潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS ボルガ河クルーズ〜3隻同時、ボルガ本流水門

<<   作成日時 : 2008/11/20 21:24   >>

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今回のボルガ河クルーズ。
以前に「覚え書」に書き留めたように、日本の旅行会社が主催したパッケージ・ツアーでした。

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ウグリチの街から眺めた水門入り口。正面のボルガ河に向かって左手から伸びてきている林の向こう側が、水門への入り口。船は、正面の川下流方向へ向かって出発して、林の陰の入り口で左舷側へ船首を回頭し、左方向=上流側へ進む。

左の地図では、下にあるのがウグリチの街。小さく緑色の三角に見える場所が、上の写真を撮ったクレムリン(城塞)地区。斜め左上の部分が水門、地図の左側部分が、前回に写真を載せたウグりチ水力発電所。


そして計3旅行社、合計40人ほどの日本人参加者がこのリバークルーズ船、「グルシュコフ」に乗船した、と、前に書き込みました。

個人参加の日本人は、どなたもいらっしゃいませんでした。

で。
主催したその旅行社や、残る日本の旅行社すべても、また「グルシュコフ」を運行するロシアの「オーソドックス(ORTHODOX)社」の日本語HPも、日本語表記では「ボルガ河クルーズ」と紹介しています。このコースのことを。英語やドイツ語では別の言い方ですけれども。

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倣って、こちらも同じタイトルで書き込みを続けていますが、船が実際にボルガ河本流を通行するのは、全航行1500キロ足らずのうちの、ほんのわずか。距離にして6分の1程度。

いま、「覚え書」をまとめているこの区間だけ。残るはすべて、人工の運河かボルガ河の支流、、またはヨーロッパでトップ・ランクに入る巨大湖群です。

ボルガ河下りだけを本格的にしたいのならば、オーソドックス社のHPでも紹介している、モスクワから南下、カスピ海へ入るコースか、河口近くで別の運河経由、ドン川に流れ込んで黒海経由、イスタンブールへ行く方法でしょうか。

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今回、「覚え書」にとどめている水門は、だから、ボルガ河本流では、今回が初めてのロックです。

ボルガ河本流のロックは長さ、幅とも9カ所全部、統一されているのだそうです。
そしてスケールは、これまで通過してきた残る河川の各水門よりも大きくて、全長290メートル、全幅30メートル。

うち、こちらが通ったボルガ本流の水門は計、2カ所。
最初が、前回までご紹介したウグリチの街にある「ウグリチ水門」。大理石で装った凱旋門風なゲートが美しく、ボルガ河の象徴的な水門、なのだそうです。

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地図を見ると、ロック通過時、水門の左手にはウグリチの街と水力発電所のダムが見おろせるハズですが、さすがロシア、背の高い木々の、原野のような広い林が水門の周りを取り囲んでいて、緑以外は何にも見えませんでした。

乗った「グルシュコフ」は全長129.1メートル、全幅16.7メートル。こちらが閘室に入った後、水門にはさらに、2隻が追随して入室してきました。横並びで列を作ったのが後部デッキで見られましたから、その2船の全幅は15メートル未満。でないと、30メートル幅のロックに入れない計算になります。

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次いで通ったのは、人造湖「ウグリチ湖(英語表記ではウグリチ貯水池)」を100キロほど上流に遡った場所にあるデュブナ水門。凱旋門風のゲートこそなく、上部に屋根のない門柱風な造りでしたが、残る部分はすべて双子のように、同じつくりでした。そして、追随してきた同じ2船とまた一緒に、ロック入り、水位上昇、水門離脱を繰り返しました。

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で、今回、載せている写真は、両水門での写真の、合作。
凱旋門風ゲートのある方がウグリチ水門。水位上昇のため激しく前部水門から激流が流れ込んでいる写真が、デュブナ水門です。写真で見ると、陽射の翳りの角度にわずかな違いがあり、白夜期とはいえ、陽の傾きは進んでいることがわかります。

ウグリチでのロック通過は午後2時ごろ、水位上昇は11メートル。対するデュブナでのそれは午後9時ごろ、同じく11メートル。

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人工的に作られたボルガ部分ですから、沈み行く教会など、湖底に飲み込まれた村々の片鱗をとどめる場所は、あちら、こちらに。デュブナ水門の後、モスクワ運河へと船は進むのですが、同じ光景はうら寂しく物悲しく、眺めるこちらの心に響いてきました。

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うち、最も有名なのが、望遠レンズに付け替えて写真を何枚も撮った「カリャージン」の沈み行く教会。カリャージン村はその後、高台に移って教会も新しく建てられたそうですが、どれがそうなのか。陸地には小さな村と教会が結構あり、結局、わかりませんでした。

カリャージンの教会は、いまでは観光地となっているのか、周囲に土盛りされて島のようになり代わり、望遠鏡で覗くと、観光客やヨット、ボートが見えました。

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いつか書きましたが、こちらもリビンスク貯水池などと同じく、人工のダムが造られる前は、夏場の渇水期など、水はくるぶしぐらいしかなかった場所も。
「♪エイ、こーら。も一つおまけに、えい、こーら」。例の「ボルガの舟歌」が歌われた場所の一つ。乗組員は船から下りて、また近くの村人たちも加わって、ボルガ河の両岸からロープで船を引き登った場所なのだそうです。

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ダムのお陰でそんな苦心、苦労などなくなっていて、以下、無関係なハナシですが。。。

我々が通ったときは雪解け、氷解けの一番水量豊かな時期であったそうで、周囲の森林の堆積腐葉土から抜け出したタンニンが水の流れを染めて、ボルガ本流の水の色は紅茶色、番茶色に。船尾で尾を引く航跡は赤と白、黒に近い紺色に混じり合って、染まっては戻って、また染まって、を繰り返していました。

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コメント(12件)

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hiroshiさん  こんにちは~*<(*^-')ノ

ヴォルガ川の本流クルーズは短い?ふ〜ん!成る程です。 日本人にはボルガと言う響きはロシヤ民謡を連想で旅心を掻き立てる素晴らしい言葉です。

前後に何隻も航行して30メートルのロック川幅をすれ違うのは無理、互い譲り合うルールで運営。
それぞれの船同士のお客さんの目線は同じ高さ! 素晴らしいでしょうね〜 ワクワクします。

又「グルシュコフ」は全長129.1メートル
サファイアプリンセスが290メートルですから〜以外と長いのですよね?

湖底に沈んだ村・教会・ 船をロープで「えんやこら♪」船を引いたんですか? 勝手にロマンチックに想像してますが〜 歴史の谷間には悲惨な事がかいま見えますね!
でも〜湖畔の景色はすばらしいです。お上手です。やはり 行きたいかな?
たえこ
2008/11/21 15:50
hiroshiさん。たえこさん(*´・Д・)ノチワァ♪

hiroshiさんの素敵なボルガ河で、たえこさん、今度はロシアかな。

「グルシュコフ」の長さもたえこさんのサファイアプリンセスの長さとの比較で感じがつかめます。

船会社のHPに行き、船室が狭いと書かれたの分かります。

この景色・空気感に身を置き1500キロ(長〜いのは分かりますが、東京からどれくらい〜)をノンビリと、陸旅では入り込むのが難しい景色の中に、楽ーに運んでくれるんですから〜
mayumi
2008/11/21 16:58
hiroshiさんのブログの表紙。
セレブリティの船ですね。
3年前ミレニアムに乗り、1旅行社ツアー客30名以上の大所帯!
いろんな方が乗り合わせますが、OPをツアー会社に参加しなければ、クルーズって自由度高く、会が出来ること無かったのですが。
ツアー客同士の共通項の話題が出来たのです・・・これが

で、ブログに書ける位ですが・・
私ブログデビュー出来ません

たえこさんのHP・hirosiさんのブログ見るに付けそんなめっそうもない事

最初からブログ訪問だけのつもりでしたが、たえこさんにコメント書く楽しさ教えて頂き、hiroshiさんの格式高いブログで、世界史のお勉強までさせて頂き充分です{%ブロっくまありがとう
mayumi
2008/11/21 17:01
やぁやぁ、たえこさん、今晩は

そうですね! おっしゃるとおり。ボルガと言う言葉は、日本人の心を何となくくすぐりますよね。 ロシア民謡のイメージのせいですかね。「ボルガの舟歌」とかの。が、まだ、たった一度しか行ったことがない身で、少々生意気ですが、いらっしゃるならば、ぜひ、スイートのキャビンを。いつかも書きましたが、部屋の狭さは、涙がこぼれそうなほどです。後は不満はありませんが、あれだけは何とかならないものかと。

写真、たえこ先生の足元に一歩でも近づきたいと表いますが、まだまだですね。あの、たった1秒とはいえ、素晴らしい動画を拝見すると、天性の才能というか、直観力というか、そういう力を感じ、こちらはトホホ、でした。
hiroshi
2008/11/21 20:08
やぁやぁ、mayumiさん、今晩は

そうなんですか? ブログ、お始めになるんじゃなかったのですか? これはまた、早とちりで失礼しました。
自分も実は、昨年の5月までは、ブログなどは難しいもの、お若い方々専用のものだと思っていて、やってみようなどとはつゆだに思いませんでした。が、実は、たえこさんと、もうおひとかた、たえこさんのブログ上のお嬢さま??でらっしゃるmurmur1先生に、クルーズの藤原さんさんのサイトの掲示板にクルーズ談議を書き込んでいるうちに、背中を押されて始めちゃったんです。始めてみると、案外、簡単でした。そして面白い。ヘタクソなブログに、たとえばmayumiさんのように、お訪ねいただいた皆さんから、批評やコメントを頂戴するのもまた、とても愉快なんですね。で、嵌っちゃった、というわけです。



hiroshi
2008/11/21 20:17
〜上から続く〜

>hiroshiさんのブログの表紙。
セレブリティの船ですね。
3年前ミレニアムに乗り。。。

なるほど、それがミレニアム会の始まりですか? 3年前のミレニアム、しかも参加者30人以上とおっしゃると、冬場のカリブではなく、地中海・エーゲ海ですね。なぜ、あの年のあの船の巡ったコースを知っているのか? あのころ、実は西地中海を船に乗ってみたくて、ミレニアムも候補の1船に挙げて研究しました。結局別の船にしましたけれども。で、知っているんです。

表紙に載せているのは、昨年5月のセンチュリーです。あの時初めてセレブリティの船に乗りました。アムステルダム発着のスコットランド、アイルランドを巡るクルーズで、写真は、シェルブールから近いチャネル諸島、ガーンジー島のセント・ピーターポートの沖合で錨泊中の船を港から撮ったものです。

いやぁ、mayumiさんの楽しいブログが拝見できるのかと、楽しみに思ったのですが。。。チョイ、残念でした〜〜。
hiroshi
2008/11/21 20:18
hiroshiさん (○´∀`)ノおはようございます!

今回の写真で、特に最初のほうの何枚かで、船の大きさが感覚的によくわかります。水門通過を見学している人々が舳先に並んでいたり、6枚目の写真のようにデッキに立っている人を後ろから写した写真は、船の大きさを把握するのにとてもわかりやすいです
数値的に言えば、金沢港で一度だけ見た「SPIRIT OF OCEANUS」 という船が全長89.7m×幅15.31mだそうで、「グルシュコフ」は長さが1.5倍ぐらいありますね。要するに、自分が今まで見た数少ない船との比較で、「グルシュコフ」の大きさを想像しようと思っているわけですが、何となくわかってきました
ホテルが海上を航行しているような大型客船は、波が穏かだと船に乗っていることを忘れてしまうこともあるくらいですが、それに比べて、デッキに立つと海面まで手が届きそうに思われるほどのこの船は、いかにも船に乗っていると実感できそうですね。
まゆき
2008/11/22 11:05
もうちょっと、続きます。

>周囲の森林の堆積腐葉土から抜け出したタンニンが水の流れを染めて、ボルガ本流の水の色は紅茶色、番茶色に

なるほどこの水の色はいったい?と驚いていましたが、そういう理由があったのですね。
海水の色が場所によって、深いブルーだったり透明だったりと違うのはわかっていましたが、この色はちょっと極端だなと思っていました。ベトナムクルーズに行った時のダナンの港の茶色く濁った海水を思い出しましたが、あの時は台風通過後の川の泥水が海まで流れ込んでいたのでした。
まゆき
2008/11/22 11:06
やぁやぁ、まゆきさん、今晩は

ちょっと出かけていまして、お返事が遅れました。ゴメン、御免、です。

>水門通過を見学している人々が舳先に並んでいたり、6枚目の写真のようにデッキに立っている人を後ろから写した写真は、船の大きさを把握するのにとてもわかりやすいです

なるほど、なるほど。これまでそんなことを考えもせずシャッターを切っていました。今回の写真も、偶然の所産です。そうか。なるほど、いい勉強をさせていただきました。さすが、若先生。お教え、感謝、感謝です。

タンニンのハナシ。少し断定調に過ぎましたねぇ〜〜。いや、実際は、ボルガ河の水の色の成分分析を乗船中にしたわけではないので、分からないのです。けど、一般的には、タンインが溶け出して紅茶色、というかスコッチ・ウィスキーのような色になるケースが、世界の川では多いんですよね。

hiroshi
2008/11/22 20:37
〜上から続く〜

オセアニアクルーズの途中で立ち寄ったタスマニア島でも見ましたし、スコットランドでも見た経験があります。

まだ訪ねたことがないので見たことはないのですが、アマゾン川の有名な支流、ネグロ(日本語で黒?ですか)川の水の色も、タンニンが主成分だそうですね。透明な紅茶色、ウーロン茶色なので汚いわけではありませんが、何となく気持ちは悪いですよね。ま、赤い葡萄の皮に多く含まれていて、赤ワインのうまさ、コクを作る元、とも言われますから、悪いものではないのでしょうが。

そうですか? ダナンの港の海の色は、台風が来ると濁りが海にまで流れ出すのですか? きっと、その際には、山の森の栄養豊富な養分も海に溶け出しているのでしょうね。
hiroshi
2008/11/22 20:38
hiroshiさん、今晩は

水門に入る二隻の船の間は、一体どの位の間隔が空いているのでしょうか?
ギリギリ

船長&航海士の素晴らしい操舵技術です!
トヨタの高級車セル○オやクラ○ンのように、赤外線センサーでも付いているわけでもないでしょう〜〜

お見事です
nao
2008/11/26 02:03
やぁやぁ、naoさん、おはようございます。

大変ですね。遅くまでお疲れさま。お書き込みの時間を拝見して驚いています。お仕事、大変なんですね。釈迦に説法ですが、お体、第一。こちらのブログなどに無理にお付き合いになる必要はありませんよ。ゆっくり、体を休めてください。

>船長&航海士の素晴らしい操舵技術です!
トヨタの高級車セル○オやクラ○ンのように、赤外線センサーでも付いているわけでもないでしょう〜

はい、そのとおり。ず〜〜っと見ていたのですが、入閘するまでの時間はほとんどかかりませんでした。スーっと入ってきて、ピタリ、とまっていました。慣れ、なんですかね? たいした技術だと感心しました。
hiroshi
2008/11/26 09:09

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