潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS ボルガ河クルーズ〜出港

<<   作成日時 : 2008/08/02 00:15   >>

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何にもなかったです。
出港時のセレモニーは。セイルアウェイ・パーティーはなし。
岸辺の風景も、出港間もなくロシアの緑の大地、森林風景に。天井の低いアパート群はすぐに姿を消し、別荘(ダーチャ)が点在する広大な森の風景にとって代わりました。手付かずの大森林の中の、自然と一体になったダーチャのある風景。それはそれでとても美しく、風景の中に飛び込んでみたいと思ったほど魅力的でした。

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海を行くクルーズ船。
日本船ならば、プロムナード・デッキで銅鑼がなってテープが配られて。外国船ならば、リド・デッキのプール周りで賑やかに生バンドが演奏してビールやソフトドリンクが配られて。あ〜、最近のカジュアル・クラス船では有料制になった船が多いですが。

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出港風景も、海のクルーズ船ならば、船の移動にともなって景観を変える美しい港と、高く低くクルクルと飛びながら追尾してくるカモメ、などと、情緒たっぷりなのですが。。。

ボルガ河を行くリバークルーズ船は、音もなく、知らせる合図もなく、出港しました。おまけに、そぼ降る雨の中での出港となって。思いに浸る景色もムードもありませんでした。静かに、ただ静かに。アンカーを引き揚げる音も、エンジン音も振動もほとんどありません。波による揺れはもちろんなし。
ヨーロッパの低いプラットホームを発車する電車と同じ。ベルもアナウンスも無くいつの間にか動き出していて、ドラマ性ゼロ。穏やかな静かな、おぼろげな出港風景。海とはひと味もふた味も違っていました。
時計を見たら、6月10日午後6時過ぎ、でした。

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離岸風景も、岸壁を離れるのではなく、右舷を接していた別のクルーズ船からの離脱です。以前にこのブログに書き留めたように、リバークルーズ船は3隻並列に接舷していて、順次交代しながら、出港の早い順に流れの中央寄りにと停泊場所を入れ替わっているのです。つい先ほどまで隣り合っていたクルーズ船の窓が、次第に遠ざかります。離れる船に向かって、さきほどまで接していた船の乗組員が笑顔で手を振っていました。

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やがて対岸、モスクワからの下り専用の河港前を通り過ぎて、完成して間のない高速道路の橋の下を通過。モスクワまでの間の、唯一、河をまたぐ大橋だそうです。離れたばかりの港から川下、サンクト・ペテルブルグ中心街やフィンランド湾方向へ向かえば、深夜だけに開く跳ね橋の下をくぐる橋の場所は結構多いのだそうですが。

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サンクト・ペテルブルグの上り用河港は、街の中心から離れたネヴァ川の上流にあるため、動き出すと間もなく、30分ほどで視界から川岸の街並みが消えました。やがて見えてきたのは、濃い緑の郊外の、住宅とダーチャの混在する風景。それも途絶えて、1時間ほどで緑の森林風景にとって代わりました。最上段の写真です。

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船長主催のウェルカム・カクテル・パーティーが始まったのは午後6時半過ぎ。
5Fのスカイ・ラウンジのソファーだけでは乗客が座りきれないため、折りたたみ椅子がずらり並べられた中で、船長と女性副船長、ホテル部門チーフマネージャー、船医がそろって挨拶。カクテルやソフト・ドリンクを手に、初めて乗客すべてが一堂にそろい、船の各部門の責任者たちや主要スタッフと顔を合わせました。賑やかで楽しいパーティーの始まりでした。

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引き続き、午後8時からダンス・タイム・ミュージック。同じ会場で。

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今日は、小学生の絵日記風です。いえ、うまい、下手のハナシではないんです。時空間をキチンと追って紹介するのが、小学生風なのだそうです。友人からの受け売りですが。
で、小学生風。技術的には多分、向こうの方がウマイ。こちらは、遠く及ばないかもしれません。

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ホントに、ドラマ性ゼロ、気持ちの高揚するような場面はまったくない、良く言えば静かで落ち着いた、穏やかな船出でした。
だから写真も、見るべきものはありません。白夜だから、深夜でも写真が撮れるのに。面白い被写体はありませんでした。

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感嘆したことが一つだけ。ラトガ湖のハナシです。
サンクト・ペテルブルグがナチス・ドイツ軍に包囲された第二次世界大戦当時の真冬。凍結した湖面をトラックが走って、ペテルスブルグ住民たちの命をつなぐ食糧を運び込んだという、その湖は、四方どこにも岸辺が見えない、海とみまがうほどの広大さでした。

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もう一つ、楽しかったのは、船内のショップの女の子二人、カーシャとチーシャにいち早く、冗談を交わす親しい関係になったこと。何しろかわいいですから。。。ロシアの女の子は、20代初めまではほっそりとしていてスタイルも良く、ほんとに可愛いですヨね。それを過ぎると、一転してたくましく、肉付き豊かになる方が多いですが。

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あ、いえ、こちらではありません。親しくなったのは。残念ながら。
こちらは、写真係り兼執事代わりに過ぎません。親しくなったのはわが相棒の方です。歳が祖母と孫ほども離れているのに、ハナシが合うなんて。精神年齢が幼いのでしょうね、相棒は。そして、彼女たちは、その名前をふたり合わせて、「カチューシャ」です。別の乗組員が笑いながら教えてくれました。なるほど。カーシャとチーシャ、カチューシャですか。

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二人とも日本式に言えば成人式を終えたばかりの年齢。個人情報に触れてなんですが、うち写真の右、カーシャは、クルーズ中にちょうど20歳を迎えました。

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この日から翌日にかけてのクルーズ日程は、ネヴァ河→ラドガ湖→スヴィール河→マンドローガ着。
地図では赤〇(St.Petersburg、サンクト・ペテルブルグ)から赤■(Mandroga、マンドローガ)まで。
航行距離は約200キロ。マンドローガ着は約17時間後、翌日、6月11日午前中の予定。

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そして、マンドローガ着直前に、モスクワまでの17の水門のうちの最初の水門、スヴィール河下流水門をアップ。上昇してロックを越える予定。写真のボルガ〜バルト海縦断面水路図で見ると、海抜約1メートルの河港の水面からマンドローガで16・8メートル地点へ上昇、移動する。




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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshi さん   おっはよう〜(^-^)/
八月ですねエ〜

静かな出発でしたか? 海もそうですから驚きません。 美しい景色が有ればイイのです!
日本船のテープ乱舞は外国船に無いのは何故?
理由が有るかしら?ごみに成るから?チョット大げさな見送りは子供? 博識のhiroshi さん!

>小学生の絵日記風です。時空間をキチンと追って紹介するのが、小学生風なのだそうです。友人からの受け売りですが。

"/(;-_-) イテテ・・・ 私の事だわい!
ブログ通信簿貰いましたら、同じ評価でした。・゚゚・(ノ_ё)エーン
 
>カーシャとチーシャ、カチューシャですか。
奥様はロシア語?英語? 外国の人とお話出来る! そんな旅出来たらしあわせ〜〜 イイナア~~
たえこ
2008/08/02 10:51
たえこさん、こんにちは〜(^-^)/

たえこさんのコメント覧でコピーして貼り付けてみました。どうですか〜(^-^)/

>静かな出発でしたか? 海もそうですから驚きません。 美しい景色が有ればイイのです!

そうですね。美しい景色があればそれでいい。いいお言葉ですね。海のクルーズでは、外国船でもセイルアウェイ・セレモニーがありますよね。河では何にもなかったです。出港する時は。

あ、言葉不足でした。小学生の絵日記の話。友人らによると、あれは、わかりやすくていいのだそうです。が、たえこさんのブログはそうではアリマセンヨネ。わが友人らによると、たえこさんのブログはとてもいいのだそうです。写真がキレイで明るくて、見ていて楽しいのだとか。比べて、こちらは文字ばかり多くて月とすっぽんとけなされました。

ブログ通信簿なんてあるんですか? それは、一度見てみたいですね。多分、こちらの評価は最悪でしょうが。

hiroshi
2008/08/02 14:04
セイルアウエイの華やかさは日本船独特のものではないのでしょうか?
でもパーティは外国船がいいですね。でもリバークルーズは一度は行きたいと夢を見ています。その前に地中海に行くことが先決ですが・・・
藤原雄一郎
2008/08/02 20:39
藤原さん、今晩は。

>セイルアウエイの華やかさは日本船独特のものではないのでしょうか?

おっしゃるとおりですね。
クルーズなどまったく知らなかった1970年代初め、仕事でバリ島〜シンガポール間を客船で2泊3日かけて移動したことがあるんですが(初めて客船に乗りました)その時、昨今の日本船のように銅鑼が鳴りテープ投げがありました。オーシャンライナー時代の残滓を引きずって、定期航路は運行されていたのですね。オーシャンライナーの世界は映画で見知っていたので当時はまったく違和感はなかったのですが。あの時代、きっと、いくら定期航路路線といっても、前世紀の遺物的な珍しい現象だったのでしょうね。もちろん、あの航路は間もなく消えてしまったのでしょうし。
地中海、残念ですね。藤原さんの目でご覧になるアドリア海やエーゲ海、西地中海の港と船の組み合わせの風景を拝見したかったです。
hiroshi
2008/08/02 21:35
hiroshiさん、おはようございます。

私、ちょっと勘違いしてました。というか知らないだけなんですが。
リバークルーズって、ひたすら河を航行していくのかと思っていましたが、湖も通って行くんですね〜。地図を載せていただいたので、良くわかりました。

売店の雰囲気が、またレトロな感じでいいですね。マトリョーシカもたくさんありそう。
奥様、旅先でもどんどん仲良くなれる社交的な方なんですね。素敵です。hiroshiさんも写真係なんて書いてらっしゃいますが、ホントは誰とでもお話されそうな気がするんですが、、、
きっと、お2人でいらっしゃる時は、一歩引いて、奥様に任せていらっしゃるのでしょうか。
まゆき
2008/08/03 11:50
まゆきさん、こんにちは。

リバークルーズのハナシですが、ひたすら河ばかりを行くのが、やはり本当のリバークルーズのようですよ。まゆきさんの思っていらっしゃryとおりらしいです。ラシイデス、というのはほかの川クルーズに行ったことがなく、ホンで読んだ程度の知識しかないからですが。
湖を加えて長い距離をクルーズするのは、ロシアの河川とオランダ、ベルギー一帯だけのようです。ロシアにいたっては、今回のボルガもそうですが、人工の湖さえ通ります。20世紀はじめまでに川や湖を結んで輸送運搬ルートを造った、そのルートを通るのが今回のリバークルーズですので。

>売店の雰囲気が、またレトロな感じでいいですね。マトリョーシカもたくさんありそう。

ホント、そうでした。古い旅館の売店かどこか温泉液の鉄道のキオスクのようで。マトリョーシカ、いろんあ種類の写真を撮っていますので、いつか乗せたいと思っています。
二人で行くときは一歩引いて。。。いえいえ、自動詞と他動詞は大変な違いデス。引かされている、ダケデシテ。怖くて。アハハ、です。
hiroshi
2008/08/03 14:17

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