潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 今度は谷中。今や“道楽”の、江戸・下町歩き。

<<   作成日時 : 2015/12/15 14:13   >>

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江戸落語に、明治期に三代目柳家小さんという名人が上方から持ってきたとされる、『安兵衛狐』という噺がございまして。。。


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谷中へは、日暮里駅南口から入った。駅舎を出ると、谷中巡りにやってきたと思える周りの観光客の3分の1は青い目の外国人であった。日本の観光地としてはいささかマイナーではないのかと勝手に思い込んでいたが、こちらもやっぱり、外国人に人気があるスポットなのだと知った。

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俗に“谷根千”の名で売れている、うちの、荒川区境近くの街、台東区「谷中」の、現代では谷中霊園と呼ばれる、江戸時代からの古い墓地を舞台とした噺でございます。


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寺が目白押しに並ぶ谷中へ日暮里駅南口から入ると、真っ先に目にするのが天王寺だ。訪ねた時間帯に偶然、制服のように黒のスーツを身にまとい、同色のバッグを提げた旅行社の添乗員の団体が大挙、見学に来ていた。新人教育なのか?

1枚置いて下は、心中事件で焼失した天王寺の五重塔跡。


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今回訪ねた。。。

といっても、訪ねてからもう一カ月以上も時は過ぎてしまっている、寝ぼけたような古いハナシでございますが。。。

さる11月中旬、その『安兵衛狐』の舞台の土地へ、初めて行ってきました。

舞台は、谷中の墓地でございます。


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画像谷中霊園の管理事務所前に、高さ4〜5メートルはありそうな竹藪様の茂みが横一列に連なり、梢の先に赤紫色の巨大な花が無数に咲いていた。見たこともない花の姿を不思議に思い、写真を何枚も撮っていたら、事務所から係りの人が出てきて、花の名や花の特徴などを説明してくれた。今では谷中の名物の花なのだそうな。

これがダリアだなんて。。。
花期は11月〜12月初旬だそうだ。いくらなんでも、今ごろはもう、枯れちゃっているのだろうと思っている。



はい。
行ってみたいと若いころから思っていたのですが、テマエみたいなでくの坊があちらを訪ねるなんて百年早いと思ったのと、饅頭は怖くありませんが幽霊は怖いのとで足がすくみ続け。。。

が。
いくらなんでも、もう、古稀もとっくに済んだのだから、墓地墓地。。。あ、いや、ボチボチ、行ってみても祟られやしないだろうと。ようやく、やっと行ってきたワケです。


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画像青山や雑司ヶ谷など著名な霊園同様、こちらでも歴史上の人物や有名人の墓も多い。名を知る人、10数人分の故人の墓を写真に撮ったが、そのほとんどを割愛。。。

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今から半世紀以上もむかし。

まだ尻の青い学生であったころ。江戸落語が好きで好きでたまらず、上野・鈴本演芸場や新宿末廣亭、人形町末廣などへ足繁く通った、好ましくない(?)過去がございまして。。。いえ、今ではしっかり、足を洗いました。。。(内緒ですが、後ろ指をさされないように、人知れず、こっそりとごく偶に、ホンの少しだけは、今も、やってます)。

あれは。。。

後刻、「落語四天王」と呼ばれることになった、今はどなたも故人となられた、古今亭志ん朝(三代目)や立川談志、三遊亭圓楽(五代目)、春風亭柳朝(五代目)らの、あたくしから見たら“名人”たちが、二つ目から若手真打へと脚光を浴びながら昇進していったころでございやしたでしょうか。

あたくしは、なかでも、姉はいたけれども、兄はあいにく持っていなかったもので、欲しかった「兄さん」ほどに齢の近い志ん朝が格別好きでござんして。。。


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画像谷中、寺町の代表的な光景として有名な観音寺の築地塀。瓦と粘土を交互に置き固めた塀はなかなか美しい。
境内には四十七士供養塔。供養塔の向かいに台東区保護樹林指定の巨大な楠。そういえば、谷中にも巨木が多かった。


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その志ん朝“あにい”の住まい。。。つまり、これまた既に今は亡き、志ん朝の実父、古今亭 志ん生(五代目)や志ん朝の実兄、金原亭馬生(十代目)の住まいも当時はこちら、谷中銀座から歩いて3分もかからぬと聞く街筋にあったそうで。。。いわば谷中は、憧れの聖地であったワケです。

ハナシはそれましたが。。。

落語『安兵衛狐』の噺。

これがまた、当時、格別巧いと評判だったのが、志ん朝師匠の実父、志ん生師匠でございました。
いえ、これはあたくしめの“診断”などではございません。当時の、落語界や演芸界のお歴々らがよく、モノの本にお書きになっていたことでした。


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画像大正から昭和時代の家を思い起こさせる木造家屋が多いのも谷中の特徴か? 「みかどパン店」の前には巨大なヒマラヤスギも立っていた。

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どんな噺かは、少々長いですが、上でお借りし、リンクさせてもらったYou Tubeでの志ん生師匠の語りをお聞きいただければすっきりとわかります。。。

〜〜〜〜〜〜〜〜


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画像半世紀ほど昔を思い起こさせる木造の家たち。
↓ こちらの風景など、映画「男はつらいよ」シリーズの、おいちゃん夫婦が営む柴又の団子屋と、隣接の印刷工場、朝日印刷のタコ社長の庭の風景そっくりだ。
こちらの写真は、←の小さな公園で撮った。


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と。
長々と、枕でもなく、何が何だかよくわからないハナシを続けてきましたが。。。
一応、落語の語りの真似事、として綴ってみた文章はここらで止めまして。。。

ま。
難しいですな。噺の真似事、語りに似た文章を綴ってみるということは。。。


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ということで。
あらためて。

『谷中』の出てくる、落語『安兵衛狐』の噺の出だし部分の概略を。。。


〜〜長屋に住む独り身で「偏屈源兵衛」とあだ名されるほどへそ曲がりの源兵衛。
隣に住む仲の良い、同じく独身の「ぐず安」こと安兵衛と一緒に、同じ長屋の別の4人組に、亀戸に萩を見に行こうと誘われる。ところが安兵衛はあいにく留守。それもあって、源兵衛は「萩なんぞ見たってつまらねえ。オレはこれから墓見に行く」とにべもなく断る。

4人はあきれて萩見に出かけていった。
源兵衛は、当たり前だが、墓見など面白くもないのだが、口に出した以上は仕方がないと酒を入れたひさごをぶら下げて谷中、天王寺の墓地までやってきた。〜〜


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谷中観光の“目玉”は、やっぱり谷中銀座だろうか。こちらへ入ると、数多くの外国人を含めて人出で大混雑していた。
そちらで目に付いたのは、ホンモノを含めた猫のカズカズ。著作権を侵害しないように、ホンの少しだけ、谷中の観光の思い出にその写真を紹介。。。



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と。
まだ安兵衛も狐も登場してきませんが。
まぁ、こういう調子で噺は進んでいくってぇワケです。
詳しくは→おあとがよろしいようで。。。

ちなみに。
谷中の天王寺ってのは、目黒不動、湯島天神とともに幕府の富くじ興行が許された“江戸の三富”であったんですなぁ。

そして、寺号を改称する前の17世紀、寛永年間に五重塔が建立され、それを題材に明治の文豪、幸田露伴が名作『五重塔』を書き残している。そしてその五重塔は戦後、あたくしメが高校生であったころ、新聞紙上を大賑わいさせた五重塔放火心中事件の舞台となって、今は跡形もない。。。

そういう意味でも、谷中ってぇのは、江戸の名残を残す名だたる名所の一つなのですなぁ〜。


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ということで。
谷中はあたくしにとって、50数年前から訪ねてみたいと思い続けてきた、江戸・下町の匂い濃い一角なのでした。


谷中は、現代では猫で売っていますが。。。
あたくしにとっては、『安兵衛狐』の噺とあいまって、イメージは猫ではなく、狐ですなぁ。
葛の葉伝説です。「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」。。。ほら、、、。ではないですか。


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三カ月半ぶりに訪ねた根津神社で今回の街歩きのピリオドを打った。あのころはまだ真っ青であった木々の葉はいずれも黄葉、紅葉。境内では七五三詣での子供たちと両親、祖父母の姿が目立っていた。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、hiroshiさん、そして奥様。

余計な事なのですが。
今日、日本橋三越に伺って来ました。

只今は店頭に有りませんでした。
確認をして下さって、今月19日に再入荷するそうです。
その際には、予約をしなくても購入出来ると、店員の方は
仰られていました。

クッキーの事を掲載するパンフレットはないとの事です。
ご迷惑かとは思いましたが、入荷する前に奥様がお出ましになられると、と思いこちらに記しました。

なんとなく店員の方、頼りないんです。
もしかしたら再確認したほうが良いのかな?って思っちゃいました。

現時点の情報でした。
では、お邪魔様でした。
murmur1
2015/12/16 22:23
murmur1さん、こんばんは。
貴重な情報、ありがとうございます。
本日午後、連れ合いは先に、娘一家の方へ出かけました。
自分は明日、明後日とこちらで外せない用件があるため土曜日に出かけ、連れ合いとはこの夜にホテルで落ち合い、日曜夕刻に帰宅します。
いただいた情報を、さっそく連れ合いに電話で伝えました。土曜日午前に娘と孫と一緒に出掛ける計画でいたそうです。
わざわざお確かめいただいて、申し訳ありません。深くお礼を、と申しております。ホントにありがとうございました。
実は、ただいまも外出中でして、帰宅は遅くなるもので、とりあえずお礼をと出先で書いております。
ホントにありがとうございました。


hiroshi
2015/12/17 00:09

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