潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

アクセスカウンタ

zoom RSS 竜退治の聖人らと「創世記」の絵。アルボーレ教会。

<<   作成日時 : 2015/03/06 14:11   >>

ナイス ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 2


わが家の庭で、椿の花が咲き競い始めました。
この土地もようやく、少し春めいてきた感じです。


画像

↑ 今初冬、JR駅北広場前のホテルの最上階レストランから撮った北陸新幹線の線路。既に習熟運転は始まっていて、日に何度か、この高架上を列車は走っているらしい。で、駅近くに出るたびに目を向けているのだが、タイミングが悪いのか、未だお目にかかったことはない。残念。


北陸新幹線開業まで残すところ10日となった一昨日。
この土地の県広報課が制作し、、「Prefecture Toyama」の名でYou Tubeにアップした動画3本が、これまでの先駆PR動画に続いて、またまた公開されました。
そのうちの1本が、これです。





冬まだ真っ盛りの雪の季節に撮っていたようで。
動画に登場する地元の人々はまだ、厳冬の装いですね。

画像孫娘によると。
搭乗開始待ちの待機時間など、移動に伴う無駄な時間を含めた「Door to Door 」で計算すると。
彼女のから→わが家にやってくるよりも、新たに開通するでやってくる方が、およそ30分ほど早くなる、そうです。
で。「ママがね、言ってるヨ。開通したら、もっと足繁くそちらに行けるかもね、って。」と、メール。

むふふふ。。。

ん?
来るな  
あっ いやいや。
これからは、何かあっても短時間で駆けつけられるのだから。
無理をせず、足、疎ら、少な目の方がいいゾぉ〜〜〜。。。






画像

↑アルボーレ教会の内壁に描かれていた、正教会系では「生神女マリアと幼子ハリストス」と呼ぶ、カトリックや英国国教会では「聖母子像」「マリア様」のフレスコ画。上に描かれているのは「最後の晩餐」。


さて。
ルーマニア、旅日記の「覚え書」。
続きです。

前回に続いて、北モルドヴァ、ブゴヴィナ地方の、世界遺産、フレスコ画で覆われた修道院群巡りの続編で。

今回はアルボーレ教会。


画像

↑ 教会の、入り口を兼ねた鐘楼。
↓ 石造りの建物は2階建てで、鐘つき場の2階へは木造りの階段が続いていた。


画像



こちら。

巡ったうちでは唯一、「修道院(ルーマニア語=Mănăstirea)」ではなく「教会(同Biserica)」で、このため敷地も、日本でいえば、各都道府県各地に点在する村社、いわゆる「村のはずれの鎮守さま」くらい。

すなわち2,000平方メートル程度。
日本式に言えば600坪あるかなしくらいと狭く、教会建物も小さく可愛かったです。


画像



案内書によれば、教会の奥行は2.2メートル、幅は9メートル余り、高さは8メートル50センチとありました。

スチャヴァの行政長官であり、村長でもあった貴族ルカ・アルボーレの寄進により、1503年に着工、完工し、シュテファン大公の後継者である孫のシュテファニツァと対立して二人の息子ともども斬首された後の1541年にフレスコ画が施工されたのだそうです。

公国の当主の建立ではないため、こちらの教会もフモールと同じく、屋根の上にドームはありません。


画像

↑ 東面のアプス(祭壇)部外壁。

画像

↑ ↓ 南面。

画像


画像



外壁4面のフレスコ画のうち、北面と東面の画像はほぼ剥落しており、残っているのは↓西面と↑南面のみ。

17〜18世紀におよそ100年ほど、屋根が落ちて風雨に直接さらされていた時代があったため、通常、キレイに残っていることの多い内部のフレスコ画も損傷があり、近年、修復が施されたばかりだと、案内書にありました。


画像



その、フレスコ画が残る西壁。

東に祭壇、正教会では「アプス」と呼ぶ神聖な場所にとは反対側の入り口近くの前室(プレナオス)側、つまり西外壁は、キリスト教、東方正教会系の“戦聖”としてもあがめられる4聖人と、旧約聖書の「創世記」の逸話が描かれていました。

その4聖人とは、カトリックや英国国教会でも聖人としてあがめられている、竜退治の伝説で有名な聖ゲオルギオス=英語ではセント・ジョージ、イタリア語ではサン・ジョルジョ、フランス語ではサン・ジョルジュ=を筆頭に、テッサロニキの聖ディミトリオス、聖ニキータ、聖女パラスケヴァ。

画像

↑ 西面のフレスコ画。聖ゲオルギオスの竜退治の奇跡を物語る、フレスコ画の一部

画像



ローマン・カトリックの聖人でもあるために日本でも広く知られている聖ゲオルギオスの十字。

画像ご存じ、英国の国旗にも使われている、白地に赤い十字のイングランド国旗、セント・ジョージ・クロスであり、ロンドン市旗であり→英国王室領のガーンジー島旗でもあります。

また、グルジア国旗であり、モントリオール旗でありバルセロナ旗であり。。。

画像そしてイタリアではミラノ旗。。。

。。。といっても、→写真はそのシンボルの紋章を描いたミラノ中心街、ガッレリアのタイル画ですが。。。

ミラノ旗であり、ボローニャ旗でありパドヴァ旗でありマントヴァ旗であり、そして。


画像あの「紅の豚」、通称ポルコ・ロッソの飛行艇の尾翼に燦然と輝いていた、主人公マルコ・パゴットの生まれ故郷、ジェノヴァの旗でもあり。。。

あの映画。
ホントに良かったですね〜〜





と。
脇道へと大きく逸脱しました。
ハナシを戻して。。。

画像



その「赤い十字」の着物を着た聖ゲオルギオスの物語部分は、西壁のほぼ中央に大きく描かれていて、500年近く風雨にさらされ続けてきたのに、まだしっかり、キレイに見えていました。

ゲオルギオスは、英国やアメリカではジョージ、イタリアではジョルジョ、フランスではジョルジュ、ロシアでユーリー。いずれも、よく聞く名前ばかりではないですか。

聖人の名をいただく習慣のあるキリスト教国で、聖ゲオルギオスはいかに人気のある名なのか。。。
北モルドヴァ地方にやってきて、あらためて反芻したのでした。。

画像


画像



内部。


画像

↑ 教会堂を寄進したルカ・アルボーレ一族。左手に載せた教会堂をイエス・キリストの前に披露するルカ。似た絵は、堂内には計2枚、描かれていた。


内部。
修復が終わったおかげで。
巡った世界遺産の修道院、教会のフレスコ画のうち、こちらだけは内部の撮影も許してもらえました。

内部の絵は、聖人や天使、正教会でハリストスと呼ぶキリスト像、聖母。。。

。。。あ、これも正教会では生神女マリアですか? 

。。。聖母やキリストなどのほか、この礼拝堂を寄贈したルカ・アルボーレと彼の妻ジュリアナ、二人の子供たちなど。

どの人物像も着衣の模様がとてもきれいで、みごとでした。


画像


画像


画像


画像


画像


画像



 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 8
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
hiroshiさん
こちらでは「お久しぶり」になりますが、いつもお世話になっております。

お子さんお孫さんとの距離が縮まる喜びを隠し切れないhiroshiさんの表現に私まで頬が緩んでしまいました。こういう話題はいいですね〜

新幹線には乗ったことがなく、(・○・)←こんな形の新幹線しか思い浮かばない私は、一生新幹線と縁がないように思います。(初の船旅は青函連絡船、国鉄バンザイ!)

500年近く風雨にさらされながらキレイに残っているフレスコ画と比べたら人生は実に儚く、ブゴヴィナ地方も私は一生行くことがなさそうで、コメントは最近しておりませんが、フムフムこんな場所(歴史)があるのかと毎回楽しみにしています。北陸へも行ったことがありませんから、北陸の風景が楽しめるのも嬉しいですよ〜
かいり
2015/03/07 03:00
かいりさん、こんばんは。

いえいえ、こちらこそお世話になっております。

先日教えていただいた、 rome2rioのサイトも、とても便利そうで、またまた良いモノを学ばせていただきました。次回の旅には、ぜひぜひ、活用させていたただきたいと意気込んでおります。ありがとうございました。

>お子さんお孫さんとの距離が

あははは。。。
↑照れ笑い、and 苦笑い、です。最近、連れ合いもこちらも、寄る年並みのせいですかね、一族郎党、相次いでやってくる季節に結構まいっておりまして。。。なるべく手抜きで、楽な年末年始と夏休みの方が。。。
といいながら、やってくる連中の思いもわかりますしね。まだまだ元気なんだから、そうそう来られてはちょっと困るという思いもあるのです。
ま、連中は、このブログも時折覗いているらしいですから、しっかり思いを伝えておくのもいいのかな、などと思って上に書きました。
深謀遠慮 です。おっほっほ

ブゴヴィナは、おっしゃるとおり、人生を前向きにとらえて生きる闊達な方々にはあまり魅力的ではない土地ではないでしょうか? 自分も、リタイアした前後の年代であったころ、つまり、まだ十数年若かったならば、なんでこんなところに遊びに来たのだろうと、ガックリした土地のような気がします。
北陸も、似たところがあるのかな?
自然はさほど破壊されずに比較的に豊かに残っていて、海、山の幸もそれなりに美味しいですが、それだけ、ですね。活力とか意欲とか、そういう前向きな感性、感情などとは縁薄い土地のような気がします。ま、生まれた土地ですからそれなりに好きではありますが。。。

そうですか。北陸の風景ですか?
時折、写真に撮って載せてみますかね。
hiroshi
2015/03/07 20:51

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文




会社設立 大阪市
   
アクセスカウンター
出会いライブチャット出会いモバコイメル友

竜退治の聖人らと「創世記」の絵。アルボーレ教会。 潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる