潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 出港日。え? 船がいない! どっきり。

<<   作成日時 : 2010/03/12 17:00   >>

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12月4日午後。
川下のルクソールから川上のアスワンへ。ナイル川クルーズ船は出発しました。
おびただしい船が並んでいました。


画像



画像この日から4泊5日。
巡ったのは、左絵地図のコースでした。

先立って、この日午前。
ルクソール博物館見物後。バスで船の停泊岸壁であるルクソール神殿前のナイル川沿い遊歩道まで移動した後、自由行動となりました。

さっそく、買い物へ。
買い揃えておきたいものがあったのです。
それは何か? ガラベイヤです。

ガラベイヤ、とはなんぞや?
自分も、前回初めてこの国を訪ねる前までは、まったく知らなかったのですが。。。
この国の民族衣装です。


画像裾がくるぶしまである丈の長いワンピース。
はたまた、すそを足首まで長く伸ばしたTシャツ。
表面にはきんきらきんの飾りがついている、色さまざまの派手派手衣装です。

なぜ、そんなものがいるのか?

エジプト・ツアーに参加すると旅の最中のホテルで開かれることは多いですし、ナイル川クルーズ船では必ず、乗船中に「ガラベイヤ・パーティー」が開かれますよね。
今回の4泊5日クルーズ船でも、乗船2日目の12月5日夜にパーティーはスケジュールに入っていました。


画像で、自分と相棒のガラベイヤ、ことのついでに自分のターバンと相棒のスカーフ、足元のサンダルまでひとそろい、買い揃えておこうと。いえ、船のショップでも売ってはいますが、多分、船の方はお高いに違いないと。どうせ買わなきゃいけないならば、街中のそこらのスークで取り揃えてお安く挙げようという魂胆でした。

とうわけで、ルクソール神殿東側のごみごみした旧市街のスークへ。安手のお土産などを扱っている店でひとそろえ買い込んで、ナイル川沿い、船の停泊地点へ戻りました。

と。。。
ナイル川沿いの遊歩道、コルニーシュ・エル・ニール通りまで戻って、2〜300メートル離れた地点でふと川面を見下ろすと、昨日夕刻に乗船したばかりの船が見えないのです。


画像え? エぇ〜! 船がいない?!

これは、場所を間違えたかな?

ルクソール神殿の真横、真横。。。
やっぱり、間違えていない。
遠くに見える山も、今朝、船が泊まっていた背景と同じです。

我々を置き去りにして、もう、船は出港しちゃったか? 
出港予定は午後2時ではなかったのか??
まだ昼前、じゃぁないの。どうしてぇ???


画像停泊していた埠頭を目指して、思わず駆け出していました。

すぐ近くにやってきても、もちろん船影はなし。

どうしよう。、途方にくれた。。。と、書くのが普通でしょうが。。。あまりに驚愕すると、そんな、これから後の算段など、これっぽっちも思い浮かばないものなんですね。



画像



ま、実際は、万が一、乗り遅れたとしても、次の寄港地は同じエジプト国内ですから、海を行くクルーズ船に乗り遅れた場合ほどは、たいしたことはないのです、けれども。
タクシーをチャーターして次の寄港地まで走れば、楽々、船をまた捕まえられる。そんな程度のハナシです。

と。

眼下の埠頭に、船員が2人。
そして遊歩道のはるか遠くから、一生懸命に走ってやってくる我々のツアーの、現地のスルー・ガイド氏と男性2人。

汗をふきふき、近づいてくると大声で叫びました。

「すみませ〜ん。急に船が移動しましたぁ」。

なんだ、そうだったのか。変だと思ったよ。

川下500メートルほどの埠頭に移動、停泊しているのだとか。
軍の命令で急遽、そう決まって、大急ぎでこちらの埠頭を船は離れたのでした。


画像



ガイド氏は、一緒に走ってきた男性2人を自分の会社の同僚だと紹介。うち一人に「ご案内を」と命じて、彼が、船の移動先まで連れて行ってくれました。

船は、7隻、横連なりの船団のうちの、岸辺から6隻目。
岸辺の船から順に、通路代わりとなって開放されているロビーを順に通り過ぎながら、ようやくたどり着きました。

12月といってもエジプトの日中は日本の真夏並みの日差しで暑く、われらの船のロビーにたどり着いた時に少々息も上がり気味。入り口をくぐったところで出された一杯のアイス・ティーが、とてもうまかったです。


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船に戻ったランチ・タイムに。
くだんのガイド氏の説明で、なぜ船が急に移動したのか初めてわかりました。

ムバラク大統領がルクソール入りし、港の一等地、ルクソール神殿前の埠頭近くに停泊するすべてのクルーズ船やフェリー、ファルーカ、水上タクシーに、我々が埠頭に到着した直前に、移動ならびに立入禁止命令が出たのだそうです。
おかげで彼及び船の関係者は大慌てで、下船観光中の乗船客への案内など対応に汗を流したのだそうです。

エジプトでは、テロ対策上、大統領の移動は秘匿されるのだそうです。
公開される場合でも、最低で3日経過後。たいがいは、その行程が修了した後、「○日から×日まで、実は○×へ行っていた」方式での発表が慣例なのだとか。

帰国後、ネットで調べてみました。
確かに、確かに。
エジプトの英字紙サイトによると、大統領のルクソール滞在は、12月7日午後になってようやく発表されていました。

しかし、そこはそれ、我々も大統領がルクソール入りした直後にそれを知ったように、船の動きから察知した市民たちも多かったようです。
たとえば、ルクソール在住の方の英語でのブログ・サイトでは、12月4日付で以下の記事。

Apparently President Mubarak is coming to town. How do I know because EVERY boat is being moved out of Luxor. I mean every boat, cruise boats, motorboats, feluccas, everything. Woe betide you if you want a motorboat or felucca for the next few days. No chance.

「どうやらムバラク大統領が町にやって来ています。
どうしてわかったか。ルクソール神殿のすべての船はルクソール神殿の外に移動させられています。すべての船、とは、ボート、クルーズ船、モーターボート、ファルーカ。
残念なことに、もし.あなたがモーターボートやファルーカに乗りたいと思っても、今後数日間はチャンスがありません。



ほかにも、似た記事のブログをいくつか見つけました。


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ムバラク大統領は在歴29年。大変な長期間、現在のポストにあるようですね。

「歓迎パレードはこの国ではないのか? ははは。ヨーロッパやアメリカなどの先進諸国のように、パレードを組んで歓迎の人波の中を移動などということは、この国ではまずありません。大統領の行動日程なども絶対に事前に発表されません」。
夕食時のダイニングでガイド氏は、ツアー仲間の質問に答えて、何を馬鹿な質問を、といった風情で、こう笑い飛ばしていました。

この騒ぎで影響があったのか。
クルーズ船は10分ほど遅れて、出発しました。


画像



途中、最初に停泊していたルクソール神殿前の埠頭横を通り過ぎました。

埠頭には、ファルーカを含めて船一匹、あ、いや、船一艘、おりませんでした。
がら〜〜んと広いスペースは、がら空き状態でした。
 

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshiさん  (* ^-^)ノこんばんわぁ♪

↓にもコメントを〜 と思いましたが、こちらで失礼致します。
戻り雪ですか? まあ〜 良い表現です。

積雪の画像に驚いています。もう〜とけて居ますが沢山降られて雪かきご苦労さまです。広大な素晴らしい坪庭です。沢山の庭木が見えます。 赤花アセビでしょうか? 
エエッ! もう咲いてるのですか?こちらは咲く気配は全く有りませんわ〜 

お庭の様子!! チョットだけよ〜 ですか?
全体を見せて下さいナ〜 お国はどちら?と思います。

さてクルーズ! もう~~~ ドッキリでしたね〜
この様な事が有ると、 何度も夢で見そうです。(ノ_ё)ウゥ・・・ゥ・・・ゥ・・

迷子や誰も居なくなる夢は良く見ますから〜 「怖い」と夢が覚めてもドキドキしてます。  

ムバラク大統領は世界的なお方で、良く知った顔ですが〜 そうですか? 隠密行動なんですね〜 テロの危険は常に有るんでしょうね〜〜 
世界中、貧富の差は拡大ですし、エジプトももちろんですから〜〜 
それは大変な思いをされましたね〜

hiroshiさんご夫妻は言葉がお出来ですから、宜しいですが、私共だったら、気絶ものですよ〜 ああ〜コワ〜〜 です。
たえこ
2010/03/12 19:52
つづき〜〜〜
やっぱり 乗船は船伝いに行かれるんですね?
きっとそうかな? と思って居ました。
楽しいです。 

弁慶八漕飛び?違うかな?「義経八艘飛び」なんて思って〜 ハハハ~~~ 違う? 
たえこ
2010/03/12 20:04
たえこさん、今晩は

>もう~~~ ドッキリでしたね〜

ははは。
↑笑い事ではなく、恐怖の一瞬でした。

初めの停泊場所に、もう少し遅くやってくるか、早く帰っていれば、あんなにびっくりすることはなかったんです。早く帰っていれば、船の移動前に船内に入れていますし、もう少し遅くやってくれば、ガイドさんや船員たちの停泊場所移動案内班が現場で待機してくれていて、事情はすぐにわかったんですヨね。タイミングが悪かったのでした。

言葉のハナシ。
いえいえ、現場でいろいろ手伝ってくれた現地ツアー会社の人たちの言葉は、すべて日本語です。日本語だから、こちらも気絶せずに済みました。

>やっぱり 乗船は船伝いに行かれるんですね?
>きっとそうかな? と思って居ました。

さすが!
鋭いですね〜。

でも、最初、ルクソール神殿のすぐ横に停泊していた時はたった1隻だけだったんですよ。移動したら、八艘飛びならぬ七隻目へ、船のロビーを乗り越え、乗り越えしてやっとたどり着けました。

川船って、あんなケースが多いですよね。ボルガ川でもそうでしたし。。。

hiroshi
2010/03/12 20:27
〜上から続く〜

庭ですか?

田舎ですからね。しょうがないですね。手入れが大変で、父親の代からみると荒れ放題だとご近所で悪評が立っていないか、気にしています。
hiroshi
2010/03/12 20:28
〜上から続く〜

たえこさん、↑ 間違いです。

七隻中の六隻目、でした。
八艘飛び、についつい、ふらふらと。。。
hiroshi
2010/03/12 20:32
素晴らしい蘭にミモザ綺麗でした〜
ミモザを昨年庭に植えましたが・・・hiroshiさんのお写真の感動までは。。。あと数年かかりそうです(笑)

さすがに慣れてる方は違う!! 乗る船がいないなんてことになったら頭が真っ白・・・心臓爆爆ですョ(笑)
その原因がムバラク大統領なんて〜〜
二度びっくり!!
これからたえこさんのコメントにそそられて
雪げしきのhiroshi庭園をのぞかせていただっきま〜〜すル 鼻水ずるずる 目耳かいかいの私めは
死にそうです 涙目で画面がかすむ〜〜
エルママ
2010/03/12 22:44
こんにちは! ああ、今回のを拝見して、ツァーの組み方の仕組みが分かりました。 
ルクソールから、アスワンまでの旅程なのですね、成程。 我々は、アスワンからルクソールまでの逆行きなのです、という事で、船は往復とも客が乗る、という仕組みなのでした!
安心しました、まるで見落とすのかと思ったのです。 でもアビドスの神殿でしたか、あれの名前が見つからないような(まだちゃんと見ていませんが。 はい、ガイドブックは買いまして、行きの飛行機の中で泥縄で!)

それにしてもこのハプニングは、頭の中が白くなった事でしょう!! それにしてもムバラクさんは長期間、よう頑張っておられますねぇ。
shinkai
URL
2010/03/13 01:34
エルママさん、おはようございます。

>〜ミモザを昨年庭に植えました

さすが〜〜。
花と緑の大先生
実にうらやましいです。自分も植えてみようかな。手入れは難しいのでしょうね〜〜

>乗る船がいないなんてことになったら頭が真っ白

それはねぇ。失礼ながら、まだゆとりがおありなんですよ。きっと。
自分の場合は脳味噌がとろけてしまったか、ただただ呆然としていて。。。頭に「白」も「黄色」も「赤」も、何にも色はついていませんでした。

ああいうのを茫然自失というのでしょうねぇ。誰かの小説のエーゲ海ではありませんが、限りなく透明に近い灰黒色??でした。

お風邪ですか? それとも、いよいよ本格化してきた例の花粉のせいですか?
多分、風に舞う杉子ちゃんの影響なんでしょうね。

どうぞ、お大事に
hiroshi
2010/03/13 10:04
sinkaiさん、おはようございます。

>今回のを拝見して、ツァーの組み方の仕組みが分かりました。

そうです、そうです。
1ウィークで上り、下りを繰り返しているのですね。

下記のサイトをご覧になってください。
クラス分けしてある中に300近いクルーズ船が乗っていて、それぞれ上り下りで予約を受け付けているようですが、集められているこの船のうちに、きっと、今回お乗りになる船も乗っていると思います。

http://www.nile-cruise-egypt.com/

アビドスとデンデラは、船によっては、オプション扱いで行かないもの、あるいはついていないもの、など、違いがあるようです。さっと見て見たところでは、上りにはついている船もありますが、下りではついていないケースがおおいようです。

そうですか、ガイドブックをお買いになったですか。
自分には、エジプトの古代史は難し過ぎて、実は、あまり関心はありませんでした。
で、未だに、何を見たのか、良く判らない。とほほ、です。

ご出発はもう、目の前ですね。
↑でご紹介したサイトでは簡単な天気情報も載っていますが、3月はもう、最高気温は完全な真夏ですね。どうぞ、お体にお気をおつけになられまして、良き旅を〜〜。
hiroshi
2010/03/13 10:05

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