潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 朝焼けの中、エドフ着岸。ホルス神殿へ。

<<   作成日時 : 2010/03/25 18:54   >>

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12月5日。
。。。そうか。あれからもう、今日で3カ月余にもなるのか。この旅行記を載せ始めてから。。。


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クルーズ船3階左舷のキャビンから ↑ 船首方向と ↓ 船尾方向の眺め。

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エジプト、ナイル川クルーズ記。長々と、うだうだ、ぐずぐずうるさく続けています。我ながら、そろそろウンザリしてきました。が。。。旅の日程に従ってこのまま最後まで続けると、まだまだ先は長い。とほほ。

で。
今回もまた、長くて退屈で。。。どうぞ、遠慮なくご退席を。お訪ねいただき、感謝、感謝でした。


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下流、北へ向かって左にカーブするナイル川を遡上するクルーズ船。日の出のポイントと景観は間もなく、上流側から正面へと移ってきた。


さて。
その12月5日。
前々回の最後に載せた画像に残る撮影時刻をチェックすると、午前5時51分。

目覚めてベッドから抜け出し、そっとカーテンを開けると、東の空がうっすらと紅色に染まり始めて。
日の出直前。でした。


あの朝。見上げると頭上は、まだ濃い紺色でした。多分、星はまだ、きらきらと、きらめいていたはず、です。

はず、です。!?
そうなんです。見えないんです。自分には。


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いつも寝坊すけのわが身、日の出を眺めることが出来るチャンスなどめったにないもので、着替えて5階、サンデッキに。ナイル西岸は、朝日を浴びてオレンジ色に染まっていた。そして、映画やTVの「ナイル殺人事件」に登場したようなクラシックなイメージの姉妹クルーズ船が、500メートルほど離れて下っていくのとすれ違った。通り過ぎる船のどの部屋のカーテンも、まだ厚く閉じられたままだった。

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子供であったころに、あんなにも楽しんだのに、失くしたもの。
夢とか希望とか涙とか純真な心とか。。。大人となったオトコは歳を重ねるごとに失っていくものですが。。。

それらに増して、失ったモノで残念なモノ。
それは、星空。星空でした。自分の場合は。


高校生のころに近視になりました。
で、星は見えなくなりました。
見えるのは、せいぜい1等星か2等星まで。
「満天の星空」は、眼鏡をかけても見えなくなっちゃった。

ま、働いていた現役時代は、星など眺めているゆとりもヒマもなかったのが、かえってさいわい、でしたけれども。。。

老眼は、遠くのものが良く見える、と若いころに聞いたから、老眼になったらまた見えるようになるか、と期待していたのです。
が。
はかない夢でした。
やっぱり、満天の星は見えない。


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顔を出したばかりの朝日に照らされて、ナイル川西岸、エドフの街に着岸。川岸には、アスワン方面から下ってきた先着の船が、既に10隻近く停泊していた。

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画像。。。と、そんなことはどうでもいいのです。

書きたいのは、今はちょうど、夜空を見上げると春の大曲線、の季節ですよね。
自分には、春の大三角は見えるのですが。。。
大曲線の方は、北斗七星をはじめ、ほんのわずかしか見えません。残念。

春の大曲線。
春の星座の目印。 北斗七星の柄を延長して、「うしかい座」のアルクトゥールス、「おとめ座」のスピカへと続くカーブ上の星々の順列、並びのこと。

そして、その曲線をさらに延長すると、「からす座」に行き当たります。

あ、これも、目が悪いこちらでも、何とか見えるんです。


 ↑ 「透視版星座アルバム」(藤井旭著、誠文堂新光社、1972年発行、3500円)より。現在の物価に換算すれば2万円くらいになるだろうか。まだ若かっただけに、買うか、買わざるか、大分迷って買った星座の本の一冊。買って良かった。
 ↓ ヨーロッパのカラス。


画像からす座のお話。
ギリシャ神話の太陽の神、アポロンの使いであった鳥ですよね。
このカラス、アポロンにウソを告げて、シルバーの羽根で覆われていた美しい鳥であったのに、アポロンによって真っ黒に塗り替えられて、夜空に貼り張り付けられた。

オハナシでは、星座に詳しい先生からこう聞かせてもらったし、ギリシャ神話の本にも書かれていたのですが。。。
ヨーロッパへ初めて訪ねたころ、驚いた記憶があります。

なぜか?
日本では、カラスは、アポロンに罰せられたようにほんとうに真っ黒なのに、ヨーロッパのカラスは、一部、灰色っぽいではないですか。シルバーが残っている。
で。アポロンめ。えこひいき、しちゃった、かぁ。自分ちのカラスだけ、ちょっぴり可愛さを残しやがって。。。



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エドフの神殿近く。 ↑ 見上げると、青空に小花を散らしたような変わった雲が一面に。
エドフの街中 ↓ と、さらに下段は、ホルス神殿駐車場前に並ぶ土産店。店員たちが、次々にやってくるバスの観光客を眺めながら手を振っていた。しっかりした日本語で、「帰りにね〜」と、バスを降りるとこちらも声をかけられた。


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ギリシャ神話のアポロン。
オリンポスのはるか東、地の果てにある神殿から四頭立ての馬車を操って天空へ駆け上がり、西の果ての海、オケアノスへと沈んでいく。。。

アポロン。
エジプトの神々のオハナシでは、ホルス神。のことのようです。

はい。もちろん、現地で聞いた、ガイドさんの話の受け売りです。

ご同様、ギリシャ神話ならば、子供のころに聞いたお馴染みのハナシですから少しはわかりますが。
で、そのギリシャ神話に置き換えれば、ヘリオス=アポロンに相当する太陽の神、天空の神、すなわちホルス神。

そして。長いなが〜い、さして面白くもない前ふり、まくらのハナシを続けてきましたが。。。
これからが、ハナシの本文、です。


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朝焼けを見た12月5日朝。
船はナイル川沿いのエドフに接岸。
午前8時過ぎ、上陸。バスに乗り換えて10分足らず街中を走りました。

到着したのは、エジプトにあまた数多い神殿遺跡のうち、現代もなお、創建当時の姿をほぼ完全な形でとどめる、とされる、ホルス神を祭る「ホルス神殿」でした。


ところで。
なぜ、前段でギリシャ神話を引き出したか。

そうなんです。
こちらの神殿遺跡。
ギリシャと縁(えにし)深く、当時のギリシャでも広く知られていたという、エジプト古代遺跡の中では新しい遺跡なのです。

6000年とも7000年ともといわれる、気の遠くなるようなエジプトの長い歴史。その中でも、こちら程度のレベル・ローのヤカラでも何とか意識はついていける、たかだか(?)2000年余り前に建造された「新参」ものの神殿。

しかし、まぁ。
新しいといっても、そこはそれ、四大文明発祥の土地、エジプトです。
日本の歴史に置き換えれば、縄文時代から弥生時代に切り替わったころ。九州説、畿内説合い争う卑弥呼の国の「魏志倭人伝」の時代よりも、まだ500年も古い。。。

といっても、ここらあたりの時代は、なんとかついていけました、ですね〜。意識は。
エリザベス・テイラー主演の映画「クレオパトラ」 ↓ の時代ですものね〜。





そうそう。
この神殿遺跡は、アレキサンダー大王の遠征時にバルカン半島から付き従ってきた、ギリシャの人々の王朝が建立しました。

プトレマイオス朝時代の紀元前3世紀に着工、およそ200年かけてホルス神殿は完成したのだそうです。

ホルス神。
隼(ハヤブサ)の顔。両目は太陽と月。
プトレマイオス王朝以前から崇拝されていた偉大な神。冥界の王オシリス神の息子で太陽神ラーの息子、太陽神ラーそのもの。


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。。。バスを降りて。
いざ、売り込まん、と民族衣装姿で手ぐすね引く土産物店の行列の前を走るように駆け抜けて、神殿域に入りました。カルナック神殿などと同様、敷地はやっぱり、こちらも広大です。

塔門は、幅79メートル、高さ36メートル。
ホルス神と、ホルスの家の意味を持つハトホル女神に、捕虜のいけにえを捧げている図がレリーフに。
そういえば、デンデラで観たハトホル神殿にもクレオパトラとシーザーとの間に生まれた息子カエサリオンのレリーフが残っていたが、彫り込みの印象はほぼ同じです。

塔門の入り口左手に、ハヤブサの姿のホルス神像。
塔門を入ると、32本の列柱に囲まれた中庭に出ました。
続いて、再びホルス神像、中へ入ると第一列柱室、第二列柱室。
柱や壁には、おびただしいレリーフが刻み込まれていました。

列柱室の天井や上部壁面、柱の上部などは、青黒くすすけています。
のち、始まったキリスト教時代にキリスト教徒たちが中に住み、教会としても使ってきた名残だそうです。

「邪教」への戒めで、こちらでも、エジプト古代の神々の顔は削り取られていました。
そして、礼拝堂最奥の至聖所。復元された聖なる船を撮る観光客の群集で、大混雑でした。


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コメント(4件)

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horoshiさん  おばんです!!

>長々と、うだうだ、ぐずぐずうるさく続けています。
ええっ 私の事かしら? わっははは〜
笑って誤魔化そう!!

この様に沢山の文章を、すらすらスゴイです。
感心の極みです。
中身の違う脳を見て見たいですナリ!

朝の川面が綺麗です。 静かに進む船の様子が判ります。 
やはり、壮大なレリーフは必見ですね? スゴイです。
この画像は大きくして見ませんとです。

エリザベス・テイラー主演の映画「クレオパトラ」の動画凄いです。騎馬隊のラッパ から始まり、インデアンの様な踊りに〜 登場人物の多さとスケールに圧倒されます。 以前見たように思います。随分昔の様な?もしや? 見てないかなあ〜?

星座は久しく見てないです。 信州の冬の夜の星座・天の川、全くもって綺麗でした。 スバルは湯屋に行くとき震えながら見た記憶が鮮明です。 目だけは良かったから~ ハハハ~~~
たえこ
2010/03/25 21:36
たえこさん、今晩は

>ええっ 私の事かしら? わっははは〜

ブー。はずれ。
たえこさんは、hiroshiメのごとく、バカ長くは、ないではないですか。うだうだうるさく書いているのは、問題なく、ワタクシめ、でございまして〜。ほんとに相すみません。うるさいくらい、長い時は、ご遠慮なくパス、パスで飛ばしてくださいね〜〜。

you tubeの「クレオパトラ」、よくもまぁ、あんな長い映画を細かく分割して登録した方がいらっしゃるものですね〜。

ご覧になりました? 全編?
自分は、まだ全部は見終わっていません。昔、若いころに見た場合と異なって、あまりにも長いので嫌気がさしてきています。

こうやって昔の映画を見たり、TVでのリバイバル作品の放映などを見ると、やっぱり昔の映画は冗漫だな、と思いますよね。それでも、ニューシネマ・パラダイスとか、何度見ても良い作品は、やっぱりありますが。。。

そうですか。
たえこさんは、しっかり満天の星が見えるのですか?
うらやましい。
hiroshi
2010/03/25 22:16
夜明けほんの少し前の空の御写真、綺麗ですね。
とっても素敵な風景です。
星座ですか〜〜。
東京だと余り見られません。周りも明るいし、
空気は澄んでないからかな。
ちょっと寂しいです。
hiroshiさん、もうすぐですね。
私も楽しみです〜〜。リリカの姉妹船でらっしゃいますよね。お部屋も楽しみです。
murmur1
2010/03/26 10:39
murmur1さん、こんにちは

写真、お褒めいただき、ありがとうございます。
写真の先生に、上のごとく声をかけていただくと、とても嬉しいです

しかし。
びっくりしました。コメントを頂戴したお時間を拝見して。
お休みですか? 今日は。
それとも、ひょっとすると風邪を召した?? あるいは、某中閑あり、ですか???
コメントはありがたいのですが、逆に少々心配になってきましたが。。。
大丈夫でらっしゃいますよね?

そうです。もうすぐです。
で、懸念はしていたのですが、これほど慌しいとは予想外でした。この後、またまた出かけていかなければいけません。

そうそう、船は、リリカそのもの、です。6万トン弱の手ごろな大きさの船です。船以外でも、ぶらぶらしてくるつもりです。
hiroshi
2010/03/26 12:33

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