潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 運河取り巻く鮮やか緑。ベルギーの可愛い村ダム。

<<   作成日時 : 2011/11/13 11:46   >>

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5月21日、土曜日、午後。
正確には、午後零時半。

「ブルージュ郊外の村々を往く」、とでも訳せばいのでしょうか。
「BODERING BRUGES」という名のショア・エクスカーション・バスに、「ユーロダム」停泊横の埠頭から乗り込みました。


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画像フランドル地方の田舎道。日差しにも恵まれて、鮮やかな緑の中をショア・エクスカーションバスは走る。一段下の運転席&ガイド嬢(この日は、年齢、若くないと明かしているようで申し訳ないが、ガイドおばさん?)席を除くと、最前部、先頭座席に座って、一眼はさすがに後部の他の乗船お仲間、“お客さま”に申し訳なく、小さなコンデジで撮影。バスのフロントガラス越しの光景。フロントガラスは、ベルギーのそれにしてはあまりきれいではなく、イタリアかフランスの、アバウトな感性の国のバスの風情。残念。


ブランケンベルゲから帰船して、慌ててお昼をかき込んで、大急ぎでバス乗り場へ駆けつけてみたら。
時計を見るとまだ集合10分前で、乗車一番乗り。先頭座席に座れました。

画像さすが、チョコレート大国。
バスに乗り込んだとたん、ブルージュ在住のガイドさんから、チョコレートの無料サービスが。ごらんのとおり、ゲントに本店を置く「Daskalides(ダスカリデス)」。ゴディバやノイハウス、ウィッタメールなど、日本人にもおなじみのブランドではなかったですが、甘党派ならご存知の通りの、ベルギーのチョコ・ハウスの中でも、この国を代表するブランドの一つ。多分宣伝を兼ねた贈り物なのでしょう。

残念ながらスイートミルクとビターの板チョコ2枚で、ベルギーならではのプラリネではありませんでした。
が。。。そこはそれ、チョコレート大好き人間です。
船に乗って以来のおいしい料理の影響で体重増加を気にしている相棒から、彼女の分も「召し上げ」て、うっしっし。



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行政区域「ダム」には、シッセレ(Sijsele)、ムールケルケ(Moerkerke)など8つの集落があり、主だった集落やブルージュとは、運河で結ばれているそうだ。運河の周りには、ポプラや杉などの木々が高くそびえる。そして、北海からの風が、さえぎるもの何もないふきっさらし状態の田園地帯周辺では、風の影響で、ほとんどの木々は、海とは反対側に傾いている。
運河は、冬になると全面、凍って、アイススケートリンクやそりなどでの運搬路としても使われるのだという。


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ハナシを本筋に戻して。
「遠足」の柱は、ゼーブルージュの南東およそ7キロ、ブルージュの北東、およそ5キロの位置にある、一応、こちらの行政区分では、日本式に言えば「市」ですが、日本人の感覚では、小さな村、といった方がよほど似合って見える「ダム(Damme)」で、フリータイムを過ごそう、という趣旨のそれでした。

名前の「ダム」。

英語の「Dam」と同じ、日本語の文字通りの「ダム」を意味し、砂で埋まって廃れましたが、昔、12世紀から13世紀にかけての一時期、ここら一帯は良港であった時代の名残なのだとか。海岸線はもはや、ず、ずぃーと北に去っていますが、当時はまだ、川の流れは深く、ここらあたりまでさかのぼれたのでしょう。きっと。

最初、村の名を知った時。オランダ語の綴りから、英語の「Dame」=貴婦人と連想し、何か深いいわれがと、勝手に想像していましたが。。。間違いでした。


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村には3基の風車があった。オランダのザーンセ・スカンスのように一か所に集合しているワケではないが、やはり、川や運河沿いの光景としては良く似合って見え、美しい。中世、1200年代にに建てられ、壁を残して崩れていた一基を1800年代に修復したそれを除いて、いずれも19世紀の建設。搾油機など工場の動力として使われてきたが、1900年代初頭に3基とも廃棄された。第二次世界大戦後の1940年代から1980年代に記念碑として復元されたのだという。


この村。

実は、わが家にある何冊かのベルギーに関する観光ガイド本や世界の都市紹介本のどれにも、小さくですが、ほぼ必ず載っているのです。

たとえば、アルファベット3文字の例の巨大旅行社が発行する「るるぶワールドガイド」では。。。

「ブルージュからわずか30分。のどかな田園風景が広がる魅力的な町への小旅行〜喧騒から離れ、ダムで静かな時を過ごす」。
を主見出しに、「ブルージュから趣のある蒸気船で行くのがおすすめ」などと、運河を行く小さな船旅の写真などを添えて紹介されています。

で。結果。

行ってよかったです。

何が良かったか?
自然豊かで、可愛くて、居心地が良いカフェが揃っていて、小さな村で。。

画像格別、これといった名だたる名所こそないのですが。

運河が走る緑に恵まれたエリアに、レンガを積み重ねて漆喰で固めた素朴なたたずまいの家々が連なり、人も車ものんびりと、ゆっくりと動く。

北欧や北ヨーロッパでは、自転車専用道が整備された上で、日本で言えば道路交通法のような法律がきちんと施行されている。このほど警察庁が打ち出した指導、規制は、いささか問題あり、ではなかろうか。

画像時間は、ゆったりと立ち止まり立ち止まり流れていくような。

慌ただしく、忙しい現代社会とは無縁の、どこか異次元世界に迷い込んだような、おおらかさ。
水と花と緑に満ちた、光をいっぱいに浴びる大地に、魅惑されました。


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画像ベルギーでは、ご存じのとおり、フランス国境に近い南部、アルデンヌ地方の、小さな古城が点在するナミュールやデュルビュイなどの優しいイメージの可愛い村々が観光的に脚光を浴びています。確かに、あちらの街や村も好きですが。。。

が。
南部フランス語圏ではなく、北のオランダ語圏に位置するこのダムの村周辺も、実に素晴らしいエリアでした。


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観光ポイント何か所かで下車したが、走るバスの窓からの光景の方に幻惑された。


画像ただ。
こういう村の雰囲気は、静止画、つまり写真だけでは、自らの写真撮影の下手さもあって、上手に記録に残せず、ご覧いただく方々に巧くお伝えできるすべを知りません。やっぱり、ビデオ・カメラ、動画かな、と思いますが。。。

おのれ自身の「覚え書」です。何年かのち。体力的にも金銭的にも、旅に行けなくなったころ。きっと、これを手がかりに、思い出を甦らせれるのではなかろうか。そう思っています。



画像世界には、スポットライトこそ浴びていないものの、素晴らしい土地はいっぱいにあるのだ。そう、改めて深く感じた、場所の一つでした。

写真をかなり撮ったもので、2回に分けて「覚え書」に残そうと思っています。
今回は、その前篇です。



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観光ポイントとしては、下車観光したうちの一つ、マーレ城が良かった。
かつてはシッセレの領域であった、ブルージュから距離およそ2キロほどのマーレ集落の、村はずれにある深い森に囲まれた一角だが、マーレは現代に入って、ブルージュに併合されたそうだ。

創建されたのは1166年。ヴァイキングから村を守ることを目的に建てられた。
以降、ベネルックス3国の、他国に蹂躙され続けた悲惨な歴史の例に漏れず、この城も次々に領主が変わり、破壊、修復の歴史を積み重ねて、1558年に土地の男爵領となったのだとか。

第二次世界大戦後の1954年から女子修道院として使われており、地域の農業センターとしても活用され、毎年4月に農業祭が開かれているのだとか。

城内の小さな教会は、プロテスタント。室内は当然ながら、カトリックのあの麗々しい飾りつけを排した内装で、簡素で静謐な雰囲気。
といいながら、プロテスタントの教会堂にまれにある、飾りつけはなんにもない無味乾燥なそれではなく、淡いパープル、というか、バイオレットに近い、夢見るような鮮やかな一色だけのステンドグラスを通して入ってくる外光が堂内を満たしていて、とても厳粛で幻想的なたたずまいであった。



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「遠足」は引き続き、ダムの街へ。
およそ2時間ほどの自由行動ののち、ブルージュ旧城壁に近い、町はずれのチョコレート・ショップ兼ビールなどの土産物店を訪ね帰船した。

自由勝手に、街めぐりをさせてくれたダムの街。その街の中心、マルクト広場が、バス車内から見えてきた写真を下に載せて、下車後のそれは、次回に「覚え書」を。



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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!

>>世界には、スポットライトこそ浴びていないものの、素晴らしい土地はいっぱい

まったく仰る通りです。
つい有名どころや行きやすいところに行ってしまいますが、こういう隠れた宝石のような街に出会うと、旅行していてよかったなぁと思いますよね。

他のショアエクスカーションが埋まってても、こんな可愛いところに行けるってことは、やはり「残り物には福がある」んですね〜。
名前を聞いた事のないような街でも、たまにはエクスカーションに参加して行ってみるのもいいかな、なんて思えてきました。

ところで、お話ロボットとお話して楽しんでいたのですが、「白雪姫」と打ったら、なんと「毒リンゴ」と言われましたよ〜(笑)
みーな丸
2011/11/13 12:25
みーな丸さん、こんばんは。

早くも、またまた新しいクルーズをお決めになったそうで。。。羨ましい

きっと、あの船ですね。
ほら、ガラパゴスでゲットされた、あれの使える船。
ということで。。。ひょっとしたら、船の上でお会いできないかと、あの船のサイトへ行って調べてきました。
2013年5月10日、スワード発、バンクーバーへ南下してくる船をめっけ〜〜

これならば、hiroshiメも乗りたい
ココンさんが地中海でお乗りになった、あの船で、hirohiメにとっても、あのクラス最後の未乗船の船。いやっほ。

と、言いつつも、明日まで、子供たちの家へ出向いていて家にいない相棒の意見をまだ聞いていないので、未確定、ですが。。。

>他のショアエクスカーションが埋まってても、こんな可愛いところに行けるってことは、やはり「残り物には福がある」んですね〜。

ねえ。
今回は、ラッキーでした。

>お話ロボットとお話して楽しんでいたのですが、「白雪姫」と打ったら、なんと「毒リンゴ」と


へぇ〜。
なかなかやりますね。きやつ。お聞きして、こちらも試してみました。

「ハイホー、ハイホー」だって。かなり、知っていますね〜。ひょっとすると、hiroshiメよりも上??


hiroshi
2011/11/13 19:16
hiroshiさん  オバンデス!!

お風邪の方は如何ですか?
こんなにお詳しく美しい旅日記作られて〜
大丈夫と推察出来まする〜〜

並木の見事なダムですね〜
ブルージュに2キロのマーレですか?
あの美しい運河のブルージュも素晴らしいですが、
地味なプロテスタントの教会も大好きです。
ピンクに染まった壁に壁画? へエ〜〜 でも良い雰囲気に見えます。

ミレニアムに乗船するお話、小耳に挟んで〜〜
オフ会だなんて〜 羨ましい〜〜
あ〜あ その頃まで生きてるかなあ〜〜 ふふふ
たえこ
URL
2011/11/13 21:43
たえこさん、こんばんは。

熱は下がったのですけれどもね。
鼻水が止まらないです。
インフルではないようです。
あと一晩眠れば、完治するのではないかと楽観しているんですが。。。

たえこさんも、お気をおつけになられますよう。
今年の冬は、流行りそうだと聞きましたが。どうなるんでしょうかね〜〜。

教会は、とても小さいのですが、雰囲気はなかなかでした。どこか日本の神社を連想させるほど、清潔、とか、穢れなき、とか、そういう表現がピタリの、素敵な場所でした。

ミレニアム、乗ってみたいです。

>その頃まで生きてるかなあ〜

たえこあんは、まだまだお若い。拝見したあの早朝の日の出。あれほどの写真をお撮りになれる、お若い感性の方ですから。。。
たえこさんもお会いになってらっしゃるでしょう、きっと。80歳を越した、クルーズ・マニアの方々、船でいっぱいいらっしゃるではないですか。
お互い、頑張りましょう。
hiroshi
2011/11/13 22:39
お早うございます。
小さな街巡りの旅楽しまれた様子を楽しく読みました
こんな所にも連れて行ってくれる・・クルーズの良さです
陸旅ツアーでは、名所は外さないでしょうが、観光地の影にある、キラッと光、こんなる素敵な場所はなかなか行けないなぁーと思いますィ
次も楽しみです
ココン
2011/11/15 08:19
ココンさん、おはようございます。

お!
拝見すると。。。この時間、高速を走行中の助手席でらっしゃいますね?
お疲れさまです。

しかし、考えようによっては、頻繁に、ご主人とご一緒にドライブ。しかも、目的地には、愛する方がお待ち。。。助手席の方も、運転席の方も、お待ちになっているお二人も、幸せですね。かく、おとしを、少しづつお召しになっていく。。。何でもない時だけが流れていって、多分、後刻、いつの日かこんなひと時を振り返られて、きっと、そうお思いになることでしょうね。

ご存じですが、みーな丸さん、ココンさんのお船にお乗りになるそうですね。
hiroshiメもできれば乗ってみたいです。まだ相棒の意見を聞いていませんが。。。まだ帰ってこないんです。子供たちの家から。

>陸旅ツアーでは、名所は外さないでしょうが、観光地の影にある、キラッと光、こんなる素敵な場所はなかなか行けないなぁ

確かに、確かに。個人で旅するか、船のエクスカーションを選り抜いて。。。でしょうね。
hiroshi
2011/11/15 11:52
こんばんは。hiroshiさん!!
お久しぶりになってしまいごめんなさい〜。でもブログはいつも楽しませていただいてました。最初の写真の田舎道。。。すごくすごくいいですね。自分がそこにいるような気持ちになってしまうくらいきれいですね。hiroshiさんのお写真にはいつもウットリですよ
風車の赤色がとてもかわいいですね♪
広くてのんびりと時間が過ぎていく感じがでてますね〜。私は研修が残り20日あまりとなりました。最近は最終試験に向けての勉強と提出課題、講義と忙しく一日一日がとても早いです〜。hiroshiさんの覚え書きでいつも癒されます。ありがとうございます
あおちゃん
2011/11/19 01:06
あおちゃん、こんばんは。

お久しぶり です。
お元気ですか?
うん、お元気そうですね。

>最近は最終試験に向けての勉強と提出課題、講義と忙しく一日一日がとても早いです〜。

そうでしょうね。
少しづつ、新しい世界へ旅立つ日が近づいてきますよね〜。楽しみですね。

田舎道、いいでしょ?
こちらも、すごくのんびりできました。
こういう小さな、歩いて回れるhどの街が好きです。ヨーロッパの旧市街は、比較的に大きな街でも、旧市街だけは小さいですから、だから、オーロッパが好きなのだと思います。

写真は、あおちゃんの方が断然お上手なんですけれどもね〜〜。たえこさんやあおちゃんの真似をして、これからもがんばります。
hiroshi
2011/11/19 21:04

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