潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS コロンブスの家。ラス・パルマス旧市街一番の名所。

<<   作成日時 : 2016/09/22 15:27   >>

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ヨーロッパ、イベリア半島からはるか離れた大西洋の小さな島の中の街ながら、ラス・パルマスは、やっぱり「都会の街なのだなぁ。しかも、あのスペインの」と。

思わず笑い出した光景が一つ。あった。

以前、一度書いたことのあるハナシだけれども。。。
この国の歩行者信号は、残り時間10秒を切ると、青信号の紳士淑女が突然、小走りに走り出す。


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画像せちがらく分秒刻みで時が流れるようになった昨今の世の中でシェスタが今なお堂々と残り、どことなく日本語の「明日(あした)デモ間に合うにゃ〜。(デハ急グこともアルメェヤ)」風にいい加減に聞こえる、「アスタ・マニャーナ、シ・ディオス・キエレ (Hasta manana, si dios quiere)」=「神のおぼし召しで(キミが、そして俺も)もしも明日も生きていたならば、また逢おうじゃないか!」と、律儀な日本人にはなんともいい加減に聞こえる挨拶が日常的に交わされているこの国、スペイン。

画像しかも、車がびゅんびゅん行き交う自動車道路の信号もない場所で、その車を縫って歩行者が道を横切ることも「自己責任」である限り許されると、平然と車の洪水の中を泳ぎ渡って行く人々の多い、信号無視の慣習がある、この国。

そのスペインで、走り出す青信号を見ると、心底、楽しくなるのである。
律儀な日本人ならばともかく。スペインの人々には、いくらなんでもこの信号はあまりにも不釣り合いでないのかなぁ??と。。。


画像そのスペイン、本土からはるかに離れたラス・パルマスの旧市街、ヴェゲタ地区で。

画像  「わかったか! こちらだ!!」  「間違えるな道を。ほら、ここだ、ここだ!」と、良く言えば親切、ご丁寧に、普通に言えばしつっこいくらいに何枚も何枚も道路沿いにガイド表示をしている場所があった。

画像それほどこの場所は、ラス・パルマスの人々の誇りとなっている大切な拠点だ、という証拠であったのだろう。



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ということで。 
前回に続いて、再び。

クルーズ船で立ち寄ったグラン・カナリア島、ラス・パルマス草創のころの旧市街、ヴェゲタ地区の「覚え書」を。
今回は、観光で立ち寄った「カサ・デ・コロン=コロンブスの家」のハナシだ。


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この家。
いまから60年ほど昔、20世紀半ばに「博物館」としてオープンしたのだそうだ。

地下一階、地上二階(一部三階)建ての館内には、かつての大航海時代、15世紀から始まって、帝国主義の崩壊、植民地政策の破たんを迎えた20世紀初頭ころまでの、ヨーロッパと中南米を往復したスペインの船乗りたちが中継地カナリア諸島に持ち込んだ遺物や、新大陸を「発見」したコロンブスの4回にわたる航海記録などを柱に展示されていた。


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コロンブスゆかりの場所は世界中で数多い。
たとえば、イタリアでは生地ジェノヴァを筆頭にサンタ・マルゲリータ・リグレなど、スペインで彼が航海や天文学を学んだサマランカや、4度にわたる彼の航海の基地となったウェルバ、彼の墓のあるセビリア、中南米ではサント・ドミンゴ、ポルトベーロなど。歴史上の偉人として現代でも「ゆかりの場所」とたとえられるポイントの多さでは、コロンブスは群を抜いているのではなかろうか。


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コロンブスとどういう縁があるのか知らないが…多分、縁などないのだと思うが、パティオの一角の壁際の噴水に錦鯉が泳いでた。

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これもどういう縁があるのか? コロンブスがインドだと思い込んでいたエーゲ海のあの島に初めて達した時、当時の島民からオウムを贈られた、とはるか昔、子供のころに読んだコロンブスの伝記で知った記憶があるが。。。パティオの一角に二羽のオウムもいた。


というわけで。
このラス・パルマスの「コロンブスの家」は、さほど関心はなく、旅の出発前にも下調べはしなかったのだが。。。
この街に入って、ツアー・ガイドの説明を受けて、俄然、この家に興味がわいてきて、つぶさに建物を眺めてきた。


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説明ではこの家、コロンブスの最初の航海の際、当時、スペイン王国の初代総督。。。

(Governors、との言葉であった。
あの時代のスペイン王国の制度と役職名はよく知らないもので、日本語に変換するとこれで正しいのかどうかよくわからない。ひょっとすると知事? あるいは長官??)

コロンブスの最初の航海時、つまり1492年、この家はそのGovernorであった人物の住まいであって、コロンブスは何日間かこの家に宿泊した史実が証明されていて、後、「コロンブスの家」と呼ばれるようになり、さらに20世紀半ばに博物館になったのだそうだ。


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画像コロンブスの家に展示してあった、この家のあるヴェゲタ地区(上写真の中央、ダイニグアダ川の向かって左側エリア)の17世紀半ばのころの復元図も展示してあった。ダイニグアダ川の向かって右側が、同じくこの街の旧市街、歴史地区で世界遺産に近く認定される見通しの、現在のラス・パルマス随一のショッピング街、トリアナ地区。

ダイニグアダ川は海際までの下流およそ1キロほどは現在では暗渠化されて、ヴェゲタとトリアナの間の、幅広の自動車道路となっている。



なんと、大西洋の真ん中に浮かぶこの島で、少なくとも530年以上も昔に建った建物が、かくも美しく残り続けてきた、ということにちょっと驚いた、というワケだ。潮風がきつい大洋の小さな島の海際の街で、木造モルタルの家がかくも長く、美しく端麗な表情を失うことなく残り続けてきたという事実は、やはり驚愕にあたいするのではなかろうか。

ちょっとうろ覚えだが、1777年に一度改装、さらに1951年に再び改装と、その修繕歴が残っているという話にも驚いた。


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サンタマリア号など、大航海時代の往時の船の内部の様子を復元した一角。意外に快適な航海が出来そうな構造に思えた。

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「コロンブスの家」の天井に描かれていた、大海に住む魔物や天測用の大空の星々を象徴的に描いた星座群。観にくかったもので、壁画風に横向きに天井画をちょっといじって立たせてみた。

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コロンブスの4回にわたる航海のコースや日時などを描いた航路図

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コロンブスの4回目の航海における日誌のコピーだそうだ。

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“新大陸”へ渡った往時の人々の様子を描いた絵もかかっていた。

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マヤ文化からのの発掘品、人面像。

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メキシコ西部、エル・オペーニョ文化の地、コリマの墳墓から発掘したとみられる、「踊る犬」。「コリマ犬」と言われるこの種はメキシコの無毛食用犬で、現在では絶滅してしまっている。コリマの原住民の墳墓から、この種の陶器犬が数多く出土しているという。(紀元100年〜650年)。

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同じくコリマで発掘されたとみられる「オウムのマスク」と「演奏する人」(いずれも紀元50年〜500年)。左下は「青いスカートの女」(紀元100年〜550年)

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紀元前14世紀〜同6世紀にかけて栄えたメキシコ、トラティルコ文化圏の墳墓からの出土品とみられる「魚の口の水差し」。

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同じくトラティルコの出土品の人面像や人物像。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!hiroshiさん(*^^*)
おひさしぶりですー(*^◯^*)

先日メールを送信させていただきましたけど、届いてますか?(>_<) 今、ブログをどこでやろうかなあと思ってますが、また連絡しますねー(*^^*)

今回のスペインの信号の絵が小走りに変わるお話し、わたしもおもしろいなあと感じました。信号をしっかり渡る律儀な日本国だけでしょうかねー。。笑アフリカも車との間を渡り歩くのが普通で待ってては永久に渡れなかったですよー。(^^)
はじめはこわかったですけど、人間の適応能力はすごいですよね。数ヶ月後にはふつうになってましたよー。笑

今日は仕事もおやすみでのんびりしてますー。久々に親戚の方にお会いもできて良い1日です。
hiroshiさんのブログもとっても楽しいのでバタバタしててもお写真をenjoyさせてもらってます。ありがとうございます(o^^o)

あおちゃん
2016/09/22 17:28
こんばんは、あおちゃん。

>先日メールを

はい、ありがとうございました。
拝見しました。
とても懐かしく。。。

メールをお書き込み後、こちらがお返事をしたためて、その次にお訪ねいただいた時にたった一度だけご覧いただいてその後は消えてしまう仕掛けになっているお返事はごらんいなりましたか?

一応念のため、もう一度、こちらに再掲載すると〜

「あおちゃん、おひさしぶり〜〜♪

お仕事、お忙しいのでしょうね。ご活躍なさっていると思います。きっと、今では職場のリーダー役でらっしゃいましょうね。なにしろ、あの国での確かな実績をお持ちなのだから。

ちょっと、三日ほど留守にしていて、メールを拝見するのが遅れました。

そうでしたか。
あのブログ、そういう理由でストップしていたのですか。加えて、ご本職のお忙しさもあって、でしょうね。

新しくお始めになる由。
楽しみです♪
また、おいしい手作りケーキなども見せてもらえるのかな? 斜めに傾けた、あんなすばらしい画像も楽しめるのかな??
ぜひぜひ、お始めになったらすぐに教えてください。すぐに見せてもらいに飛んでいきます。楽しみです♪」

ということで。
ホントに楽しみで〜〜す

そうですか、あちらの国でもそうでしたか。
日本人にとって車の洪水の中を渡るのは骨が折れますね。

あおちゃんの新ブログのスタート、楽しみです。
hiroshi
2016/09/22 19:37
こんにちは!hiroshiさん(*^^*)
えー‼ そんな仕掛けのあるお返事をいただいていたとはー(o^^o) びっくりです。でも、ありがとうございます。
そうなんです。IDをすでに持っているGoogleにしようか、livedoorにしようかhiroshiさんと同じbiglobeにしようかー。

大好きなテニスも続けてるんですよ。仕事の合間に(^^)
そんなにまとまりのあるブログではなかったけど、時を経てこうしてhiroshiさんという方とつながっていれるのもブログの力ですね(*^^*)
またよろしくお願いしますね。hiroshiのお写真や楽しい内容もこれからも待ってまーす(^^)
あおちゃん
2016/09/24 09:35
あおちゃん、おばんです

やっぱり、お返事、ご覧になっていなかったのですね〜。
あちらのメッセージ欄に書き込んでいただくと、その掻き込んでいただいたPCまたはスマホで再度お訪ねいただければ、ワタクシメが返事を書いた後、一回だけ、その返事がこのブログ上に浮かび出るアプリなんですね。

ワタクシメの悪友たちが、この日記の悪口?を書くのに、ちょくちょく利用してくれています。お書き込みいただくと、こちらには通常のメールで届き、そのメールの返事を書くと、こちらにその返事が一回だけ浮かび上がる仕組みなんです。チト、面白い仕掛けですよね。

そうそう、テニスはきっと、お続けになっているに違いないと思っていました。だいぶ上達されたでしょうね。

その後、ご旅行は行ってらっしゃいますか?
行ってらっしゃいますよね。当然。
ハワイはどうですか?
ハワイのあの日記が忘れられません。
新しい日記も楽しみです。
hiroshi
2016/09/24 19:48

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