潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

アクセスカウンタ

zoom RSS 騎士たちの城塞都市、マルタ、ヴァレッタに入港。

<<   作成日時 : 2013/02/28 17:42   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4



2012年6月9日、土曜日、午前7時過ぎ。


画像



画像今クルーズ中、唯一の終日航海日を前日に終えた「セレブリティ・シルエット」は、イタリアとアフリカ大陸の間の地中海に浮かぶ淡路島ほどの国、マルタに近づきました。
マルタ、ヴァレッタ港は、この船会社、セレブリティの便宜置籍国です。船尾に、マルタ商戦旗を掲げています。


画像


画像


画像



そのマルタで。
右手に西防波堤。
次いで左手で、東防波堤のラインを通り過ぎて。

再び右手に目を転じると、聖ヨハネ騎士団ゆかりの首都、ヴァレッタ旧市街が。その、長い城壁のような石組みを眺めながら、奥行きの深い、真っ青な入り江が続く「グランド・ハーバー」へと船は進行。

右舷の聖エルモの砦が目前に。続いて、やがて左舷に、聖アンジェロの砦。その砦前を間もなく通過。。。

聖アンジェロ砦は、首都ヴァレッタの対岸に広がる「スリー・シティーズ」と呼ばれる、本来の騎士団の砦であった3つの城塞都市のうち、ヴィットリオーザと名付けられた要塞都市の岬の先端に建っています。
その聖アンジェロの砦前を通り過ぎて、船はゆっくりと、右手、ヴァレッタの埠頭へと近づきました。


画像


画像


画像



見回せば、どの街並も、中世の戦闘に備えた城塞の石組みがものものしく。。。

オスマントルコとの激しい攻防の末に敗れ、ロードス島から転じてこの街に居を構えて以来「マルタ騎士団」と呼ばれるようになった聖ヨハネ騎士団ゆかりの建物群。
「マルタストーン」と呼ばれる独特の蜂蜜色、というか、琥珀色というか。
その石造りの建物群や街並が次々に現れては、ゆっくりと近づいてきて、後方へと去っていきます。

一連の建物群はどれも、その歴史の積み重ねの多い、少ないの差でわずかに色の濃さを違えているために、浴びた朝日の照り返しもわずかに違いが。。。赤の濃度を濃く、薄くしながら、イエローピンクに、あるいは赤黄色にと染まっているのが幻想的でした。


画像


画像



画像ヴァレッタ。
8年ぶりの訪問です。

前回、こちら→を訪ねたのは8年前。
当時は、ユーロ圏入りは果たしたものの、通貨はまだ統一ユーロ貨は使われておらず、マルタ・リラの時代でした。

そうなんです。
2004年初夏の、わがクルーズ・デビュー時。
“ぴっかぴっか”のクルーズ新入生、の時、でした。前回、こちらへやってきたのは。
船での入港は初めてなもので、見るモノ、聞くモノ、みな、珍しかったです。

某社のツアーに参加した当時は、クルーズとはすなわち、大金持ち種族のお遊び、との偏見しかなく。。。

画像だから旅の途中、貧乏人だということが露見して、船から海中に放り出されるかも。。。などと。
冗談ではなく、海の中はともかく、寄港地での途中下船も覚悟して、おっかなびっくり、びくびく、おどおどしながらホランド・アメリカ・ラインの船に乗っていたものです。。。

巡り合った同行の20人余りのクルーズ愛好家諸先輩にいろいろと教えをいただき、たった1回でクルーズに魅せられてしまいました。

その時に、「え? こんなこともあるんだ」と驚いた光景を目撃したのが、ヴァレッタでした。
当時は、旅の記録はビデオ・カメラで残す程度の知識しかなく。。。
そのうち、ブログなるモノの存在をさる掲示板で教えていただいて、間もなくYou Tubeにアップしたのが、その時の記録でした。





またまた。
今回で2度目のわがブログへの、この動画の掲載ですが。。。

クルーズって、たとえば午後6時以降のドレス・コード、「フォーマル・ナイト」などが象徴するように、普段の生活では絶対に味わえない、脱日常、非日常のワクワク感、感動、ときめき感。そんな時間が船には溢れているうえ、↑このようなハプニングもあるから、さらに楽しいのですね〜。この方は間に合ったから良かったですが。

ヴァレッタと聞くと、真っ先にこの“事件”を思い出します。


画像



そのヴァレッタ港。

8年前は、16世紀からおよそ250年にわたってマルタ騎士団の倉庫として使われてきたクルーズ・ポート前の倉庫群一帯のエリアは、既存の建物は改修したり、破壊されて荒れ果てていた建物は復元されたりし、近代的なウォーターフロントを目指して工事まっ盛りでしたが。。。

今回は、風景を一新。

古い倉庫群の建物を生かしたまま、あらたに池や小さな公園、オープン・カフェなどを港側に完成させて、美しく、爽やかに、すっかり生まれ変わっていました。

「十年ひと昔」と良く言いますが。。。8年でもひと昔。
変化を潔しとしないヨーロッパでも、生まれ変わるのに充分な時であったのでしょう。

しかし。
以前、上の動画を一度目にブログに載せた時に書いた、この街名物の観光馬車たち。↑ご覧いただく通り、船の着岸前から、早くも行列を作って待機していたのは、あの時とほとんど同じでした。


画像



余談ですが。。。

この倉庫群をはじめ、マルタに新しい息吹を注ぎ込んだ聖ヨハネ騎士団=ロードス騎士団=マルタ騎士団。

画像18世紀末、ナポレオンに降伏して、かつてロードス島の、城壁に囲まれたグランドマスター宮殿→や騎士たちの館を出た時のごとく、再びマルタを離れた後、彼らはどこへ向かったか?

ご存じの方は、ご存じの通り。
面白いですよね。歴史は。

画像イタリア、ローマ随一のブランド品ショッピング街、「コンドッティ通り(Via Condotti)」。

わが連れ合い、相棒などは、「ローマで一番好きな通り」、などとほざいておりまする。
。。。でありながら、しがないサラリーマン世帯のなれの果てのリタイア暮らしですから、連なる店々で簡単に買い物など出来るワケも、ゆとりもなく。
結果、この通りを訪ねても買い物などはごくごくまれ。ショーウィンドーに額がくっつかんばかりにして眺め回り、ホッとため息をつく繰り返しだけがほとんどの、いわゆる「ウィンドウショッピング」愛好家に過ぎませんが。。。


画像



画像コンドッティ通り。
映画「ローマの休日」に登場した名場面で日本人の間で人気高いスペイン階段から、正面に延びるこの通りを眺め下ろすと。。。

通りの中ほどの右側。
250年以上にもわたってこの界隈の変遷を眺め続けてきた由緒高いカフェ「カフェ・グレコ」とブランド・ショップの一店「ジョルジオ・アルマーニ」との間で、高々とマルタ騎士団の国旗と紋章を翻す建物が一つ。

画像


画像


画像


こちらが、それです。
そうそう、現在では、正式名称は「ロードス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会」(英語=The Sovereign Military Hospitaller Order of Saint John of Jerusalem of Rhodes and of Malta 、イタリア語=Sovrano Militare Ordine Ospedaliero di San Giovanni di Gerusalemme di Rodi e di Malta)」と呼ばれる、聖ヨハネ騎士団の現在の本拠地。

現在では、カトリックの騎士修道会として、ヴァチカンのように領土こそ持っていませんが、りっぱな国連加盟“国”ですよね。
こちらの“国”ならではの切手も売っているらしいですが。。。なんとなく気おくれして、いつも鉄柵の中を覗き込んでマルタ十字を眺めるだけで、中へ入ったことはありません。


画像


画像



脇道にそれました。

8年ぶりのヴァレッタ、です。
どちらで、どう過ごすか??

やがて、騎士団の島に船が着岸したこの朝。
目の前のヴァレッタの旧市街を眺めながら。。。
リドデッキのブッフェで朝食を取りつつ。
夫婦ふたりして、まだこの日の過ごし方、行き先ともに決まらず。。。

そうなんです。

マルタ島は、通貨がユーロに切り替わる10年ほど、さらに以前にも一度、数日間滞在して巨石神殿遺跡など主要な名所は訪ね終わっており、リゾートで過ごすならば同じ場所へ何度行っても関わりなしですが。。。ともかく、ただ観光するだけならば、どちらへ行くか、この街はもう一つ意欲が出てこない。だから、ショア・エクスカーションも参加せず。。。

で。
どうする? どうする??と。名案も浮かばず。
船はもう着岸しているのに。思案投げ首。考えあぐねていました。。。
 

画像


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshiさん  文字通り オバンです。(@^▽^@)

緑とオレンジとブルーの窓の画像綺麗です。
まあ〜 倉庫ですか?
グッドな画像です!!   

今見てもあの動画はハラハラですね〜〜
ロープ外す寸前に帰られて〜
お話マルタでしたか?忘れていました。タラップは外されて居たんですね〜〜 

マルタは陸旅で行きましたよ〜
青の洞窟や巨石郡は覚えていますが、

今日の素晴しい街の様子は見たかな? 忘却の彼方です。パイロットの奥さんの日本人妻のガイドさんを思い出しました。

次回も楽しみです。
たえこ
2013/02/28 22:11
たえこさん、オジンです。
うっしっしですね。

>今見てもあの動画はハラハラですね〜〜
>ロープ外す寸前に帰られて〜

そうですよね〜〜。
一度目に載せた時にもお話したですかねぇ〜?
あの時は、マルタ寄港前に1時間、時差調節がありまして。。。多分、あやうく乗り遅れそうになった若いご夫妻は、時計を合わせなおしていなかったのです。きっと、前に書きましたよね。

>マルタは陸旅で行きましたよ〜
>青の洞窟や巨石郡は覚えています

やっぱり、マルタ・リラの時代ですよね。以前にもおうかがいしたような気がします。こちらの港は、当時はまだ完成していなかったでしょうね。

ハナシは変わりますが。。。
QE、さすが、品格があり、素敵ですね〜。今回の写真を拝見して、ちょと気後れしています。hiroshiメ夫婦は、ひょっとすると、乗るべき資格はないのかな??と。
hiroshi
2013/02/28 23:24
こんばんは、hiroshiさん。
一番先頭の日記のコメント欄が閉じてらっしゃるので、お出かけでらっしゃるのかな〜〜。

マルタ島は行った事がなくて、行ってみたいのです。
素敵な島ですね。こう言うのって誰かに見せて頂いた写真一葉で印象が決まったりする物です。
絶対に行きたい!hiroshiさんの写真で気持ちが決まりました。
絶対にいつか降り立ってみたい島です。

わ〜〜、hiroshiさんと同じアングルでフェンディのまえから、スペイン階段、トリニタ教会を望んで。
久し振りの陸旅は楽しかったです。
クルーズは守られた旅なのだなあと思いました。
久し振りに何でも自分でやる、陸旅にウキウキしちゃいました。
来月にイタリアでらっしゃいますね。
いいなあ。
今すぐにでもローマに飛び立ちたい気分です。
私はまだまだ初心者なので。
hiroshiさんの旅日記を読ませて頂くのが楽しみです!
murmur1
2013/03/11 00:00
murmur1さん、こんばんは。

コメント、ありがとうございます。

お書き込みいただいた時間を拝見すると、随分、お返事を差し上げるのが遅れたようで、ごめんなさいね。

>一番先頭の日記のコメント欄が閉じて

そうなんです。
先頭の記事から、閉じました。
おっしゃるとおり、イタリアへは4月ですから、まだ出かけはしないのですけれども。雑用が次々に出てきまして、終日家を空けていることが多くなってきました。本日も朝から外出しており、先ほど帰宅したばかりです。

で。
このようにお返事が遅れ、ご迷惑をおかけするとともに、まことに申し訳ない次第になることが見通せましたもので、しばらくコメント欄を閉じました。

>同じアングルでフェンディのまえから、スペイン階段、トリニタ教会を望んで。

はい。
年末年始旅行記、ハスラー滞在記を拝見して、うきうきしていました。
写真の出来は、残念ながら、ブログの先輩に遠く及びませんが。。。

初心者などと、とんでもない
murmur1さんの豊かな感性でつづられた旅日記は、拝見していてわくわくします。

まだまだ続きますよね?
ミラノご滞在記も楽しみです。
hiroshi
2013/03/11 22:43

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文




会社設立 大阪市
   
アクセスカウンター
出会いライブチャット出会いモバコイメル友

騎士たちの城塞都市、マルタ、ヴァレッタに入港。 潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる