潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

アクセスカウンタ

zoom RSS コルフ旧市街で。ファインダーを覗きつつ、思ったこと。

<<   作成日時 : 2013/02/13 15:56   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 4

 



コルフ旧市街。
ヴェネツィア共和国ゆかりの街、だと、こちらの頭が勝手に思うから、でしょうね。
ヴェネツィア好きには結構、魅力的な街、です。


画像


画像



コルフ島寄港「覚え書」、最終回の今回は、その旧市街で撮った写真を、脈絡もなく、アトランダムに。


画像

旧市街には、ブーゲンビリアの大木が目立った。

画像


画像

↑ シプリアン・バトル広場。↓右手には、キーラ・ファネロミニ至聖女教会。

画像


画像


画像

↑↓ 高い鐘楼が目立つ、聖スピリンドン教会。

画像


画像

実在のヴェネツィアの井戸、ポッツォ(Ppzzo)を模したのだという、ヴラキオッティ広場の井戸。

画像

↑6月に入ったばかりだというのに、巨大な西瓜がもう並んでいた。

画像


画像

焼トウモロコシ売りの屋台は、あちら、こちらに。

画像

ロクムは、トルコのモノの方が断然好きであるが、今回はトルコに寄港しないため、仕方なしに、こちらで買い物。ギリシャのロクムは腰がないのに甘みが強すぎる。

画像


画像


画像



最後に。

実は。
前回、2004年秋、スター・プリンセスでこの街に立ち寄った時に出合ったのですが。。。

その時。
哀しくて、辛くて、気が滅入って。。。
だから、今回は、近づきたくない、と思っていた場所が一つ、ありまして。。。

なのに結局。

出合い頭に、その場所にぶつかってしまいました。
避けていたのですが。細い路地がうねり、そのうち、二度や三度、訪ねた程度の旅人には、自分はいったいどこにいるのかわからなくなるほどの、迷路めいた細い路地が続く、ヴェネツィアによく似た街ですから。。。


画像


画像



その、出合いたくなかった場所とは。
旧市街中心部に近い位置にある、小さな広場、ひとつ。

広場の名前は、ヴロキニ(英語表記でVrokini Square)。
日本の小学校の教室一つ分、ほどの広さしかない、広場だけなら、なんてことはない、さして特徴もない場所です。

その広場の中央に、片膝を立てて座り込む若者を描いた、一体の銅像。
コスタス・ゲオルガキス(Kostas Georgakis)という名の、さかのぼる40年ちょっと昔に22歳の若さで亡くなった、この島出身の実在の人物の銅像です。

画像ソ連の侵攻に抗議して1969年1月、ヴァーツラフ広場で実行した「プラハの春」事件の、当時20歳であったプラハ大学生、ヤン・パラフは日本でも有名です。

プラハのかの広場を訪ねると、ヤン・パラフに遅れて再び、命を張って抗議したもう一人の青年と共に、小さな十字架を飾った記念碑が、献花に囲まれて残っています。。。

画像1970年9月、当時のギリシャのファシスト政権に抵抗、抗議し、残るヨーロッパ社会にそれを知らしめるべく、留学中のイタリア・ジェノヴァのドゥカーレ宮殿前、マッテオティ広場に、自分の車。。。ルパン三世の愛車でもあり、私メの好きな車でもありますが。。。

画像フィアット500、チンクェチェントにガソリン他、道具を積み込んで深夜にやってきて、自らの命と引き換えに、つまり、自らの体に火を放って「自由ギリシャ、永遠なれ」と叫んで死んでいったこの人のことは、恥ずかしながら、2004年秋、この銅像の傍らにたたずむまで、知りませんでした。
ジェノヴァのマッテオティ広場↑には、その事件のメモリアル・プレートが貼られており、2010年春、初めてしみじみと眺めてきました。


画像。。。上で。
不埒にも。

このヴロキニ広場に、今回は「近づきたくなかった」、と書きました。

ヤン・パラフや、こちらがまだ大学生であったころ、つまり東京オリンピックの前年の1963年6月に当時の南ベトナム、サイゴンのアメリカ大使館前路上で、仏教徒を迫害する当時のゴ・ディン・ジェム政権に対し、世界の戦争カメラマンや報道陣を前に自らの体に火を放って、その写真が日本の新聞にも大きく報道された南ベトナムの僧侶、テイク・クアン・ドックの行為を否定するものではありません。むしろ。凄いな、偉いな。自分のような凡人には絶対に出来ないな。などと。ひたすら畏れ入ってしまいます。

画像しかし。
だからといって。

クルーズとか。旅とか。そんな、“脱日常”、“非日常”の世界。。。

そうなんです。

最近、安くクルーズを楽しもうというハウ・ツー談義などがネット上で人気を集めたりもしています。
が。
毎日、新聞の折り込みチラシを引き比べながら安売り商品を選んでは買い物に走る我々貧乏人夫婦には、そんな「日常」から離脱したいとクルーズや旅を目指すものだから。。。脱日常のハズのクルーズ旅に、安売り話が出てくると、魅力的ではありますが、なんとなく違和感を覚えるのです。。。

画像と、わき道に逸れましたが。。。

もはや、そういう程度のお遊びにしか燃えることの出来なくなった、ただただ消えゆくのみの我々夫婦風情ですから。

「お前はどうだ、なぜ、そうも無為に人生を送ってきたのだ、今からでも、もう一度真剣に、汝がなせることをなし、立派に人類のためにことをなすべく、立ち戻れ」などと、お叱りを受けているような気がする場所は、重い。重くて近寄りがたい。

葛飾柴又生まれ、寅さんの名台詞の一つ。
「人間、額に汗して、油にまみれて、純真に暮らさなきゃいけねぇ。そこに、早く気がつかなきゃいけねぇんだ」。

寅さん。わかっちゃいるんだよ。でも。もう手遅れだ〜。


画像だから。
貴くはあるものの、凡人のこちらには成し遂げようもない純粋な行為に対する畏敬の念深く、結果、たかが遊び旅に来たに過ぎない軽佻浮薄人間のこちらにとっては、怖くさみしく哀しくなるもので、避けていたのですが。。。

広場に出てしまった以上は。。。と。
腹をくくって。
「ええぃ、仕方がない。出会った以上は、我が旅の『覚え書』に載っけちゃおう」。と。またまた彼の銅像の写真を撮り、かててくわえて。腹も減ったので。この広場に隣り合う「Ever Green」というカフェテリアで、3時のティータイムまで済ましてきました。人間、貧すれば鈍する、ですね〜。美味かった、です。こちら。


こういいう、畏れ多い行為を成し遂げた人々のかなりの方に対し、人類はかく、記念碑とか、メモリアルとか、銅像とかに仕立ててその偉業を追悼し、模範、見習おうとするべく対応するものであることは間違いないのでしょう。。。


画像今現在。

かつて一度、ローマの街中で出会って→ブログに載せたことのある人々。

そのお仲間の人々の間では。。。
こちらがかつてコスタス・ゲオルガキスを知らなかったと同様。最近になって知ったことですが。

貴い命を同様な行為の中で散らしていく人々は、この国。。。というべきか、この地域、というべきか。。。では増え続けているそうです。2009年以降、先月22日でついに99人。なんとも、言葉がありません。

どうして日本のマスコミは、かつての南ベトナムのテイク・クアン・ドック師のごとく、報じないのか。あれほど大々的でなくてもいい。何に遠慮してニュースにしないのか?

将来、99基もの、こんなにも数多くの銅像。
ヒマヤラのふもとのあの高原の大地に。
いつの日か、人数分だけ建てられて、その銅像の前で人々が花を捧げて敬い、あがめる日は、果たしてやってくるのでしょうか。
 


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshiさん  オバンデス

>ヴェネツィア好きには結構、魅力的な街、です。

hiroshiさんの画像に魅せられます。
同じ場所に行ったとはね〜〜私は見なかった場所です。 

>ソ連の侵攻に抗議して1969年1月、ヴァーツラフ広場で実行した「プラハの春」事件の、当時20歳であったプラハ大学生、ヤン・パラフは日本でも有名です。

そうでしたか?
お恥ずかしいです。「ヤン・パラフ」 の名前は初めて聞きます。

ソ連共産党・スターリンの独裁崩壊チェコ・ポーランドやハンガリー動乱が、かすかな記憶になって〜

今まさに、アラブの春はどうなるんでしょう〜
東アジアの不安定も増して〜
気が休まりませんね〜〜

クルーズ出来るのは平和だからです。 安いの期待の庶民です。 
お金持ちの為の贅沢? 気後れします。

私どもこそ消え去るの間もなくを思います。
無為徒食の代表です〜〜〜 悲しい!! 
たえこ
2013/02/14 18:39
たえこさん、こんばんは。

きっとご存じだと思いますが、またまたカーニバルの船が、大変なことになっていますね。

CNNの日本語版です。↓

http://www.cnn.co.jp/world/35028227.html

汚水が逆流してきていて、電気もつかず、乗船客はどんなお気持ちでしょうね。
まだ、南の暖かい海域であったからよかったですが、いまごろの季節の地中海であったらば。。。考えただけでゾッとします。

ヤン・パラフは、あの当時、こちらと年齢が比較的に近かったからでしょうね。こちらよりも8歳年下、加えてこちらはまだ20代であったから、当時の日本の若者世代として強烈に印象に残ったのだと思います。人生の先輩であられるたえこさんやご主人はもう、30代でらっしゃったから、あまりご印象には残らなかったのでしょうね。若い世代には、ちょっと強烈な出来事でした。

>クルーズ出来るのは平和だからです。 安いの期待の庶民です。 
>お金持ちの為の贅沢? 気後れします。

そうですよね〜。少しでもお安く船に乗りたいのは、こちらも同じです。こちらも、大変貧乏暮しですもので。
ただ、そのハナシばかりになっちゃったでしょ? あちらの掲示板。もう少し、夢のある話も乗らないのかなぁ〜??と。そしたら、お話の輪に、お仲間にいれていただけるのになぁ〜、と。最近は、そういうことばかり思っています。
hiroshi
2013/02/14 20:45
hiroshiさん  

「カーニバル・トライアンフ」のニュース見ました。
教えていただき有難うございます。 凄いことに成って〜せっかくの旅が後味悪い事で〜

もし?私どもが個人で行ってたら悲惨な事に〜
言葉が何も出来ず帰れないです。


色んなことが有りますね〜
グアムの惨事もね〜〜 

>そのハナシばかりになっちゃったでしょ? あちらの掲示板。もう少し、夢のある話も乗らないのかなぁ〜

本当にそうですよね〜〜 同感です。 夢が無いかなあ〜〜
良い事だけ書き込むのもハテ?ですがね〜〜

イタリアは何時からですか? 陸&クルーズですか?
 
たえこ
2013/02/15 15:03
たえこさん、こんにちは。

ご町内の野暮用から解放されて、ひさびさ、日中からPCの前に座れました。

>良い事だけ書き込むのもハテ?ですがね〜〜

おっしゃるとおりですね。
いまあちらでいろいろと教えてくださる皆さん、その情報量の多さには驚いています。ありがたいことです。

しかし、たまには、こちらが面白かったよ、とか、この船が楽しかったよ、とか。そういうお話も、あちらでお聞きしたいものです。

だから、時折、たえこさんが写真を含めてお載せになるあの手のコメントが楽しみなんですね。あの手の話が乗るならば、内気な。。。←あっはっは。ホントに内気なのかどうか?? ひょっとすると、ものすごく厚かましい男で顰蹙を買ったりして。。。内気なこちらも、追随して、お話させていただけるのですけれどもね〜。

>イタリアは何時からですか? 陸&クルーズですか?


クルーズほど長期間、旅することはできないし、昨秋のようにのんびり巡ることもできないもので、4月上旬から10日前後を考えています。今のところ、陸旅で、4月6日日本発、18日に帰着予定で、ローマまでの往復、飛行機だけを押さえた段階です。もちろん、陸旅です。
いつかお話しましたが、24日が総会ですので、その数日前までに帰国しなければいけないのです。
今回は、トスカーナからチンクェテッレくらいを思いながら、ホテルなどの手配をしていますが、まだ確定していません。
hiroshi
2013/02/15 15:44

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文




会社設立 大阪市
   
アクセスカウンター
出会いライブチャット出会いモバコイメル友

コルフ旧市街で。ファインダーを覗きつつ、思ったこと。 潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる