潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS アマルフィ。4海洋共和国恒例、レースの名残、街中に。

<<   作成日時 : 2013/05/29 16:07   >>

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6月入りを目前にして。
温室から1カ月ほど前に戸外に運び出した洋蘭、シンピジウムのうち、2株が、数日前から花開き始めました。


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冬の花が初夏に開花するなんて
。。。などと、洋ラン栽培の素人である相棒をはじめ、訪ねてきたご近所の方々はちょっと驚いていますが。。。

なんのことはない、冬の温室の温度が異常、寒すぎ。栽培管理者がアホだから、管理をミスした証拠、であっただけのことでして。

画像温室がどこか壊れたか、それとも温風設備が故障したか? と調べてみたら、片隅のガラスの一部が小さく割れており、戸外の風が温室内に流れ込んでいたのでした。

15℃前後で管理すればきちんと冬に開花するのに、2鉢はともに、その割れ目近くに置いてあった鉢で、この冬、吹き込む寒風に7℃以下の温度しか確保できなかった、のでした。

しかし。

時期外れの開花はちょっと面白いもので、今、ちょうど開花中の芍薬の群落の前に持ち出して一枚の画像の中に対比させ、「栽培ミス」の「証拠写真」として、一枚。。。






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本題、「セレブリティ・シルエット」でのクルーズ記、「覚え書」の続編です。

2012年6月11日、月曜日、ナポリに寄港して、アマルフィに滞在中、の続きです。

上写真は前回にも載せました。
で。
こちらが何を言いたいか、すっかり見透かしていらっしゃる方もいらっしゃるに違いありませんが。。。

写真を撮影した場所は、アマルフィ共和国時代から連綿と千数百年以上も続いてきた、アマルフィの港の埠頭。
イタリア国旗、トリコローレを中央に、左端、青い旗はアマルフィ共和国、次いで白地に赤のクロスはジェノヴァ共和国。イタリア国旗の右手の赤字にクロスはピサ共和国、次いでヴェネツィア共和国。


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お見通しの通り。です。
わがブログのトップ、テンプレートで掲げている、現在の「イタリア海軍旗」にもあしらわれている、イタリアの誇る、かつての4海洋共和国、国旗です。

なぜ、この日に、アマルフィの港に4海洋共和国の国旗が飾られていたか。
もっと正確に言えば、飾り残っていたか。

実は。

今回のクルーズで。
出発前から、わたくしメ、そのワケを知っており、楽しみにしておりました。
いや、正確には、「きっと、そのイベントの雰囲気を伝える残滓が、街中に残っているのではなかろうか」と、密かに期待しておりました。


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で。

まだ行っていないカゼルタの王宮もエルコラーノの遺跡もパスして、ましてや、同じソレント半島にある、一度はいったもののまだ十分見ていないポジターノや、未だ訪ねたことのないヴィエトリ・スル・マーレやチェターラなをもパスして。

またまたアマルフィへとやってきたワケです。


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では。。。
雰囲気を伝える残滓があるかもしれなかった、イベント、とは何か?

画像それは、「海洋共和国の歴史的なレガッタ・レース」、とでも訳せばいいのでしょうか。
これまで何度も「見てみたい」と書いて来ていますが、「レガータ・ストリカ・デッレ・リパブリケ・マリナーレ(Regata Storica delle Repubbliche Marinare)」。

You Tubeで何本もアップされているうちの、こちらが訪ねる前の週の日曜日、つまり、我々の乗った「セレブリティ・シルエット」がクロアチアのスプリットに寄港中の2012年6月3日、こちら、アマルフィで開かれた、そのイベントの記録のうちの一本をお借りしました。





もちろん、このレースの“本番”はまだ、観たことがありません。
一度は観てみたい。。。あこがれのイベントの一つです。

レースは1956年、ピサで始まって、最近ではアマルフィ、ピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアの順で。。。

つまり、イタリア海軍旗または商船旗。。。商船旗のヴェネツィアの旗は、剣を持つ獅子の手が開いた本を抑え込む姿になっていて、ちょっと異なりますが。。。

旗の並び方のうち、反時計回りの順番で、4都市で持ち回りで毎年開かれており、この年で57回目、でした。

画像レースはもちろん、、その前に開かれる共和国時代の衣装に身を包んだ4共和国の人々のパレードも、興味津々です。

レガッタの艇色は、ピサが赤色、アマルフィは青色、ヴェネツィアは緑、ジェノヴァは白。

アマルフィの海岸、2000メートルのコースで行われた、この日のレース結果は。。。
一位は青、二位は緑、三位は赤、四位は白。アマルフィは、第48回大会までの3連勝に継いで、9年ぶりの優勝だったそうです。


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画像。。。と、観てきたようなことを書いていますが。。。
もちろん、そんなハズはありません。

アマルフィの街中でアマルフィが優勝したことだけは、街の人に聞きましたが。。。成績すべては、帰国後にインターネットで調べた結果。です。

ちなみに、今年、2013年の第58回大会は来月、6月23日の日曜日、ピサのアルノ川で開かれるのだそうです。

画像で。
かなめの話ですが。

肝心の、「レガータ・ストリカ・デッレ・リパブリケ・マリナーレ」の“薫り”は感じられたのか?

残念ながら。
かすかにその雰囲気を残していたのは、街中で一面に翻る、アマルフィ共和国の国旗、だけでした。

画像アマルフィの商人たちによりエルサレムで創設された、聖ヨハネ騎士団=ロードス騎士団=マルタ騎士団にも継承された、いわゆるマルタ・クロス、8頂点のクロス。
あれと色違いのアマルフィ共和国の国旗だけは、街中にへんぽんと翻っていましたが。。。
イベントを記念した、中世の衣装に身を包んだ人々はもちろん、その衣装も、どこにも飾られておらず。。。


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ただ。
いささか荒っぽく切って捨てれば、アマルフィでは唯一の観光名所と言ってもいいドゥオモ、大聖堂で、その歴史をひもとく特別展がなお開かれていて、見ごたえがありました。

ドゥオモの名所「天国の回廊」や、貴族たち、富裕層の墓所とあわせて、今回はそのドゥオモの写真をまとめました。


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最後に。

かつて。もう30年近く昔、でしょうか。
「ぐるっと海道3万キロ」というドキュメンタリー番組が3年間ほど、NHKで放映されていました。
なかなか見応えのある、良い番組でした。

↓ アマルフィ、最上流階級市民のために13世紀に設けられた墓所「天国の回廊」。

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あのタイトルのとおり、日本の海岸部、沿岸を測量すると、ほぼ3万キロほどあり、近年、海への進出を強めているご近所の大陸国家、中国やロシアなどと異なり、日本は古来から典型的な海洋国家であるそうです。

日本は、海岸の長さでは世界で第六位。
イタリアは15位ですが、中世に栄えたこれら4海洋共和国の影響もあり、やっぱり海洋国家のイメージが強い。

4共和国とも、最盛期の「領土」の海岸線はすこぶる長かった、そうです。特にヴェネツィアは、現在の世界遺産指定の本島、つまり「本国」のほかアドリア海、エーゲ海、黒海などの島嶼部を含めると、海岸線は随分長く、当時のヨーロッパ世界では抜きんでた延長線を誇っていた、とか。


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画像そして、その海洋国家の男たちは、どちらの「国」とも、船で海に漕ぎ出して国の繁栄と発展を図ってきたのですね。

子供のころ。

童謡「♪海は広いな。。。」とか。
唱歌「♪松原遠く。。。」とか。
「♪われは海の子。。。」とか。ひいては「♪うみゆかば。。。」とか。
そんな歌が好きで、海が好きであった、です。

豊かな国を目指して船で海を越え、世界の人々と交易しなければ国の将来はない、と教育もされて育ちました。

画像そんな、小さな島国、海洋国に生まれ育った世代であるから、でしょうか。。。
いまもって。
同じ海洋国家であった、かつての、イタリアの小さな都市国家の街々に親近感を覚えます。

個人ごとですが。。。

そして、イタリアに横並びで、ポルトガルとかスペインとかギリシャとか。
ハワイとかインドネシアとか、カナダとか、が、フランスやドイツ、中国、インドなどの大陸国家群よりも、かなり好きなのも。

その国々のバックボーンには、好むと好まざるとに関わらず、陸だけでは食べていけないために、必死に海に漕ぎ出し、乗り出して、人々の暮らしを、ひいては国を栄えさせてきた人間たちの創り上げてきた文化が宿っているため、なのでしょうねぇ。きっと。


↑ ↓ 交易で栄えた、かつての海洋共和国の大聖堂だけのことはある。堂内は豪華絢爛だ。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。hiroshiさん!!
YOU Tubeも見させてもらいました〜。このようなパレードやレースが毎年開かれているんですね。国旗がとてもかっこよかったです。私は、とくに初めの赤のがとても迫力あっていいなあって思いました。
女性の衣装もステキですね。
いつかはこのレースも見に行かれる予定なんですか?? 
天国の回廊。。。すごい豪華ですね。それに雰囲気がなんか貴族なイメージで。さすが最高階級向けですね。
私も海大好きです。山より海かなあ。。。だからウガンダに湖はあるけど海がないのはちょっと残念です。。。(笑)
あおちゃん
2013/06/02 02:45
あおちゃん、こんばんは。

元気で頑張ってらっしゃることでしょうね

ちょっと出かけていて、出先で見たのですが、NHKの今夜午後7時のニュースで、今月1日から3日までパシフィコ横浜で開かれている「第五回アフリカ開発会議」に絡んで、ウガンダの病院で感染予防のために頑張るJICAと大阪に本社のあるサラヤとの共同の取り組みを紹介していました。

サトウキビから砂糖を生産した後の搾りかすから、ウガンダで消毒用アルコールを生産し、日本での価格の6分の1で病院へスプレータイプやジュエルタイプのアルコール消毒剤を納入して、感染症駆逐へ頑張る日本人の取り組みを取材、報道していました。

「お! ひょっとしTらあおちゃんも写るか?? と、病院の看護士さんたちの活躍をみていました。あおちゃんの奮闘を思い描きながら、「今ごろ、どうしているのかな?」などと考えていました。

忙しそうですね。
また、いずれ、新しい記事を拝見させてくださいね。
hiroshi
2013/06/02 21:32

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