんですね!!

>ダイニング3つは「ミケランジェロ」、「ダ・ビンチ」、「ボッティチェリ」。ご存知、イタリアはルネッサンス期の、画壇の巨匠たちの名をとっています。
そうでしたか? 名前の通り、美味しいディナーでしたか?
お船では、とっても美味しいと思えるディナーが少ない私です。

サファイァの有料レストラン「サバティーニ」だけは覚えています。行ってないのですよ〜 行かれましたか?お味は如何でしたか?
たえこ
2008/05/10 15:06
やぁ、やぁ、たえこさん、ようこそ!

雨が降って寒い天気になりました。でありながら週末は雑用が多く、チトうんざりです。ようやく解放されて帰宅しましたが、明日もまた、雑用が続きそうです。

>サフアイァ等と随分内装が違うのですね!
格調高いんですね!!

サファイヤ・プリンセスは、残念ながら乗ったことがないんですよ。たえこさんご夫妻はお乗りになりましたね。そんな感じですか?
こちらは、姉妹船のダイヤモンドは乗ったことがありますが、今回乗ったグランドよりも、ダイヤモンドの方がゆったりとした印象でした。サファイヤはダイヤモンドとほとんど同じと聞いていますので、多分、サファイヤの方がゆったりとして、格調高かったのではないでしょうか? 多分、そう思います。グランドは、それほどの船ではなかったような。むしろ、たえこさんご夫妻が今回お乗りになったセレブリティの船の方が、格調の高さでは上だろうと思います。






hiroshi
2008/05/10 19:51
〜上から続く〜

食事は、たえこさんがお感じになっているとおりです。同じですネ。うまい時もあれば、量の多さにウンザリすることも。日本船は、そういう意味では、日本人に合った料理ですのでいいのかな、と。日本郵船のクリスタルが、外国の航路を行く船では一番かもしれませんね。

サバティーニは、今回は行きませんでした。ダイヤモンドで一度行ったきりです。テーブルチャージがもったいないですから。ダイニングで食べれはタダですから(根が貧乏人根性?で、困ったものです。アハハ、デス)

もともと味覚音痴ですので、モッタイナイが、いつも、どの船に乗っても先に立って、有料レストランはなかなか行く機会がないです。お恥ずかしい!

たえこさんの、新しい旅行記、なかなか素晴らしいですね。前回や前々回のクルーズ分を拝見したのですが、新しい写真も入っているのでは? 楽しませてイタダキマシタ、アリガトウゴザイマシタァ〜!!
hiroshi
2008/05/10 19:54
hiroshiさん、再びおじゃましま〜す。

「蠱惑」という文字ですが、今回私は「goo辞書」で検索して、出てきた文字をコピペしました。
IMEパッドの手書き機能を使うこともよくありますが、マウスで文字を書くのが面倒ですね。

そうそう、我が家はカレーも肉じゃがも豚肉です。カレーはビーフもポークもチキンも市民権がありますが、肉じゃがは、やはり皆さん好みがかたよっていて論争が起こるようですね。

それと、まゆぽんと遊んでくださっているのですか?ありがとうございます。
あの子、俳句は詠みますが、まだ流し目をするのは見たことがありません。もしご覧になったら、また教えて下さいね〜。
まゆき
2008/05/10 22:01
hiroshiさん、今晩は。

今日は1日雨で、小寒い日でしたね。
先ほど買い物から帰ってきました。

僕もダイアモンドではインフォーマルの時、サンタ・フェやパシフィック・ムーンで2〜3回
食事を楽しみました。
メニューは何とか読めても、その料理味付けの内容が判らず、頼んでいたような気がします。
なので、気軽に楽しめるホライズン・コートに朝・昼・夜とよく通っていました。
しかし、アメリカ人好みの味付けの濃さ、しょっぱくて油っこくて7日目くらいには、日本食が恋しくなってきました。

御飯に赤だしそして、漬物でといった感じです。

日本食が好きな人の長期クルーズは、やはり日本船が人気になりますよね。
ワールドクルーズが超人気の訳ですね!
nao
2008/05/10 22:05
まゆきさん、今晩は。ようこそ、ようこそ!!

まゆぽんとは、良く遊ぶんですよ。そうそう、俳句を読みますね。あまり早くクリックしすぎると「まだ!」と叱られたりシテイマス。今日も10分ほど遊んだンですが、まだ流し目はしません。まゆきさんのブログで彼女(? それともオトコ?)の存在を知って、こちらも、とブログバーツで利用する寸前まで行ったことがあるんですが、あの5種の動物の中ではやはり犬が一番好きで、犬にすればまゆきさんまゆぽんとイメージが一緒になってしまうので、諦めました。で、時々、お訪ねして遊んでいます。面白いですね。すねたり、無視したりシマス。カワイイですね。

肉じゃがは、そうですか、まゆきさんチもポークですかぁ。残念。
「蠱惑」、ありがとうございました。記事も直そうかと覆ったんですが、ト書きめいた部分も手入れしなきゃならないなど面倒なのでやめました。しかし、あの聖母像、大変にコケティッシュだと思いません? ローマの、パン屋のお嬢さんをモデルにしたとか何とか、謂れもあるようですが、好きですねぇ。あの聖母のモデルの女性。。。


hiroshi
2008/05/10 22:26
naoさん、今晩は。ようこそ、ようこそ!!

ほんとに。今日はいやな天気だったですね。雨と寒さで。

そうですか、naoさんのご利用になった時は、日本語のメニューは用意してなかったですか? ダイヤモンド・プリンセスでは、こちらはトレーを持っての空きテーブル探しが苦手なもので、夕食はほとんど、パシフィック・ムーンを利用していました。で、頼むと日本語を書き添えたメニューを持ってきてくれました。
そういえば、naoさんのご乗船時、日本人の彼女たちが乗っていなかったとお書きだったですね。そのため、だったのですかね?

船で長期クルーズになると、食事はやはり日本船がいいですね。量も日本人にあっていますし、お茶漬けサラサラ、などということも、頼めば出来ますし。

あ、そういえば、ダイヤモンド・プリンセスでは、おかゆを食べたことがあります。パシフィック・ムーンで。荒れたタスマン海で船酔いで食欲がなくなって。米をボイルしてオートミル風にと説明したらば、キチンとそのとおりに作ってくれて、塩を振りかけて食べました。なかなかうまかったです!!
hiroshi
2008/05/10 22:43

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