潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS センチュリー乗船。コートダジュール沖を東進。

<<   作成日時 : 2010/11/17 19:26   >>

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コート・ダジュールから西リビエラ海岸へ。


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地中海クルーズの最大の魅力。
それは、自分にとっては、その海岸の沖合いを、潮風に吹かれながら、
陽光を浴びながら、
リド・デッキで軽く喉をうるおしながら、
好きな船で、のんびりクルージングすることです。

舷側からはるか遠く。
確認できるか、出来ないかほどの程よい間合いを置いて、世界的に有名な、あるいはヒット映画の舞台となった、さらには、音楽祭やイベントや行事、リゾートなどで知られる街、街が並んでいます。モンペリエ、マルセイユ、サン・トロペ、カンヌ、ニース、モナコ、マントン、サンレモ、アラッシオ、サヴォナ、ジェノヴァ。。。

まだ海外旅行など夢の夢であった、戦後まだ十年余りしか経っていない学生時代。
フランス映画やイタリア映画、FEN (Far East Network、極東放送)などで知ったそれらの街の名は、未だにキラ星のごとく、わが頭の中でネオンサインのように明滅しています。


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午前9時20分過ぎ、サン・ラファエルとカンヌの間の赤い岩の山として知られるエステル山塊を通過。山上近くまで段丘状に白い家が連なるミラマールの街が見える。こちらからニースの小石の海岸までの間のコート・ダジュールは白い砂浜で美しい。6月から9月までは色とりどりのビーチパラソルが揺れる。列車で海岸沿いを走ると、眺めが素晴らしい。

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10分後、カンヌの沖合いに浮かぶサント・マルグリット島とサント・ノラ島沖合いを通過。

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斬新なデザインのマンション3棟がヴィルヌーブ・ルーベのヨット・マリーナを取り囲む光景は、はるか沖合からでも確認できた。真っ白な岩山のようなこの建物群を過ぎればやがてクロード・カニュ。コート・ダジュール空港を過ぎればニースだ。



憧れながら、まだ行ったことのない街は、まだ、いっぱい、あります。
この海岸沿いに。
だから、地中海クルーズは、何度行っても楽しい。

今回、この船を選んだのは、まだ行ったことがない、そんな街の一つに立ち寄るから、でした。
そう、ヴィルフランシュ・シュル・メール。

通過したことはあるのです。
ニース、ヴィル駅からからモナコの地下駅、モンテカルロへ向かう途中、列車の窓から眺めました。まだ、ようやく春になったばかりの季節。トンネルとトンネルの間のわずかの距離と時間、風景を眺めただけでしたが、とても魅力的に見えたのです。

そうそう、そういえば、FENで聴いた、あの街へも、はるか昔から行きたい、行ってみたいと思い続けているのですが。。。
1958年の音楽祭でドメニコ・モドゥーニョが歌って世界的に大ヒット。
カンツォーネとしては珍しくビルボードチャートのトップとなり、第1回グラミー賞最優秀楽曲賞にも選出された名曲「ヴォラーレ」を生んだ音楽祭の街、サンレモ。未だに行けていません。


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右下写真は、3年前のセンチュリー、後部の、↑と同じ、サンセット・バー。

画像ヴィルフランシュから列車でおよそ1時間半。
今回のクルーズで、行って行けないことはなかったのですが、あいにくフランス国鉄はストでした。

「ヴォラーレ」。
ジプシーキングの曲が大ヒットし、日本でもCMソングに使われて連日ブラウン管から流れましたから、彼らの賑やかな、テンポの早いノリの良いリズミックな曲として、ご存知の方は多いのではないでしょうか。
しかし。
我ら世代にはやっぱり、ドメニコ・モドゥーニョ、あるいはディーン・マーチン。


Volare oh oh
Cantare oh oh
Nel blu dipinto di blu
felice di stare lassu


学生のころに、意味も分からずに耳学問で憶えた歌詞は、未だに全部、歌えますね。






FEN (Far East Network、極東放送)。
我々世代が中学生から高校生、大学生のころ。
まだ戦争の残滓が色濃く残る日本では、これが唯一の、英会話の勉強とアメリカ文化を学べる手段であったのです。
で。良く聞いていました。
なにしろ、アメリカの音楽、ヒット・ポップスをタダで聴ける、当時の日本人にとっては唯一の放送局であったのです。

ということで。
あわよくばサンレモへ。そう思っていたのですが、今回は果たせませんでした。

しかし。
ヴィルフランシュへ到着するまで。
空は、「ヴォラーレ」の歌詞のごとく真っ青で、歌詞と同じように、飛んでみたい、あの青い空へ。溶け込みたい、あの青い空へ。そう、歌いたいほどの、良い気持ちでした。


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画像セレブリティ・センチュリーにバルセロナ港で乗船したのは、10月13日午後、早く。
ヴィルフランシュ・シュル・メールで、舵の故障で乗船わずか3泊後に下船させられたため短い船の生活でしたが、当初のコースは、左図の予定でした。乗ったのは、赤点の区間だけです。

※コース図のうち、ナポリとあるのは、正確にはサレルノ。今年4月、MSCの船でこちらに停泊してアマルフィに行ったが、今回のクルーズでは陶器の街、ヴィエトリ・スル・マーレへ行くべくタクシーの予約を終わっていたのだが、乗船中にキャンセルした。残念。


セレブリティ・センチュリー。
船は、さして特徴のない、目立たない地味目のそれ、ではないでしょうか。
クルーズ船が大型化する一方の最近では、わずか7万トン級、小型船か、せいぜい中型クラスで、設計も古く、時流に合わない存在ではないでしょうか。


が。
自分は、地味で目立たず、華やかさも薄い、こんな船が好きです。
いえ。
これぞマイ・シップ、といえるほどの存在ではないですが。
いつの日か、そんな「本当に大好きなわが船」を見つけたいものです。


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画像乗船は、今回で2度目。

前回、3年前の5月、英国・アイルランド・クルーズで乗船しています。
そして、ブログを始めるきっかけになった船です。

画像で。
振り返ってみると。
船内の中央吹き抜け空間、グランド・フォイアーなどで、上写真と似た場面では次の右上下写真のように撮り、次のようなことを書いていました。


画像セレブリティ・クルーズ(Celebrity Cruises)

濃紺と白の、ツートンの船体が特徴です。シンボルマーク、いわゆるロゴは「x」でおなじみ。日本の女性陣の中には、「バツ印の船」とか、「バッテン・マーク」の船とかと、言う人たちも。しかし、食事の内容、クルーたちの楽しい応対など、その質は、とてもとても「バッテン」などとは縁遠い、素晴らしいものでした。


画像ちなみに、前身は、戦後間もなく客船部門に進出したギリシャの客船最大手の「チャンドリス・クルーズ」。
ロゴの「X」は、その時に誕生しました。


画像1989年に「ゼニス」(47,255トン)など2隻の建造を発注して、上級部門の「セレブリティ・クルーズ」を発足。1992年に別の会社と共同事業とし、1997年、13億ドルでロイヤル・カリビアンに買収され、傘下に入りました。

「センチュリー」(71,545トン)は1995年建造、2006年改装。ベランダ付き客室を増やしました。乗客定員は1,814人、乗組員860人、客室数907室。全長248b、全幅32b。




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そして。
やがて、ニースの街が遠望できた後、船は、ヴィルフランシュ・シュル・メールに到着。

前夜の深酒が災いして眠くてたまらず、キャビンに戻って、再びベッドで仮眠を取っていて。
妙な停まり方をしたのです。 

が。
街が見えて。。。

「テンダーのチケット、早めのを確保しないと。。。」と相棒に促されて、6F、ランデヴー・ラウンジに急ぎました。
そのラウンジの窓から。。。


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初めて見る、随分派手派手なドイツのクルーズ船が先着し、錨泊していました。
船のスタッフに聞いたら、同じロイヤル・カリビアングループのドイツのクルーズ会社トウイ(TUI)の「マイン・スキッフ(Mein Schiff)=英語ならばマイ・シップという意味なんだとか」。

そしてこの船は、昨年、セレブリティ・クルーズから同社に「嫁入り」した旧名「セレブリティ・ギャラクシー」。センチュリー・クラスの姉妹船で、奇しくも、姉妹、揃い踏み、の場面であったのでした。
 

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshiさん  オバンデス

Xmasバージョンになさいましたね!!
愈々迫る年の暮れです。 
焦りますわ〜〜

のんびり過ごす人の姿も〜 紺碧の空と海、見詰めて過す人も〜至福の時間です!!
それなのに〜〜  無情な事が待ってるとは?
この様子は、イヤな予感って思えるから不思議です。

 

ギャラクシーは嫁入り(身売り)であんな姿に変身ですか?
何だか変ですが? 姉妹船が泣くかなあ〜?
たえこ
2010/11/17 20:33
たえこさん、今晩は。

はい。クリスマスに。
murmur1さんのデジ・ブックを拝見して、影響されました。ご覧になりました?
素晴らしいですね。
お持ちになっている、さまざまなクリスマス・アイテムもそれをお撮りになった写真も。わが家の相棒も、これは素晴らしい、羨ましいくらい、と溜息をツイ提案した。

そうですよね。
嫌な事が起きる、そんな感じが、何となくしますよね。結果的に、後ほどの「惨事」を知っている目で眺めるからでしょうけれども。。。

ドイツの船。あまりキレイだとは思いませんよね〜。
hiroshi
2010/11/17 21:07
こんばんは、hirohsiさん。
わ〜〜い、伺ったら、素敵なクリスマスバージョンになってます。何時ものセンスあるhiroshiさんがエレクトされるバックはとても素敵ですが、この季節はこう言うのもやっぱり素敵です。
サンセットバーですか?以前にも見せて頂き居ましたよね、あの海に向かってのチェア。夕暮れ時あそこに座って、急かされない時間を過ごす。あ〜ロマンだな〜〜。短い時間の乗船とは言え、船の中から素敵なお写真を撮られてらっしゃる!!
すぐにでも行きたくなっちゃうお写真です。
妙な止まり方ですか、観察力の有るhiroshiさんだからこそお気付きになられたのですね。こんなに素敵な魅力の有るコースだっただけに自分の事の様に残念。がっくり。。赤線の距離しか乗られてらっしゃらないなんて、、私だったら、呆然として気絶しそうです。
でも、hiroshiさんが書かれてらっしゃる様に、岸が見える様な距離で、のんびりクルーズタイム。やっぱり、心が豊かになりますね。写真を見せて頂いただけでも、私まで幸せな気持ちになりますよ。

また、力で押し切っちゃった様なデジブックを見て頂いて有り難うございます。本当ならもっと、ちゃんと写真を選んで、構成も考えて載せるべきなのに、載せようと思った時にサクサク作って仕上げないと、来年になっちゃいそうなので。。良いサイトが出来ましたよね。数年前に撮って写真も見て頂けるんは嬉しいです。もう、一生日の目を見ないかと思った写真も有ったのに。

hirohiさんの日記の続き、一時間坂道を降りたお話も楽しみに待っておりま〜〜す!

あ〜〜、柊がとっても可愛いです。トップのキラキラも綺麗です!!
murmur1 
2010/11/17 23:11
murmur1さん、今晩は。

コメント、ありがとうございます。
クリスマスのテンプレート、正直にお話すれば、少々恥ずかしいのです。
しかし、murmur1さんのデジブックで、ものすごく感動したもので、せめて、「借り物」のテンプレートで、あの素晴らしい雰囲気の世界に追随したいと、今回から替えてみました。

あの二つのデジ・ブック。
本当に、感銘を受けました。写真が素晴らしい。とても温かな気持ちになります。
やっぱり、写真を撮り、あの写真の物語をお作りになる、murmur1さんのお人柄が、溢れているからです。とても温かな気持ちになります。ありきたりの言葉でした感想をお伝えできないのが残念です。語彙不足。トホホ。

船は、murmur1さんご一家の皆さんも同じでしょうけれども、風に吹かれて、海を眺めているだけで癒されますよね。中でもhiroshiメは、地中海沿岸を航く時が好きです。はるか遠くに陸地が見えて、かすかに見える街がどちらか想像しているだけで楽しいですし、その街に絡んで、昔見た映画などを思い出したりすることも、とても楽しいんです。

>幸せな気持ちになりますよ。

ねぇ〜。

そうそう。
エズの村からニーチェの小道を通って歩き下りて、膝ががくがくになった物語。その前に、まだ失敗談があるんですよ。
近日中に書きますが、舵の故障の前に、こちらの失敗談がいくつか、次々にあったのです。
お暇な折に、また呼んでいただければ嬉しいです。

hiroshi
2010/11/17 23:45
素敵なコースだったのに・・残念でしたね

やり残した事には再度挑戦

hiroshiさんの事だから、直、行くのでしょう・・と思ってます

マイン・スキッフ・・クリスマスの様な船です

暖かな風に吹かれてノンビリと海原を眺める・・至福の時ですね

>リド・デッキで軽く喉をうるおしながら、

絵になります

私は片手にホットドックがピザ・・ソフトクリームかも・・が似合いです。

テンプレートの何とも言えないピンクが良いです
mayumi
2010/11/18 00:32
こんにちは。

本当に、クルーズが途中で終わってしまって残念です。hiroshiさんのお撮りになるスプリットの写真、拝見したかったです。

センチュリーの写真ですが、「あ、ここで私も日光浴したっけ!」「このラウンジで任天堂のWiiをしたぞ!」「コバカフェのケーキはおいしかった……」などと、一人回想に耽りながら見させていただきました。
今までに乗った船はみんな好きですが、これもいい船ですよね。

そしてギャラクシー!こんな姿にされてしまったのですね。
ギャラクシー、何年か前の秋にクルーズが投げ売りのように安くて、ヨーロッパ12泊(ローマ発でギリシャの島やイスタンブールに行く旅程)が699ドル〜だったので、行こうか迷ったのですが、ハワイ旅行を手配していたため諦めたところ、あとになって最終の年だったとわかりました。
あー、あの時、ハワイなんか(!)に行かないでクルーズに行くんだった…。
今は同じ航路を新しいソルスティスクラスの船がカバーしてますが、安くても1500ドルとかです。次は確かマーキュリーの番。2月がセレブリティとしての最終航海のはずです。
こうして古い船がどんどんいなくなって、大きな船ばかりになったらどうしましょうねー。

ニーチェの小道、迷った挙げ句やめたので、お話きかせていただけるの楽しみにまってます!
みーな丸
2010/11/18 02:23
mayumiさん、おはようございます。

いよいよ、ですね。
あと4週間
mayumiさんご夫妻のことなのに、こちらまでワクワクしています。
もう、いらっしゃるショア・エクスカーションは申し込み済みですか? それとも、乗船してから、様子を見ながら、ですか?? いいなぁ〜〜

>素敵なコースだったのに・・残念でしたね

ねぇ。
行ってみたいところをいろいろ準備していたのに。。。
残念でした。

>やり残した事には再度挑戦

そうですね。
そういう思いはあるのですが、何しろ、先立つモノが必要ですから。。。しばらくは我慢、でしょうね。来年のハナシですね。残念ながら。

>マイン・スキッフ・・クリスマスの様な船です

おっほっほ。
そういえば、似て見えますね。クリスマス・ツリーの飾りと。船体に文字がいっぱい。しかし、ちょっと恥ずかしいですよね。乗っていると。乗っていれば文字は見えませんが、港に入ると注目のマト。目だってハズかいいのではないでしょうか。

>私は片手にホットドックがピザ・・ソフトクリームかも・・が似合いです。

おっほっほ。
こちらの姿が見えてないですね〜〜。
こちらは、片手にビール、片手にアツアツのソーセージ、首から一眼デジ、というスタイルだったですよ。この日朝は。加えてサングラスとはいえ、眼鏡姿だったですから、典型的な日本人らしい? 格好で頑張りました。必死に眠気と戦いながら。。。
hiroshi
2010/11/18 11:19
みーな丸さん、

こちらにもコメント、ありがとうございます。

ほんと、残念でした。写真は自信がないですが、スプリト、行ってみたかったです。

>センチュリーの写真ですが、「あ、ここで私も日光浴したっけ!」「このラウンジで任天堂のWiiをしたぞ!」「コバカフェのケーキはおいしかった……」などと、一人回想に耽りながら見させていただきました。
今までに乗った船はみんな好きですが、これもいい船ですよね。

お?!
任天堂を、船にお持ちになるんですか
わが家と同じです!
夜など、相棒と二人で、自室でピコピコやっていますよ、こちらも。
そして。
おっしゃるとおり。
地味ながら、良い船だと思います。セレブリティは、とくに食事が旨いですよね。コヴァもありましたし、満足しました。たった3泊でしたが。。。

>ギャラクシー!こんな姿にされてしまったのですね。

うっふっふ。
みーな丸さんも「こんな姿に」とお思いになります?
女性の方にこんな表現、何ですが、年増の厚化粧のような船になって、少々可愛そうでした。

>あー、あの時、ハワイなんか(!)に行かないでクルーズに行くんだった…。

もったいない!
ハワイもまた、絶好、ワンダフル・ワールドではないですかぁ〜〜

そして、次はマーキュリーですか?
知りませんでした。
2月にヨソの家へ、ですか?
寂しいですね。なんとなく。

ニーチェの小道、疲れましたが、面白かったです。
あちらは、登りはダメです。完全にハイキングコース。加えて健脚向きです。下りだから、何とか歩き通せました。
hiroshi
2010/11/18 11:33

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