潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

アクセスカウンタ

zoom RSS 足下に高温灼熱のマグマ。ランサローテの噴火口跡。

<<   作成日時 : 2016/08/22 21:38   >>

ナイス ブログ気持玉 10 / トラックバック 0 / コメント 3

 
昔。
サン・テグジュペリ作、夢あふれる小説のタイトルをとって、「星の王子さま」を自称して笑いをとる落語の名人がいて、その噺、人柄とも大好きであったが。。。

不思議なもので。
ランサローテ島の見渡す限り一面、噴火口が並ぶ火山跡地に立って、なぜか突然、この名人に焦がれて寄席通いしたころの想い出に記憶が走った。


画像

ランサローテ島のティマンファヤ、火の山国立公園の噴火山は300を超えるという。一種異様な、人間を圧倒するような光景が広がっていた。はるか向こうに大西洋が見える。


今は亡き落語名人が自称した「星の王子さま」のごとく、自分がにわか「星の王子さま」、ならぬ、「月の王子さま」になったごとくに感じて、この光景に記憶のシナプスが暴走し、妙ちくりんな結合と切断を繰り返し、変なつながり方をしたに違いない。

それくらい、ランサローテ島最大の観光名所、『ティマンファヤ国立公園』の光景は衝撃的であった。


画像

ランサローテ島、アレシフェのクルーズポートをバスが出発して15分ほど後。まだアレシフェ郊外の住宅地が広がるエリアで、大地は火山大地特有の赤茶色に染まり始めた。

画像

さらに進むと、西部劇映画でおなじみの、俗にいうタンブルウィード、風に吹かれてくるくる回転しながら荒野を飛ぶオカヒジキか、はたまたハリエニシダか? 火山大地に叢が点々々。。。

画像

さらに進むと植物はすべて消えて、ハワイ島、キラウェアのような光景に変わり、次に、月の表面のような光景にチェンジしていった。


なるほど。
帰国後、Googleの俯瞰地図、Earth←を眺めてみると。
まさにこれは、月の世界ではないかぁ。
にわかにわがひ弱き脳が突然異常をきたしたのも、なんとなく納得、との心境になった。

最後の噴火以降活動停止して既に150年ほど経っていながら、現在も活動するハワイ島のあのキラウェア一帯よりもさらに衝撃的な光景であった。

人はみな、旅の目的地を選ぶにあたって、それぞれ感動できるシーンを想像して行き先を選択するそうだ。
氷河や山岳、大海原などの大自然を見たいか? それとも、ピラミッドや摩天楼、緑の崖っぷちに今にも転げ落ちそうな風情で張りつく中世の街々を眺めたいのか??

自分は、人類が歴史を積み重ねて築いてきたいわゆる文化遺産の方にこそ、大自然よりもグンと魅かれるクチなのだが。。。ティマンファヤの光景は、いささか、胸を熱くするものがあった。火山だから、熱くなって当然?であったのかもしれないが。。。


画像

やがて、前回にも載せた悪魔の標識が現れて、↓ バスの窓ガラスの反射光が写り込んでしまったが、ビジターセンターとなっている「ヒラリオの小島」の駐車場にバスは滑り込んだ。

画像




ティマンファヤ国立公園。

ランサローテ島のガイド・ページのとおり、島の南西部に位置する。

公園の入り口近くにある拠点までは、アレシフェの街からバスで50分ほど。

そして公園は、基本的に、地域の自然保護のため、学術研究などを目的としたごく一部、許可を受けたグループ以外は歩行での立ち入りは許されていない。

観光客は、規制されたその公園エリアの東端近くにある拠点、つまり、噴火で溶岩流に飲み込まれた小さな集落の名を持ち、噴火で生じた一帯の溶岩台地で、あたかも海上の島のように盛り上がった姿を見せる「イスロテ・デ・ヒラリオ(Islote de Hilario=ヒラリオの小島)」でツアーバスやエクスカーションバス、あるいはレンタカーから降ろされる。


画像


画像


画像




スペイン語を英語に変換した地図では「Islet of Hilario」と書かれているこちらまで、公園内をおよそ15キロほどまではレンタカーなど車で入ることは出来るが、こちらから先、西側一帯の溶岩台地奥地へは、許可を受けたショアエクスカーションバスやツアーバス以外は入れない仕組みになっていた。

奥地には、駱駝による火口トレッキングも用意されているが、そのエクスカーション参加者を含めて、園内への他地域からの植物種などの持ち込みによる自然破壊を徹底的に防除しているのが印象的であった。

そしてこちら、ビジターセンターとなっている「ヒラリオの小島」は、最後の活火山噴火口のあった場所だそうで、地下40フィート、およそ13〜14メートルにはマグマ溜りが現在も上昇、存在しており、摂氏400度〜600度もあるそうだ。


画像




その熱さを観光客に見せるパフォーマンスショー2種が断続的に開かれていた。

その一つは、赤茶けた大地を深さ2メートルほどに掘った釜様の穴に、乾燥したタンブルウィード。。。ハリウッド製西部劇やマカロニウェスタンのタイトルバックなどで風に吹かれてくるくると転がるあの草に似た枯草を放り込むと瞬く間に燃え上るショーを見物。

ゆっくりと数を数えたら、放り込んで5つ数えたころに煙が濃くなり、それから3秒も経たぬうちに赤く燃え上がった。


画像


画像


画像


画像




続いて、一段上に上がった赤土の会場で、人工間欠泉ショーとでもいうべきか。。。

直径20センチほどの穴の中に水を落とし込むと、水は瞬間蒸発して10秒もしないうちに間欠泉のごとくに空中高くに熱湯と水蒸気を噴き上げるショーを見せてくれた。



画像


画像


画像


画像


画像


画像


画像



そのパフォーマンスショー会場のすぐ隣が、公園内唯一のレストラン「エル・ディアブロ(El Diablo)」。
地下のマグマを利用した大きな窯が据えられ、客が注文する料理の肉は、そのマグマ窯?で焼かれていた。
びっくり。


画像


画像


画像


画像


画像


画像


画像

このレストランにも、ティマンファヤのシンボルマークが輝いていた。

画像




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 10
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
面白い 面白い 面白い 面白い
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、hiroshiさん。
早々にNeranobay の情報を教えてくださったのに、
お返事が遅くなってすみませんでした。

私たちが行ったのはLo Scoglio でした。
シレヌーセのフロントでは
最初に二つのレストランをあげてくれたのですが、
どちらをリコメンドするか伺ったら絶対にこちらと言われ、
そうなりました。
一組だけ近くの別の入り江で迎えのボートが来て乗っていかれました。後の4組はLo Scoglioへ。こちらも入り江の遠いところでボートに乗り換えてレストランまで行く、そんな感じです。
ロスコイオの方がまだ、車が通っています。
多分、hiroshiさんの教えてくださった方のレストランが全く交通手段がない方のではないかと思います。
ファミリービジネスでホテルの併設のレストランです。
海の家の良い奴って感じかな?何でも美味しかったですよ。
確かに、自力では私では行けないです。。ソレントからバスで行かれた方が書き込みをしていましたが、中々大変ですよね。

でも、最高の穏やかなのんびりした時間でした。
多分、一生に一回の経験だったんじゃないかと思います。
去年は曜日が合わずに、参加できませんでした。
一週間に一回金曜日のプログラムでした。

クルーザーで片道40分ぐらいかな?
船気分も存分に味わえましたし最高に貴重な体験でした。

www.hotelloscoglio.com お時間が有ったら見てみてくださいね。
せっかく教えてくださったのに早くお返事したいと思いながら
遅くなってすみませんです。LOQI奥様もお好きでらっしゃるのですね。嬉しいです!!
murmur1
2016/09/01 20:18
こんばんは、murmur1さん。

そうですか。いらっしゃったのはロ・スコーリオ・ダ・トンマーゾの方でしたか。
こちらの方、多分ご存じと思いますが、昨年春発行の「CREA Traveller」のアマルフィ&トスカーナ版で紹介されていましたよね。

そうだったのですかぁ。
で、クレア・トラヴェラーを本棚から引っ張り出してきました。

ひょっとすると、この雑誌が引き金であったのですか? とすると、文春は、さすが、たいしたものですね。ソレント半島ファンに向けた情報の濃さはたいしたものですね。

車が通っているのだったら、我々夫婦でも行けちゃうかも、ですね。ソレントからタクシーと言う手もありますしね。何とか機会をつかみたいものです。

ローキーのハナシ。

そうなんです。先生と同じ好みを持つなんて、まことに畏れ多いことです。相棒も、あの時は大変喜んでいました。
あの時には書かなかったですが、実は、自分も一枚、ローキーを持っているんです。
といっても、相棒が勝手に買っちゃったんですけれどもね。いえいえ、エコバックではなく、キャリーバックカバーですけれども。ただし、あまりに柄が派手なもので、いまだに使ったことはありません。男には、しかも熟年、とうか、ジジイにはちょっと恥ずかしくなるほどの派手目の柄ですから、恥ずかしくてとてもとても。
hiroshi
2016/09/01 22:27
〜上から続く〜

それから、どうぞ、あまりお気遣いなさいませんように。こちらのコメント欄を埋めていただくのはありがたいですが、お気遣いはどうぞ、ご無用に。わたくしメ、旅日記を書いているだけで楽しんでいますので、ご無理をなさいませんように。先生の旅日記を拝見しているだけで、夫婦そろって楽しませていただいています。それでもう、充分です。

おからだ、良くなられてなりよりでした。
フランクフルトは割と利用する方なもので、ツルマルと結ぶと、だいたい先生のご日程は推測出来、出だしの推理こそ、今回は休日の関係でピンクパレスだろうと大失態を演じましたが、以降はほぼ、お供をしているような感じで、今ごろはこの辺りにいらっしゃるだろうな、などと、勝手に推理を愉しんでおりました。

ちょっと多忙でコメント欄への書き込みこそ思うが儘、というワケにはいきませんでしたが、毎回、ワクワクしながら見せていただいて、今回もまた、ありがとうございました。
hiroshi
2016/09/01 22:27

コメントする help

ニックネーム
本 文




会社設立 大阪市
   
アクセスカウンター
出会いライブチャット出会いモバコイメル友

足下に高温灼熱のマグマ。ランサローテの噴火口跡。 潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる