潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS ボルガ河クルーズ〜偶然、クレムリンで。

<<   作成日時 : 2008/12/21 22:54   >>

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ボルガ河クルーズの「覚え書」。再開します。
と言っても、書く事はもう、ほとんどないのですけれども。

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モスクワ川から眺めたクレムリンの城壁。ウスペンスキー大聖堂などロシア正教の中枢部の聖堂群の尖塔がまぶしい。

来年の話をすれば大笑いする鬼が、その前に、鼻で笑って、小馬鹿にするに違いない。半年も前のリバー・クルーズの記録を、来年に持ち越しなどすれば。きっと。
で、何とか年内に終えたい。

そういうことで、台湾のハナシの続きは、、、
。。。といっても、これも、たいした話があるわけではないのですけれども。。。
これはまだ1週間足らず「昔」のハナシだから、年を越しても、鬼は苦笑いして、許してくれるのではなかろうか。そう思いまして。。。

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同じくモスクワ川から眺めたクレムリンの城壁。クレムリンの中央部に見える建物はグラノヴィータヤ宮殿。教会を除くと、唯一残る、イワン大帝時代の建物。

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モスクワ。
この街を訪れたどなたも、かならず訪ねるポイント。
「クレムリン」は、そういう場所、でしょうね。

もちろん、こちらも訪ねました。

クレムリン。

たかが、城砦、の意ですよね。
知ってはいても、「クレムリン」の言葉は、どことなく怖い。おどろおどろしい。緊張する。そんな感じがします。

たかが「城砦」程度のロシア語に、神経をピリピリさせたり、腰の刀か、はたまたフトコロの拳銃の所在を確認したくなる。それほど、アドレナリン沸騰、緊張、気をつけーぇ、の気持ちになるのは、東西冷戦時代を知る我々世代、中高年の素朴な感情ではないでしょうか。

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観光客用のメインゲート、荷物預かり所のある白いクタフィヤ塔と、クレムリンの望楼の中では最も高いトロイツカヤ塔。

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正面は、観光客用のもう一つの出入り口、ボロヴィツカヤ塔。右手はロシアの工芸品などを展示する歴史博物館「武器庫」と「ダイヤモンド庫」。

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クレムリンと旧市街を隔てる城壁。左手が旧市街、右手はクレムリン。トロイツカヤ塔からの眺め。右手の建物は兵器庫。


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左手は旧ソ連時代に共産党大会や中央委員会総会が開かれたクレムリン大会宮殿。正面はトロイツカヤ塔。

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レーニン、スターリン時代以来、旧ソビエト、続くロシアの首脳が住み続けている官舎。思いのほか、造りは質素だ。

少なくとも自分は、この日朝、間違いなくピリピリしていました。訪ねるのは、こわ〜い旧ソビエト連邦の象徴の場所、でしたから。

で、かなりの覚悟で、ツアー参加者の末尾に連なってゲートをくぐったのです。

が、予想外にあっけなく。
肩透かしを食ったような思いでした。

クレムリンの内は、ごくごくありふれた、静かで落ち着いた東欧の石畳の雰囲気の、教会と低い建物に囲まれた、広場と大通りがあるだけの場所でした。見た目だけの光景で、独裁政治、自由のない生活など、今も「怖さ」が残っているのか、そうでないのか。そこまでは見極めがつきませんし、わかりませんでしたが。

黄色い外観の背丈の低いビルと白い外壁の教会、緑の影濃い針葉樹の林と小さな花が咲き乱れるかわいい広場。
イタリア人が作ったといわれる赤い城壁の中は、やさしいイメージさえ与えてくれる、予想外のエリアでした。

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左手の黄色い外壁の建物は歴史博物館「武器庫」と「ダイヤモンド庫」。内部は撮影禁止。右手はモスクワ川。

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モスクワ川沿いの城壁内は緑豊かな公園となっていた。

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この城壁内の建物や広場で、思いがけなく、お二人の有名人にお逢いしました。
いや、お逢いしたのはお一人で、もうお一人は、遠くから拝見した、というのが正確です。

遠くから、お姿を見た方。。。

今月上旬、新聞に一つの記事が載りました。

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ロシア帝国時代の国教大聖堂であり、現在のロシアの最高権威の教会でもあるウスペンスキー大聖堂。こちらで、五旬祭のミサが執り行われていた。

画像アレクシー2世が死去 ロシア正教会総主教(12/05 21:01)

 【モスクワ5日共同】インタファクス通信によると、ロシア正教会総主教のアレクシー2世が5日、モスクワ郊外で死去した。79歳。死因などは明らかにされていないが、心臓を患い手術を受けたといわれていた。正教会は6カ月以内に新しい総主教を選出する。

 在位中は旧ソ連崩壊後のロシアの歴代指導者と協調関係を築き、ソ連時代に抑圧された正教会の影響力回復に努めた。対外的にはロシア革命後に亡命した聖職者でつくる在外教会との和解を実現したほか、11世紀に分裂したカトリック教会との対話の道も模索した。


画像 1929年2月、旧ソ連エストニア共和国のタリン生まれ。レニングラード神学大卒。86年レニングラード・ノブゴロド府主教。90年6月にロシア正教会の最高位である第15代の総主教となった。

 ゴルバチョフ時代の89−91年に旧ソ連ロシア共和国人民代議員を務め、93年に当時のエリツィン大統領が最高会議ビルに立てこもった保守派と対立した際に仲介に乗り出すなど政治にも度々かかわった。2000年5月には訪日もした。



画像遠くからお見かけしたのは、この方でした。

訪ねた6月15日は、カトリックの祝祭日と数え方の元となる「暦」が異なるため、カトリックよりもおよそ5週間遅く行われるキリスト教の大きな祝祭「復活祭」に続いて、その50日後に行われる「聖神降臨祭」、別名「五旬祭」の祝祭日でした。


画像「五旬祭」は、旧東ローマ国教会、いわゆるオーソドックスでは、旧西ローマ国教=カトリック、バチカン、の同じ祝祭日の重み、というか、位置づけに勝る、重要な祝祭日。ちょっとややこしい言い方ですが、ロシア正教ではかなり重要な祝祭日でした。

で、この日はロシア正教の総本山ともいうべきウスペンスキー大聖堂で、ミサが執り行われていました。

大聖堂前の「聖堂広場」に我々が入った時、タイミング良くちょうどミサが終わった直後。で、総主教は大聖堂からグラノヴィータヤ宮殿までおよそ30メートル、お歩きになってお帰りになるところでした。


画像広場は、数多い信者たちで取り囲まれ、その中を、祝福を与えながらゆっくりと総主教が歩きます。そして、カトリックの人々にとってのバチカンの「パパ」、法王に勝るとも劣らぬ敬愛と思慕を、信者たちから贈られている風情でした。

さまざまな政治的な思惑もあったのでしょう。エリツィン元大統領と手を結んで、ソビエト崩壊以降、ロシア正教を再びロシア国教の座に返り咲かせた手腕の評価に賛否両論の意見もありますが。。。


画像「国営ロシア通信は11月10日、ローマ法王ベネディクト16世とロシア正教の総主教、アレクシー2世が来年10月末、アゼルバイジャンで予定される宗教指導者の国際会合に際して会談する準備が進められていると伝えた。

カトリック教会と露正教会の指導者が会談したことはなく、実現すれば、1054年のキリスト教東西分裂以来、対立してきたカトリック教会と東方正教会の関係修復に大きな弾みとなりそうだ。


画像ただ、ロシア側にはカトリック教会による旧ソ連地域での布教活動などに警戒心が強く、会談までにはなお曲折が予想される。(モスクワ発)」。



こんな報道記事で見られるとおり、ひょっとすると来年秋、カトリック、オーソドックス両キリスト教会の世紀のビッグ・ニュースになる可能性も秘めた事件の、一方の立役者でもあったわけですよね。


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イワン大帝の鐘楼。

お目にかかったもうお一方は、武器庫・ダイヤモンド庫の見学コースで、しばし一緒に並んで見学し、お話もしました。
こちらは、その方が著名人だとはつゆ知らず。
ご家族で、我々グループと相前後しながら、護衛もガイドもなし。ラフな普段着で、ごく普通に見物なさっていましたし。。。

なんとなく、文科系のこちらと違った、「技術屋」さんの雰囲気はありました。

で、この方と横に並んだ時、こちらは当初、40歳前後に見えるその風貌から、ロシア政府の招待でこの国に入った、日本の機械工業か自動車産業、あるいは先端精密技術業界の若きエリート技術者だと思ったのですね。現役時代の経験から。

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上下ともアルハンゲルスキー聖堂。ロシア皇帝の墓所となっている。

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兵器庫。

途中、この方と目が合いまして。。。
目線が交錯すれば、あいさつするか、お言葉を交わすのが国際的な礼儀、ルール。
ですから、お声かけをしました。

こちら〜「モスクワには、いつ、いらっしゃったんですか?」。
お相手〜「昨日、こちらに着きました」。
こちら〜「今回は、大分お長いお仕事になるんですか?」。〜こちらは、技術屋さんの長期出張だと思っていますから、この質問です。。。
お相手〜「そうですね。はい」。
こちら〜「お住まいは、もうお決まりですか」。
お相手〜「いえ。今はお隣に泊まっていますが。。。」。

お隣は、ロシア政府の賓客や招待客が宿泊出来る特別なホテル。
本来、ここで、その方のお立場を気づくべきだったんですが。。。気づかずに、途中で、相棒も話に割り込んできて、まだしばらく見学しながらのお話を続けて。。。
で、お別れしました。

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巨大過ぎて一度も鳴らされたことのない、世界最大の鐘「鐘の皇帝」。

お別れし、この方とある程度距離が出来た途端、相棒が、それを待ってたかのように。。。

「あの方、どなたか知ってお話、してたの?」。
知らない、と答えたら、「ガハハハハ。そうだと思った」。
で、変なことを口走らないよう、失礼な言葉かけをしないよう、あの方にいささか無礼かもしれないが、途中で話に割り込んだのだとか。

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同じく、一度も発砲されたことのないという「大砲の皇帝」。

ロシア正教の総主教がお亡くなりになった記事が出た当日。

もう一つ、別の記事が新聞に載っていました。
以下の通りです。

【モスクワ発】来年12月にロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に向かうことが決まっている宇宙飛行士の野口聡一さん(43)が5日、モスクワで記者会見し、「1年後にはガガーリンが出発したバイコヌール宇宙基地から出発するのかと思うとワクワクする」と期待を語った。

 ソユーズ宇宙船は今年、着陸トラブルがあったが、野口さんは「前回の搭乗は米スペースシャトル・コロンビアの事故後だった。その時に比べればそれほど心配してません」と話した。

 また同席したバックアップ要員の古川聡さん(44)は「野球でいえばベンチ裏で素振りをしている状態」としつつ、「しっかり訓練を重ねたい」と語った。


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はい。その、野口さんでした。
この件でモスクワ入りされた直後だったんですね。

道理で。目が合ったとき、どこかでお目にかかったことがあるような。。。そんな気がしたんです。

アホですネェ。

が、こんなのんきなハナシは、自分には良くあることで。。。

若いころ新宿のデパートで、ある美術展が開かれて、素晴らしい絵画に近づいて、筆のタッチをみたくて、間近でじっくり拝見していたら、突然、後ろから背中を叩かれました。

何だ、こちらが見ているのに。ワガママな。こちらが見終わってからどうぞ。。。と、言おうと思って後ろを振り返ったら、目の前2〜3メートル先で、当時は皇太子であられた天皇陛下。こちらを見て、相すまぬ、との表情でニコニコ笑っていらっしゃいました。天皇陛下もこちらも、まだ独身のころのハナシです。

お付きの方が親切にも、ご来訪の合図をしてくれたのですね。
もちろん、飛び退って場所をお譲りしました。
昔は、皇室は、現在よりもはるかに身近であったですヨね〜〜。

モスクワでは。
ま、そんなこともあったのです。
 

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
huroshi さん コンバン(^ヮ^)

モスクワはトランジット立ち寄った時の空港の不景気な様子が印象に有りますが〜
今日の画像や観光地のあり様を見せて頂くと美しく平和でとっても宜しいです。

カトリック教会と露正教会の指導者が会談は1054年のキリスト教東西分裂以来の歴史的なでき事!!

そのような事が実現のお話も、我が平凡な空っぽの頭ですが、時代の変化が判りまする。

いろんな方と遭遇の旅でもありましたか?
阿覧 欧虎さん・野口聡一さん・ロシア正教の総主教、アレクシー2世でしたか? 総主教は亡くなられたのは残念でしたね! 歴史的会談はどうなるのでしょうか?
 
今の世界情勢は1寸先はヤミですから〜 
怖い様な様相です。 宗教家だけでも平和に努力していただけたらと願うものです。 ハッハハ~ ごまめの歯ぎしりでした。  


たえこ
2008/12/22 20:26
やぁやぁ、たえこさん、今晩は

>宗教家だけでも平和に努力していただけたらと願うものです。
おっしゃるとおりですね。たえこさんのような気持ちを持つ人が増えていくことこそ大切なのでしょうね。
>いろんな方と遭遇の旅でもありましたか?
そうなんです。いささかプライバシーに触れますのでかけませんが、あとおふたり有名な方にお目にかかりました。別の旅でタレントさんとレストランで遭遇したり、日本船でも、これは多分、まゆきさんの方がお詳しいでしょうが、タレントさん(もちろん出演中の方と違って、プライベートでお乗りになっている)と隣り合わせのテーブルになったりしますが、これだけ数多くの著名人に逢ったのは初めてでした。
来年初夏のアラスカ、HALにするかプリンセスにするかセレブリティにするか迷っています。プリンセスは西カリブで3船目だったのでチョッと、と思ったり。そろそろ決めなければいけないのですが。セレブリティのカフェ・コヴァのエスプレッソも捨てがたいし、HALのエスプレッソも美味いし。。。落ち着いた雰囲気の船が好みなんですが、どうすればいいですかねぇ〜〜。
hiroshi
2008/12/22 21:17
hirishiさんこんにちわ
クレムリンの記事はサッーと読まさせて頂きました。
時期の良い時に行くべきですね
緑が建物に映え豪華さを際立たせてますね。

野口さんがお分かりになった奥様偉いですね
私など帰国しても気付かないでしょう

hiroshiさんはいろんな方と会う星を持っているんですねー
私は客寄せパンダと言われます
atmでも私の後には列が出来てしまう事が多々
電気店をしてた友人からはお店で働いてと言われた事もあります

初夏にアラスカですか。ブログが待ち遠しいです。
どうせならたえこさんと違った船に乗って頂き比較して頂きたいですが・・・アラスカはプリンセスみたいですよねー
mayumi
2008/12/23 16:07
やぁやぁ、mayumiさん、今晩は
いかがでしたお船のクリスマスは? たえこさんに伺いましたが、ご姉妹での、ひょっとするとご姉妹ご夫婦4人でのご乗船だったのですってね。お楽しみになりましたか?
そうですか?「星」ですかね。確かに、お目にかかった有名人は多いですよ。mayumiさん、ATMですぐに後ろに行列、ってのも凄いですね。お金に生涯、ご不自由しないという証明ですよ。うらやましい特技。あやかりたいです。

アラスカ、mayumiさんはもう船をお決めになりましたか? こちらはいま、調べている最中です。憧れのセブンシーズ・マリーナは乗船料金を調べたら、8日間で、一番お安い部屋で、早期割引を適用されてなお5000ドル強です。カーニバルやRCIは同日程で1300ドル〜1500ドルとお安いのですが、出来ればゆったり過ごせる雰囲気の船が。。。となるとプリンセスかセレブリティかHAL。迷いに迷っています。
hiroshi
2008/12/23 20:19

ハックショ~~ン!! 私を呼ばれた気が~~~~

風邪かな? mayumiさんのが移ったかな?

我が家の明日は何もないイブ 

どの船が宜しいかな? と? 
ハイ! 判りません。

参考までに〜
マッキンレー・エクスプレスの「プリンセス・レイル」には「HAL」のロゴ入りの列車も連結されていました。
それぞれサービス競争でしょうか? 親切でした。
どちらが良いかな? 
たえこ
2008/12/23 20:35
たえこさん、今晩は。

迷いますネェ。
アラスカは、実は、こんな考え方もありましてね。
5〜6月にクルーズ。7〜8月に、若いころに憧れた「アラスカ物語」のポイント・バロー(バロー)まで、飛行機乗り継ぎの陸旅を。こらは夏でないと行けない場所ですし。。。その場合は、列車の度はカット。変わりに、バンクーバー辺りから船で往復(北行き、南行きを通しで乗る)。

と、それはともかく、HSLのロゴ入り列車の情報、ありがとうございました。初めて知りました。おかげさま、です。
hiroshi
2008/12/23 20:47
たえこさん、追伸です。

間違いばかりですね。↑

度→旅
HSL→HAL

申し訳ありません。
hiroshi
2008/12/23 20:52

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