潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS マゼラン、ザビエルらの出迎え♪ リスボン入港。

<<   作成日時 : 2011/08/26 16:53   >>

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画像お〜、リスボン、なかなかやるじゃぁ、ないか。


そんな感じ。

予想以上に、魅せる、港でした。
初体験のリスボン港、入港の印象記。のハナシです。


画像2011年5月16日。
HAL「ユーロダム」は、カモンエスの詩「ここに地果て、海始まる」の碑からほど近いユーラシア大陸西端の位置で、その詩をちょうど逆行する形で、西から東へ、大西洋からテージョ川へと進みました。

左舷には、はるか海の向こうに、一年を通して強風が吹きすさぶ、カモンエスのその詩を刻んだ石碑のあるロカ岬へと続く大地が見え始め、船は速度を落として、ゆっくりと進みます。そしてやがて、その大地は徐々に近づいてきて、ヨーロッパ有数のリゾートが広がるコスタ・ド・ソルの海岸線が。

「そうか、あれがスペインのコスタ・デル・ソルに勝るとも劣らぬと言われるポルトガルの太陽海岸か」。
カスカイスやエストリルの街並みが、しっかりと見えてきました。


画像が。
残念。
この日は、最上階デッキの「リトリート」で、右舷側のカバナの一室を確保していた日でした。

この後は着岸、夕刻ぐらいから買い物に下船するつもりだから、カバナを引き払ってキャビンへ帰ってもいいのですが、そのわがキャビンも右舷側で、意味なし。

観光ポイントやリスボン旧市街など、絶好の景色が見えるのは、左舷側なのです。


画像う〜ん、残念。
カバナの左舷側の部屋の風防ガラス越しに、赤い屋根、白い壁の街並みが美しく見え始めたのを、「残念、残念、全体像が見えないではないか、むむむ」、と心うちでうなっていたころ。

この一角のスタッフの一人が、声をかけてくれました。
「もうすぐ下船する、と引き払ったお客さまのカバナが空いたのだけど、そちらで景色を眺めますか?」と。

左上写真=「太陽海岸」のカスカイスやエストリル行きの電車が見える。バイロ・アルト下のカイス・ド・ソドレ駅から、15分〜20分分間隔で発車しているそうだ。泳ぎの季節にこの街へ入ったことがないもので、まだ乗ったことはない。

画像渡りに舟、で、カメラを手にそちらへ移動しました。
ちょうど、さかのぼる4回前に「覚え書」に載せた、大西洋からテージョ川の入り口にあたるBugio、猿、と呼ばれる小さな島の灯台、付近を通り過ぎたところでした。

後は、リスボンまでおよそ8マイル、15キロ。オーバーナイトでの停泊が待っています。。。

画像左上写真と下写真=ご存知、ベレン地区の、世界遺産、テージョ川に浮かぶ「ベレンの塔」。16世紀に建てられたエマヌエル様式の塔は、三階は王族の居室、二階は砲台、一階は水牢だった。
こちらは、陸上から眺める姿かたち=右写真=とあまり変わりはなかった。



画像


ということで。
以下、リスボン、から下流、テージョ川と大西洋が交わるあたりから、リスボン港着岸までの、およそ1時間余りの風景の「覚え書」。

画像ちなみに。
某クルーズ雑誌や、ネット上のクルーズの各サイトなどで行われている「好きな港」編。
この港は、これまで、上記雑誌やネット上のサイトでベスト5とかベスト10とかに入っているのを見たことはありませんでした。

左上写真=ジェロニモス修道院。

画像陸旅では何回か訪ねていて、街のたたずまいなどを知っているから、こちらも、さもありなん。。。

と、こう書くと、リスボンの悪口のように聞こえます。
が。
自分は、比較的に好きなんです。この街。


画像ヨーロッパの首都としては、18世紀のリスボン大地震で街のほとんどが破壊され、古い歴史を持つ建物なども多くはないし、パリやウィーンなどで19世紀に進められた街の近代化も、こちらの街では瞠目するほどのものではなかったから、イメージはどことなく野暮ったい。


画像しかしその分、のんびりとわが身ペースで街中を歩き回れる気軽さがあります。
スリ、置き引きなどに注意しなければいけないのはパリやローマと同等ですが
(被害はありませんでしたが、以前、このブログに書き留めた如く、標的にされた経験はあります)、
それを上回る、田舎の人々に接する時のような、人の温もりを感じます。


画像

上写真群=いずれも「発見のモニュメント」。ポルトガルで改良が進んだエージ・オブ・ディスカバリー(Age of Geographical Discovery、大航海時代)の小型高速船、カラベル船の船首を模した高さ52メートルの石の塔に、エンリケ航海王子を先頭に、ポルトガルの誇る歴史上の偉人たち32人を飾っている。

画像写真の後半分、上写真にあたる東側の群像の中に、日本でもおなじみの人たちが。エンリケ航海王子を外した東側、先頭から2番目は、インド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマ。5番目、剣を手にしているのは、初めて世界一周を成し遂げた「マゼラン海峡のフェルドナンド・マゼラン。下から2番目、屈んで手を合わせているのは、日本にキリスト教を伝道したフランシスコ・ザビエル。ハビエル生まれのスペイン人であったが、当時はポルトガルで活躍した。



画像。。。横道に逸れました。

さもありなん。。。
田舎風イメージだから、たいした港ではないだろう、と考えていたのです。

左上写真=4月25日橋の向こうに、クリスト・レイが見えてきた。リオデジャネイロのキリスト像を模して1959年に完成した巨大なキリスト像。エレベーターで登ることができる。

画像


画像


画像

橋のたもとのターミナルに「セレブリティ・コンステレーション」が停泊していた。

画像



画像が。。。
しかし。
今回初めて入出港体験したこの港は、なかなかのものでした。
わが勝手な、個人的な評価では、ヴェネツィア、アムステルダム、に続いて第三位。

考えてみれば、あのヴェネツィア共和国ほどではないものの、大航海時代の一時期、短期間ではありますが、海上交易で世界をけん引した国の、歴史ある港なのです。楽しめて、当たり前、で、あったのでしょう。

この街では、ジャカランダの花が真っ盛りだった。とくに、マドラゴア地区の国会議事堂へと通じるアヴェニシア・デ・カルロス通りの並木は見事で、議事堂前まで続く紫色が船上からでも見えた。下写真は、カイス・ド・ソドレ駅前広場のジャカランダ。

画像



最後に。
今回のクルーズで初めて知ったのですが。。。

リスボンの港は、テージョ川に沿って、計3つ。
比較的にマイナーなクルーズ・ポートであるためか、ガイドブックにはまったく見かけないため、ちょっとでしゃばって、ガイドブックまがいの案内を。

メイン・クルーズポートは、4月25日橋の北詰にあるアルカンターラ・ターミナル。
川沿いに2キロほどの長い岸壁が続く。
そのさらに上流、東端に2つ目のクルーズ・ターミナル、ロッカ・コンデ・デ・オビドス。
3番目は、そちらからさらに4キロほど上流にある、今回、「ユーロダム」が着岸したクルーズ・ターミナル、サンタ・アポローニア。
こちらは、旧市街、コルメシオ広場から、歩いて10分ほどの便利なターミナルでした。


画像

写真上=コルメシオ広場。旧市街へのウォーター・フロント側玄関。
写真下=広場を通り過ぎたら、サンタ・アポローニア・クルーズ・ターミナルに「クラウン・プリンセス」が先着していた。


画像


画像

もうすぐ着岸。上写真は、1755年の大地震で倒壊を免れたため、現在も中世の街の姿をとどめるアルファマ地区、斜面の頂点にあるのはサン・ジョルジェ城。
下写真は、サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会と修道院。さらに下写真は、青い外壁のサンタ・アポローニア駅とヴァスコ・ダ・ガマなどを祀るサンタ・エングラシア教会。


画像


画像


画像


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コメント(8件)

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hiroshiさん  こんばんわぁ♪

海からのリスボン第三位でしたか? 
赤い屋根の連なりが美しいです。
入港シーンは何時も良いものですね~~~
感動が伝わります!!!

それに紫の花はジャカランダですのね〜
満開の様子は見てなくて〜〜 羨ましいです。

    

「発見のモニュメント」も沢山の角度で写されて〜
私は陸からの観光でした。海からが良いですね!!

気儘に歩いていたら、参加した旅行社の会長さんと社長さんがタクシーで観光されてたのにばったり会って「お気をつけて下さいね」って言われた思い出の場所でもあります。
たえこ
2011/08/26 20:36
たえこさん、こんばんは。

いつも先陣を切ってコメントをいただき、ありがとうございます。

>入港シーンは何時も良いものですね~~~

ほんと、そうですよね〜。
こちらは、残念ながら朝寝坊人間なので、朝の入港シーンはあまり見ることができない のですが。。。

たえこさんの入港シーンの写真を拝見するたび、次回は頑張ろうと思うものの、やっぱり、日中の入港でないと、あまり見ることができないです。

発見のモニュメントは、陸上でみるのとかなり印象が異なっていました。船で眺めると、あの塔はしっかり船の船首に見えて、なかなか良かったです。陸上からだと横向きでしか見えないエンリケ航海王子の顔も、正面から見えました。

ジャカランダ、そうなんですよ。
とてもきれいでした。

>参加した旅行社の会長さんと社長さんがタクシーで観光されてたのにばったり会って

そんなことがあったんですか。
それは、それは、記憶に鮮明に残るでしょうね。



hiroshi
2011/08/26 21:17
こんにちは!

私にとっては未知の世界、リスボン。
入港の写真だけで、もう私好みの街だなって気がしてきました。赤い屋根のところはみんな好きという単純細胞なので......。

プリンセスの船首と赤い屋根の街のショットがとっても素敵です。「クルーズで異国を周ってます〜♪」って感じが溢れてます!

リスボン、港のところからすぐ街が広がっているんですね。ローマとかじゃなく、こういうところでオーバーナイトしてくれるのは本当に嬉しいですね。

そしてリスボン入港は左舷!しっかりメモしました。
とまったのは3つのうち、一番いいロケーションのクルーズポートでしたかー?
みーな丸
2011/08/27 14:51
みーな丸さん、こんばんは。

お住まいの街は関係なさそうですが、ハリケーン「アイリーン」、北東部各州は大変らしいですね。史上最大の規模、なんですって?

リスボン。
そうですね〜。イタリアがお好きで、赤い屋根の連なる街がお好きなようだから、きっとこの街もお気にいられ、お好きになられると思いますよ。

ただ、街としての華やぎは薄いように思います。良くご存じのブルージュやウィーン、コペンハーゲンなどの北ヨーロッパの街に比べれば当然、南欧、地中海圏のニースとかフィレンツェとかに比べても、華がないように思います。街自身の歴史はそこそこ長いのに、やっぱり、あの大地震と、歴史的に街自身、富を蓄積する才能、というか、能力が低かったからでしょうか。

でも、hiroshiメは好きですね。この街も。ほら、カステラとかコンペイトウとかカルタとかボタンとかカッパとか、日本語になったポルトガル語がいっぱいあるではないですか。だからでしょうね。日本人にとって、なんとなく懐かしい雰囲気があります。
とくに田舎は、日本人への親近感がとても高く、居心地はいいです。

>リスボン、港のところからすぐ街が広がっているんですね。

そうなんです。3ポートのうちサンタ・アポローニアに泊まると、すぐ傍が旧市街のバイジャ地区です。夜遊びするにはとてもいい場所で、初日のこの日は、さっそくファド・レストランへ遊びに行ってきました。
hiroshi
2011/08/27 19:57
リスボン良さげ〜

私はブラブラ歩いてみたいです。
オーバーナイトで良いな

少々長いクルーズでないとオーバーナイトは無いかも・・ですね。
カナリア諸島のクルーズで訪ねたいかも

迷ってますが・・直前格安クルーズの有るコースで決めます

hiroshiさんもたえこさんもみーな丸さんも直、次のクルーズですね

早くアップして下さい〜とソッとプレッシャー
ココン
2011/08/27 23:15
こんばんは。hiroshiさん!!
お久しぶりでごめんなさい〜。先週から東北へ行ってきました。海外へ行く前に日本でボランティアができてとてもいい勉強になりました。

今回のリスボンも本当に素晴らしいお写真ばかりですね。ベレンの塔。。。いいですね。
歴史上の偉人を飾っているというモニュメントもすごいですね。細かい彫刻がすごいなあって思いました。

世界には行ってみたいところがたくさんありますね〜
あおちゃん
2011/08/28 19:35
ココンさん、おばんで〜す。

すみません
本日は、ちょっと出かけておりました。
いつかお話した、今年相次いだあれの、またまた、友人に。。。でして。
そういう年代にあるのだ、と、しみじみ、心に刻んで噛み締めておりまする。。。

>リスボン良さげ〜

そうですね。
良いのかどうかはわかりませんが、気楽な雰囲気は濃いですね。クルーズ船でたとえれば、藤原さんがよくおっしゃった「大衆船」のイメージですかね。hiroshiメは好きです。

>私はブラブラ歩いてみたいです。
>オーバーナイトで良いな

おっしゃるとおり。
この日は夜に船を抜け出して、ファドを聴きに行ってきました。

カナリア諸島へのクルーズ、RCIも、おっしゃるとおり、この街へ立ち寄るのが、hiroshiメには結構魅力的に見えます。

>迷ってますが・・直前格安クルーズの有るコースで決めます

そうですよね。それがベストな対応なのでしょうね。

次までは、あと3週間余りとなりました。
もう、今回のクルーズ記、終了できないことは、明らか、です。
とほほ。。。
hiroshi
2011/08/28 21:14
あおちゃん、こんばんは。

そして。
お帰りなさい。お疲れ〜〜。

>先週から東北へ行ってきました。海外へ行く前に日本でボランティアができてとてもいい勉強になりました。

以前、お話なさっていましたから、きっと、そうに違いない、と思っていました。

>ベレンの塔。。。いいですね。

ねぇ〜〜

作家の司馬遼太郎さんは、この塔をご覧になって「貴婦人がドレスの裾を広げているようだ」「テージョ川の皇女のようだ」と、その美しさを書き残しておられます。
昔、大航海時代には、はたしてもう一度会えるかどうかと、船乗りの家族たちが涙ながらに、この塔のあたりから出発していく船を見送ったそうです。

こちらは、ベレン地区といって、旧市街からちょっと離れているので今回は行きませんでしたが、以前、陸旅で行った時は中まで入り、潮風に吹かれながら三階のテラスで眺めを。とても気持ちが良かったです。

あおちゃんも、機会があればぜひぜひ。
hiroshi
2011/08/28 21:27

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