潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 閉鎖の噂に市長の打消し談話出た、リアルト魚市場へ。

<<   作成日時 : 2012/06/20 12:35   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 8

 

ヴェネツィア好きなこちらを。
わが悪友らは、
「あんなところ、サン・マルコ広場界隈を一度見れば、ほかに見るところはないだろ」と、揶揄します。


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↑ ドゥカーレ宮殿。サン・マルコ小広場に面した、リアルト橋の設計者アントニオ・ダ・ポンテ設計による、菱形の明るいピンクと白の大理石の、幾何学模様の連なりのファサード。中央のバルコニーは1404年に完成。バルコニー上部には16世紀に入ってから、アレッサンドロ・ヴィットリア作、正義を表すヴェネツィアの有翼のライオン像が置かれた。何度眺めても、飽きないほど趣がある。


考えてみれば。
なるほど。普通は、そのとおりなのかな、と。
やっぱり、こちら、ひょっとすると、ホントに偏執狂気味なのかも。

だが。しかし。
それでもいい。
好きですね。この街。

東西たった4キロ足らず、南北わずか2キロ足らずの、ほどよいサイズがいい。
車が通らないのが良い。
リオという名の小運河と細い路地が複雑に入り組んで、迷路のごとく惑わせてくれるのもいい。
時折、潮の香りがするのもいい。同時に、最近は少なくなったが、ラグーナの中の浅瀬に近づくと、時折、排せつ物の据えた匂いがかすかに混じっていることがあるのも、人間の住む世界らしくていい。

好きですね〜。だから。


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↑ ↓ 昔、まだクルーズを知らなかった頃。スキアヴォーニ河岸の、ピエタ教会の東(写真撮影場所から見ると、手前、橋のすぐ右手向こう)にある、このホテルに何回か泊まった。

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画像ため息橋は、ドゥカーレ宮殿の東角にあるこの柱に刻まれた、酩酊するヨセフ像を入れて撮る写真が好きである。いつかこの「覚え書」で書いたが、聖母マリアの処女受胎に悩んだり酒を飲んで酩酊するヨセフの姿がいかにも人間臭く、親近感を覚えるからである。

1年7カ月前、工事中で青色の囲いで覆われていた、ため息橋がまたぐ小運河、リオ・ディ・パラッツォの両サイド、左、宮殿と右、牢獄の壁面は、すっかり元の状態に立ち返っていた。



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↑ ローマ広場の北東、大運河、カナル・グランデにかかる4番目の橋を挟んだ対岸に位置する、サンタ・ルチア駅。その駅とカナル・グランデを挟んで、今度は南東の対岸にあるサン・シメオーネ・ピッコロ教会。そしてその周りの駅前ホテル群。リタイア以降は、この辺りの ↓ のホテルによく泊まった。ヴェネツィア本島にありながら、サン・マルコ界隈のホテルに比較するといくらか宿泊料金が安めなのが魅力だった。

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そのサン・マルコ界隈は、街の花形、共和国時代の表玄関、現代の奥座敷。
だとすれば、昔は静かな“場末”であったイタリア国鉄駅、サンタ・ルチア駅や、その対岸の緑青に覆われたドームを抱くサン・シメオーネ・ピッコロ教会界隈は、攻守逆転して、現代の表玄関、といえましょうか。

そして。

そのほどよいサイズの街の中心にある、昔、葦の原のラグーナの潟の中に、最も早く街づくりが始まったエリア、リアルト橋界隈と、その中心にあるヴェネツィアの台所、ペスケリア=リアルト魚市場。

今回のヴェネツィア行きで、一番気になっていたのは、こちらでした。


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↑ サン・ジャコモ・リアルト教会に隣接して魚市場はある。広場の片隅にある ↓ リアルトのせむし男の、石階段の重さを支える左肩方向にまわると、市場のざわめきが聞こえてくる。

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ヴェネツィア・ファンの方々で、ご存じの方は多いハズ。
ヴェネツィアを揺るがした、あの噂と騒動。

<伝統のあの、「リアルト魚市場」が移転、現在地のそれは閉鎖される?>
え、え、え〜〜??



ウェブ上のイタリアの新聞やブログなどで昨年早春、↑ こんな噂が飛び交っていましたよね。

こちら、一介の、ヴェネツィア大好き人間の一人に過ぎませんが。
驚きました。

同時に、気になって気になって。。。
ヴェネツィア発のニュースを、かなりしつっこくチェックし続けた記憶があります。
そして。ようやく一つのサイトを見つけて、ホッと胸をなでおろしました。
あれからもう、一年以上、過ぎたのですね。


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噂の発端は、クルーズ好きな皆さんの中でご存じの方も多い、ヴェネツィアの港湾整備に絡んで、でした。

ヴェネツィア市の港湾整備計画に絡んで、大型クルーズ船の停泊港であるマリッティマ埠頭の北側にある駐車場の島、トロンケットの再整備計画が盛り込まれており、そのトロンケット島には魚の卸売市場があって、「。。。とすれば、卸売市場は移転、その卸売市場から魚を仕入れるリアルト魚市場も、移転、閉鎖されるのではないか?」との噂でした。

リアルトの魚市場は、ヴェネツィアの、サン・マルコ界隈に次ぐ名所、リアルト界隈の柱の一つ。
ゴシック様式の瀟洒な建物、ペスケリアは建築家ドメニコ・ルポーロによって1907年に建てられ、土曜〜月曜を除く毎日、午前7時半から正午まで魚市場が開かれ続けて、既に百年を超えています。
それが無くなるとは。。。

はるか遠いユーラシア大陸の東の果ての海を挟んだ対岸にある日本にいてさえ、やきもきしたのです。
だから、ヴェネツィア市民や、あの街が好きなイタリアの方々は、魚市場の存亡の危機は、さぞや気になったのではないでしょうか。


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そんな中。
上で引用した「移転せず」の記事が出たのは、昨年3月11日。

記事によれば、ヴェネツィア市長は前日に記者会見し、「トロンケット島の卸売市場も、リアルトの魚市場も移転しない」と断言したそうです。

というわけで。
今回のヴェネツィア入りでは、真っ先に、リアルトの魚市場の「存続」を確認に行きました。


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↑ 市場内に「RIALTO NO SE TOCA」と添えられた大旗が掲げられていた。
イタリア語はわからない。が、ひょっとすると。「リアルト魚市場は決して(移動などで)触らせない=Rialto no se toccare」とのアピール文なのだろうか。


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↑ ヴェネツィアの建物らしく天井は船底型。↓ 柱頭は、ちょっと分かり難いが、さまざまな魚類の頭を模している。

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賑わっていました。
カラフルな魚たちであふれかえっていました。
カモメたちも、ひょっとするとおこぼれをもらえるか、はたまた、隙を狙ってくすねられるか、といつも通りかなりのカズがカナル・グランデ沿いに待機しており、こちらの見ている目の前で、見事に“オオモノ”奪取に成功したカモメもおりました。

そして。
隣接する野菜・果物市場や、映画「旅情」で名をはせたサン・バルナバ広場の船の八百屋も、当然ながら元気に営業を続けていました。


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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
少し早めのこんばんは。
好きな場所は何回行っても、新しい何かを発見出来て楽しい物です。ヴェネチアを知り尽くしていらっしゃるhiroshiさんだからこそ、素晴らしい構図です。自分が見た光景だからこそ、あ、私にはこんな風に撮れない構図!!ってお写真ばかりです。
お魚市場。そんな一件があったのですか。知りませんでした。
またまた、勉強になりました。メルカート、良いですねー。旅先だからお買い物は出来ない物の、見ているだけで大興奮です!あー、楽しい。
hiroshiさん、ありがとうございます。ほら、今大人しくしてなくちゃいけないから、気持ちが晴れました〜。ありがとうです、hiroshiさん!
murmur1
2012/06/20 18:34
hiroshiさん オバンデス!!
  
そうそう〜 murmur1さん  骨折されて〜 痛々しい事です。 お見舞い此処で申し上げます。
松葉杖は使い方が悪いと、とても疲れます。心配!!

hiroshiさん 先生へのコメント ごめんなさい。

ヴェネツィアは、我が家のhiroshiさんです。
思い入れが多いからより素晴らしい旅日記ですね〜〜

>はるか遠いユーラシア大陸の東の果ての海を挟んだ対岸にある日本にいてさえ、やきもきしたのです。

>隣接する野菜・果物市場や、映画「旅情」で名をはせたサン・バルナバ広場の船の八百屋も、当然ながら元気に営業を続けていました。

まさにこんな感じは書けませんものね〜〜〜
ふーむです。 

  

たえこ
2012/06/20 19:53
murmur1さん、こんばんは。

早々と、コメント、ありがとうございます。
うれしいですね。こんなに早くコメントを頂戴すると。

ご自宅からですか? それとも、アイフォンなど移動端末からなのかな? お忙しいおからだ、でありながら、おっしゃるとおり「大人しく」なさっていなければいけないご事情もあるから、はてはて? と、そういうことを勝手にああだ、こうだと、想像させていただくのもまた、murmur1さんに申し訳ありませんが、楽しいです。

写真の構図のこと。
あはは←恥ずかしいです。
写真のお上手な方からそうい言う言葉をかけていただくと、ホント、うれしいものですね〜。
が。
残念ながら、この時は、構図などはまったく考えている余裕はなし、人の顔がうつらないように、だけを機に欠けながら、シャッターボタンを押しまくっただけの写真です。だから、ちょっと恥ずかしい。

いかがですか? その後。おみ足は?
あまり公にしちゃならないのかなとも思いましたが、先日は、murmur1さんのブログのコメント欄で、あえて触れさせていただきました。皆さん、ご存じになった方がいいのではないのか、などと思ったものですから。

どうぞ、お大事になさってくださいね〜。
hiroshi
2012/06/20 19:55
たえこさん、こんばんは。

たえこさん、そうなんですよ。murmur1さんのおみ足のハナシ。1カ月の加療、とお聞きしていますが、平常通りにのお仕事をお続けになっていらっしゃるようで、こちらも心配しています。そこは、ご専門分野は違うとはいえ、やっぱりそこはドクター、紺屋の白袴、ってこともありますからね〜。が、こちらfで心配しても、どうしようもないですよね。

ヴェネツィアは、おっしゃるわが家、というほど熟知はしていませんが、やっぱり、好きですね。飽きないです。実に楽しい。朝晩をのぞくと真夏のように暑かったですけれども、歩き回ってきました。

いつも似たような写真ばかりで申し訳ありません。写真の先生、たえこさんにお叱りを受けそうですが、こんな写真を撮っている時が一番幸せなんです。
hiroshi
2012/06/20 20:05
murmur1さん。骨折のその後は順調に回復でしょうか。お見舞い申し上げます。無理しないで下さい。

hiroshiさんの大好きなヴェネツィア発着とコースで選んだのですか〜
友人も船にはガッカリだったようです。MSCの方が良かったと言ってましたから。
ミレニアムクラスの船が良いわ〜とも・・

市場存亡の危機だったのですか〜全く英文?は理解不能。拒否の私です

市場を見るのは楽しいです。まじかにその土地の生活に触れる事が出来ます

ヨーロッパか、はたまた、陸かクルーズが・・
見果てぬ夢を見てる時が一番幸せな私です〜

ココン
2012/06/22 11:32
こんにちは。hiroshiさん!!
お久しぶりです。そしてお帰りなさい!!
ウガンダはまだまだ雨季が続いて、朝晩は涼しい毎日です。hiroshiさんのブログを楽しみながら。。ああ〜。魚が食べたいなあって思いました。改めて。。。
しかも新鮮なお刺身なんかを。。。魚市場なんてないですから。。魚好きな私にとってはとてもとても羨ましいお写真でした〜。
あおちゃん
2012/06/22 19:12
ココンさん、こんばんは。

ごめんなさいね〜。
出かけていて、ホンのすこし前に帰宅して、コメントをいただいていることを知りました。

お返事遅れ、ひらに、ひらに、ご容赦を〜。

>大好きなヴェネツィア発着とコースで選んだのですか〜

まさに、まさに、お見通しのとおり。
中でも今回は、コースがいちばんの引き金でした。立ち寄った港は、バーリを除くとすべてヴェネツィア共和国時代のゆかりの街ばかりです。で、これまで行ったことがない街に興味津々でした。

というものの、実は、二転三転、いちばん最初はもっと小さな船を予約したのですが、ネットで追跡すると、いろんな×や?がいくつも出てきて、終盤になってから船を変えたのですが。。。

ご友人の件、ミクシーでもおっしゃっていましたよね。
今回も日本人がかなり、70〜80人くらい乗っていました。かてて加えて、NY在住の中国人ご一行さま、ワシントン在住の韓国人たち、フィリッピン人たち、カナダ・バンクーバー在の韓国人ご一行さま、など、アジアの人々が数多く乗っており、その方々数多くとお話したもので、ひょっとするとお目にかかっているのかも、ですが、記憶が???です。

その方もおっしゃっておられたとおり、大きすぎて雑然としていて、船はやっぱり、ココンさんご夫妻が南半球でつい先、お乗りになったクラスあたりが一番いいのではないでしょうか。ということは、来年のあの船も、いいのかなぁ、などと思っています。

ただね〜。行き先は、やっぱり、おっしゃるとおりヨーロッパがいいですね。
hiroshi
2012/06/22 22:30
あおちゃん、こんばんは。

でかけていて、お返事遅れ、ごめんなさいね〜。

お元気そうですね。

>ウガンダはまだまだ雨季が続いて、朝晩は涼しい毎日です。

そうですか?
暑くないんですね。暑すぎるのはたまりませんよね。
日本に帰ったら、梅雨を迎えてムシムシしていました。
カラッとしたアドリア海沿岸の街にいたせいか、いつもの露よりもよけいに蒸しているように感じましたが、ようやくちょっと慣れてきました。

>魚が食べたいなあって思いました。

そうでしょうね。
日本では、サカナの美味しいエリアにいらっしゃったから、余計にそうお感じになるでしょうね。

>しかも新鮮なお刺身なんかを。。。

あはは。
郵送してあげたいほどですが、冷凍物ではおいしくないですし、かといって生ではおくれもしませんよね。

そうですか?魚市場はなんてないですか?
それは、それは。
日本に帰ったら、山ほど魚をたべてくださいね〜。

hiroshi
2012/06/22 22:38

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