潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 港から至近。リスボン、タイル画ミュージアムへ。

<<   作成日時 : 2011/09/05 22:24   >>

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「Feira da Ladla」、「泥棒市」で陶磁器やタイル画を眺めていて、次の行き先を思いつきました。
『国立アズレージョ・ミュージアム』。です。


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アズレージョ・ミュージアムに到着したのは、午後1時ちょっと過ぎ。ウィークデーであったとはいえ、入館してみたら、我々以外に、入館者は4人グループの一組だけであった。ほとんど貸切状態。さすがに、こちらまでは、やってくる観光客は少ないようだ。
学校の放課後、子供たちを対象とした絵付け教室がこの日に開かれるという2階の廊下の一角には、教材などの準備がすでに終わっていた。



画像リスボンは、パリやロンドン、NYや東京などの第一級「+(プラス)」や「++(ダブル・プラス)」世界都市ではなく、ランクが下がる「−(マイナス)」グローバル・シティです。
で。ダブル・プラス都市などと比べれば、イメージは少々野暮ったいですが。。。

画像リスボンの皆さま、「野暮ったい」などと、いささか無礼です。
ごめんなさい。こちらの主観ですので。どうぞ、ご容赦を。ご免

。。。野暮ったいですが、やっぱり一応、世界都市の端くれ?、です。


画像昔、訪ねたときには、所蔵のルーベンス作「ヘレナの像」を入館案内のパンフレットに使っていた第一級ミュージアム、グルベンキアン美術館を筆頭に、狩野派の南蛮屏風など日本や東洋美術をも並べる国立古美術館。さらには装飾美術館、ファドとポルトガルギター博物館など、美術館や博物館は、結構ありますよね。


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画像アズレージョ・ミュージアムは、マドレ・ダ・デウス教会(Igreja da Madre de Deus=神の母教会・修道院)内にあった。16世紀に創建された教会だそうで、1950年代に、グルベンキアン財団の協力で荒れ果てていた修道院が修復され、その一部が国立美術館として開館したのだそうだ。

こちらは、たどり着くと、お昼時をすぎていたため館内のレストランに直行した。
さすが! レストランも、食材の魚や獣などを描いた、鮮やかなタイル画で覆われていた。修道院時代は、こちらは台所であったのだろうか。

画像トイレも、一風変わったデザインで装飾されていた。いつごろ制作された絵タイルか聞かなかったが、現代にも通じるポップなデザインだ。
外部の中庭のテラスは、強い日差しを避けるため頭上は遮光布で覆われており、30℃を大幅に超えていたこの日の暑さを忘れる快適さであった。
夕刻からの結婚披露パーティーの予約が入っているそうで、すでに十数テーブルがセッティングを終わっていた。テラスの隅に、池。その池の中には、日本の金魚が泳いでおり、店のスタッフが、ゆっくりと餌やりを続けていた。まぁ、のんびりしていること!



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レストランと反対側へ、廊下を渡ると、修道院兼ミュージアムの中庭が広がっていた。バラをはじめ、真夏の風情の花々が咲き乱れていた。

画像その数多い美樹館、博物館の中で、まだ行ったことがなかったのが、こちら。『国立アズレージョ・ミュージアム』。

この美術館。。。あるいは、博物館、と呼べばいいのか??

アルファマのすぐ東地区、バイロ・ロペス地区にあり、サンタ・アポローニア・クルーズ・ターミナルからだと、1,500メートルほど、でしょうか。
すぐそこ。近いのです。

しかし。
陸旅での観光訪問の場合の、一般的な発着起点エリア、旧市街・バイジャからだと、地下鉄はもちろんトラム、路面電車も通じておらず。
公共交通機関となると、バスしかない。

画像ところがバスは、ご存じのごとく。。。
利用価値は大きいのだが、訪問回数ひとケタ級の、我らのごときリスボン初心者には。。。

いえ、ローマやマドリッドなど、ヨーロッパの他の都市も同じで、バスは敬遠、の田舎者。です。けれども。。。

バスは、路線が複雑で、おまけにポルトガル語は、こちらはまったくの???で、カタコト・スペイン語のわが家の相棒程度の会話力では、ポルトガル語とスペイン語は似ている、といっても、バスの運転手の案内などはほとんど理解不能。
で、結果、教えを請わなかければどこで降りればいいのかまったくわからないので、乗りこなすのがとても難しい。

だからこれまで、アズレージョ・ミュージアムは、言葉の障害に加えて、リスボンでは3泊を越える滞在をしたことがない事情もあって、行きたい願望を持ちながら、望みをかなえたことはなかったのです。


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美術館のメイン、教会堂は、金箔を貼った木彫と文字通りアズール(Azul)=青色=の鮮やかなタイル画で覆われていて、息をのむほど美しかった。

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画像アズレージョ(Azulejo)。
スペイン語では、同じつづりで発音はアズレホ、ですか。
イタリア語ならテゴラ(tegola)、英語と日本語ならタイル。

左上写真は、ポルトガル・アヴェイロ駅。以下、左側の写真は、地中海を巡る国々を過去に訪ねた折に撮り貯めたタイル画のある風景のうち、適当?に、アトランダムにピックアップ。

画像好きなんですね〜。

モロッコやチュニジアなどの北アフリカから中東、トルコ。
ポルトガルからスペイン、南仏プロヴァンス。
そして、こちらやアンダルシア界隈の陶房からマヨルカ島を経て、「マヨルカ焼」の名で同じ陶器皿やタイルが広がっていった歴史を持つイタリア。
「地中海圏」好きにはたまりません。その共通項の一つが、陶器板、タイルですものね〜。

左上写真は、ポルトガル・ポルトのアルマス教会。

画像ということで。

以前から訪ねたい、と思いながら、なんとなく行きそびれていたこちら。
それを、「泥棒市」会場で、「あ、そうだ」と、ようやく思い出して。。。
「行ってみよう」ということに。

左上と左下写真は、ポルトのサン・ベント駅。

画像美術館は、「泥棒市」からならば至近、です。
歩いてでも、20分程度でしょうか。
30分は、かからない。


画像で。
これは、『行かずにゃあぁ、おられやしょうかぁ〜。いや、おれない。知らざあ、言って聞かせやしょうかぁ、いや、聞かせたい。弁天小僧ったぁ。。。』。
と、見得の一つも切ってみたいほど、浮かれた心地になり、勇躍。。。

上写真はスペイン・バレンシアのレストラン、左下写真はトレドのホテル「アルフォンソ・セスト」のダイニングの壁面の、トレドを描いたタイル画。

画像かてて加えて。
東京やNYと違って流しのタクシーを捕まえるのが難しいヨーロッパの街ですが、やっぱり「泥棒市」はかなりの名所なのか、広場周辺には、タクシーたちもしっかり待機してくれていました。


画像至近距離なのに。
リスボンのタクシー・ドライバーは、どこかの国のタクシー運転手のように、近場だからといっても、嫌な顔一つしない。
この温もりが、なんともいいのだなぁ。

車内に乗り込んだら、あ、という間に、門前に到着、でした。

モロッコ・ラパトの王宮、入り口。


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画像以降は、かなり長い時間、滞在。

ミュージアムを出たところで。ラッキーにも、客を送った帰りのタクシーがちょうど通りかかって。。。

このタクシーの運転手がまた、いかにもポルトガル的な、サッカー好きの、素朴な温もり派の方でした。

乗車わずか5分ほどでクルーズ・ターミナル近くのサンタ・アポローニア駅まで到着したのですが、その間、こちらを日本人だと知って、降りるまでの間、ず〜〜っと、欧州遠征中、あるいは、すでに引退した、日本のサッカー選手たちのことをしゃべりっぱなし。それがまぁ、実によく御存じで。。。


画像で。駅前で一度止まったのだが、まだ語り足りないと見え、
「(クルーズ・ターミナルは)ここから歩いてすぐだ。しかし、もしタクシーでこのままターミナルまで行くならば、この先は左折禁止、道は一方通行で、大回りしないとターミナル前には行けない。降りるか? ターミナルまで行くか?」
降りると、と答えたら、こちらにメーターの料金を確認させたうえ「代金はこれだけで良い。待ってろ。ターミナルまでは、この後、無料で行く」と、再び走り出しちゃった。

そして。
続けたのが、またまた欧州で活躍する、あるいはした、日本人選手たちへの賞賛談義。
どこをどう走ったのか? ほんとうに迂回路であったのか、ただ話したくて走り続けただけなのか? 
ミュージアムから駅前までの2倍ほどの時間走り続けて、しゃべり続けて、ようやく満足したのか、ターミナル前に到着して、降ろしてくれました。
もちろん、乗車代金は、彼の言った通りで、チップも受けとらず、にこにこと手を振って帰っていきました。

船に戻ったのは、午後4時近かったです。



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「アイーダ・ディーヴァ」。船首の真っ赤な唇は、やっぱり強烈だ。

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今夜のタオル・クリエーションは、犬。ブルドック? フレンチ・ブルドック?


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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。

うわーっ。すごいタイルの数ですね〜。

大学の時に友達のお母さんが初海外旅行でポルトガルツアーに行き、友達にタイルのお土産を買ってきていたためか、実は私の中では、まず「ポルトガル=タイル」なんです!

だからいろいろなタイルが見れて何だかとっても嬉しいです。

派手なやつも色の少ないやつも、それぞれに違った美しさがあって目が釘付けですね。

そして修道院の中庭や回廊がとってもいい雰囲気です。hiroshiさん、またまた素敵なところを紹介して下さってありがとうございます!
みーな丸
2011/09/05 23:43
みーな丸さん、おはようございます。

まず初めに。
おめでとうございました。

murmur1さんのコメント欄で拝見しました。
良かったですね〜。
当初から自信をお持ちであったし、みーな丸さんのお人柄、人物像を、きっちり評価されれば間違いなくご希望通りになると思っていました。

ご存じのとおり、タイルはこの国の名物ですよね。どちらへ行っても、素晴らしい、タイル貼りの建物が目白押しです。なかでも絵タイルが見事ですよね。

実は。。。
今だから白状しますが、初めてこの絵タイルを全身に張り付けた教会を観たとき、日本の○くざ、さんが背中にお付けになっているくりからもんもん、刺青の「大作」を連想しまして。。。あまり好きではなかったのです。

が、相棒が好きなもので、いつの間にか。。。慣れとは恐ろしいものです。
くりからもんもん、の方の奥さまも、こうやって、いつの間にか慣れていかれるのでしょうね。

今回載せたのは、撮ったタイル画の20分の1ほどです。撮ったのはまた、その20分の1ほどですから、ミュージアム所蔵の0.2パーセントほどだけでしょうか。載せることができたのは。

展示作品は非常に多いです。
美術館の常の「撮影禁止」は、モノがモノだけにこちらではありませんので、どうぞ、お訪ねになったいつの日か、ご存分に撮影を!

撮影上手な、みーな丸さんのお撮りになった画像で楽しませてください。
hiroshi
2011/09/06 10:06
hiroshiさん  オアンデス!!

>それを、「泥棒市」会場で、「あ、そうだ」と、よ
うやく思い出して。。。
「行ってみよう」ということに。

そこで思いつくだなんて〜 流石!!

本当に素晴らしい内容です。 何時も乍ら圧倒されます。
時と時間も違うのに関連の画像(アズレージョ)満載ですね〜〜

それでも写したの画像の20分の1ですか?
私は写したものの8割以上は載せてて〜 お恥ずかしい事です。 だらだらとですよね〜〜〜

タクシーの運転手さんとのやり取り最高!!
きっと、彼は美しい奥様との会話が気に入って居たんだと想像です。

楽しくて、別れ難かったのでは?   

  想像通りかなあ〜うふふ〜〜〜 

たえこ
2011/09/06 21:01
たえこさん、こんばんは。

メールを頂戴していたのを、つい先ほど、やっと気づきました。
メールボックスは2日に一度ほどしか開けないナマクラものですもので。。。ごめんなさい。

そして、ご丁寧に、ありがとうございます。
コピーの部分、拝見しました。
まことに、まことに

教えていただく前に、3つとも試してみました。
しかし、どうもうまくいきません。

前回までのたえこさんの写真は、現在でも拝見できるのですが、今回分は、いまだに、です。

次にたえこさんがお載せになる記事で、またまた拝見できないようならば、メーカーに連絡して、チェックしてもらうつもりでいます。
たえこさんのブログは、万一、このような状態が次回にまた起きたとしても、我が家の相棒のパソコンで拝見できるので、そんなに心配はしていません。ちなみに、相棒は、2〜3日に一度、1時間ほどしか使いませんので、ほとんど空いています。

>写したの画像の20分の1ですか?

そうなんです。
でも、たえこさん、それは、腕の違いのせいですよ。
写真のへたくそなhiroshiメは、多分、たえこさんの何倍もの写真を撮ります。同じ場面の同じアングルの写真も、2枚は最低、撮りますから。
ビデオ・カメラを回す時の癖がついているのですね。ビデオと同じように、バシャバシャ撮っていないと、撮れているきがしないのです。とほほ、です。
hiroshi
2011/09/06 22:59
〜上から続く〜

>彼は美しい奥様との会話が気に入って居たんだ

あはは、です。
たえこさん、そのお話を彼女に聞かせたら、大喜びしていました。そんあことは絶対にないから安心するように、とこちらが続けて言い聞かせたら、そこまではっきり言わなくてもいいじゃぁないの、と、むくれておりました。
いつか、クルーズでご一緒したいそうです。
よろしく、よろしく、です。
hiroshi
2011/09/06 23:00
クルーズの楽しみの一つ オーバーナイトですね〜陸旅の楽しみも加わって、楽しさ2倍ですね

コスタのクルーズで、同じコースを連続乗船の話を聞いて・・全て寄港地オーバーナイトなんて面白ですね

リスボンも面白い街ですタイルアートが街全体の中でどんな風か・・興味深々です

アイーダの船内はどんなかな

色んな船に乗って、色んな所に出掛けられてるhiroshiさんのカナダの次は〜


ココン
2011/09/07 00:02
ココンさん、こんばんは。

ココンさんあらば、まだ起きてらっしゃる時間帯、ですよね?
hiroshiメも、今夜は珍しく、こんな時間なのにまだ起きておりまする〜。

そうす、サッカーです。
まだ1−1。何とか勝ってくれないでしょうか。

オーバーナイト。
やっぱり、街の中での夜遊び、ってのは、魅力的ですよね。いつかお話したですが、陸旅、捨てがたいですよね。ココンさんのお気持ち、とてもよくわかります。hiroshiメも同意見。追随させていただきます。

ところで。
お決まりになりました?
リスボン立ち寄りか。はたまたマラガ寄港の船か??

どちらも素敵で、それぞれ捨てがたい魅力がありますよね。

>カナダの次は〜

次は。。。まだ迷っておりまする
もう、そろそろ決めなければいけないですよね〜〜
hiroshi
2011/09/07 00:53
こんばんは! お久し振りです。 鼻が効くというのかなんというか、お邪魔しましたら、国立アズレージョ博物館を拝見できました。 バタバタと急ぎ足のツァーでは到底いけない博物館を、有難うございます。 

やはり綺麗ですねぇ! あの青と白の取り合わせがなんとも素敵ですね。 幾何学模様だと他の色も入っていても楽しいですが、あれだけの大きさとなると、やはり色数の限られている方が、迫力ですね。
駅の前も通っただけですので、これも嬉しく見せて頂きました。 
ざっとのツァーでしたが、ポルトガルは、もしまたチャンスがあったら、という国の一つになりました。
shinkai
2011/09/21 03:06
shinkaiさん、おはようございます。

プチ、ご無沙汰です。

そうですね。拝見しています。
足跡も残さず、読み逃げで失礼しています。

しかし、さすが、ですね。
いつもながら、素晴らしい画像ばかりで。
楽しませていただいております。

>やはり綺麗ですねぇ! あの青と白の取り合わせがなんとも素敵ですね。

ほんとに、ほんとに。
あの大きなタイル画に、青と白以外の色が入ると、やはりかなり派手ですね。初めてその手のアズレージョを観たときは、どなたかのコメントの返事でも書かせていただいたですが、首から下、全身総刺青のその世界の人を連想しちゃいました。

アズレージョはやはり、青と白の世界ですよね。

>ざっとのツァーでしたが、ポルトガルは、もしまたチャンスがあったら、という国の一つになりました。

そうですよね。
自分の場合も、shinkaiさんお住まいの国が一番。
あとは、ポルトガルとスペインが好きです。

イタリアとスペインの間の国は、街々の印象がそれこそマチマチ、つまり多様で、イタリアとスペインの香りのある街は好きですが、パリの香りの濃い街は、残念ながらどうも、もう一つ、です。
hiroshi
2011/09/21 10:56

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