潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 緑の中で寛ぐ人々。コムオンボへ、ナイル遡る。

<<   作成日時 : 2010/04/20 11:15   >>

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2009年12月5日、午後。
もう、4カ月も前のハナシなんですネ〜。
船はのんびり、こんな ↓ 光景を楽しみました。


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その4カ月ほど前のこの日正午前。
船は、エジプトで最も保存状態の良い遺跡とされる、2300年ほど昔に造られたホルス神殿のあるエドフの街を離れて、次の寄港地、コム・オンボへ向け、出発しました。

エドフ。
神殿を除けば、観光用の馬車と、荷物を運ぶ仕事熱心で健気なイメージの、驢馬の姿ばかりが目立ちました。
離岸時も、エドフの港のナイル川沿いの道を、馬車と驢馬がひっきりなしに行き交っていました。


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離岸光景。
こちらで、ちょっと珍しい光景を目撃。
いえ、大したことではないのですがネ。

船が出る時、海を行くクルーズ船ならば通常、接岸中の乗下船口であるギャングウェーは、船に一直線に引き込んでドアを閉め、サイドスラスター可動、ゆっくりと横滑りしながら離岸という手順になります。
リバー・クルーズでも、ナイル川以前にただ一度経験のあるボルガ河クルーズでは、ギャングウェーを一直線に引き込んでから船は出発するのが離岸のスタイルでしたが。。。

ナイル川のクルーズ船は、少々変わっていました。面白かったです。


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こういうスタイルでした。

最初に。
岸壁側にいる2人のスタッフと、船の舷側に待機する3人のスタッフが、ギャングウェーの両端で、まず、鋼鉄製のギャングウェーを、バタン、バタンと3つ折にして、あたかもハシゴのように平らに折りたたむんです。
続いて間もなく、船は岸壁を離れる。
そして、「ハシゴ状態」に折りたたみ済みのギャングウェーは、船の出入り口を基点に水平面で90度、円弧を描いて、船体の側面にしっかり結合される。
なかなか合理的な仕組みになっているのですネ。

では、岸辺に残った船のスタッフは、離岸してしまった船に、どうやって戻るのか?

「ハシゴ状態」のそれに飛び移って、機関車がタ−ンテーブルに乗ったと同じような状態で、グルリと円弧を描いて船に戻ってくるのですネ。
初めて知りました。あはは、でした。


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写真には、もうひとり、岸辺に取り残されているスタッフがいる。彼はどうやって戻ったか?

不思議でしょ?
昔の映画「ターザン」のように、「アァ〜アァ〜あァ」と大声を発しながら、ロープに捕まって船に戻ってくるのです。

ウソです。

彼は、そのまま、岸壁に残っていました。
おそらくは、現地の滞在勤務のスタッフで、グループ会社の船のすべてのギャングウェーを陸地側から折りたたむ役割が仕事であったのではないでしょうか。


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この間、同じように陸地側でのんびり警備する、エジプトの観光地にいっぱいいるツーリスト・ポリスは、あくびをしながら、相次ぐ船の出発風景をぼんやり眺めていました。


画像船は、左地図の青点線部分を移動するのが、この日の残るスケジュールです。
距離は、およそ60キロほど、と船のスタッフに聞きました。

個人ごとで何ですが。。。

当たり前か。
このブログ自体、個人のつたない思い出日記なのですから、断り書きする必要もないことですが。。。

今回のエジプト滞在期間中、個人的に、最も好きな眺めが、この、エドフ〜コム・オンボ間でした。


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静かでノンビリしていて、豊かな緑が両岸に広がっていて、人々ののどかな生活ぶりが垣間見れて。。。

日本に3度も留学したことがある、という、自分以上?に日本語の達者なスルーガイド氏の話をそのまま引用すると。。。

このあたりは、アスワン・ダムとアスワン・ハイダムが完成する前は、ナイルの両岸、岸辺のすぐ近くまで一面、砂漠であったそうな。
そして、目指す、小高い丘状の岸辺にあるコム・オンボ遺跡も、はるか深く、砂中に埋まっていたのだそうな。

もちろん、砂漠時代は人など住んでいなかったが、ダムの完成に伴って湖底に沈むことになった南部、上エジプトのヌビアの人々が、およそ10万人もこのあたりに強制移住させられたのだとか。

やがてダムが完成して、その灌漑用水を引水して、川周辺には豊かな緑が広がり、農園、農地が開発された、のだとか。

その緑の豊かさは、とくにコム・オンボ周辺ではもっとも大きく広がり、12,000ヘクタールもの広大なサトウキビ畑があるのだとか。周辺の緑と村は、東京23区の面積とほぼ横並び、するほど広大、なのだとか。


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なるほど、なるほど。
こちらは、周囲の景色を見回しながら、ただただ感嘆、また感嘆。ウンウンと、うなづくだけでした。

そして確かに。
帰国してグーグルの地図の航空写真を眺めてみると、ナイル川ではかなり上位にランクされるほど、周辺の緑は豊かで広大なのですね。

船はこの区間をのんびり、ナイル川をさかのぼります。
途中、数多いクルーズ船を追い越したり、追い越されたり。下りのクルーズ船ともたびたび出会います。


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両岸の似たような景観にそろそろ飽きてきたころ、アクティビティが一つ、開かれました。
「船内見学会」です。

見学会は、2班に分かれて行われました。

この船の乗客の中心を占めるドイツ人とドイツ語圏の人々を対象としたドイツ語班が一つ。
英語を母国語とする人々及び英語のわかるフランス人、スペイン人、ポルトガル人、日本人、その他。
及び、英語はわからないけれどもボディー・ランゲージに堪能??なそれらの国々の人々を対象とした英語班が二つ目。


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巡ったのは、耳をつんざく轟音が鳴り止まぬ機関室と厨房と操舵室。

あはは、でした。
機関室では、すさまじい轟音に耳を塞ぐだけで、英語であろうがドイツ語であろうが、トンと聞こえないから説明などどこ吹く風、関係なし。厨房では、説明など聞こえなくても、どの食材がどう調理されるか一目瞭然で、これまた言葉など関わりなし。操舵室では、説明を聞いていも、船舶操縦の知識はないから、ハナッからちんぷんかんぷん。
なんだ、言語分けなど、意味ねえジャン、の、1時間ほどのコースでした。


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宵闇迫るころ。
船は、静かにコム・オンボに着岸しました。

ハヤブサを描いた船首の旗は夕日に照らされて黄金色に光り、その旗の向こうに、コム・オンボ神殿が屹立してみえました。


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
おもhiroshi。。。。\(^o^)/
ギャングウエーの様子が手に取るように納得
なりゆきでは現代版ターザンがみられるのかとおもっちゃいました〜 あはは 面白い光景でしたネ

砂漠がダムでかわって。。。。
本当に最近は教科書でならった砂漠ではなくって
みどりと水がおおくってびっくりしていたのですが〜
ひとつ納得したおもいです 

そしてそして (●^o^●)船内見学!!
私はもちろんボディランゲージ組ですが 語学に堪能なhiroshiさんでも・・・意味ねぇじゃんがとってもす・て・き〜 あはは
次回は神殿ですか〜 楽しみにしてま〜〜す♪

エルママ
2010/04/20 19:04
エルママさん、今晩は

さすがぁ
これ ↓ は、一本、とられました。
お見事な駄洒落ぇ〜

>おもhiroshi。。。。\(^o^)/

降参です。

お返しに。。。
「冴エルママ、さん、いや、参りましたぁ」。
う〜ん。もう一歩、ひねりがたりませんなぁ〜

船内見学。
ねぇ〜〜。
意味ねぇじゃん、でした。
きっと、たくさんの人たちが一緒に同じ場所をぞろぞろ巡るのではなく、巡るコースを分けて、同じ場所に大量に人が入り込まないようにするのが目的であったのでしょうね〜〜。

そうそう、次回はコム・オンボ神殿なのですが。。。
今、どうしょうか、迷っています。
だって、同じような写真ばかりですから。専門家ならばともかく、hiroshiメ程度のエジプト知らない、わからない人間には、みんな、同じようにみえるだけなんですよね〜〜。

どうしょうかなぁ〜。
hiroshi
2010/04/20 20:07
こんばんは〜hiroshiさん 
とってもとってもお久しぶりですね!!

いあや〜ほんとにほんとに楽しいきれいなhiroshiさんのブログには心が癒されます〜
離岸した船に戻る様子。。すごいですね。怖いですけど面白いお写真です〜

また川がとてもとてもきれいに写ってますね。
私もいつか行きたいな これからもとってもとってもhiroshiさんのブログ楽しみにしてますね!!
よろしくお願いしま〜す☆☆
あおちゃん
2010/04/20 21:51
あおちゃん、こんばんは

おひさしぶり〜〜

日本ではやらないし、女性に対して、ジジイ、といってもオトコですから、こちらからするのはどうかとも思いますが、ハグしたい心境。
お元気そうで、良かった、ヨカッタ。
正直、ちょい、心配していました。
良かった、よかった。

写真、ほめてもらって大変にうれしいです。
こんな下手糞な写真で癒されるのならば、どうぞ、いつでも、また見に来てくださいね。
コメント欄も、書き込む必要はなし。訪ねてもらうだけで、嬉しいです。

川はね、思いのほか、キレイだったデス。
砂漠の中を流れる川だから、砂色に濁っているだろうと思ったこともあったのですが、天気が良いと、水の色は真っ青ですね。

ブログ、ご無理をなさらないように。
自分も最近思っているのですが、書きたい時にだけ、書くことに決めています。
ね、おんなじで行こうヨね
hiroshi
2010/04/20 22:17
hiroshiさ〜ん こんばんわぁ
 
エジプトの多彩な様子満載ですね〜
川沿いに過ごす人の様子が気に入りました。生活の息づかいが伝わります。
牛も居て馬も居て、釣り人も〜 

ギャングウェーの様子に大拍手です。
目が点の画像です。梯子風に折りたたんで、そこにぶら下がるなんて〜 チンパンジーも顔負けでしょう!! 
hiroshiさんの描写も最高に面白いです。

それに、スタッフは昔懐かしいセーラー服なんですね!
そう言えばロシヤでも学生の海軍さんはセーラー服で可愛かったです。好きです!!

夕刻に「コム・オンボ」ですか? 名前がエキゾチックです!

沢山のお店がお出迎えなんですね? 売り手は大張り切りでしょうか?

hiroshiさんは、ブログネタまだ沢山有って羨ましい!!
私はネタ切れに成りそうでボチボチ、ヨチヨチです。
たえこ
2010/04/21 19:10
たえこさん、今晩は

いよいよエルサレム、始まりましたね〜〜。
皆さんご同様、hiroshiメも、世界の宗教の始まりの大地、どんなかなぁ、と、はるか昔から訪ねてみたい土地の一つです。オリーブ山。数々のイエス・キリストの足跡が残されている大地。神聖な場所をお訪ねになって、いかがでした?
自分は、地中海で行っていない国があと4つ残っていまして、その最大の行ってみたい場所の一つです。

だから、たえこさんのブログに、ワクワクしています。

ナイル川のクルーズ船のギャングウェー。面白かったです。遊園地にもあんな遊び道具、あったような気がしませんか? 我々の子供のころに。

下働き役、完全放免とはならず、少しだけまだ関わっておりまして、連休を前に、ちょっと忙しく、本日はお返事、遅れました。

相すみませんでした
hiroshi
2010/04/21 21:51

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