潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 「トロイの木馬」〜3女神が発端の英雄戦記

<<   作成日時 : 2009/04/01 22:53   >>

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西トルコ周遊へ。
反時計回りにイスタンブールを発った最初の見どころは、世界遺産「トロイ遺跡」でした。


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遺跡に着くと、麦畑に囲まれた小高い丘の上にある一帯は、桜をはじめ野草たちの花盛りでした。


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『トロイの木馬』。
PC時代を迎えて、そのイメージを引用した「悪玉ウィルス」の一種として、別の意味で時代の寵児にのし上がった「木馬」クン、ですが。。。

おかげで、その木馬が戦争終結への役割を果たすフィナーレで知られる、2700年も昔に創られた英雄叙事詩、本来の物語「トロイ戦争」は、すっかり霞んじゃったんではないでしょうか。ご存知の方が、どんどん少なくなっているようです。

画像で。
簡単に『トロイ戦争』の物語の概略を。

物語の名は「イーリアス」。作ったのは、ギリシャの吟遊詩人ホメロス。ギリシャの多神教時代の物語。

物語の根っ子は、荒っぽく切って捨てれば、日本の神話と同じ。岩戸に隠れた天照大神を外に引き出すお話や、通りかかった神々の末弟が、裸に剥かれた因幡の白兎を助ける、あのお話と。。。

違うだろうって? 
さて。どうでしょうね。

超自然的、超人間的な霊物が存在し、それらが自然界や人文界に、超常現象を発生させると信じる人間の心理から生まれた物語であるところは、同じではないでしょうか。

そしてその結果社会制度や風俗信仰にまで影響を及ぼし、民族の生活や芸術の源泉にまで昇華される。。。日本の神話もギリシャ神話も、根っ子は同じであると、素朴に思います。


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と、小難しいハナシは横に置いて。
お話は、ゼウスを筆頭とするギリシャ神話の神々と人間が同居、登場する、英雄物語です。

比較的に名前が知られている神々や英雄たちの名前だけを表記しながら、簡単に物語を振り返ると〜〜。

ある女神の結婚式に神々たちが招待された。が、一人だけ招待されなかった女神がおり、怒った彼女は結婚式の邪魔をしようと、「一番美しい女神へ」と書いた黄金の林檎1個を会場に投げ入れた。するとゼウスの妻の「権力」を象徴するヘラ「知恵」を象徴するアテナ、「美」を象徴するアフロディーテの3人の女神が、自分の物だとゼウスに訴えた。

誰が一番の美人か。。。
ゼウスはその厄介な裁きを避けるため、トロイアの王子パリスにそれを委ねた。パリスの審判に対して、女神たちは彼に贈り物を与え、取り込もうとする。「権力」と「知恵」と「絶世の美女」とを贈り物に。結局パリスは美女を選んだ。やがて彼はスパルタで夫と幸せな結婚生活を送っていた美しいヘレネを手に入れる。が、この選択が結局、ギリシャとトロイアとの火種となり、トロイア戦争になったのだった。

物語に登場するほかの有名な人物は、アキレス腱のアキレウス、オデュッセウスなど。
そしてオデュッセウスが、長い戦争の決着を目的に思いついた策略が「木馬の計」。
 ギリシア軍はトロイアの城門に、体内に兵士たちを隠した巨大な木馬を置き、帰国したように見せかけた。トロイアの人々はギリシア軍の撤退を信じ、木馬を城内へ運んで勝利を祝った宴の会を。その夜、酔いつぶれたトロイアの人々を、木馬の中に隠れていたギリシア兵士たちが次々に殺戮。トロイア軍は粉砕された。



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この物語を信じて発掘を進めたのが、あの有名なドイツ人牧師の子、シューリマン。
伝説を史実と信じ続けて、およそ140年前、ついに「トロイ遺跡」を発掘してしまうのですね。

画像ヨーロッパ文明の発祥の地の物語です。
で、このハナシはシューリマンだけにとどまらずヨーロッパの人々の間では日本の童話「浦島太郎」か「足柄山の金太郎」ほどに著名で、たいがいの人は子供時代に馴染んでいるそうです。

で、画壇の素材にも数多く使われていますね。
なかでも「パリスの審判」は、著名な画家たちが何人も描き上げています。ルーベンス、ラファエロ、フィリップ・パロット。。。中でも有名なのは、写真のルーカス・クラナッハの作品でしょうか。

遺跡跡には、近年になって造られたモデルの木馬が置かれています。これはまぁ、少し、なんだ、これは。。。という気もする、ほどのものですが。。。



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この日夕方、まだ早い時間に到着したのは、ダーダネルス海峡に面したチャナッカレの真新しいリゾートホテル「KOLIN」。夏場は、青い海を求めてやってくるヨーロッパからのリゾート客で賑わうそうで、海に面して扇型の広いプールがありましたが、周囲には人っ子ひとりいませんでした。

イズタンブールよりも格段に暖かいといってもまだ春はやってきたばかり。
当たり前といえば、当たり前ですか〜〜。
 

下の地図はトロイ遺跡。「トロイの木馬」の物語のころは、すぐ近くまで海がせまっていたのだとか。

戦争で街は破壊され、その後約1200年後、つまりキリストが昇天して間もなくのころ、聖パウロがローマ植民地である一帯をキリスト教の布教に巡った時代には既にこの街は土に埋もれ、新約聖書に出てくるトロイヤの街は、この遺跡から約25キロ離れた場所にあったそうである。








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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshiさん  (*゜ー゜)_ぉは〜ヨ

お花の画像はやっぱり嬉しいです。黄色の花は見たことないですが〜 ピンクの花はアマルフイーやアルベロベッロで野原に咲いて居ました。 実は種をこっそり持ち帰り一度は咲かせましたが翌年は消えました。 
カタツムリを持って帰った人が居ましたが怖い事でした。如何なったかが心配でした。

帰化植物の猛威が怖いですよね〜 でも無くなって残念でしたが〜ホッともしました。
「トロイの木馬」から連想するのがエリザベス・テイラーのクレオパトラの様な気がしますが〜 違うかな?
トルコは本当に遺跡がゴロゴロでエキゾチックな奥深い国です。ゆっくり行きたいですが〜クルーズでは無理ですね。
hiroshiさんの旅の覚書で楽しみますネ~~♪
たえこ
2009/04/02 11:01
たえこさん、おはようございます。

>ピンクの花はアマルフイーやアルベロベッロで野原に咲いて居ました。 実は種をこっそり持ち帰り一度は咲かせましたが翌年は消えました。 

お〜! たえこさんもですか!? 自分も、6月の暑いトレドで、咲き終わったアマポーラのタネがいっぱいについているのを持ち帰ったことが。鉢に撒いたら翌年の初夏に咲いたのですが、怖くなって、その年はタネを取らず、こっそり全滅させました。

>無くなって残念でしたが〜ホッともしました。

これもおんなじ。自分もホッとしました。あはは、です。

こちら一帯のエーゲ海へ、今年の暑い時期にまた、クルーズで行ってくることに決め、申し込みしました。オプショナルには一切参加せず、自分たちだけで勝手にぶらぶらしてくるつもです。例の小間使いの仕事があるもので、もちろん、2週間ほどの短い旅ですが。。。
hiroshi
2009/04/02 11:18
hiroshiさん、今晩は

「トロイの木馬」は、またまた勉強になりました。
以前にもhiroshiさんのブログで書きましたが、お恥ずかしいのですが、P・Cウイルス名でしか知りませんでしたから
nao
2009/04/03 00:12
hiroshiさんこんばんわー

トロイの話、何となく知ってました。伝説が伝説でなかった
娘に聞いたのと・・娘はギリシャ神話とヨーロッパがちょこっと詳しい。
TVで見ました。

mayumi
2009/04/03 01:11
つづき
昨日、屋形船に乗りました。旅好き・クルーズ好きの元気な方々!
アラカン(アラウンド還暦)を過ぎてなおイキイキ
パワーを頂いてきました
トルコは良いよと{%わくわく(チカチカ)hdeco%

皆さん暇と何かが有るからですね。次の旅の話で盛り上がってました。何かとは健康です。

二週間はアラカンの方々は短いのですね。三週間・一か月の単位の旅の話

夫は不参加ですから、私が夫の分まで賑やかしてきました
ご主人の参加出来る日曜日に集まると良いんですがと言って頂きましたが、毎日が日曜の方々は、平日の方が何処も空いてて、いいですものね。
水上バス乗り場は列が出来てましたから、週末は凄い人出でしょうね!

hiroshiさんのアラスカの船はまだ?
その内に正解をカキコします
mayumi
2009/04/03 01:13
naoさん、おはようございます。

またまたバカ長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。長くて面白くもない文章は、どんどんパスしてください。翌日のお仕事に差し支えますから。現役のお忙しい方に申し訳ない限りです。。。困ったものですね。書くことを面白がっているヒマなリタイア世代は。

トロイの木馬。そういうことでした。自分たち高齢世代は、若いころにはPCなどアリマセンでしたから、トロイの木馬と聞くと、こちらしか知りませんでした。だからPCを知って、なるほど、ウマイ名付け方法だと感心したものです。ま、知らなくても良い数多い雑学のひとつなのでしょうね。
hiroshi
2009/04/03 10:28
mayumiさん、おはようございます。

先ほどから、ニタリにたり、微笑みながら(いや、どこかで誰かが見ていたらば、不気味で気持ちの悪いニヤケ顔で)mayumiさんのコメントを拝見していました。ホントに愉快なコメントをお書きになる方ですね〜〜。実に楽しい方でらっしゃって、藤原さんの掲示板やたえこさんのコメント欄でも、mayumiさんのコメントが載っていると、必ず目を止めて拝見するのがクセになってしまいました。ご主人は幸せですね^〜。楽しい奥さまで。

>アラカン(アラウンド還暦)を過ぎてなおイキイキ

あはは。
そうですか? アラカンという言葉があったんですか。とすると、皆さん、hiroshiと年齢的にお仲間くらいでらっしゃるのですね。もっともこちらは、「イキイキ」はイキイキでも、生き生きではなく、もうすぐ「千の風」へ「行き行き」のヨレヨレ。だと思いますが。。。

hiroshi
2009/04/03 10:59
〜上から続く〜

>昨日、屋形船に乗りました。旅好き・クルーズ好きの元気な方々!

例の、クルーズのお仲間の皆さんでしたっけ? お花見ですか? 隅田川を浅草、隅田公園あたりまでいらっしゃると、東側も西側もきれいでしょうね。もう長い間、見たことはありません。水上バスは間違いなく、大混雑でしょうね〜〜。

2週間は、アラカン世代には短いですね。せっかく行くのだから、お高い飛行機代金を払って行っちゃうのだから、短期の滞在ではもったいない。そんな気持ちになります。自分の場合は。ヒマだけは、小間使いさえ終わってしまえば、なくなればあり余るほど豊富に持っていますから。ひま持ち・セレブです。「健康」ではないもう一つのモノはあまり持っていないのが無念ですけれども。
hiroshi
2009/04/03 10:59
hiroshiさん こんばんは〜
やっと今週も終わりました。明日から土日お休みです。連休は嬉しいです〜

今回もとっても勉強になり、また引き込まれるようにトロイの木馬お話を読ませていただきました。最後はやはり、残酷というか悲しいですね。でも、戦争は結局は何もいいことはもたらさないというか。。。

最近は北朝鮮の動きが世間をというか、世界中をにぎわせていますよね〜ほんとに。。。世界中で戦争がなくなる日はくるのでしょうかね。。

でも、少し前のグランドバザールも楽しそうですね。すごいたくさんのスカーフや紅茶などなど。hiroshiさんのように相手との駆け引きを楽しめるようになるには相当熟練した知識とコミュニケーション力が必要ですよね。きっと。
でもほんと一日中いても飽きなさそうです。貧乏っていう言葉を使うトルコ人も面白いですね


あおちゃん
2009/04/04 01:18
おはようございます!

私はトロイの木馬を「ご存知の方」です(笑)
今では、そんなに皆さんに知られていないのですかね〜?でも、ウチの娘も知ってますから、年齢的なものでもなさそうですが。
確か映画化もされたように記憶していますが。。。
そうですか、そんなにマイナーになってしまいましたか。
あの怪しい大きな木馬を、なぜ城壁の中に運び込んでしまったのかしら?とか、木馬の中に潜んでいた兵士たちはどうしてたのか??とか、疑問、興味の尽きない物語ですけどね。

それはそうと、たえこさんへのコメントで書いておられるのを見てしまいましたが、夏にエーゲ海クルーズに行かれるのですね〜〜いいなぁ。今、真っ青の海が浮かんできました(って、行ったこともありませんが^^;)また帰ってこられてからの航海記が楽しみです
まゆき
2009/04/04 09:17
あおちゃん、おはようございます。

一週間、ご苦労さまでした。連休ですか? ゆっくりテニスを楽しめますね。 こちらも、あおちゃんのブログのおかげで少しテニスに興味が出てきました。友人に、若いころから夫婦でテニスを続けているヤツがいるんです。自分たち夫婦も若いころに彼らに熱心に勧められましたが、そのころからつい最近までまったく興味はなかったのですが、わが家の相棒も、ある方から健康維持に絶好だからと勧められて、ある教室へ体験入学することになったようです。ひょっとすると、二人してそのうち、60ン、才の手習い??

北朝鮮、いつ打ち上げるのでしょうね? おっかない国ですね。あの国は!!
hiroshi
2009/04/04 10:34
まゆきさん、おはようございます。

コメントでお書きになっていましたが、いかがですか? その後の体調は? 元気が一番。ですよね。
トロイの木馬。統計があるわけではありませんが、ご存知ない方が増えているような気がします。このツアーで、参加者の中に独身のお嬢さん計3人がいらっしゃったんですが、どなたもご存知ありませんでした。ビックリ。そういえば、娘の中学生と小学生の孫たちも、あの「金太郎」の物語は知らないんですよ。浦島太郎と桃太郎は知っていましたが。物語本を、子供のころにあまり読まないんではないでしょうか。テレビに加えてPC世代の人たちは時間が足りないのでしょうか。

はい。アラスカ・クルーズのあとはアチラへということで申し込みました。しかし、長く家を空けてはおれませんので、短いクルーズです。ご存知の通り、クルーズは昨年6月のボルガ河のリバークルーズを最後にどちらも行っていません。ましてや旅も、こんなにも長い我慢の日数。
まだまだ我慢は続きます。来年の5月まで。ううう。
hiroshi
2009/04/04 10:47

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