潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 天を突く、樅の木の教会を持つ、マラムレシュの人々。

<<   作成日時 : 2015/07/30 14:39   >>

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今春、ダルマチア海岸周辺を巡るツアー旅に参加した折。
二周り近く歳下のご夫婦と知り合った。

画像奥さまは何度かヨーロッパへは旅してらっしゃるが、ご主人は勤続30年の報奨休暇を利用して、初めてご夫婦ご一緒にヨーロッパを巡ることになったのだと。こう、おっしゃっていた。

このご夫婦からうれしいことに、若干、実年齢よりも若く視ていただいて、「ご職業は?」と尋ねられた。
で。
最近、悩みのタネの一つとなっている、親類縁者が大挙やってくる彼らの帰省時の状況を思い出して、「夏休みと年末年始の民宿経営です」と冗談を言ったら。
二人の目が宙を泳いで、瞳の奥で「?」が渦を巻いていた。

で。
慌てて、リタイア生活を揶揄して「サンデー毎日です!」と言い繕ったら。「マスコミにお勤めですか?」と。
横から連れ合いがこちらの袖を引き、[下手な駄洒落は止めて!]との言葉を言外に秘めて、耳元で「平凡パンチ!」と小声でささきながら、肘で脇腹を打った。休刊以来もう二周りを過ぎたほどの古雑誌? の名前。お歳が知れるゾ、と心の中で笑いつつ、強烈な一発に、思わず「う!」。脇腹を押さえた。。。

そういう、儲けなど皆無どころか、逆にこちらが費用持ち出し、出血大サービスの民宿経営は、昨年に続いて今夏も始まって。いよいよ慌ただしくなってきた。8月下旬まで、この「覚え書」も思うとおりになかなか書き連ねられない、待ちに待った日々が始まった。



画像その多忙な季節入りする直前。
映画を観てきた。今年に入って、23本目。

観た映画は、明日、31日に公開される『ミニオンズ』だ。

そうそう、アメリカの3DCGアニメ映画制作会社イルミネーション・エンターテインメント制作、ユニバーサル・ピクチャーズ配給で、日本でもヒットしたアニメ映画『怪盗グルーの月泥棒」(2010年)、『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013年)でも活躍した、あの黄色いミニオンたちがスピン・オフし、今度は主役で活躍する愉快な物語である。カップル招待の試写会券が手に入ったのだ。




バナナが大好物のあの黄色い体の謎の生物、ミニオン。そのミニオンたちの秘密が明かされる。。。

ということで。
ひと足早く試写会でその謎を視てきたのだから、こちらにドン!と書いて映画の筋書きなどを公開したくてしたくてたまらないのだが。。。ひたすら我慢、我慢。。。

画像しかし、結論の感想だけをひと言。
「面白かったぁ〜」。

『大人も子供も楽しめる』、お決まりの謳い文句どころか。我々夫婦のごとく。ジジイ、も、ばばあ、も楽しめた。

話題を集めている吹き替えキャストの、最強最悪の女ボス、スカーレット・オーバーキル役、女優の天海祐希の声が、存在感大であった。




♩ ♪ ♫ ♬ ♭ ♮ ♯ ♩ ♪ ♫ ♬

         ♩ ♪ ♫ ♬ ♭ ♮ ♯ ♩ ♪ ♫ ♬


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ルーマニア旅日記。
今回は引き続き、ルーマニア北西部の丘陵地マラムレシュ地方。
世界遺産の、木造教会群で著名なエリアだ。

モミの木を素材に、そのモミの木に似せた、天を突く背の高い鐘楼を屋根に乗せた、年輪を経てくすんだモミの木色、つまり灰黒色のキリンの、ごとくの姿の教会群が、日本でたとえれば、群馬県か栃木県ほどの広さのマラムレシュ地方の村々に、現在も100以上も点在することで知られる。うち、8つの教会が指定、ユネスコ遺産。


村と村を結ぶ道は「国道」とは名ばかりで、舗装は道路の中央部に各一車線づつだけ、その外れは大地がむき出しで、路面よりも一段低い家々は木立に囲まれた土道ばかり。なかには、国道さえ未舗装の道もあり、馬車や馬がとことこと駆けていた。
雰囲気は、まさに中世であった。


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一方、教会。

どの教会も凝った造りで。
モミの木の門扉や出入り口などに、手彫りのさまざまなレリーフが施されている。
前回に載せた、サプンツア村の「陽気な墓地」のごとくの具合だ。モミの木は、この地方ではあの墓地と同じく、神聖、犯せざる神の木であった。


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その教会群をいくつか巡ったが。。。

木造宗教建築、あるいは木造寺社仏閣教会建造物と言えば、なんといっても日本。
ヨーロッパでその手、木造建物を見ると、日本の職人技がすごい、木造りの匠の技は「やっぱり日本人だな」と、と、これまで胸を張ってきた。
ロシア、キジ島の教会しかり。オンフルールのサントカトリーヌ教会しかり、ポーランド、クラクフから近い木造教会群しかり。

しかし。
こちら、マラムレシュの教会群を観て、これは日本の職人技に勝るとも劣らない、と、ヨーロッパの木造宗教建築物に、初めて、日本並みの職人技の存在を観た思いであった。

その技は、家の周囲に塀を巻き、同じくモミの木素材の彫刻を施した門を置き、母屋、納屋、馬小屋などと何棟かの家を分けて配置する、中世風の、マラムレシュ地方独特の家造りにも生かされていることを知った。


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教会は、村々の集会場的な役割をも担っているらしい。
教会近くで、村の人々を数多くみた。こちらと同じ、熟年世代ばかりだったが、日曜日になると、着飾った子供や若いお嬢さん、奥さまたちもみた。

その服装は、普段着でも、ほぼおそろいで独特の民族衣装。
女性は、おなじ形のスカート、頭にネッカチーフ、短靴。ブラウスの上に、寒い日はセーターを、さらに黒っぽい上着を着る。

スカートの長さが、短い。せいぜい膝あたりで、膝上の、いわゆるミニ丈も多い。
失礼ながらと年齢を聞くと、中には米寿近くのミニスカートのご婦人さえいらっしゃった。


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スカートの柄は、55歳を曲がり角に、以降は黒っぽい地味目の模様に切り換えるのが長年の習慣なのだそうだ。で、黒や紺、濃い茶色に小さな花をあしらったスカートばかり。
男はみんな、ソフト帽やキャップ、チロリアンハット風な帽子を、かならずつけていた。日本の大正時代風ないでたち。


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画像ハレの日曜日には、似たイメージの華やかなそれで着飾った若い人々が目立った。こちらは、赤、緑、ピンクなど派手目の地色に大きめの花をあしらったスカートだった。頭を包むネッカチーフも明るい色で、上は白のブラウス。足元も、ハイヒール。

夕刻になると、道路沿いに人々が繰り出して談笑する姿が良く目立った。
若い人やヤングミセスたちは、民族衣装のスカートではなく、アメリカ風なジーンズ姿であった。


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もう一つ、おもしろかったのは、時折、道路沿いで見かけた、木杭や裸の木にデコレーションされた鍋、薬缶、バケツなどの飾り付け。

「当家に、未婚の娘がいますよ〜。嫁にどうぞ〜〜」との呼びかけ、というか、PRなのだそうな。その娘が嫁ぐまでデコレーションは庭を飾り続け、最頂部の鍋かバケツは娘の成長と共に次第に位置を高めて行き、ひと際高い位置に達すると。。。「当家娘は今年頃、番茶も出花の結婚適齢期だぞぃ」という、極め付けのアピールとなるのだそうな。ちと封建的?な、女性蔑視の習慣ネと、相棒は少々ご立腹であった。


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ということで。
今回は、そういう村々の伝統の姿とか雰囲気とか、人々の姿などをまとめてみた。

この、ヨーロッパ中世のようなマラムレシュ地方に、かつて住んでいて、この地方南のトランシルヴァニア中央部、旧ハンガリー領で城塞都市を築いていって、世界大戦以降、旧東欧圏の社会主義化が進んだころにこの国を追放されたドイツ人たちがここ最近、今度は同じトランシルヴァニアの北部、まだまだ未開発のこの辺りに別荘を造り、避暑地としてやってくる数が増えているのだそうだ。

歴史とは、ちと不思議なものだ。。。



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