潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

アクセスカウンタ

zoom RSS 玉蜀黍や捩れ綱など奇奇怪怪。ジェロニモス修道院。

<<   作成日時 : 2016/06/01 21:20   >>

ナイス ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 0

 
ハシビロコウのサーナちゃんに、久々にお目にかかった。
画像
このお嬢さん。
いつもサービス満点である。
カメラを向けると、立ち止まってじっとポーズをとってくれる。

たまたま、偶然。
あるいは、そういう習性があるだけ。。

。。。なのかもしれないけれども。

静止しているからピンポケにも手ブレにもならない写真が撮れる。
で。彼女のサービス?は、なぜかうれしい。



   〇×◎▽≡★  〇×◎▽≡★  
 
      〇×◎▽≡★  〇×◎▽≡★   



画像



リスボン、ジェロニモス修道院。
こちらにも、ハシビロコウがいる。
あ、いや、いるような気がする。

。。。ちょっと違うか。。。

心なし、似て見える鳥。
サカナをわしづかみにしている姿を壁の上の、装飾過多とも思えるほどのレリーフや彫刻群の一角で見ると、まるでハシビロコウそっくりではないか!と思う。


画像



が。

こちらを訪ねたら。
あまり真剣に、壁面の装飾や飾りつけを覗き込まない方がいいのかもしれない。

昔。初めてこちらを訪ねた時に経験したが。。。
下手をすると、ホテルに帰ってその夜のベッドで、夢にまで出てきて、目覚めて悶々として、眠れなくなる。。。こともある。


画像


画像



ということで。

2015年11月。
客船『クイーン・ヴィクトリア』の「カナリア諸島&マデイラ島クルーズ」で、出港以降、最初に立ち寄った寄港地リスボンでの、旅の記録の続きである。

前回、ベレン地区を訪ねたハナシで、「発見のモニュメント」ほか、テージョ川沿いの“名所”の写真を「覚え書」した。

ホントは順序は逆で、、最初に訪ねたのは世界遺産、ジェロニモス修道院の方だった。


画像


画像



今では平気になったが。。。

こちらの修道院。
昔、初めて訪ねた時は、少々戸惑って、雰囲気に怖気づいた。


画像


画像



ガイド本などを読むと。
こちらの修道院、「繊細優美」、
「マヌエル様式の代表的な壮麗さを今に伝える」。。。などと紹介されているが。。。

美的センス皆無のこちらには、繊細とか優美とかの優しくたおやかなイメージの言葉とは正反対の、「奇妙奇天烈」とか「奇怪」とか。さらには「おどろおどろしい」とか「怖い」とか。

もっと率直に言えば。。。
「妖怪の世界」か、はたまた「魑魅魍魎跋扈するおどろおどろしい造形でなないか」。「修道院がこんな恐いイメージでいいのか!」などと。。。多いに不満であり、畏れ入った次第であった。

「畏れ入った」などとは、実はまだきれいな表現で、もしも、自分が子供であったならば、きっと夜、眠れなくなったに違いないと思ったほど、実は怖かった。


画像


画像



ポルトガルの教会群の飾り付け、独特の装飾過多な、いわゆる「マヌエル様式」のおかげ? いや、マヌエル様式の 所為??である。


こちらを訪ねて、そういう「怖さ」と無縁で過ごしたいならば。
あまり装飾にのめり込まない方がいい。
無視するに限る。

そう悟ってからは、怖くなくなった。


画像



なぜ、そんなにも怖いのか?

ヨーロッパ美術の原点でもあるカトリックの教会は、イタリアでもスペインでもフランスでもクロアチアでも、堂内の飾り付けの基本は聖書に集約されている。たとえば聖母マリアであり、洗礼者ヨハネであり、イエス・キリストの生涯や十二使徒の逸話などをテーマに、聖書ゆかりの十字架、羊、葡萄、エッサイの木、天使、十二使徒などがあしらわれている。

つまり、ある意味単純な素材たちの集合した、いわば見慣れた飾り付けであるのに対して。

同じカトリックの国ながら、ポルトガルの15世紀以降、大航海時代の幕開け以降に完成した、たとえばこの修道院やトマールのキリスト修道院など、世界に名をはせたマヌエル様式のそれは、どこかおどろおどろしいではないか。


画像


なぜ、おどろおどろしいと感じるのか?

ひと言で言えば、独特のあの、極端に誇張された装飾作品と、その数の多さ、過剰なほどの飾り付けぶりだ。

大航海時代を切り開いた国だからだろうか。
残るカトリックの国々や、ポルトガルでもこの時代を迎える以前に完成した教会では使われていない。。。

海の怪物や、
怪談ろくろっ首のように植物の弦から伸び出した人間の顔、
さらには、人間の指先だけがまとわりついた、「新大陸」で「発見」されたばかりの玉蜀黍。。。

などの新“素材”が、大げさに誇張して壁面や外装を飾っているからだ。

画像リスボンから北へおよそ150キロ離れたトマール。以前訪ねた時にそちらで撮ったマヌエル様式の傑作、キリスト修道院のサンタ・バルバラの回廊のマヌエル様式の窓が一番判り易いが。。。

たとえば天球儀とか船のロープ、それもたいがい、髪の毛の三つ編みを巨大化したように三重に絡み合ったそれ、とか。


画像


画像

以下、写真は、修道院のサンタ・マリア・デ・ベレン教会内部の内陣や聖歌隊席、ヴァスコ・ダ・ガマの石棺など。

画像



ほかにも、カタツムリや貝、海藻、珊瑚、頭が尻尾を噛んで自らを飲み込もうとしている蛇、つまり、この国で言うところのウルボロスなど、他の国々の教会群にはない、得体?のしれないものがいっぱいに出てくる。

植物も、イタリアの教会などで見られるいばらや葡萄、イチジク、月桂樹などのほか、アーティチョークや新大陸原産の玉蜀黍、麦の穂、柘榴、蔦など多士済々。ほかにも、巨大な魚や蛙、ドラゴン、耳の大きな幼児、頭でっかちの子供など、誇張された造形が、これでもか、これでも驚かないか、と言う感じで次々に登場する。


画像


画像



で。
あまり真剣に見つめると怖い。

と言いながら。
いまではすっかり慣れて。
一種の怖いもの見たさ、の感覚であろうか。

。。。実は、この修道院、結構好きなのである。

理由? 
この修道院が完成して後、およそ3世紀後に登場する、この国の哀愁に満ちたあの民謡、ファドの雰囲気に一脈通じる、静謐で大らかで、悲哀も歓喜も乗り越えて達観したかのごとくの、宵闇の始まりのような落ち着いた雰囲気があるから。


画像


画像


画像


画像



とくに好きなのは、修道院のサンタ・マリア・デ・ベレンの教会2階後部、聖歌隊席から眺め下ろした会堂の光景と内陣背後の祭壇画群が一つ。

もう一つは、アズレージョ取り巻く僧坊の食堂。

この食堂では、20分も30分もじっと立ち止まり続けて陶板画を眺めるカップルたちが、いつ訪ねても必ずいる。
今回もまた、そいういう人たちがひっそりと立ちつづけていた。


画像


画像


画像


画像


画像


画像


画像





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 9
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文




会社設立 大阪市
   
アクセスカウンター
出会いライブチャット出会いモバコイメル友

玉蜀黍や捩れ綱など奇奇怪怪。ジェロニモス修道院。 潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる