潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS ピサ。風は西風、青空広がる。昼食後斜塔、洗礼堂へ。

<<   作成日時 : 2014/02/27 13:54   >>

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ピサ、のハナシの続きです。


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↑ピサの斜塔と、ピサ、ドゥオーモ広場のジョバンニ・ピサーノ作の彫像。


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画像ドゥオーモ広場への入り口、かつてのピサの街の守備城壁でもあった壁の一角のメインゲート、ポルタ・ディ・ヌオヴォから広場へ入った。↑新門の向こうに、斜塔が見える。← 城壁歩道の下、門の上部のクレスト脇は、枯れた雑草で薄墨色に壁に汚れを染め付けてていた。


画像ピサ最大の観光名所、ドゥオーモ広場から北、およそ600〜700メートルぐらいでしょうか。
ピエトラサンティーナ通りに面した広いパーク・アンド・ライド駐車場から観光ミニトレインに乗って、ドウオーモ広場、ヌォーボ門(サンタ・マリア門)近くの城壁に面した降車場で下車しました。

画像タイかマレーシアかフィリッピンか?
ミニトレイン内で、十数人の、どこからどう見ても東南アジア出身と見える男女。。。

もとい、「女男」。。。女の子の方が男の子よりも断然、多かった。

。。。若者グループと偶然、相乗りになりました。


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画像ミニトレインを降りて広場に入ったあと、真っ先に向かったのは、食事。「腹減ったぁ。もう、何でもいい。口にいれるものならば」と。えり好みはせずに。ドゥオーモ付属美術館脇の手近にあった、ピッツェリアへ。


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画像慌ただしく空腹を満たして広場のシノピエ美術館前の芝の広場まで戻ったら、時計の針はすでに←かくのごとし。


画像そして。美術館入り口のチケット売り場上の羅針盤の針は、ポネンテ(ponente =西風)を指し示して、いつの間にか、この日朝からの、今にも降り出しそうであった空は次第に青空がのぞき始めていた。

こちらの風向計は、上が南、下が北。そして、ピサをはじめチヴィタヴェッキアやサンタマルゲリータ・リグレなどイタリア半島の地中海に面した西側地域は、冬場の凍てつくマエストラーレ(maestrale=北西風)から。いよいよ暑い夏に向けて発進し、地中海ならではの暖かなリベッチオ(libeccio=南西の強風)の吹く初夏へと。季節は変わりつつあるのかな、と思わせた。

以下、しばらくは斜塔の写真。



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野次馬根性旺盛な連れ合い、相棒が、さっそく尋問?
「みんな、学生?」
「観光? それともお勉強??」
「お国はどちら?」
「イタリア、どうぅお?」。。。などなど。

インドネシア、美術学校の、10代後半から21歳までの学生さんたちでした。

駐車場のバス停でミニトレイン待ちの行列の後ろに我々夫婦が並んだところで。
行列の前方にいた彼らには既に日本人と見破られていたみたいで、「東京から? それとも大阪??」「おいくつですか?」「お年寄りなのに(なに? 失礼な!)、元気ね」などと、逆に質問の嵐。

画像ピサの斜塔。
自分にとって、挫折感、というか、劣等感を味わった最初の記憶の場所である。
といっても、こちらを見たり体験したことではなく、教科書の上のハナシなのだが。。。

小学校の理科の授業。
あれは4年生であったか、5年生であったか。「ピサの斜塔の実験」という、落下の法則を習った時。大きな鉄のボールよりも軽い小さな鉄の玉が、大きい方のボールと同時に地上に到達する、などとは、どれだけ考えても理解できなかった。

画像理科系人間失格が始まった契機の出来事で、以来、異端審問でつぶやいた彼、つまりガリレオ・ガリレイの「それでも地球は動く」の地動説、ピサ大聖堂の揺れるシャンデリアを眺めていて発見したという振り子の等時性、と、どれもこれもよくわからず。。。

画像以来、中学生、高校生と成長するに従い、あのニュートンの、アルキメデスの方程式も理解不能となって。算数、数学、幾何、解析、理科、物理、化学、etc。。。理科系「音痴」ならまだしも、差別用語?の「白痴」の世界の人間だと、激しい劣等感にさいなまされる人生を送ってきたワケデス。トホホ。

そのきっかけが、フィレンツェのウフィツィ美術館前で昔撮った、この→ピサ生まれのガリレオ・ガリレイの、ピサの斜塔で行った、ということになっている。。。ホントは違うのだそうだが。。。落下の法則であった。



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↓ 以下の写真は、サンジョヴァンニ洗礼堂。

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ニコラ・ピサーノ、ジョヴァンニ・ピサーノ親子が手掛けた、優雅なロマネスク様式の洗礼堂。
4つの扉を持つ堂への入り口のうち、以下の写真に撮ったドゥオーモ側の入り口は、ピサーノ派の彫刻で飾った美しい円柱が上部を飾る。さらに下写真は、ステンドグラスと洗礼者聖ヨハネ像。


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多勢に無勢で。
結局、相棒の“尋問”は、国と職業と年齢を解き明かしたくらいで成果はほとんどなかったのですが。。。

自分はまだ若い30代終わりのころ、あちらの国に短期ですが、仕事で何度か滞在したり出入りした経験があるのです。
が。
当時と比べて隔世の観。。。

画像一度、このブログに書いたことはあるような気がしますけれども。。。
当時は、あちらの国は首都ジャカルタでもまだ電気の入っていない貧困エリアが市域のあちら、こちらに広がっていました。

初めてあちらの国に入った夜、ジャカルタでも最高級クラスの、日本人御用達のホテルの部屋から眺め下ろすと。
ホテルの面する通りは街灯が並び車も走って明るいのですが。
その通りから20〜30メートル離れるともう、漆黒の闇。熱帯雨林なのか住宅地なのかさえ、判然としない光景でした。

画像朝、ベッドから抜け出して闇であったあたりを眺め下ろすと。
バナナや、当時は名前を知らなかったサラックと呼ぶヤシの木、グアバなどのトロピカルフルーツの木々などが緑の絨毯のように眼下に広がり、ここらは元、熱帯雨林樹帯であったと悟らせてくれました。

画像そしてその緑の下に。目を凝らすと、トタンぶき、あるいはヤシの葉を屋根に乗せただけの小屋群が、はるか彼方まで群れ集っていたのでした。

しかし、あの当時の、かの国の青少年たちの目は。。。

画像こちらの初めてのかの国での仕事は、当時の日本の青年たちに同道し、日本の同世代の諸君とこの国の青年たちとの交流を深めるアクションの一環として携わった内容であったのですが。。。
画像この国の若者たちの目は、あの貧しさからは考えられないほど、輝いていました。

話してみると、実にしっかりとしていて。
瞳は明日への希望で明るく光り輝いていて。
「この国は、いつの日か、日本を追い抜いて行くかもしれない」と、畏れにも似たほどに驚嘆したのを覚えています。


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↑ グイド・ダ・コーモ作の八角形の洗礼槽。↓ いずれも、ニコラ・ピサーノ作の説教壇。周囲五面にキリストの降誕、磔などのレリーフが施されている。下部の柱は、ピサーノ派によるライオンなどの彫刻を施した柱が建つ。

その後一年余りで。
別の業務にチェンジしたため。
当時の青年たちとの接触は、間もなく完全に途切れて。彼らはいま、かの国の社会でどういう責任を果たし、どう貢献しているのか全く知りません。
今ではもう、彼らは50代同半ば。
ピサの観光ミニトレインで出会った青年たちは、ちょうど、彼らの子供くらいにあたる年代でしょうか。

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画像古いハナシでなんですが。

ということで、インドネシア語ならば、カタコトながら少しは話せるもので。
英語で“尋問”する相棒に替わって、こちらがインドネシア語で語りかけたら。みんな、一瞬、びっくりして、その後、歓声をあげて喜んでくれました。

画像ミニトレインを降りた後、相棒は、彼ら一人一人とハグして。いえ、こちらはハグしませんでした。求めてきた子,何人かと握手しただけ。
だって。。。
彼らの8〜9割はオンナの子でしたから。

こちらも、夢と希望に燃えていたわが若き日を思い出して。
楽しいピサのひと時でした。
ホントは。上に青字で書いた通り。幼い日の敗北感、コンプレックスに直結する思い出が「ピサ」という言葉に連結していて。
この街は、心理的に、今でもなんとなく煙たいのです。。。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
やっぱりピサの針塔はいいよね!
ヒカキン
2014/08/01 15:47
ヒカキンさん、おっしゃるとおり! いいですよね〜。
hiroshi
2014/08/01 20:27

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