潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 色鮮やかに「天国への階段」。スチェヴィッツァ修道院。

<<   作成日時 : 2015/03/27 21:48   >>

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画像

映画をみてきました。

先日、ニュースに取り上げられた、秋篠宮妃紀子さまと佳子さまもご鑑賞になったこの映画です。

映画の原作は、デュオ・グループとしてデビューして以来、多くのファンの心をつかんで離さない、あの人の、30年近く昔にリリースした同名のヒット曲を一昨年にあらためて発表した小説。


画像小説こそ読んでいませんが。。。

昔、車載用音楽機器として一時期、コンパクトカセット全盛期のころ。
彼をはじめフォーク界のシンガーソングライターやグループにかなり入れ込んで。自分でエアチェックしたものも含めてカセットは数百本も持っていて。

その一部、特によく聴いた200本くらいは、ここ十数年、まったく聴いたこともないのに廃棄できず。太平洋戦争後の超貧困時代の日本で幼少年期を送った影響で、貧乏性が身に付いて、何度も引っ越しながらも未だに、宝物のように残し続けています。

そんな情けない人生の積み重ねで、この人の音楽も、CDなどはただの一枚も持っていない、にも関わらず、この曲誕生の経緯などは良く知っていました。





この人のコンサートで聞いたのだったか、TVの語りで耳にしたのだったか?

忘れましたが。
この曲誕生のいわれやモデルの方の物語、など曲の背景となる“泣かせどころ”。

テキ。。。?あ、いや。

落語家以上に噺、あ、いや、

ハナシの巧いこの原作者の泣かせのテクニックや手練手管?に、そうそう簡単には乗ってやんねぇぞ。
負けるモンか!と。

画像つまり。

映画を観る前は「泣かないぞ。泣くもんか」と。
固く固く決心して、臍下丹田に力を入れて、居住まいを正して座席に座ったのですが。。。

結果。

「♪ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが。。。」
「♪何より僕の患者たちの瞳の美しさ♪」、などと。
流れるあの歌と同じ手口の映像画面に、簡単に術中に。
ふところの大きな美しい歌詞と旋律の描くスクリーンに、酔ってきました。。。


画像アフリカの内陸、キリマンジャロそびえ立つあの大地一帯には、これまで一度も行ったことはないのですけれども。

前回に書いたアフリカ北部、チュニジアの。

広大な潟が消えゆく、自然破壊の危機に直面して「危機遺産」に指定され、2006年にようやく危機を脱した世界的な野鳥の王国、世界自然遺産、「イシュケル国立公園」もフラミンゴの大群の名所でして、写真の中に芥子粒ほどの大きさで、フラミンゴが写っています。

画像アフリカという大陸は、今から十数年前、初めて訪ねた当時の自分は、“暗黒大陸”という言葉が思い浮かぶだけの浅い知識しかなかった。
で。
この公園もまだ危機遺産に指定されていた初訪問時は、いい意味で、想像とは大違いの、驚くことがいっぱいにありました。

この野鳥の王国で。つまり、危機が叫ばれていたその最中に。
山中のこちらの展望台付近には、黒い肌をしたこの国の若者たちがボランティアとして大挙、訪れていて。

小さな観察所付近で、やってきた観光客に笑顔を向けながら、望遠鏡を無料で貸し出してくれたり訪れている野鳥の種類や生態を説明してくれたりと、環境先進地であるはずのヨーロッパのこの種、観光地に勝るとも劣らぬ熱心な保護活動を進めているを知って、目からウロコでした。

“暗黒”などと、浅はかに思っていた自分を恥じ入るバかりでした。

画像標高500メートル余りのイシュケル山の頂部から見たイシュケル湖の、はるか2〜3キロ先に群れていたフラミンゴの大群。

肉眼では芥子粒ほどにしか見えないのですが、望遠鏡をのぞくと、いきいきと、活発に給餌してる紅色の鳥たちが鮮やかに浮かび上がって見えました。

この鳥、日本でも動物園で見ることが出来ます。
けれど、大自然の中では、様子は全く違って見えました。

画像餌をもらって飼われているのと、ホントに“生きている”のとでは、かくも違うものなのか。。。

こう感嘆するとともに。。。

画像かつて、この歌がヒットしたころ。情けないことに、ほとんど休日らしい休日はありませんでした。

で。年に2度か3度、ひょっとすると呼び出されるかもしれない普通の休日ではなく、完全に解放される、1日プラスアルファ、長くても3日止まりの短い休みが急きょ、目の前に開けて。。。
深夜に帰宅して、そのままドライブに出発。夜の街中や高速道を突っ走った。
あのころは多忙な日々で、ほぼそれだけが自分と相棒の『旅』でした。

そんな古い思い出が、このチュニジアの野生フラミンゴの王国で。
彼の歌声とともに懐かしく蘇ってきた、この国への初旅でありました。
このフラミンゴの楽園にはたった一度しか行ってませんが、懐かしく思い出します。。。


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一昨日。
映画館では。

そんな旅のこと、さらには、魅せられたこの曲の歌詞を引き金に調べ知ったケニアの湖沼地帯でのフラミンゴ舞う光景などが、映画館の座席の背もたれの前で、夢かうつつか、次第に三重、四重にダブり重なって見えてきて。。。

同時に。
この世界遺産の国立公園やこの国に数多い遺跡で驚くほど数多く見た野草や野生化した園芸種、あるいは園芸種の原種の花々のことも思い出して。

画像いつの間にか。
「関白宣言」のあの歌詞。
「♪涙のしずく、ふたつ以上こぼせ♪」。どころか。
まんまと罠にはまって、そのンン倍もの水分の、大廉売。

完全に、テキ、すなわち、スクリーンで点滅する映画の勝ちで、勝負になりませんでした。
情けないことに、エンディングロールが終わっても恥ずかしくてしばらく立てず。

画像寄る年並みで涙もろくなっちゃって。
やっぱり。
人並みに花粉アレルギーくらいは患って。こぼれる涙の言い訳の一つ、二つくらいは、用意する必要がありそうです。

そして。

社会にさほど役立たずの、さして芳しくもない人生の終着駅近くにたどりついた立場でこういうことを言うのは何ですが。。。

やっぱり、人の命をあずかる、ああいう、社会に役立つ生涯を終える人生こそ、人としての価値高く、良い人生なのだと、しみじみと思うのでした。

画像多くの子供たちが夢見るように、自分も幼いころ、ドクターになりたいと思った時期もあったのですが。。。
算数と、義務教育終盤のころまでの数学の基礎程度は何とか乗り切ったものの。
高校に入って以降の微分積分とか化学とか物理とかはサッパリ??なのを契機に。
夢をあっさり諦めちゃったけれど。
人生。もう少し頑張るべきだった。道を誤ったなぁ〜。




☆                                    ☆ 


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さて。。。

ルーマニア旅の「覚え書」の続きです。

ルーマニアは北モルドヴァ、ブゴヴィナ地方の、全身総刺青、ではなかった、フレスコ画で覆われた、世界遺産の修道院群の、3番目の「覚え書」のスチェヴィッツァ修道院のハナシ。です。

「スチェビッツァの小さな村はずれの、要塞のような巨大な外壁に囲まれた修道院に着いた」、と。
2回ほど前に書いて以来、トンと進んでいませんが。。。
今回は、その続きです。


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この修道院、1586年に完成した、ということも、前々回に書きました。
で。
高さ6メートル、幅3メートルもある壁の入り口の扉の上に。内部の教会堂のフレスコ画を象徴するように、鮮やかな色合いの、フレスコ画が飾られていました。


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その下を潜り抜けて壁中に入り、受付で入場料と写真撮影代金を支払い終わって、もう一度、明るい太陽光のきらめく壁の内、中庭に出ると。。。

教会の外壁は、たった今、色を塗り終えたばかり、と言われたらそのまま信じてしまいそうなほど、色鮮やかなフレスコを輝かせて、教会堂の外壁を彩っていました。


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巨大な壁が、フレスコ画にとって過酷な北風から守ってくれたのでしょう。

北側にある門を入ったばかりの、目の前、10メートルほど先に建つ教会堂の北面。その北面の真正面に。地上70〜80センチあたりから高さ10メートルほどの屋根の張り出した軒下いっぱいにまで描かれた「天国への階段」が、どど〜んと目に迫ってきました。


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6世紀から7世紀初めごろまで、シナイ山の聖カタリナ修道院院長であり、修道士への悟りへ至る道筋を教え諭した聖イオアン・クリマコスの「天国への階段」。

一段目から天国を目前にした三十段目までの間、禁欲、懺悔、魂の平穏などをステップを踏んで学べという教えが、右下から左上に向けて斜めに伸びる階段の絵。
右には天国、左には地獄がドラマチックに描かれ、迫力満点でした。


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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
留守中、お邪魔しま〜す!
掟破りですみませんです。
ちゃんと、コメントするなよ!ってクローズされてるのを重々承知で、
相すみません。

ツァブタットにも行かれてらっしゃるのですね。
もう暑いぐらいですか?
良い街ですよね。
私は骨折の後だったのでガイドさんに付いて行くのがやっとでしたが、
とても心に残る街でした。
ツァブタットからドブロブニクまで船で戻ったのも楽しかったです。
hiroshiさんは車で回られたのですね。
きっと沢山街の良い所を廻られ写真を取られたと思います。

お帰りになられたら、お写真とお話沢山されて下さいね!
私はちょこっとだけでしたから。

楽しい旅をお続け下さ〜い!
murmur1
2015/04/15 22:49
murmur1さん、おはようございます。

コメント、ありがとうございます。

>ちゃんと、コメントするなよ!

おっほっほ
いえ、そういう、生意気な思いは全くないのですが。。。
旅の途次、コメントをいただいても読ませていただくゆとり、時間的なそれはもとより精神的な意味で、なかなかない、のめり込んでしまう子供のような旅ごころでの旅が多いもので、お返事が遅れるのが嫌なんですね。せっかくお気持ちをいただきながら、すぐにお返事できないのがまどろっこしい、というか、申し訳ない、というか。そういうことでコメント欄を外しています。

で。
今回は、昨日朝に成田着、murmur1さんのお膝元近くでお昼兼チラッと散歩をして、行きと同じく、またまた新幹線で帰宅しました。グランクラスはまたまた満席で、乗れませんでしたけれども。
便利ですねぇ〜。新幹線。東京駅から2時間余りで家へ帰っちゃえれる! これは便利です。

ツァブタット。
先生に教えていただいた街で、先生のブログで触発されて、今回は、連泊し続けてきました。向かいの岬にあるホテル・クロアチアで。
それほどハイクラスなホテルでなかったですが、客室は前失、広いベランダ付きでアドリア海に面したオーシャンフロントで、なんとも気持ち良かったです。ツァブタットの村中、というか村はずれにも、良さそうな雰囲気の、割と大型のホテルが一つ、出来上がっていました。次回、機会があれば、あちらに泊まってみたいです。

あの辺りは、行くならば、やっぱり夏ですね。
夏休みに出かけられるように体制を革新して。。。そうです、夏の民宿の「おばばとおじじ」から何とか卒業して、フリーな夏を取り戻して、もう一度、あちらかアマルフィで夏休みを過ごしたい。。。当面の夢です。
hiroshi
2015/04/16 09:06
上から続く〜

すみません。
「前失」ではなく「全室」です。
hiroshi
2015/04/16 09:08

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