潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS まだ。ヴェネツィア、サルーテの岬で。

<<   作成日時 : 2011/03/20 16:37   >>

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しばらく、雑用が相次いで、ブログ『覚え書』を無沙汰、していましたが。。。
その所為もあって、随分、長い間、長々と「こちら」ばかり、の話を書いているような気がします。


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こちら? どちらか。
プンタ・デッラ・ドガーナ(Punta della Dogana=税関岬)。あるいはプンタ・デッラ・サルーテ(Punta della Salute=サルーテ教会の砂州の先端)。こちら辺りの呼び名です。


サン・マルコ小広場から眺めると、右手、大運河を挟んで対岸に見える、渦巻きキャンディーのような柱頭飾りを乗せている、丸いクーポラを持つサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。ご存知のごとく、この街を襲ったペストの終焉を感謝して17世紀、聖母マリアに捧げられた教会で、白亜の外観が美しい、ヴェネツィアン・バロックを代表するこの街の“名所”の一つでもあります。


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そのサルーテ教会の象徴的なこの街が、「昔に比べて少々様変わりしていた」、と、以前、書きました。
それが、かくも長々とこちら一帯のことばかり「覚え書」し始めたきっかけであったワケです。

で。
その「変わっていた」ハナシ。

変わっていたそのトップバッターは、ドガーナ・ディ・マーレ(Dogana di Mare)、つまり、かつて共和国時代に『海の税関』であった岬の先端の建物です。

以前、といっても6〜7年前ころまでは、ただの倉庫、廃屋であった建物が、新しい美術館として開館していました。

美術館の名は、地名そのまま「プンタ・デッラ・ドガーナ」。

日本の建築家、安藤忠雄さんが設計し、フランスのピノー財団と連携してオープンにこぎつけたモダンアートの殿堂で、さかのぼる1年4カ月前、つまり2009年6月に開館した、とのことでした。
美術館の常、残念ながら内部は撮影禁止で、写真は撮れませんでした。


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同時に、もう一つ。
この美術館の入り口はサルーテ教会の前のカナル・グランデに面した小広場にあるのですが、裏手、つまりジュデッカ運河側、ザッテレの河岸に回ると、もう一つの美術館、というか博物館も。

こちらは写真撮影禁止のルールはなく、内部に展示された、水の都、ヴェネツィアの祝祭に関わる展示物が並べられていました。
たとえば、手漕ぎの舟であればどんな舟でも出場できるレース「ヴォガロンガ」の記録写真やレースにまつわるさまざまな備品など。さらには、伝統のボートレース、「レガータ・ストリカ」やその祝祭行事の際にカナル・グランデを華麗に彩るピッソーネ(祝典用大型船)の水上パレード光景の写真や記録などなど。


You Tube からお借りした動画は、「ヴォガロンガ」の昨年の大会分。
これも一度見てみたいと憧れているのですが、「レガータ・ストリカ」や「センサの祭り」同様、まだ見たことがありません。





多分、偶然でしょうが。。。

別の入り口からは、倉庫として使われ、内部に保存されているさまざまなヴォガロンガ用の舟まで、眺めさせてもらえました。それらは常時一般開放されているのではなく、偶然、見せていただいただけ、なのだと思いますが。。。


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こちらではほかに、アカデミア橋を渡ったアカデミア美術館前からサルーテ教会までの一帯でも、作家たちの工房や作品展示場が増えていました。つまり、どことなく、つややかな雰囲気が増したような。。。


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アカデミア美術館の入り口前には、所蔵の、近代絵画生みの親ともたとえられるヴェネツィア派の若くして他界したジョルジョーネの名作「テンペスト(嵐)」が模写されて掲げられていた。


画像ハナシは変わります。

ヴェネツィアは、20世紀入りして以降、アクア・アルタの災害に悩まされ続けています。

このため、「モーゼ計画」がスタートし、アドリア海へ抜けるリド島北端のサン・ニコロの水道やマラモッコ、キオッジャに可動堰工事が、ラグーナ内では消えた浅瀬の再構築が進められています。



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画像そのアクア・アルタ、高潮の計測、予報、注意呼びかけシステムの無線計測端末はラグーナ内で17カ所設置されていますが、本島内にあるそのポイントの一つがあるのも、このエリア。カナル・グランデ側とジュデッカ運河側に置かれています。

この一帯を訪ねた最初の日は、ちょうどアクア・アルタ遭遇と重なって、なんとなく、ご苦労さま、と声をかけたいような。そんな雰囲気の朝でした。



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最後に。
今日で10日目、でした。あの震災勃発以来。

わが住まいの土地では、停電もなく余震もなく、普段どおりの生活環境が続いています。
被災地の皆さんや、計画停電に困惑されている首都圏の皆さんに申し訳ないくらい、平穏です。

とはいえ。
東北、関東に住む親類縁者、知己、身内は結構多く、彼らの希望に接して不足する米や電池、ティッシュペーパーなど生活必需品を買い求め、送り出す。あるいは、地域のボランティア活動グループへのささやかな末端のお手伝い。などなど、慌しい日々が続いています。たいしたことはできませんが、己の出来ることを、この後も少しづつ。もうしばらく、お手伝いを続けたい、と思っています。


おかげで、少々バテ気味で、今回、無理矢理、「覚え書」を書き留めはしましたが、内容はいささか空疎。
いずれ、いつの日か、もう一度、この地域の美術館巡りした四方山話などを書き留めたい。そう思っています。
お訪ねいただいた方々に申し訳ありませんが、どうぞ、写真だけご覧戴いて、読み飛ばしてください。







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コメント(8件)

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hiroshiさん、こんにちは。
(コメント欄があいていた〜。ほっ)

地震後、お忙しい日々を過ごされていたのですね。お怪我などなくて何よりです。

地震そして津波と、あまりの規模に言葉もなく呆然とするばかりです。
職場では温かい言葉をかけてくれる人もいて感謝の気持ちでいっぱいになりますが、日本にいないから実際の揺れがどんなだったかもわからないし、物資不足のこともこちらからでは募金をするくらいしか手だてがないので、とても歯がゆいです。
一日でも早く被災地のみなさんが普通の暮らしに戻れることを願うばかりです。

暗いニュースが続く中なので、hiroshiさんの素敵なヴェネツィアの写真にはいつも以上に元気をもらっています。
私が行くときもこんなにいい天気に恵まれるといいなぁと思います。
最初の写真のオープンテラスで食事をしたら気持ちがいいだろうなと思いますが、10月だと寒くて外の席はお休み中でしょうか〜。
みーな丸
2011/03/21 09:05
みーな丸さん、今晩は。

プチ、ご無沙汰しています。
すみません

>コメント欄があいていた〜。ほっ

下手なブログに、お忙しい中、コメントを頂戴するのが申し訳なく、このところ、時々閉じちゃって。

地震と津波。
おっしゃるとおりですよね。知識としては一応、分かっているつもりでいましたけれども、これだけの規模の津波は、考えたこともなかったです。いまもまだ驚嘆し、続く原発の危機も加わって、昔読んだ小松左京さんのSF小説を上回る「日本沈没」騒動にただただ唖然としております。

ヴェネツィアの写真。そういう風に言って頂くと、とてもうれしいです。
ジュデッカ運河に張り出したあのテラスで、この日はコーヒーを飲んだだけですが、同じザッテレの少し離れた場所のそれでは食事もしました。10月下旬の滞在でしたが、このころになると、よほど暑くならない限り日除けは閉じたままのところが多いですよね。そしてこの写真を撮った日は、日差しは暖かい、を取り越して暑いくらいで、吹き渡る風がとても気持ちよかったです。

ヴェネツィアは、秋は概して天気が良いらしいではないですか。お友だちとご一緒にぜひぜひ、あちらでお食事を。みみっちい話をさせていただければ、サン・マルコ広場周辺で食事をするよりも、間違いなく2〜3割は安いですゾ〜〜
hiroshi
2011/03/21 18:57
イタリアも地震国ですよね!?この素敵な風景が無くならない事を祈ってますが・・

ヴェネツィアは、大がかりな堤防工事がもうすぐ終了という番組を見ました。

ホッとしました。

被災地の方には申し訳ないですが、こうした色の有るシーンにホッとするのも事実です。

気持ちは共有して、こちらが倒れない様に気持ちの余裕も必要だと思ってます。そして希望の灯りを灯すのも私達の役割だとも・・

このところのTV画面とAC広告で、気持ちが塞いでましたが・・カラーの有る風景を有難うございました

昨日、中央道の下り線を走る、自衛隊と民間のトラック軍団を何度も見かけました。確実に被災地復興に向けて走り出してるのを目にしてホッとしたのも事実です

北陸に抜けて行くのかな〜

さぁ。気持ちを来年のヨーロッパに持って行くぞ〜〜

何処に行ったら良いですか

mayumi
2011/03/22 11:14
mayumiさん、今晩は。

ちょっぴり、ご無沙汰していま〜〜す

>ホッとしました。

おっほっほ
非常にうれしくありがたいお言葉。

ちょっぴり、そういう思いを持って今回のブログを書きました。さすが、お見通しです。そのの通り、を狙いました。

日本の元気、復旧へ手立ての一つとして、消費マインドの向上も、これから欠かせない要素になるのではないでしょうか。被災しなかった地域の我々のような人間たちが、率先して消費しなければ、経済の回復も望めないはずです。

頑張りま〜〜す。遊び、大好きですから、クルーズや旅にも、萎縮しないで頑張りまするぞ〜〜

高速道は着々、復興、開通し始めているようですね。
皆さん、がんばってらっしゃいますですね。日本人は負けませんよね。日本は立ち直りますよね。きっと。

来春は、やっぱりヨーロッパですか?
mayumiさんのような「通」の方にプランをご提示するとなると、少々、じっくりと深く、考えてみなければいけないですね〜。
クルーズ+陸旅でらっしゃったですよね〜。
考えさせてくださいね〜〜。
hiroshi
2011/03/22 18:39
hiroshiさん オバンデス! 

みーな丸さん mayumiさんもごきげんよう〜〜

皆さんも言って居られますがこちらの画像は本当に綺麗ですね〜
前回に続きすばらしい時に行かれて最高の画像写されて〜 

>「ヴォガロンガ」の昨年の大会分。
この動画は静止画像をズームで動画風なんですね?
良いですね!! これはどのように作れるのかと感心しました。 しばし見とれましたよ〜

その下の艇庫はまさに地震でひっくり返ったお船を連想しました。トホホ~~~

きょうの停電は5時から7時でした。その間に2度も地震で揺れましたよ〜
揺れが身体に染み付いて何時でもゆれてる錯角のこの頃です。
福島・双葉町の80数名が、近所の施設に避難してこられました。 役員さんがボランテアで駆り出されています。

いつ帰れるか? お気の毒です。原発の災害との終わりなき戦いが続きますね〜〜

話は変わりますが、hiroshiさん 桜が咲くころに〜スペインですね〜もう直ぐですわね?
行けるときには行きましょう〜〜!!!!   
たえこ
2011/03/22 20:24
たえこさん、今晩は。

そうだそうですね。

>福島・双葉町の80数名が、近所の施設に避難してこられました。

ニュースで見ました。

全国のあちらこちらに、被災者の皆さんが避難したり移り住だりしていらっしゃいますね。わが地元でも、既に300人を超す方々が避難してらっしゃいます。元の生活が一刻でも早くお取戻しになるよう、お手伝いできることはお手伝いしていきたいです。

そして停電。
そちらは大変ですね。
なんの影響も被害も受けていないhiroshiメのような者は、申し訳のないことです。

が。
たえこさん。
同時に、日本の経済全体の回復、建て直しの一端として消費することも大切だと考えています。
で。
それを口実に、したワケでもありませんが、クルーズと旅好きですから、そちらで頑張って消費を、とも考えています。

といいながら、次回は、桜が咲くころではなく、桜の花の散ったころです。

バルセロナ港から地中海を経て英国まで、巡ってみるつもりです。

まだ当面、福島第一原発と放射性物質の動向に目を離せませんですね。お互い、頑張りましょう。頑張らずに。
hiroshi
2011/03/22 20:47
こんにちは、hiroshiさん。
こう言う時に、このお写真達はありがたいです。
心が休まる。ホッとします。
うれしい。
おお、桜の散る頃ですか。良いんです。経済を立てなおすためには、消費をする人が居なくちゃ、立ち直らないですもの。バルセロナから地中海、そして英国ですか。良いですね〜。
そう言うお話を伺うのも、嬉しいんですよ。だから、どんどんお話伺わせて下さいね。
これも、元気の元になるんです、私達の!
murmur1
2011/03/24 12:36
murmur1さん、今晩は。

プチ、ご無沙汰、です。
いえ、本日、お昼の食事に家に戻った時に先生のブログをお訪ねしたと思うのですが、震災前の、日に何度もお訪ねしていたことと比較すると、随分、お訪ねしていないような。。。そんな錯覚が。。。

>ホッとします。

おっほっほ。
まことに嬉しく、ありがたいお言葉。写真のお上手な人からそう言っていただくと、とてもハッピーです。

しかし。
コメントを頂戴したお時間を拝見して、少々驚いています。

お休みですか? 本日は。
万が一。過労でお倒れになったとか。お風邪をお引きになったとか。そういうことではないですよね。

ブログを拝見している限り、お元気なご様子ですから、そういう心配は必要ないのでしょうが、ご多忙な日中にコメントを頂戴すると、ちょっとドキっとします。

5月には、久々、というよりも、藤原さんの掲示板でmurmur1さんやたえこさんとオハナシさせていただいた、わが初クルーズ時に利用したHALの船に、クルーズ・デビュー以来ようやく、2度目の乗船をすることになりました。

初体験のクルーズがあまりにも素晴らしかったもので、二度目でがっかりするのが嫌であの会社の船はちょっと遠ざかってきましたけれども、やっぱり乗ってみることにしました。がっかりすることは万般ない、とは思いますが、実は、まだ迷っているくらいです。
しかし、今回はもう、乗ると宣言しちゃいましたから。。。

murmur1さんのお仕事の場では、もう、例の方々は受け入れされたのでしょうか。お忙しいでしょうね。お仲間の皆さん。先生を含め皆さん、ご自身のことにもご配慮になられますよう、祈ってます。
hiroshi
2011/03/24 17:26

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