潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

アクセスカウンタ

zoom RSS 突然、アムステルダム。南欧ではないが、好きな街。

<<   作成日時 : 2014/02/23 20:51   >>

ナイス ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 6


たかが、メモ程度の、幼稚な旅ブログですから。
時事問題や政治的な話題は触れるつもりはないし、もともと、触れるほどの知識も力もないのですけれども。。。


画像



突然ですが、1回だけ。
アムステルダム。です。

この街を訪ねたのは。最新でも、もう3年半も昔のことです。
それまでも、この「覚え書」で何回か、この街のことを書きました、けれども。
今回、こちらに載せている写真はすべてそれ以降、つまり、3年半前の、こちらに載せていなかった写真ばかりです。

画像ヨーロッパでは。
地中海やアドリア海、エーゲ海に面した街々の方が、個人的に断然、好みなのですけれども。

アムステルダムは、ヨーロッパの北に位置する街々の中では、数少ない、わが好きな街の一つです。

整然と美しく、チリ、埃ひとつなく。
石畳道の両サイドのどの家の壁もシミひとつないほど美しく装った家並みの連なりが、ヨーロッパの北部の街には多いではないですか。

画像しかし自分は、あまりにきれいに整った街筋は、尻が浮いてきて居心地が悪い。
根っからの貧乏人根性がしみついているのかもしれません。
言葉は悪いが、街でも何でも、少々崩れかけている方が好み。生活臭、というか。ひとがいま、まさに暮らしている。そんな温もりを感じるから。

ネクタイもカフスもタイピンもピシッと決まったスーツ姿よりも、袖をまくったジャケットの下のストライプ柄のカラーシャツは第二ボタンまで外して、少々だらしなく、言葉きれいに言えば、ラフに見える服装の方が断然好き。

それと同じで、漆喰で固めた壁の一部が崩れたり、応急修理をした跡が漆喰の表面にミミズが這った跡のように残っている家並みの街並み、道筋の方が、断然好きなのです。


画像アムステルダムは。。。
あの街の人たちに、いささか無礼で失礼に聞こえたらなんですが。。。

ドイツや英国、北フランスなどの街々に比べて。言葉は悪いですが、ちょっとだけ小汚い、ではないですか。

トラム用の電線が中心街の空中を低く乱雑に走っているとか。
広告、看板の類いの規制が緩いのか、あまり統一感がなく、アジアのどこかの街?ほどではないにしろ、乱雑度は日本並みに?達して見える??エリアも結構ある。とか。

だから、比較的に、好きなのだと思います。


画像


画像


画像




画像


画像



画像その、アムステルダムの旧市街の中に。

この街に入ると。時間的にゆとりがある時には訪問することが多い一角があります。
主要観光ポイントに設置されているこの街の観光案内図のうち、左写真の、赤丸印で囲まれた場所です。

画像近くには、ナチへの抵抗運動に身を投じ、戦後は自らもそうであった同性愛者の社会的地位向上へ力を尽して死んだオランダの俳優を記念して、俳優の名をとって白文字のごとくに改名された、アムステルダム、西教会近くの橋。
その橋の名札の前で撮った、上の写真の中央の建物の向かって左手、西側の「隠れ家」跡を「。。家」と呼ぶ記念博物館としているのが、赤丸の場所です。

こちらへは、ふた昔以上昔?(馬から落馬、と同じ文例??)のまだ若かったころを初回に、この街へ入った際は2〜3回に1度は訪ねているくらいの計算になるかもしれません。


画像


画像



「お前は、そんなにも、こちらが好きなのか??」。

いえ。
わたくしメは、さほどには。

日本の戦後復興期から現代まで、まずは平穏に、なんとか生き続けることが出来た、程度の平凡なオトコですから。
あの主人公の少女のような、傷つき易い感性も鋭敏で豊かな情感も、尽きることのない好奇心も。
そしてなによりも。
息をひそめて生き、命絶えていかねばならなかった、彼女のような同情すべきはかない命と運命とは、無縁のわが人生でしたから。

これまで、いつの時点でも。
さほど、あの「日記」には関心はなかったし。人みなすべて、二度とあのような汚点を人類史に残してはけない、程度の認識だけは胸に刻んでいるものの、今もって、彼女自身にはさほど関心はないのです。


画像


画像けれども。。。

連れ合い、相棒が。
「eのつく名前のアン」の方を「ただのAnn」よりも好きなモンゴメリ原作の小説「赤毛のアン(Anne of Green Gables)」 の主人公と。
日本語にすると同じく「eのつく」少女、「アンネ・フランク(Anne Frank、オランダ語=Annelies Marie Frank)」 の日記、「アンネの日記」に。
幼いころから夢中になってのめり込んできたのです。


画像その相棒とかれこれ半世紀以上も付き合い続けてきたため、影響され、引きずられて、ついつい。

この街へ入り、時間にゆとりがある時は、結局、滞在中、一度は、ほぼこちらへ。。。


画像



画像と。
ここまで書いて。以下、あまり書きたくないもので、直截に書くのは省きますが。。。

なぜでしょうか?
あれほどの大量の本を。。。


画像



わたくしメ。
本一冊買うのが大変であった極貧の半世紀以上昔の日本で幼少年期を送ってきたもので。
本を破るなどの破廉恥行為は、極刑に処していいほどの極悪非道な犯罪に見える。。。

と、まぁ。↑ 極刑、とまでの言葉は半ば冗談ですが。

たいがいの日本人は、わが家の相棒ほどに単純素朴に心酔するほどではないにしろ、あの隠れ家の屋根裏部屋に住んで、やがて命を落としていった、日記の中に登場する人々に追悼の思いを抱く。
そういう日本人がほとんどで、既に被害300冊を超えた、という、あの手の犯罪は、思いもよらない驚愕の出来事であったのではないでしょうか。

画像一、二冊、あるいは数冊どまりならば、道理をわきまえぬ個人の悪質ないたずら、ということも考えられますが、昨年初夏から始まった犯行で被害は既に300冊を超えたと聞くと、淫靡で陰湿で、旧来の日本人気質には馴染まない、怨讐とか邪気とか毒気さえ匂ってくるではないですか。

誰が、あるいは、いかなるグループが、どういう意図で、ああいう、悪意に満ちた犯罪を思いつき、実行し続けたのか。。。

世界のどの国よりも長く。
これで70年ほども、戦争はもとより局地的な紛争にさえ身を投じたことのない、八百よろずの神に祈り、歎異抄の「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」を信じ、人は死ねば皆、ほとけ(仏)になるという、素朴で素直で緩やかな信仰観しか持っていないからこそ、素朴に平和や人皆それぞれの安穏な暮らしを願い、神社へ詣でる我が国の人々のうちに、ホロコースト・デニアーやホロコースト否定団体などある筈もない。

そう、信じているから。いまだに納得がいかないし、不思議でしょうがない。


画像



画像あちらは。。。

つまり、今では博物館となっているあちらの街の、西教会の鐘の音、カリオンが美しく鳴り響く、「日記」の舞台の“隠れ家”は。

↑ そんな悪しき思いを心に思い浮かべることさえ恥じ入るほどの、清らかな印象に満ち満ちている場所です。

博物館の常、内部は撮影禁止ですが。
いつ行っても世界からやって来た人々の行列が絶えない、運河に面した外まわりは、もちろん、堂々と、誰でもカメラを構えられます。

画像博物館出口近くの、最後のコーナー。
世界主要国言語に翻訳された「アンネの日記」はもとより、アンネ・フランクの肖像画や当時のアムステルダムや収容所などの写真集、絵葉書など記念品を置き並べた半地下の一室には、入り口の入館案内パンフレット同様、世界各国言語版に混じって、しっかりと日本語版も主要な一角を占めてドンと、積み上げられています。
もちろん、訪れる日本人も、トップテンの上位を占めて多い、そうです。

そのくらい、この少女をも愛している平和を愛する日本人が、ああいう下品で下劣で忌み嫌うべき犯罪を長い時を積み重ねて行うなど。本当に考えられない。ことであります。まことに残念。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 8
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、hiroshiさん。
SMノッヴェラで奥様がお買いになられる物をお答え頂いたのに、お礼も言わずにすみませんでした。
アムス、行った事がないんです。
なんだかかなり偏った話で、いつかと思いながらまだ足を踏み入れておりません。
川の上の船をお家にしている素敵な光景とかもTVで見て気になるのですが。。

私も、少し汚れたり古かったり、そんな街が好きです。
あまり綺麗すぎると落ち着きませんよね。
そう言う意味ではシンガポールも綺麗すぎるかな?
嫌いではないんですけれど。

奥様、お好きでらっしゃるのですね。
何度もお訪ねになられて。

心ない人がいるんですね。
被害は増えているし、
あの本の破り方、憎しみ迄感じられて、
心が痛みます。

初めてアンネの日記を手に取る迄に、
かなり時間が掛かりました。
友人は、読んだと聞いても中々読み始められませんでした。

子供ながらに、読む心構えが出来るのを
待っていたんだと思います。

今の日本人は平和ぼけをしてしまっているんですね。
あの時代に生きた彼女に、本当に申し訳ないです。

中々コメントを入れられてませんが、全部読んでま〜〜す。
次回の展開も楽しみにしております!
mumur1
2014/02/26 20:50
murmur1さん、こんばんは。

いえいえ、お礼などと、とんでもありません。SMN薬局のハナシ。ご興味を持っていただいたらしい、と、相棒は逆に、喜んでいました。

アムステルダム。
言っちゃぁ、なんですが、いまお書きになっている、南欧のあの小さな、世界中から人々が集まる社交界の花形の独立国と比べると、アムスの人には悪いですが、月とすっぽん、ちょうちんに釣鐘ほどの差がある街ではないでしょうか。やっぱり、花形は、いま、お書きになっている、年末年始にご滞在のあちらでしょうね。

そうですか。
先生も、ちょびっと汚れた印象の街がお好きですか?
こちらは、ちょびっと、よりも、もっと汚れた。。。昔の新橋のガード下のような街の方がよほど好きなのですけれども。最近は、世界のどちらでも少なくなって行きますね。そういう街。

>あの本の破り方、憎しみ迄感じられて、
> 心が痛みます。

おっしゃるとおり。
それが、いちばん気がかりです。
いまの若い人たちの中には、あの日記の根底に流れている世界にアンチを叫ぶ人たちがいるのでしょうか?
自分には、日本を落し入れんがための、昔、浅間山荘事件を起こしたような、そんな層が新たに若者たちの間に生まれ、工作を開始した様な、そんな厭らしさとおぞましささえ感じられ、信じられない思いです。

いま、わたくしメ、地域の小間使い役の改選期を迎えておりまして。。。たったいま、帰宅しました。連日、このところ、こんな具合です。お返事遅れました。
hiroshi
2014/02/26 23:07
再び、すみませんです。

>もっと汚れた。。。昔の新橋のガード下のような街の方がよほど好きなのですけれども。

そうなんです、それです、それ。
私、新橋のガード下、好きですよ〜。実際には屋台には入ってないのですが、絶対好き。テーブルに肘や袖を付けたら、油染みが付いちゃう様なお店が落ち着くし、美味しいんですよ、本当は。
昔、勝ちどきの裏手、1.5mの幅細道の両側に、
洗濯機が道に出ちゃってる小道の奥に有る「たけの食堂:」通いました。みんな隣り合わせ、サラリーマンのおじさんが横も前も一緒に居て、でも、築地の裏だから、何を頂いても美味しいし、今も有るのは確認したんですが、女子を誘っても全滅。男子も、折角ならもう少しチガくしない?と却下です。。残念。

murmur1
2014/02/26 23:48
洞察力のお有りのhiroshiさんだから、もうお気づきかもしれませんが、今回の日記、私には、ちょっと思う所もある旅でしたよ。
シルバーウインドで寄港した時には見えなかった所が観察出来て、滞在したからこそ見えて来たんですね。

若い女性が明らかに時間を持て余し、オテルドパリのロビーで一つ25€するカクテルを三杯楽しんでたり、ロビーでヒューマンウォッチングするだけでも、この国はハングリーなスピリットは、もう、ないんだなあって、思えました。カクテルを三杯楽しみたいの!じゃなくて、まあ、時間潰すならこのくらい頼みますか、感じが、私には、まだまだ到達できないレベル。ガラディナーはとても素敵でしたが、これもこれも回りの方から色々な思惑や見栄なのかな?そんなものも見え隠れして、とても面白かったです。ローマ、ハスラーはすばらしかったです!アットホームで。

既に、日記にはどう表現しようかと、もやもやしている事ををhiroshiさんには少しお話ししちゃいました。
モナコに行って、こんな事を言ったら罰が当たっちゃいますものね。
murmur1
2014/02/26 23:48
そうですか

新橋のガード下、お好きですか?
murmur1さんいは、ちょっとお似合いにならないかな?などと思うのは、的外れ?ですか。

そういえば、昔、藁屋根を踏み抜いたり、サクランボの種の飛ばしっこをなさったりと、結構、ちゃきちゃき、の行動もなさったお話、おうかがいしたことがありますね。
失礼ながら、似合わない、などと思うのは、買い被り? 見当違い?? ならば、大変うれしいですね。

たけの食堂って、確か、築地の、っと、そうそう、お書きになっていますね。洗濯機が並ぶ細い路地の、店先にビール瓶のケースが積んであるような、ことばは悪いですが小汚い。。。だから、魚がとても美味し! お店でなかったですか? なんとなく覚えています。
先生のお言葉ほど通ったことはありませんが。。。
そうですか。今も繁盛していますか。

>今回の日記、私には、ちょっと思う所もある旅でしたよ。
シルバーウインドで寄港した時には見えなかった所が観察出来て、滞在したからこそ見えて来たんですね。

洞察力などありませんが。。。
なんとなく、お書きになっているような感じを、初回から感じておりました。
やっぱり、そうでらっしゃったんですか?
hiroshi
2014/02/27 00:27
〜上から続く〜

>カクテルを三杯楽しみたいの!じゃなくて、まあ、時間潰すならこのくらい頼みますか、

なるほど、なるほど。
うまい喩えでらっしゃいますね。
そうですか。そんな感じですか。
しかし、そういう世界もあるんですね。まさに、それこそが、あの小さな独立国の脊柱なのかもしれませんね。そういう人種の方々の世界なのでしょう。きっと。

ハスラーは、素晴らしいでしょうね。ホントに、一度は泊まってみたいと願っていますが。。。

もう、夢ですね。叶いそうにありません。
hiroshi
2014/02/27 00:28

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文




会社設立 大阪市
   
アクセスカウンター
出会いライブチャット出会いモバコイメル友

突然、アムステルダム。南欧ではないが、好きな街。 潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる