潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS ローマ、テルミニ駅近く。華麗なモザイクの教会。

<<   作成日時 : 2010/12/29 17:45   >>

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午後にトラステヴェレを訪ねた、10月18日、午前中。
テルミニ駅近くのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ、初めて入りました。


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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。別名、“雪のサンタ・マリア”。

紀元4世紀、当時の法王の夢枕に聖母が現れて、現在の教会の建つ場所、「エスクイリーノ丘の雪の降った場所に教会を建てよ」と命じたのだそうです。

そして翌朝。
真夏なのに、本当に、この教会のある場所に雪が降っていた。
そんな奇跡の伝説を持っているから、雪のサンタ・マリア。なのだそうです。

航海中止となった今回のクルーズでは、こちらの教会も、チヴィタヴェッキア入港後、トラステヴェレ教会とともに、訪問を予定していたのです。
ともに、モザイクで著名な教会。
そうです。
今回は、ローマに十ヵ所ほどあるそれのうち、まだ観ていない、モザイクで輝く教会の内陣を見学するのが目的でした。


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雪のサンタ・マリア大聖堂。
入ってみると、なるほど。
聞きしに勝る見事さで、金色に輝く華麗なモザイクが堂内を覆い尽くしていました。

ただ、残念なことに、堂内の規模が大き過ぎて、天井は高く暗く、フラッシュを発光させてもとがめられない教会ではあるのですが、黄金色に輝く天井まで、内蔵のフラッシュでは光が届かない。
“感度”の良いわが肉眼ではしっかり、黄金色に輝く豪華な内装が一面、見えるのですが。。。

で。フラッシュなしで撮ってみたら、今度は手ぶれ、ピンポケの嵐。
結果、写真では、わが腕程度では、こちらの大聖堂を素晴らしさをお伝えするのは無理でした。


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雪のサンタ・マリア大聖堂は、カトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂と並ぶ、格式の高い教会です。
ローマ四大教会の一つであり、聖母マリアに捧げられた教会としてはローマ最大の規模と格式を誇っています。

さすが、聖母マリアを祀る、世界のカトリック信者の皆さんの聖地。
日本人にとっての観光ポイントとしては、サン・ピエトロ大聖堂と比較すると天と地ほど、つまり雲泥の差があるにも関わらず、大変な混みようでした。日本人はまったく見かけませんでしたけれども。。。

今回の宿泊ホテルは、テルミニ駅のすぐそば、でした。
だから、こちらまでは歩いて5分ほど。9時ごろにはもう、堂内へ入っていましたが、こんな早い時間帯なのに、皆さん熱心に、真剣な表情で堂内を巡ってらっしゃいました。


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大聖堂から今度は、デプレスティス通りを北へ。
歩いて5〜6分。なだらかな坂道を登り続けて、出会う交差点がクアトロ・フォンターネ。16世紀に、時の法王の手で交差点の四隅に彫像は置かれたそうです。

彫像は、都市ローマを象徴する、テヴェレ川の像。
フィレンツェを象徴するアルノ川の像。
純潔のシンボルの女神像ディアナ、強さのシンボルの女神像ジュノー。
ヂィアナ像はピエトロ・ダ・コルトーナ作、残る3彫像はドメニコ・フォンターナ作、だそうです。
テヴェレ像のある建物は、ベルニーニと並ぶローマ・バロックの巨匠、ボッロミーニのサン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ教会があります。


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画像そして。
その交差点から北へおよそ100メートル。バルベリーニ宮、国立絵画館。
今は亡き、あのオードリー・ヘプバーン主演の映画「ローマの休日」で、演ずるアン王女がオート三輪の荷台に潜り込んでこの宿舎を抜け出し、ローマの休日をつかの間、楽しんだ、映画の幕開けの場面に登場した場所。
懐かしいですよね〜。あの映画。

そうそう。
昔、ヴェネツィアで映画「旅情」のロケ現場を追っかけたころ。ローマでも、この映画に登場したシーンの撮影場所を追っかけた一時期がありました。


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↑ 写真は、2010年4月撮影分。かなりのピンポケ。


と、歩き続けたワケですが。。。


ハナシは変わります。
個人的な感想、というか、感慨なのですけれども。。。


ローマって、NYやロンドン、東京などと並ぶ世界の巨大都市の一つではありますが、観光ポイントは狭いわずかなエリアに集中していて、観て回るにはとても都合のいい街ですよね。

トレヴィの泉やスペイン階段、ナヴォーナ広場、パンテオン、フォロ・ロマーノなど定番の観光ポイントを含めて、観どころは、北はポポロ広場から、南はコロッセオまでの間の、およそ3キロ弱の間にほぼ集中している。日本に置き換えれば、日本橋から京橋、銀座、新橋と歩き続けるのと、どっこい、どっこいの距離ではないでしょうか。

ヨーロッパの街は、古い歴史を持つエリアは狭いから概してそういう街が多くなるのは当然ではありますが、街の規模と観どころの数で考えると、この街は際立っている、と思いませんか?

だから。
我ら夫婦は、この街では歩いて回ることが多い。足とスリ対策にさえ自信があれば。。。もち、自信はあるワケですが。。。面白い街だと思います。
こちらもヨーロッパの街。流しのタクシーはほぼ皆無ですが、疲れたら、広場か著名ホテル前にさえ出れば、タクシー乗り場はそろっていますものね〜。


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というワケで。
我々は、こちら、雪のサンタ・マリア大聖堂を出た後、所用を一つ果たして、ちょっと買い物へ。
歩いて巡りますから、途中、否が応でも、定番観光ポイントの横をいくつも通り抜けたのでした。

うち、トレヴィの泉近くのガレリア・コロンナ・アルベルトソルティのアーケード下で。
わが日本のご近所の、とある“大国”の圧政を訴えて、チベットの僧侶グループの皆さんが、座禅をくめる台座を組んで頑張ってらっしゃいました。

なんか、とても嬉しくなって。。。

取り囲んだイタリアの方々や世界の観光客の間を潜り抜けて前へ出て、笑いかけたら、皆さん、こちらが東洋人であったため一瞬、緊張した表情にチェンジ。

で。「オイラたち、にっぽん人じゃ。例の国の人とは違う、ご安心なさるべしぃ〜」と、衣服の底の、からだ近くの隠し場所の奥からパスポートをえっちら、おっちら、取り出して、スリ、ひったくりの危険を顧みず彼らに見せて、「頑張れ、がんばれぇ〜」と声援。募金を、こちらも多めに頑張って、受け取っていただいてきました。

嬉しそうな表情、だったです。皆さん。
こちらも心底、嬉しかった。
こちらも同じアジア人種、モンゴロイドで、例の大国の理不尽なふるまいに、義憤を感じているお仲間同士、でありまする〜〜から、ね〜〜。


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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちはー。
これまた素晴らしい内装の教会ですね。逸話も素敵で。今回はあちこちのモザイクの教会を訪ね歩く旅行だったのですか??

チベット僧侶グループへのサポートは読んでて私もうれしくなりました。私もきっと同じことしたかも...。
夫に「また友達とクルーズにでも行ったら?今度は日本発のやつなんか良いんじゃない?」と言われたりしてますが、「Oh、NO!私はあの国には行きたくないのよー」とあっさり却下してます(笑)

ダイアナがでてきましたが、ローマ神話でのジュノーとダイアナはギリシャ神話だとヘラとアルテミス。同じ神なのに、ヘラと呼ばれる際は家族愛のシンボルで平和的な側面が強いのに対し、ジュノーとなると好戦的な側面が強く押し出されるといったことが私の読んでいる本のシリーズで描かれていて...そんなことは知らなかった!おもしろいなぁと思っていたところでした。
hiroshiさんのように知識が豊富だったら、街歩きをしていてもまた違った見方ができるんだろうなぁと思います。
みーな丸
2010/12/30 04:24
みーな丸さん、おはようございます。

その後、いかがですか?
お元気でしょうか?

>今回はあちこちのモザイクの教会を訪ね歩く旅行だったのですか??

前回。。。といっても、もう4年近くも前ですが。。。前回から、この街へ入ったら、モザイク観賞を始めました。前回はサンタ・ブラッセーデ教会などを観てきたのですが、まぁ、豪華絢爛、ですね。ビザンチン時代の制作が多いですからあまり関わりないのですが、残る部分の中世の豪華な飾りつけと相まって、なぜプロテスタント運動が興ったか、何となくわかるような気がするくらい、です。

>夫に「また友達とクルーズにでも行ったら?今度は日本発のやつなんか良いんじゃない?」と言われたりしてますが

ほんと、ほんと。hiroshiメも、みーな丸さんとまったく同じ思いです。日本発でも、あの国へ入らないクルーズがあれば乗ってみたいと、例の2社のHPを目通しはしているのですが。。。ないですね〜。

みーな丸さん、ギリシャ神話やローマ神話にお詳しいのですね。いえいえ、まったくの誤解でらっしゃって、自分は知識も豊富ではないのですが、歴史は、断片を拾ってトレースしてみるのが楽しいですね。人間社会は今も昔も、因果関係が連綿としてつながっている世界ですから。

チベットの方々の、かの国の人間かと緊張なさった表情が、自分のパスポートをご覧になってみるみる緩んでいくのが、なんとも憐れであり、嬉しくもあり、複雑な思いでした。
hiroshi
2010/12/30 11:52
hiroshiさん  こんばんわ〜

密度の濃い旅をされて〜 クルースキャンセルでも素晴らしいです。

>トレヴィの泉やスペイン階段、ナヴォーナ広場、パンテオン、フォロ・ロマーノなど
お馴染の場所も懐かしいですが、私の知らない“雪のサンタ・マリア”のモザイクには驚きました。
hiroshiさんの旅日記は流石の奥深さです。
私は画像羅列が恥ずかしいですが、仕方ないですよね〜 脳の襞が違いすぎるもの〜 トホホホホ~~~~  

>こちらも同じアジア人種、モンゴロイドで、例の大国の理不尽なふるまいに、義憤を感じているお仲間同士、でありまする〜〜から、ね〜〜。

そうですとも!!! 賛成です。 寄付が出来て良かったですね〜〜〜〜


  来年も宜しくお願い致します。

たえこ
2010/12/30 20:49
たえこさん、今晩は。

おほめいただいて、恐縮です。
が。買い被りでらっしゃいまして。。。
思いつくまま、あまり意味のない旅ばかりで、ちょっと恥ずかしいです。もっと勉強になるとか、何か身につくとか、そんなことを心がければいいのでしょうが、ついつい、遊び旅ばかりで。。。トホホ。

雪のサンタ・マリアのモザイクは、見事だったです。コロンブスがアメリカから運んで帰って来た最初の金を使って天井は張られているそうで、金ぴか、豪華絢爛でした。今度あちらにいらっしゃる時は、ぜひ、のぞいてみてください。たえこさんとご主人のプロの方の写真で拝見したいです。hiroshiメ程度の腕では撮りきれませんでした。

チベットの方々に喜んで頂けて、こちらもとても嬉しかったです。

こちらこそ、今年もお世話になりました。いい年をお迎えください。来年もまた、よろしくお願いいたします。
hiroshi
2010/12/30 23:55
ローマの魅力がガンガン伝わるブログです

テルミニ駅の近くにこんな素敵な場所が有るんですね

このhiroshiさんのホテルを教えて頂いて、有難うございました。2年前のローマのホテルでした

近くにこんな素敵な場所が有るのを知ってたら・・またこのホテルにしたのに

何だか変えるのが面倒で

たえこさんのブログ。hiroshiさんのブログを見て、ヨーロッパをフラフラして、最後にクルーズして帰る・・そんな旅をしたいです

良いお年をお迎え下さい。そして来年も宜しくお願いします
mayumi
2010/12/31 18:08
mayumiさん、

こちらこそ、お世話になりました。
そして、楽しませていただきました。

mayumiさんのソレントへの旅を拝見したくて、拝見したくて、ご無理をお願いして、夢かなったのが今年の初春でした。想像していた通り、感性の豊かなmayumiさんの文章は、杓子定規のhiroshiメ程度では想像できないほど楽しく、感嘆ッまた感嘆したのが昨日のようです。

ほんとにありがとうございました。
おかげで、新しい世界を知ることが出来ました。

お!
そうであったのですか!
2年前、ということは、ソレントへいらっしゃった折の! そうか。あちらにお泊りであったのですか

何かと気ぜわしい年の瀬をお迎えのことと思います。
もとより、ご繊細でありながらゆったりと大らかなご性格である、ということは、日記を拝見し続けていてすっかり判っているのですが。。。このあとも、持ち前の優しさで、ゆったりとことにあたられますよう、そして幸多き新しい年であられますよう、お祈りしています。

と、固いことを書いていますが。。。mayumiさんの日記、とても楽しかった
ありがとう、でした。

ご主人とソラタローくんによろしく
hiroshi
2010/12/31 20:23
hiroshiさん、こんばんは

2010年もあと2時間ちょっとで終わりになりますね。
今、紅白歌合戦を見ながら夕食を終えたところです。
静岡も昼間は雪が舞い、大晦日らしい寒さになりましたね。
でも最近、思うことは年末や正月が来る実感がないことです。
常に時間に追われる生活なのでしょうかね〜〜〜
仕事ではメンバーをまとめ、マネージメントする立場になりましたので、しっかりとリーダーとしての役割ができたのか?
いろいろなことを考え振り返っても、充実感があまりなかった1年でした。
すみません勝手に思っていることを書いてしまいました。

今年もhiroshiさんの素晴らしい旅行記を拝見させて頂き、目の保養になりました
来年もよろしくお願いいたしします
良いお年をお迎えください
nao
2010/12/31 21:49
naoさん、今晩は。

プチ、ご無沙汰、です。
リタイアしてこんなにも日にちが経っているのに、今年もまた、現役時代ほどではないとはいえ、馬鹿忙しい師走でした。
naoさんも、そうですか、ご責任あるお立場にお就きになって、さぞやご多忙な年末をお送りになったことでしょう。我々世代の仲間の皆さんもお世話していただいて、年代別でご挨拶すれば、まことに、まことに。。。

わが住まいのあたりは、不思議なことに、本日は予報に反して、あまり雪は降っていません。多分、今夜、これから本格的になるのでしょうか?

つたないブログにお目とおしいただいて、今年もありがとうございました。

忙しさにかまけて読み逃げ状態で申し訳ありません。
で。
カメラを新調なさったんですって?
素晴らしい画像ばかりでしたね。こういうことを言うと叱られるかもしれませんが、たえこさんのお写真とどちらがどっち、というほど素晴らしい写真ばかりで、見とれていました。

来年4月からは、この忙しさから脱出できそうな雲行きです。また、引き続き、お訪ねさせていただいて、コメント欄を駄文で汚す無礼をお許しくださいね。

どうぞ、いい年をお迎えください。
奥様、クルーズくんにもよろしく
hiroshi
2010/12/31 22:27
初めまして。
教えていただきたく、失礼を顧みずこちらに書かせていたきます。
1カ月ほど後にローマへ行きます。お楽しみになったモザイクを、観に行きたいと思っています。

こちらの大聖堂の込み具合について、おうかがいしたいのです。入場までの行列待ちはどのくらい時間がかかるでしょうか。巡るスケジュールを計画中ですが、バチカンのように長い待ち時間が続くのならば取り止めねばならないかなどと悩んでおります。
ぶしつけで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
ゆき
2015/10/04 13:22
ゆきさん、

はじめまして。

いただいたコメントに気付くのが遅れ、失礼いたしました。

とり急ぎ、ご質問のお答えを。
結論から申し上げると、待ち時間などはほとんどありません。行列も、混雑時には10メートル前後、出来るかできないか、という程度ではないかと思います。上のブログを書いて以降も、この聖堂の前は何回か通っていますが、いつでもそんな具合です。

多分、サン・ピエトロ大聖堂の混雑からご想像、ご推察なさってご心配になってらっしゃるのだと思いますが、こちらはヴァチカンほどの「名所」ではありませんから、ご懸念はご無用かと思います。

どうぞ、ご存分に内部の金色に輝くモザイクをご堪能なさいますように。愉しいローマの休日をお過ごしになられますように。

コメント、ありがとうございました。
hiroshi
2015/10/04 21:44
ありがとうございました。
大変参考になりました。これからも拝見させていただきます。不躾な質問にご丁寧に応接していただき、感謝しております。
ゆき
2015/10/05 10:56
お役にたてましたかどうか。。。
どうぞ、実り多き“ローマの休日”になられますように。お祈りいたしております。旅を楽しんでください。
hiroshi
2015/10/05 22:39

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