潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 俄かに、世界遺産の小さな村へ。茅の屋根に秋の訪れ。

<<   作成日時 : 2013/10/06 20:58   >>

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イタリア、トスカーナの、世界遺産の小さな村への旅の「覚え書」途中ですが。
ひととき中断して。


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これを毎回のぞいてくれている、学生時代からの友人の、キミに、特に伝えたいと思いました。今回は。
旅は、良いモノですゾ。と。

で。。。
その記録の第一歩。

昨日。
朝食時に、はた、と思いついて。
下着の替えと洗面具だけをバッグに押し込んで。カメラも小さなコンデジ1台だけをポケットにねじ込んで。
夫婦して車に飛び乗って、すぐその足で行ってきた、同じく世界遺産に指定されている、日本の小さな村々への、たった一泊二日、だけの、小さな旅の記録です。


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画像急に思い立っての旅で、旅館の予約も何もなし。

そういう旅は昔。
まだ現役で30代から40代半ばまでの、子供たちがまだ小さかったころ、よくやっていました。
ご存じのとおり。

一日24時間のうち、手抜きをするならばキチンと8時間で帰宅できるのでしょうが、本気で立ち向かうと、どれだけ頑張ってもきりがないという仕事の性質上、どうしても、休みは、あってなきがごとくに自己管理しちゃう。嫌でもそうなっちゃうんですね。これも、先刻、ご推測済みでしょうが。。。

画像で。
旅は、仕事の展望や仲間の様子、全体の進捗具合などを勘案しながら、自己診断し、休む前日の午後遅くになってようやく、「お! 明日からならば3日くらいは旅に出られそうだな」などと。そう、おのれ自身を管理してしか、旅行などは行けなかった。

ほぼ定時で出退社出来、休暇、休日もだいたい暦通りにお取りになれる方々から見れば、だらしなく無頼漢のごとくの不品行な人間に見えたにちがいありません。
大切な娘をほったらかして不幸にしている如くに見えたのでしょう。結婚後数年間の間は、事実、相棒の父親から、そういう具合に、婉曲によく苦情をいわれました。

同じ仕事の若き後輩たちは、いまのご時世でも相変わらず、かつてのこちらと似たり寄ったりの暮らしを送っているようで。ちょっと可哀想ですね。

画像休日などはなきに等しい状態であったけれども。
子供たちの夏休みに。仕事の進捗状況や職場の状態などによって、「これならば、3〜4日は休めそうだな」と、急に目の前がパァ〜ッと開けて、先行きを見通せる状態がやってくることがあって。
「おい、今夜から車で出かけるぞ」と、相棒に電話して。

すると、連れ合いの声は、パッと弾む。
そして彼女は、寝ている子供たちを起こして着替えさせ、万が一、を想定して??いつも用意している、家族全員の下着などの入ったバッグを押し入れから引き出して。
こちらが帰宅するころには。
深夜にも関わらず、家族全員、目をきらきら、きんと、輝かせて、こちらの帰りを玄関で待っている。

こちらも、玄関へ入るなり、背広とネクタイをかなぐり捨てて、用意してあった遊び着に着替えて、真夜中の街へ走り出す。車の中で、後部座席から子供たちは弾んだ声で「ね、ね、どこへ行くの?」と声をかけてきて。
「あ、そうか。どうする?」と助手席の相棒に顔を向け、二人で???。。。
良かったなぁ。あのころは。。。

画像楽しかったなぁ。あのころは。

さすがに、子供たちが大きくなって、子育ての手が離れて行った頃からは。
そういう旅は出来なくなりましたが。。。

相棒は、その後。
さらに多忙になったこちらが構ってくれないのをいいことに、リュック一つで友人のいるドイツを中心に、ヨーロッパへぶらり、バックパッカー旅。

旅先から毎日のように絵葉書が届き、中年おばさんが、のたり、のたのたのた、独りで巡っている旅をかなり心配したものですが。。。

こちらの仕事にいくらかゆとりが出てきて、ある程度の計画的な旅に夫婦そろって出れるようになった50代半ば以降で、そんな心配もしないですむようになりました。

もちろん、かつてわかかりしころの、俄かに思いついての贅沢な旅など出来るはずもなく。旅行社に頼んで準備を進めた、ごくありふれた、他愛のない旅のスタイルになっちゃって。。。

画像リタイアしてからは、今度は逆に。
銭はともかく時間だけは有り余るほどあるのと、ホントは、根が臆病者なもので、国内旅行でさえ、あらかじめ、宿泊先や航空券などの手配を済ませないと出かけられない、情けない人間へと堕落しました。

それが。。。
なんでだろうな?
夫婦二人して、急に、30年ほど若返ったように、無謀にも、どちらへ行くかの当てもなく出発し、足にまかせて行ってきました。

たった一泊二日だけの無計画の旅でしたが。

血液型の類似だけを根拠に、半ば冗談で自らを“ジブシー型、旅がなければ生きていけない自堕落人間”と自称する相棒は、計画に乗った、しゃくし定規のそれではない久しぶりの旅に大はしゃぎ。
あるがままの、ホンモノの小さな秋を見付けたようで、レールに乗ったお定まりの、あるいは設計済みの、ここ最近の海外旅行よりものびのびと楽しんでいる風情でした。


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そういえば。
夏目漱石の小説「三四郎」にも登場し、絵画、彫刻のルネッサンスのみやこ、フィレンツェ派よりも、こちらと同じくヴェネツィア派の根強い信者でもあった19世紀の英国の美術評論家、ジョン・ラスキンは。

『いかなる旅行とも、その速度が正確に定まってくるにつれ、退屈になる』、と書いていますなぁ。

ゲーテも『人が旅をするのは到着するためではなく、旅をするためである』と言っていますし。

昔よく見た、こちらの好きな、映画『男はつらいよ』の主人公、寅さんも。






第9作、『柴又慕情』終盤、↑ 江戸川の堤で寝ころびながら。
さくらから「どうしてまた旅に行っちゃうの?」って聞かれて。

「ほら、見な、あんな雲になりてえんだよ。。。」。

こう、自由気ままな旅に憧れる、こちとらの気持ちを語ってくれていますな。

第46作『寅次郎の縁談』でも。
葛飾柴又の団子屋「とらや」の居間で、おいちゃんやおばちゃん、さくらたち家族の前で。

『旅というものはな、行き先を決めてから、出かける、というもんじゃねぇんだよ。汽車の窓から、のんびり外を見ている、穏やかな瀬戸内海、緑の島、ああ、行ってみたいなぁ、傷ついた満男はふらり、駅に降りる、ポンポンポンポン、ポン。。。連絡船、島の人は親切だ、宿なんかなくたって、構わない、「良かったら、家にとまりいな、部屋は空いとるけえ」東京の人が来たというので、みんな集まって酒盛りだ、一晩が二晩、一週間二週間は夢のうちだよ。。。』

と。
こう、名言を残していまするなぁ。


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ハナシを戻して。。。
訪ねた、日本の世界遺産の小さな村々。

こちら、もう、秋本番、冬間近、のたたずまいでした。

『旅に病んで、夢は枯野をかけめぐる』との精神状態で、この世での最期を迎えられるほど悟れなかったし、これからも、まず、そう達観できるなどとは夢のまた夢。

我が家のベッドか、かかり付けの病院の病室で病んで。なんとか、枯野をかけめぐる、状態までは無理であったとしても、過去に行った旅のシーン、数カットでいい、それを何とか思い出せるような最後を迎えたいものだ、と。そう願っています。。。

メンデルスゾーンの書き残したように。

『旅を思い出すことは、人生を二度楽しむ事なり』。との言葉のごとくに。

長々と書いてきましたが、言いたかったのは、この部分です。
人生を2度味わうほどの、面白さが旅にはある。
そういう気持ちを分かってあげないと。朴念仁ですぞ。


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshiさん。お久しぶりです。
お互い多忙を口に出来るのは幸せですといきなり上から目線ですいません。
ブログは拝見してますが、自身のミクシィもままならずで、コメも失礼していました。
バックパッカーの旅に、この歳になって憧れます。
奥様凄いですね
本当に旅が好きなのとhiroshiさんの理解が有って出来る事です。
奥さんがご主人を置いて、海外などとんでもないという殿方もいますから〜
小さい時に、白黒TVでハワイが舞台のドラマを観て、こんな夢の島が有るんだ〜と漠然と思っていた時を覚えています。
海外パックパッカーはさすがに無理ですが、国内ならマダマダ行けますよ
日本は魅力的な国ですから、その国を見ないのは、本当に勿体ないと最近思う様になって来てます。
海外も体力は、まだ大丈夫なので、出掛けたいし・・
物より思い出のクチですからその思い出のブログを楽しみにと言って頂いてるのに、(恥ずかしい限りのブログですが)全く進みません。
新鮮な物が良いように、今は結婚式ネタになって来てます。アマルフィも結局行けませんでした。
娘とのマルタもどうなるやらです。
と言うのも今時の若者は、同居して入籍して、身近にいて結婚式の予定を立てる・・というパターが多いのです。
名字が変わればパスポートが換わるで、事が進まないのです。
ところでこちらは、富山か、岐阜か・・当然富山の合掌作りですよね
栗きんとん。クリご飯・・
日本の魅力満載の写真の数々有難うございます。
ココン
2013/10/27 11:43
ココンさん、こんばんは。

そうですね。おっしゃるとおり。幸せなことですよね。
そうそう、ミクシィの方も、プチご無沙汰です。
相次ぐ台風の来襲などで結構動かざるを得ない役割をこなsだせているなどで、PCを立ち上げる時間的なゆとりもあまりなくて。。。
コメの失礼は、なんのなんの、かえってこちらが申し訳ない状態です。

>バックパッカーの旅に、この歳になって憧れます。

え、えぇ〜〜
ココンさんもですか??
女性は、男よりも勇敢でお強いのかもしれませんね。我が家の連れ合いなどは、帰宅後に聞いた武勇伝??では、無事だったから良いものの、普通、ちょっと危険ではないのかと思うようなことがいくつもありました。
たとえば、ドイツ語などまったくわからないのに(ドイツは英語ならほとんど通じるから大丈夫だと勝手に思い込んでいて)、いくつかの街を泊まり歩いた後の小さな街の駅前で(ヨーロッパでは、大概、駅前は町はずれの寂しく暗い片田舎にありますよね)、ガイドブックで知って電話番号だけ手帳にメモしてあっただけのその夜に泊まる予定であったホテルに電話をかけたら、留守番電話。。。もちろん、彼女はひと言もWからないドイツ語の案内の。。。であった。で、電話ボックスのドアを押し開けて、通りすがりの若い男の子を呼び入れて、何と言っているのか聞いてくれと。

この男の人は出稼ぎ中のトルコ人で、親切な人であったから、「ただいまホテル改修中のため来襲土曜日から再開すると言ってます」と訳してくれ、加えて、困っている相棒のために、彼が知っているホテルに電話を入れて部屋を取ってくれた、と、何事もなく終わったのですが。。。
hiroshi
2013/10/27 20:26
〜上から続く〜

あの当時、ドイツではネオナチの若者たちで結構荒れていました。万が一、通りすがりの男がそういう類いの男であったならば、と、帰宅後、彼女からハナシを効いて肝が縮みあがりました。

他にも類する武勇談が結構。。。
こちらのような臆病者には、まず、無理ですね。怖くて。。。

>物より思い出のクチですからその思い出のブログを楽しみにと言って頂いてるのに、全く進みません。

ホント、ココンさんの旅日記はワクワクします。
楽しみです。
が、どうぞ、ご無理をなさいませんように。
いずれ、いつの日か拝見させていただけるハズですから。子供のころから、美味しいものは大事に残していて、最後に食べるのが好みでした。ゆっくり泊まっています。

お嬢さま、今、幸せいっぱいでらっしゃるのでしょうね。オコンさんはどう言ってらっしゃるのかな?
可愛い大事なお嬢さんを他の男に奪われて? ちょっと残念がってらっしゃませんか??
かくい言う自分はそうでした。

世界遺産の合掌造りの村は、3か所とも巡りました。うち、今回載せているのは、おっしゃるとおり、富山の菅沼の方だけですね。
いずれ、残る2つも載せようかと思っています。

今回のこの覚え書、実は、学生のころからの悪友に向けて書きました。詳しくお話するのは個人情報に触れ、彼もこちらをのぞいていることもあって止めますが、要は、趣味の違いなのでしょうね。こちらと違ってつい昨年まで現役で働いていたこともあって、旅の好きな奥さまに、わがままし放題で付き合わないのですね。ゴルフばかりに凝っていて。亭主の好きな赤烏帽子、の逆で、奥さまのお好きな旅行くらいは、時折、一緒にいかなくっちゃ。ですよね。
hiroshi
2013/10/27 20:27
>今、幸せいっぱいでらっしゃるのでしょうね。オコンさんはどう言ってらっしゃるのかな?
娘はマリッジブルー?かなで、少々振り回されてましたが、先日私の母のところに挨拶に来てくれて、結婚式の招待をしました。
hiroshiさんは、お孫さんの結婚式に是非出て下さいね私は無理です
お年寄りが出る事自体が御めでたいですね(^^♪
娘の結婚には、夫の方が大賛成です反対する理由は無いんですが、私の方がメソメソしてる感じです〜娘を手放す母の気持ちが良く分かります
今までもそうだったんですが、これからは尚更、夫との生活重視になりますね〜お互いに健康で、好きな旅に時々出掛ける事ができればOK
先に弱るのは多分夫の方ですから、精々奥さん孝行をしないとですよね
hiroshiさんご夫婦の様に
少し落ち着いたので、旅ブログも再開しようかなと思ってるところです。
ミクシィは、日常的な事を日記感覚で書いて、(実は日記アップしてます)フォートラベルの方で旅行記でしょうか・・自己満足の世界ですよね(^_-)-☆
でもこうして、力を頂いてるのも事実です。偉大なりブログです。
ココン
2013/10/28 11:14
ココンさん、こんばんは。

そうですか。お母さまは、お孫さんのご結婚式に直接ご招待を、お受けになりましたか。素晴らしい。
そして、羨ましいですね。

>お孫さんの結婚式に是非

そうですよね。
それはとても幸福で幸運なことですよね。
が、果たして、わが家ではそれが可能かどうか?
孫は内孫、外孫あわせて3人、19歳、17歳、5歳といますが、うち、たった一人だけの女の子は「あたし、結婚なんかしない。だって、世の中の男って、みな、くだらないヤツばかりだもん。自分が頑張って仕事をして、お金を稼いでも、そンなオトコのためにお金を使うなんてばかばかしい」などと、ほざいていますし、19歳の初孫男児の方も、「ガールフレンド? いないよ。いや、女友達はいるけどさ、みんな、夢のようなbあかなことばっかり言っているしさ。。。」などと。このままでは、10年くらい先でも、まず、結婚式などとは縁薄そうです。
hiroshi
2013/10/28 20:07
〜上から続く〜

>娘を手放す母の気持ちが良く分かります

なるほど。
ココンさんは、お嬢さんとの関わりがお深いからでしょうね。
わが家の連れ合いなどは、娘の結婚の際は、これで娘のわがままから解放される、などと、ウキウキしていましたが。。。

>少し落ち着いたので、旅ブログも再開しようかなと思ってるところです。


それは楽しみですなぁ〜〜
そして、ミクシィでもお書きになっているのですね? 自分だけのマル秘日記。
実はこちらも書いているのですが。。。みんな、旅の計画中途の、飛行機の予約とか宿の予約とかの、つまらぬメモばかりです。

フォートラベルの方、楽しみにしています。
hiroshi
2013/10/28 20:08

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