潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 船と並び停車〜黄金狂時代の鉄道、WP&YR。

<<   作成日時 : 2009/07/19 21:08   >>

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航海6日目、5月16日、スキャグウェイ。
〜1896年、つまり明治29年。
わずか113年前に、金鉱の発見によって生まれた、ゴールドラッシュ時代の寵児の町です。


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ギャングウェイを降りると、目の前は、ロック・ペインティングの岩壁。岩壁の前の柵の向こうに、単線のレールが走る。

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そして。
前回で書き留めたとおり、その開町の2年後、明治31年夏。その時の、映画の西部劇そこのけの決闘事件を、街の歴史の「ヤマ場」の一つとして今も観光アピールする、歴史の浅い、それだけに逆に、今なお明治の息吹、19世紀末の雰囲気を色濃く残した、ノスタルジックな街でも、ありました。

明治29年。
日本の歴史ならば、日清戦争を終えて、日本の文壇、文芸界が活況を呈したころ、でしょうか。

坪内逍遥、二葉亭四迷、島村抱月、国木田独歩、樋口一葉、泉鏡花ら錚々たる文人が活躍。続く日本文学界の重鎮、夏目漱石は、後日、作品「坊ちゃん」を生む背景となった松山の尋常中学校の英語教師として赴任した年で、森鴎外は軍属の医師として台湾に赴任した年、だったかな? 

ま、いずれしろ、日本は既にしっかり、西洋列強へ伍して、国の各土壌を固め終わっていたころでしょうか。


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ラグジュアリー・クラス船の名門「リージェント・セブンシーズ・クルーズ」の、ラディソン時代のファンネル・マーク。このマークも好きであったのだが。。。

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川崎汽船時代、その名を世界にとどろかした名船「ソング・オブ・フラワー」。

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わが初クルーズは、↑ この船の2004年に名前を引き継いだHALの新造船であった。


そのころ、こちらでは、まだ、腰やフトコロに拳銃をしのばせて、いざとなれば、どんばち、ぶっ放したり、嚇したりの野蛮な時代だったのですね。前回でおハナシしたとおり。。。この国は今も、自己防衛をお題目に、拳銃野放し状態のおっかない国ではありますが。。。


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この岩絵の最古の3船のペイント。「プリンセス・ノラ」「プリンセス・ルイーズ」「プリンセス・シャルロッテ」の文字と、およそ80年前の年号が判別できる。
下は、かの有名な、今はなき超高級船「ロイヤル・バイキング・シー」。


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画像と。
またまた面白くもない理窟っぽい話を長々と。

本来の「覚え書」に戻って。。。

少々寝坊しました。
が。乗り場は、ギャングウェイを降りたばかりの、船から20メートルも離れていない場所。ぎりぎり、集合時間にセーフ。列車到着は、さらに10分あまり待つ具合で、楽々、乗車に間に合いました。



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この日、選んだショア・エクスカーションは、「ホワイト・パス・シーニック・レイルウェイ(Wihte Pass Scenic Railway)。アメリカ・カナダ国境のホワイト・パスの峠まで32キロを走って、同じルートを再度引き返してくるコースです。

画像午前8時10分出発、午後零時40分出発の2コースのうち、午前出発分。往復で所用3時間半、です。
ホワイト・パス&ユーコン鉄道を利用するエクスカーションはほかに、フレーザーまで行ってゴールドラッシュ時代のルートを訪ね、バスで戻ってくるコースや、乗り継いでベネット、カールクロスまで行くコースなどいくつかありますが、エクスカーションを終えた後、街をブラブラ出来る自由時間の多い、ゆとりの日程を選びました。

船から埠頭に下りると、岩絵は、キャビンやデッキで見るよりもはるかに迫力がありました。
その岩絵、断崖の前に、狭軌、単線のレール。
かなりの列車が連結するようです。フレーザーまで行く少数の人たちは前方の車両を、大半の乗客たち、サミットどまりのUターン組は、中ほどから後部の車両です。

その岩絵を眺めている間もなく、列車が、最後尾を先頭に、バックしながら入ってきました。
あとは、ごらんいただくとおり。
かく、埠頭を出発したのでした。


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ちなみに、ホワイト・パス&ユーコン鉄道のHPのルート地図。なかなかの見ごたえです。
地図画面の上段、左から3枚目の地図をクリックするとご覧になれます。
赤地に白抜きで出発地点からのマイル数を表示するポイントにマウスを置くと、その地点での見どころを説明してくれる仕組み。

なかなか面白いですよね〜。
前回にご紹介した、あの夕刻の決闘の当事者二人の墓場も、線路沿いにあります。自分ももちろん、しっかり、走る列車の中からその墓場を見てきました。


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↑ 発車。音もなく列車が動き始める。連結した客車の列は長い。20両をはるかに超えていて、前方が見えず数え切れない。こちらの車両は後から3両目。

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↑ 左の車窓からは岸壁のインフィニティが。ゆっくり遠ざかっていく

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↑ 街のはずれのオートキャンプ場に近づく。時速20キロ程度でゆっくり街を離れる。

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↑ 発車して間もなく線路が複線化。操車場であった。この操車場を過ぎると列車は速度を上げた。
 
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渓谷美を楽しめるサイドは列車進行方向左手。帰りは逆となる。列車の車掌は、帰りには反対側の座席の乗客と席を替われ、と指示したが、この日は空いていて座席交代は誰もしていなかった。

以降、ホワイト・パス・サミットまで距離32キロ、高低差ゼロメートル→873メートルを移動する。
 

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshiさん、少々、ご無沙汰でした

毎日暑い日々が続いていますが、体調はお変わりありませんか?

なかなか日々、忙しく、PCを開く時間がとれません

本当に久しぶりにhiroshiさんのブログに遊びに来ましたところ、アラスカクルーズ航海記も随分と進んでいました

このロック・ペインティングはたえこさんのブログでも拝見させてもらいましたが、立体的で存在感があり、面白いですね!
カラフルできれいです〜〜〜

ソング・オブ・フラワー
確か?7000〜8000tクラスの客船ですよね〜〜〜
過去の雑誌「クルーズ」の特集があったような
?記憶しています

列車に乗り、遠ざかるhiroshiさんたち乗船客を「インフィニティ」が見送っていますね!


nao
2009/07/20 13:03
hiroshiさん。こんにちわー

ホワイト・パス&ユーコン鉄道は、乗るべきですね
地図も見てきました

長い線路の一部分を乗るんですね。

ゴールドラッシュの時がいかに凄かったかが、

チョッピリ分かりました

horoshiさんの博識ぶりには頭が下がります。凄いです。お役立ち情報満載です

ツアーで参加の仲間が、私にもツアー説明会に来ないと誘ってくれましたが、

個人参加でもあり、お断りした可愛くない私めですが、

hiroshiさんとたえこさんのお陰さまで、下調べはバッ

チリです

ペイントはアートの様に感じてますから、実際にこの目で見るのが楽しみ♪楽しみです
hiroshiさんとたえこさんのお陰さまで、下調べはバッチリのようです
mayumi
2009/07/20 13:49
hiroshiさん φ(´ー`*)こんにちわぁ~

岩絵も沢山写されましたね〜 スゴイです。
知らなかった岩絵がいっぱいで面白いです!!

>名船「ソング・オブ・フラワー」。
>「プリンセス・ノラ」「プリンセス・ルイーズ」「プリンセス・シャルロッテ」

これなんか凄い歴史的な岩絵に成りますですね?

インフィニティの正面からの美しい姿見るとジーンと来ます。 コンステレーションもこんな感じの写し方大好きです。 やっぱりイイナア〜 「セレブリティクルーズ」の雄姿  

雪が意外と残って居ますね〜 寒い訳です。

↑ 私の名前が呼ばれた気が〜 うふふ〜 
たえこ
2009/07/20 14:18
naoさん、今晩は。

お忙しい毎日、大変ですね。日本の今を支えていただいている、naoさんら第一線の皆さんに感謝です。
>このロック・ペインティングはたえこさんのブログでも拝見させてもらいましたが、立体的で存在感があり、面白いですね!
ねぇ! 自分も、たえこさんのブログで教えていただいて、今回のアラスカ行きでぜひとも見てみたかった一つでした。

>ソング・オブ・フラワー
確か?7000〜8000tクラスの客船ですよね〜〜〜

そうですね。naoさんのお言葉を機にネットで検索したら、8282トンとありました。
あの崖には、もっと数多くの船のペイントがあり、まだまだ紹介したいくらいにたくさん撮ってきたのですが、ご覧になる方には鬱陶しいだけ、と思って止めました。

>「インフィニティ」が見送っていますね!

いいですね。セレブリティの船のツートン・カラーは、なかなか魅力的です。

hiroshi
2009/07/20 19:26
mayumiさん、今晩は。

>ホワイト・パス&ユーコン鉄道は、乗るべきですね

はい。自分は、そう思います。お勧めですね。たえこさんご夫妻ほど上手に写真は撮れませんでしたが、次回に沿線の美しい光景をまとめますので、ご覧ください。mayumiさんも、この列車のどれかのエクスカーションにご参加になることをお勧めします。

>ツアーで参加の仲間が、私にもツアー説明会に来ないと誘ってくれましたが、
個人参加でもあり、お断りした可愛くない私めですが、

あっはっは。ご遠慮なさったんですね。いえいえ、奥ゆかしくかわいいmayumiさんでらっしゃいますね。
自分のブログはともかく、たえこさんのブログは大変参考になりますよね。アラスカでは自分も、お、これだな、とか、これが見たかったんだ、とか、たえこさんのブログを思い出すことが多かったです。
hiroshi
2009/07/20 19:33
たえこさん、今晩は。

>↑ 私の名前が呼ばれた気が〜

おっほっほ〜。いつもいつも、呼んでいますよ〜。たえこさんは、我々アラスカ・クルーズ行きの先輩ですから、自分を含めて皆さん、大変参考にさせていただいていますから。。。

>凄い歴史的な岩絵に成りますですね?

ホント、そのとおりです。このペイントに目を付けられたたえこさんご夫妻がまた、素晴らしい。アラスカ・クルーズの記録で、このペイントをお載せになっていたのは、たえこさんご夫妻のほか、あまりネット上でも見ませんでしたから。

>インフィニティの正面からの美しい姿見るとジーンと来ます。 コンステレーションもこんな感じの写し方大好きです。 やっぱりイイナア〜 「セレブリティクルーズ」の雄姿  

いいですよね〜。セレブリティのツートン・カラー。とてもキレイだと思います。
hiroshi
2009/07/20 19:37

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