潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS ボルガ河クルーズ〜水門へ

<<   作成日時 : 2008/08/07 11:45   >>

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目覚めると、まばゆいほどの光に溢れていました。
キャビンの遮光カーテンを開けると、青空と青い流れと、光をいっぱいに浴びた樹林帯と。岸辺の樹林帯は、多彩な緑に溢れていました。

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カナディアン・メープルの、若葉のころ、紅葉のころの美しさを自慢とするカナダ政府は昔、自分の国の大地で育つ木々の、その緑色の種類のカズの統計をとったことがあるそうです。昔々、まだ仕事をしていたころに聞いたハナシで、もうすっかり、結果の数字は、「…ン千種」程度しか憶えていませんが。。。

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その結果の数字は、カナダへ日本人観光客を誘うCMや雑誌広告などで、日本でも使われていました。
そして、そのCMのバックには、カナディアン・ロッキーにある有名な、あの緑青色の美しく神秘的な湖の脇に建つ、これまた有名な、湖と同じ名の「城」という冠詞を持つホテルが使われ、まだあの地を訪ねたことのなかった当時、激しくあこがれたのを未だに覚えています。

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あのカナダの大地の緑色の種類に勝るとも劣らない。そんな、さまざまな緑色が目に飛び込んできました。
時折、貨物船とすれ違います。浅瀬あり、の告知なのでしょうか。それとも何か別の合図か。。。時折、昇り旗のような標識にも出会います。

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青い空には、キラキラと陽の光。前日夜の、小ぬか雨のような出港日の風景は、ウソのように様変わりしていました。

悠久の大地を行く。まさに、そんな言葉がピッタリのクルーズです。

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船は既にラドガ湖を通過し、スヴィール河に入っていました。
河は、細くなったり太くなったり、場所によってその幅を変えますが、目測、600〜800メートルくらいでしょうか。川幅いっぱいに水をたたえ、悠々と流れていきます。

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水の色は、黒に近い、深い紺色。後で船のスタッフから聞いたのですが、溶け込む鉄分とマグネシウム分が多いのだそうです。色が濃い分、逆光になると水面の反射率が高くなるのか、太陽の光が前方から差し込む位置に船の位置が変わると、水面は真っ白に見えます。

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時折、貨物船とすれ違います。ロシア船がほとんど。
河の貨物船も、リバークルーズ船同様、海のそれに比べて高さはあまりなく、船体は低く長いのですね。これまで思わなかったのですが、イメージは平らで長くスマートで、比べると、海のそれはずんぐり、むっくりに思えるようにさえ、なりました。

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そろそろ、水門が近づいてきたようです。4F船首のパノラマ・バーでは、ビールやコーヒーを飲みながらロック通過のひと時を楽しもうという人々で、混み始めてきました。

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午前9時20分、モスクワまで通過する17個の水門のうちのトップ・バッター、「スヴィール河下流水門(Lower Svir lock)に到着。前方に、ゲートが見えてきました。これから通過するのに待機中なのでしょうか。それとも、いま通り終わったばかりなのでしょうか。右手に1隻、停泊しているリバークルーズ船が見えます。

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そのリバークルーズ船の横を通過。無数のカモメが飛び交っていました。サカナの群れがいるのでしょうか。

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ゲートが間近に迫ってきました。ロックの幅は20メートル足らずでしょうか。コンクリート造りの閘室の高さは17〜18メートルぐらい。
手元の資料を調べてみると、水位差(rise)による上下移動は、プラス(上へ)14.3メートル。だそうです。

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船首のオープン・デッキ。もう、乗客で混雑。

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まだパナマ運河通過体験も、英国のロックのある運河を巡るナローボート体験もありません。
で、ロックの通過は人生、初体験。好奇心むき出しで、カメラ2台、ビデオ・カメラ1台を首に、良くアメリカの風刺漫画で譬えられるとおりの「ニッポンジン、ここにあり!」風漫画チックなスタイルで、船内を駆け回っています。

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鉄製のゲート、右半分。さすがにでかい。点検や補修で人が上り下りするハシゴ部分をご覧ください。大きさがご想像いただけます。

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閘室へ入って、なお、ゆっくり前進。

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上流側のゲートが見えてきました。上流側ゲートの向こう側のポンド(pound、流れ)の、川底の位置の延長線にあたるのでしょうか。コンクリートののり面がゲートの下に見えます。

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振り返ると、後部のゲートが閉まりつつありました。カメラ2機を首に、ビデオ・カメラを右手に、百メートル走並に船尾へダッシュ!!

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ゲートの上のブリッジ上に、小さく作業をする人々の姿が。ビデオ・カメラの映像を、思いっきり拡大側へ。拡大率100xなので、画像は思いっきり粗くなりました。

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やがて、水が流れ込んできました。上流のポンドから引き込まれた水は、片側10個、カケル両側、2倍で、計20個の注水口へ。うち右舷、船尾側、ナンバー2の注水口がこちらです。

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あの、最上部まで船は上昇する予定なのでしょう。同じナンバー2の上部。

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以上、ロック通過の前編。前編というからには、後編を準備しています。

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上は、ロックの縦断面の図解です。

また写真について。撮影時は、「ウン、やった。モノにした」、などと悦に入っていたのですが。
こうして振り返って見ると、あまりいい写真は撮っていなかったですね。
腕です。やっぱり。
未熟です。残念ですが。。。

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泣き言になりますが、もう少し、ドラマチックな物語性のある、ルポ並の画像をと、頭の中には絵コンテまで準備して「ロック通過初体験」紀行を、覚え書に残すつもりでいたのですが。。。う〜ん、残念。

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
シルクロードの旅を興味深く読ませていただきました。
日本人でこんな遠くまで出かける人は珍しいのではないでしょうか。
漢民族にひれ伏せさせて統治しているのでしょうが いずれ難しくなるのではないでしょうか?

日本の川には水門なんてありませんよね。
雨の水は当然のごとく山から海へ流れていきますが ボルガ川の水門は何のためにあるのでしょう?
パナマ運河は太平洋と大西洋の水位が違うからだとわかりますが ボルガ川にはなぜ14メートルもの水位の差があるのでしょう。
これってかなり幼稚な質問なんでしょうか?
何でもご存知なhiroshi先生 よろしくお願いいたします。
みえこ
2008/08/07 16:35
みえこさん、こんばんは。
トマト、おいしそうですね。太陽の光をいっぱいに浴びた真っ赤なトマトを召し上がる贅沢な暮らしを楽しんでらっしゃるのですね。
シルクロード、面白い旅でした。最近ではユー○シ○とかワー○ドとか、あまり一般的ではないコースを組む中規模の旅行会社でも、年に何回かだけパッケージを組んでいるようですね。9年前は個人旅行で、少しシンドイ思いもしましたけれども。
>これってかなり幼稚な質問なんでしょうか?
何でもご存知なhiroshi先生 よろしくお願いいたします。
またまた、みえこさん、アホですからおだてに乗ってその気になっちゃうではナイデスカ(笑)。結論から言えば、パナマと同じでないですか? バルト海へ流れ込むネヴァ川、スヴィール川などの水系と、ボルガ河本流が流れる台地との間で高低差が100mほどあるそうです。その両者を人造湖を作るなどして結んでいるそうで、要は、船が山登りしなければモスクワまで行けない寸法です。だからまだ15個の残る水門を昇り、1個の水門を下がります。
hiroshi
2008/08/07 19:59
hiroshi さ〜ん  ( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪ 一番煎じ? クッククク~~

緑多い河をゆったりクルーズの様子はやはり良いです。
陸旅での移動は大概バスですから〜
何時も居眠りしてた様な? 
船では居眠りなんてする事は無いから〜 やはり良いです♪

>ドラマチックな物語性のある、ルポ並の画像をと、頭の中には絵コンテまで準備して「ロック通過初体験」紀行を

閘門通過の様子が良くわかるルポです。
素直に読ませて戴けましたよ〜〜
画像はビデオのが有ると流石に呑気な私でも判りますから〜〜

>絵コンテまで準備・・・
サッスガぁ〜 頭の中が見たいです。
私など何も頭の中に無いで〜 写すだけでいっぱいの頭脳です。(´-ノo-`)ボソッ...
たえこ
URL
2008/08/07 20:55
やぁやぁ,たえこさん,コンバン。゚(゚^ヮ^゚)゜。〜。

二番煎じ↑ です。エヘヘヘヘ。
そうですね。船は、海はもちろん、川でもゆっくり出来ていいですね。居眠りなどなし、眠くなったらキャビンへ戻って本格的に眠り込めますから。

>画像はビデオのが有ると流石に呑気な私でも判りますから〜〜

サスガ〜。ビデオの静止画あり、は、ハナからお見通しなのですね。
それにしても、カメラ2台を首に、ビデオカメラを右手に、走り回っている日本人の初老のオトコは、あちらの国の乗組員から見るとマンガチックで面白かったでしょうね、きっと。
絵コンテ。そうなんです。前夜にベッドで、メモ帳に本当に描いていたのです。簡単な絵ですが。まさか、それを持って走ったりはしなかったですけれども。しかし、まったくそのようには撮れませんでした。結果的に。

頭の中ですか? ご覧になります? だいぶ毛髪は薄くなりましたが、まだ残っています。黒髪半分、白髪半分、つむじは中央にあって左巻きです〜〜。
hiroshi
2008/08/07 21:17
hiroshiさん、こんばんわぁヾ(*^▽^*)〃

わぁ〜、水門の通過ですね。
ワクワクするなぁ。
水門は思ったより深く感じますね。パナマ運河に比べて幅が狭いからでしょうか。
海の船に比べて小さなリバークルーズ船でも、迫力の画像ですね!とっても臨場感があります。

>カメラ2機を首に、ビデオ・カメラを右手に、百メートル走並に船尾へダッシュ!!

凄い凄い!でもお気持ちはよ〜くわかります。私だってきっと同じように走り回るでしょうね。
あ〜水門や運河を船で通航してみたい。

後半、固唾を呑んでお待ちしています!
まゆき
2008/08/09 00:35
まゆきさん、 おはようございますヽ(^O^)ノ

はい。カメラ2台、ビデオカメラと一緒に、幅1m余りしかないリバークルーズ船のデッキを駆け回りました。途中、見物している乗客が数多くいらっしゃいますし、「100m走並」は言葉のあやで、気持ちだけはそうだったんですが、とても、とても、思うとおりに動け回れなかったのが残念でした。ま、それよりも何よりも、写真撮影技術(カメラの構え方、構図の決め方などすべて9の下手さを痛感したのが、この、水門通過場面でした。まだまだ勉強が必要です。グスン。

>あ〜水門や運河を船で通航してみたい。

確かに。海とはまったく違ったクルーズでした。まゆきさんあらば、もっと素晴らしい写真をお撮りにあると思います。こちらも、まゆきさんのリバークルーズの写真を見てみたい〜〜。
hiroshi
2008/08/09 09:39
hiroshi さん  オバンデス

グルジアの南オセチア自治州大変な事に成りましたね。
阿覧関は北オセチアですよね? でも心配ですね!
安保理も 理事国の合意を得られずですって?

オリンピックの前途も何かイヤナ予感。
やわらちゃんも負けたし "<(××)>" 
たえこ
2008/08/09 21:14
たえこさん、こんばんは。

>グルジアの南オセチア自治州大変な事に成りましたね。
阿覧関は北オセチアですよね? でも心配ですね!

ホントに〜。ついに爆発しちゃったデスネ。時間の問題であったのかもしれませんが。阿覧関は、そのとおり、北オセチアです。南も北も、同じオセット人、アラン人の土地ですヨね。南の方は、北と一緒に一つの国になりたいのは当然でしょうね。旧ソ連によって、同じ民族が住んでいた土地をムリヤリ2つに分けられたようなものですから。このまま戦争状態に本格的に突入すれば、北オセチアも火の粉をかぶるかも。阿覧関も心配でしょう。きっと。何とか、これ以上に戦火が拡大しないように、彼のためにも祈っています。

オリンピック。やわらちゃん、残念だったデスネ。サッカーも、男子も女子もパッとしませんし。ホントに嫌な雲行きですね〜〜。

hroshi
2008/08/09 21:30
hiroshiさん、今晩は。

今回の画像は興味深く拝見いたしました。
大河を航行するリバークルーズの船首からの画像に見とれてしまいました。

多くの貨物船とすれ違うということは、この川は物流になくてはならない存在なんですね!

上りと下りでは燃費に大きく差が出そうですね!



nap
2008/08/09 23:48
naoさん、お早うゴザイマス〜Ч(*^▽^*)/♪

いま、たえこさんを見習って顔文字に凝っています。面白いですね〜〜。
>多くの貨物船とすれ違うということは、この川は物流になくてはならない存在なんですね!
おっしゃるとおり!! 途中、人工の運河やダムも結構あります。水運のために19世紀から20世紀初頭にかけて造られたのですね。このあと、クルーズ中に通過するんですが、700の村々がダムの底に沈んだ人工湖、ここでは、教会の高い尖塔だけが未だに残っていて水の上に突き出ており、その横をクルーズ船が行くのですが、そういう場所もあります。
以前はロシア国内の貨物船のみしか通していなかったのですが、国際協約で、最近ではどちらの国の船にも基本的に開放されているようです。が、ほとんどロシア船しかみかけませんでしたけれども。船は、バルト海からカスピ海、黒海、さらにその黒海を経てドナウやラインなどともつながり、船だけでヨーロッパ中をいける仕組みになっています。
>上りと下りでは燃費に大きく差が出そうですね!
そうか。そういうことは考えもしませんでした。さすがnaoさん!

hiroshi
2008/08/10 09:07
hiroshiさん、今日は。

>ここでは、教会の高い尖塔だけが未だに残っていて水の上に突き出ており、その横をクルーズ船が行くのですが、そういう場所もあります。

そうなんですか!何年か?何十年?か前は、その土地に住む人々の普段の生活があったわけですね。その土地のシンボル的教会の尖塔だけが水面に突き出ているのを見るとなんともいえず当時の町か村の姿を想像してしまいます。

変な話なのですが、僕は廃墟を見るのが好きなんです。その建物も「当時は賑わい、人々が語らった場所」だったんだなと想像すると、そこだけが、時間が止まっいる感じがして・・・・
当時の立派な建物の姿も想像してしまいます。
変ですね〜〜〜



nao
2008/08/10 18:22
やぁやぁ、naoさん、コンバン(゚^ヮ^゚)

>そうなんですか!何年か?何十年?か前は、その土地に住む人々の普段の生活があったわけですね。

確かに。村々はすでに水の底で何もありませんが、教会の尖塔は崩れかけながらもなお、すっきりと水面から突き出しており、リバークルーズ船の最上階デッキから見ていても、眺め上げるくらいでした。

そうなんですか!? 廃墟が。自分も、廃墟までいきませんが、中世のころまで何百年か繁栄し続けた昔の街並を眺めたり歩いたりするのが大好きです。ヴェネツィア好きの理由も、実はそれが結構大きいんです。
イタリアは、そういう意味だと面白いですヨ。ローマ時代の遺跡が数多くあるのはご存知でしょうが、あれは古過ぎてちょっと廃墟と言うイメージから遠いデスヨネ。というものの、ポンペイやエルコラーノ、ベネヴェントなど歩いてみるとそこそこ、面白いですし。世界遺産のマテーラやシラクーサ、ティヴォリ、ペンテダッティーロ、ボッツオーリーなどは廃墟のイメージが色濃くあります。naoさん、いつかイタリアをお訪ねになってください。お好みの街が数多いですよ。きっと。
hiroshi
2008/08/10 20:08

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