潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 「金持って来い」〜世界最古の広告、エフェソス

<<   作成日時 : 2009/04/28 00:05   >>

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遺跡よりも、人が暮らし、働き、食べ、遊んでいる、生きている街が好きなのです。。。


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セルシウス図書館。ローマのアジア州執政官であったセルシウスの息子が、図書館の壁際の下に設けられたセルシウスの墓所を記念して図書館のファサードに華麗な飾り付けを施した。図書館の蔵書数は1万冊、アレクサンドリアと肩を並べる規模であったという。

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高潔、聡明、知識、学識を象徴する4体の彫像(複製)も図書館の前に飾られている。これは、その図書館の像を望む図書館右手の、マゼウスとミトリダテスの門に続く城壁の上部に彫り込まれていた羊のレリーフ。

生きている街が好きなのですが、遺跡を巡って、その遺跡が生きていたころを想像するのも嫌いではありません。

そういう意味では、地中海沿岸の国々の遺跡は、なかなか面白いです。
そして、このエリアの遺跡の壮大さ、スケールの大きさは、やはり、脅威的です。よくぞ、まぁ、かくも壮大な街が遺跡となって残ってきたものだと、ただただ感心するばかり。そんな場所が、なんと多いことか。


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ヘラクレスの彫刻を掘り込んだ左右対称の「ヘラクレス門」。半神半人のヘラクレスは、当時の人々に大変人気があった。

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エフェソス誕生の神話や神々の話が刻み込まれた「ハドリアヌス神殿」の門。もちろん複製。ホンモノは、前回に紹介したエフェス博物館に収蔵されている。


長靴型の半島、イタリアのポンペイを筆頭に、シチリア、チュニジア、リビア、エジプト、シリア、ヨルダン、レバノン、キプロスなど、地中海東半分に、とくに集中しているように見えます。

トルコも、ギリシャ同様、その代表的な土地です。
そして、そのトルコの中でも、特筆される巨大な遺跡が、このエフェソス。

都市遺跡の中では世界最大級で、ようやく全体像の10%程度の発掘を終えたといわれる現在公開中のエリアだけで、丸一日巡っても全体は見終われないほど。紀元前7世紀から1200年の間の人間の営みが、タイムカプセルのごとく、封じ込められている街なのです。


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皇帝トラヤヌスに捧げられた「トラヤヌスの泉」の入り口。

画像往時の人々の営み。その姿を想像する代表的なモノの一つが、大理石の道に据えられた、敷石に刻まれた古代広告。
広告は、線彫りで、左に女性像、その上にお金、右下にハート、その上に左足の型。
現代風に意訳すると「可愛い女の子がアナタを待っている。お金を持っていらっしゃい。心を込めたサービスをアナタに。お店はつい、この先、左側だよ」。本当は、向こう側から見るのが正解。ビデオ・カメラからの静止画だが、広告を逆さに見ている。

そう、そのとおり。これは、当時の売春宿の広告だそうです。意味はほかに、諸説あるようですが。。。



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「セルシウス図書館」から「トラヤヌスの泉」や「ヘラクレス門」の建つクレテス通りを望む。

これほどの遺跡なのに、なぜ世界遺産ではないのか。
申請すれば、即指定になるほどの貴重な遺跡ですが、申請したところで、その状態での保存が義務付けられ、以降の発掘調査は不可能に。先ほど書いたとおり、発掘率はまだ、せいぜい1割程度。調査続行のため、申請をしていないのだそうです。

確かに、その通り。
こちらを訪ねるのは1997年、2004年、2008年とこれで3度目だったのですが、少しずつ調査は進展しているようです。

遺跡にたたずんで、はるか昔の人々の営みを思い起こす。。。これもまた、とても楽しいです。

と。文章はこのくらいにして。。。


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収容人数25,000人を誇る大劇場。今なお発掘、整備が続けられている。
下写真は、大劇場の向かって左側観客席のほぼ同じ部分を、左から1997年、2004年、2008年の順で。


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画像発掘調査のための巨大なテントが、訪ねる度に移動していた。今回はとくに巨大で、一辺100mはあろうかと思われる大テンドだった。2008年は、クレテス通りから北側、大劇場裏手の一帯に。もちろん立ち入り禁止。観光客は厳しく立ち入りを制限されている。

前回、2004年には、クレテス通りに沿って南側一帯に据えられていた。プリントした紙焼の複写のため写真の質は悪いが、大きなテントの入り口がトタンで覆われて観光客をオフリミット。内部への入り口に警備員が監視している。



生意気に、ガイドブックやネット上に溢れている遺跡の案内や具合をこの「覚え書」に書き止めても、あまり意味はありません。もっともっと案内の詳しいブログやその価値を説くトルコ政府観光局のHPなど、無数にありますから。

で。今回は、下手な文章をカットして、写真だけで。
写真も、まぁ、ヘタクソですが。。。


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国営アゴラ(集会場)の広間であったところをアウグストスの時代にバジリカ(教会)に改修されたその教会の巨大な柱のある通路。下写真も、同じバジリカのもう一つの通路。

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1世紀に造られた水洗式公衆トイレ。横に並んだ人と話したり議論したりしながら、用を足したと言う。

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2世紀の中ごろに建てられたオデオン(小音楽堂)。

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ローマ浴場跡。

遺跡に入った時に、羊の大群=下写真左=がこの遺跡の周囲の山を取り囲んでいた。トルコは、内陸部、アナトリア地方に入ると遊牧の人々が多くなり、羊追いの姿を数多く見かけるが、これほどの大群は、初めて見た。およそ500頭はいただろうか。トルコの羊飼いたちは、羊のリーダー役としてヤギも群れに加えているが、そのヤギの数も際立って多かった。おそらく十前後の羊飼いが合流した群れであったのだろう。

一方、この遺跡の街を離れて約3時間後、ようやくこの日夜の宿泊ホテルのある温泉町、パムッカレの石灰棚=下写真右=が見えてきた。地図ではすぐそこ、の感じだが、さすがにトルコは広い。



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コメント(8件)

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hiroshiさん こんばん(^ヮ^)♪

今日の画像はシャープで拡大して見ないと勿体ないです。
綺麗に写されましたネ〜 
そして懐かしいデス~
セルシウス図書館などクレテス通りなど以前にみたと思いましたら~~
>1997年、2004年、2008年とこれで3度目だったのですが

三回目でしたか? 
遺跡がゴロゴロですが〜 修復も少しづつ進んでるのですね?  それは良かったです。
トルコの貴重な遺産が羨ましいです。
石で造られた遺跡は何千年後にもその形が残るのですから 素晴らしい事です。

日本の貴重な明治の建物ですら〜燃えて消えていますから〜  
京都のお寺など大切にしてほしいと思います。
たえこ
2009/04/28 20:24
たえこさん、こんばんは

この遺跡は、クルーズでの1回を含めて、これで3回目です。陸旅では1997年に続いて2回目ですが。。。クルーズの方は、2004年にトルコ立ち寄り2回、翌2005年にもトルコ立ち寄りのクルーズ船に乗っているのですが、歳のせいか記憶がごっちゃになっちゃって。。。船で立ち寄ってエフェソスに遠足で来たのは、例の、たえこさんがバルト海でご一緒されたあの産婦人科ドクター夫妻とご一緒の、わが初クルーズの時でした。翌年にクシャダスに立ち寄った時は、別の遺跡へ行ってきました。

人形の写真撮影、無事、終えられましたか? 展示作品の、事前の発表は、ブログでなさるのでしょうか? 終了後? 拝見したいものです。
hiroshi
2009/04/28 20:38
hiroshiさん、今晩は。

先日は、テンプレートにオリジナル写真を貼る方法をご教示していただき、ありがとうございました
お蔭様で、早々、活用されていただきました。

発掘を終了して、世界遺産になるのはいつになるのでしょうね〜〜〜

あの大劇場を下から望むと、こんな感じなのですね。
今でも十分、野外コンサートが開ける感じでその造りに驚きです



nao
2009/04/28 23:37
naoさん、今晩は

拝見しました。
さすが。
かなり芸術的にひねってありましたね〜。横長の細いスペースに目一杯にお入れになるのに、「なるほど。お考えになったなぁ」と感心するデザインでした。
きれいですね〜〜。飛鳥Uが。。。

理屈っぽいハナシを書いていると、面白くありませんね。次回からは、ガイドめいた話はやめようと思っています。退屈なさったでしょう?
hiroshi
2009/04/29 00:02
hiroshiさん、こんばんは。
ちょっとだけ、ご無沙汰しておりました。

私も遺跡にはそれほど興味があるほうではありませんが、見れば昔の人々の生活や思いを想像できて楽しいですね。実際にその場に立てば、タイムスリップして、その時代にいるような錯覚に陥ることもあったりして。。

それにしても、こちらの遺跡は規模が大きいのですね。見て回るだけでくたびれてしまいそう。それでも、まだ一割程度なのですか!(@_@)

敷石に刻まれた広告が面白い!こういうものを見ると、昔も今も、人間が考えることは同じなんですね。
それと、公衆トイレ!!この時代の人って何てオープンなんでしょう?それとも民族性もあるのでしょうか??
まゆき
2009/04/29 21:55
まゆきさん、今晩は

こちらこそ無沙汰で申し訳ありません。
というよりも、いつぞや、コメント蘭に書き込みさせていただいた分が消えていましたので、多分、ご迷惑をおかけしているのだと知って、ご遠慮させていただいております。いささか残念ですが。申し訳ありませんでした。

>それにしても、こちらの遺跡は規模が大きいのですね。見て回るだけでくたびれてしまいそう。それでも、まだ一割程度なのですか

そうなんだそうですよ。ポンペイは、一部だけを掘り起こしてあとは土の中のまま、指定を受けたようですが、こちらは、当面、まだまだ発掘調査する予定のようです。規模はだから、ポンペイを上回ることになるのでしょうか。

公衆トイレも、ウフフ、ですよね。あの時代は、映画にも出てくる通りのゆったりした袋のような衣装でしたから、上からスッポリと互いに隠しあって用を足せたのだそうです。これも、うふふ、ですよね。
hiroshi
2009/04/29 22:09
hiroshiさん、ふたたび、こんばんは。

コメントのことは、こちらこそ失礼いたしました。
私の都合で、勝手に少し手直しさせていただきました。気分を害されていらっしゃったことでしょう。改めてお詫びします
もし、よろしければ、またぜひ遊びにいらしてください
まゆき
2009/04/29 23:27
まゆきさん、またまた、オバンです。

いえいえ、とんでもありません。
そうなんですか? 手直しして載せていただいているんですか?? 全面削除だったのではなかたんですか??? それは知りませんでした。

いえいえ、気分を害してなどは、毛頭 お詫びなど、とんでもない。こちらこそ、何か、まずいことを書いちゃったンだと、よぉくわかっておりますので。

そうですか。またお訪ねしてもよろしいんですか ひゃっほ〜〜 ありがとうございます〜〜。
 
hiroshi
2009/04/29 23:35

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