潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS 柿もあった。モホも。ヴェゲタの地場産、伝統の朝市。

<<   作成日時 : 2016/09/26 23:37   >>

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わが家の庭の柿の木は、今年は不作だ。

熟期に入る8月下旬ごろから毎日、完熟せずに次々に落果し、柿の木の下に行くと、ぶよっととろけた実がいくつも転がっており、相棒の、清掃作業日課が現在もなお、毎日続いている。

夏から初秋にかけての台風と多雨がいけなかったのだろうか。
近年、まれに見る凶作だ。で、少々傷ついた実ももったいないから食べてやろうと、たった今、収穫してきた。

不揃いの傷ついた柿たちが、ちょっと哀れである。



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またまた、グラン・カナリア島、ラス・パルマスの旧市街、ヴェゲタ地区での「覚え書」である。


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ショッピング街、トリアナ地区ののムラノ通りから眺めたラス・パルマス発祥の一角、ヴェゲタ地区、オビスポ・コリナ通りのラス・パルマス大聖堂と、通りの名の謂れとなっているオビスポ・コリナ=司教館。



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カナリア諸島、グラン・カナリア島のラス・パルマスの、近く世界遺産に登録される見通しの旧市街、ヴェゲタ地区。その中核の広場で毎週日曜日だけに開かれる伝統の朝市で、柿を売っていた。

日本語と同じ発音の、「」である。

これまで何度か書いてきているが、スペイン語でもイタリア語でもポルトガル語でも、この果物の名は「KAKI」である。
収穫の秋に南ヨーロッパを訪ねて市場をのぞき、そのKAKIが並んでいるのを見つけると。
それが、なんともうれしい。


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スペインやポルトガルではもう一つ、「CAQUI」の名もKAKIと並んで持ち、両方とも通用する。
そして。それぞれ文字は違うが、発音はやっぱり、ともに「かき」である。

日本と同じ、東洋の柿の産地ではあるものの。
隣国の呼称「柿子(発音はShizi)」とか、さらに、その国と日本との間にあるもう一つの国の「Gani」では断じてないことが、秋のヨーロッパの市場の果物売り場に立つと、なんとも誇らしい。

「Fuyu=富有」や「Jiro=次郎」、「Hachiya=蜂屋」などの品種名までそのまま伝わって、スペインにもイタリアにも残っているのだから、巷間、ネット上で「ヨーロッパへ柿を伝播した原産地は我が国」、と叫ぶかの国の人たちの言葉は、それこそ、この国の人たちが何かと声高に叫ぶ「妄言」に他ならない。

早くからヨーロッパと交易と交流を開始した我が国だから。
「寿司」や「すき焼き」よりもさらに古い時代に伝えた日本の食文化の一つが、この島にもしっかりと根付いているのが誇らしかった。


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画像近く世界遺産に登録される、つまり、現在ユネスコの暫定リストに載っているラス・パルマス旧市街の、街発祥のエリア「ヴェゲタ地区」と、その後、大航海時代に新世界から金銀財宝をスペインへと運ぶ中継地として発展した隣接の「トリアナ地区」の18世紀の街の俯瞰図を描いたタイル画が、街中に貼られていた。前回に載せた「コロンブスの家」で見た図を上回る大きなアズレホ地図で、なかなかきれいであった。大聖堂の南(下)、海側にあるのが、ピラール・ヌエヴォ広場だ。

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ということで。
前回に続いてまたまた、ヴェゲタ地区のハナシの「覚え書」だ。

開かれていたこの日曜朝市は、スペイン王国誕生間もなくに、大航海時代の新世界とスペインとの間の中継地として誕生した植民都市、ラス・パルマスの伝統の朝市であった。


正式の名前は、「El Mercadillo de Artesanía y Cultura = de Vegueta Plaza del Pilar Nuevo (ヴェゲータ地区、ピラール・ヌエヴォ広場の<伝統民芸日曜朝市>」。グラン・カナリア島を筆頭に、カナリア諸島で生産され続けてきた農産品や民芸品、工芸品のみを扱う農業従事者や手作り技術を持つ職人のみに出店を許されている歴史的な朝市なのだそうだ。


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ピラール・ヌエヴォ広場はヴェゲタ地区の中心、サンタ・アナ大聖堂の東側にある小さな広場で、白いマーケットパラソルの下に野菜や手作り装身具、玩具などが並んでいた。


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カナリア諸島が原産地だと聞いてきたモホ(Mojo)ソースも並んでいて、お値段も手ごろ価格。相棒はさっそく買い求めていた。

モホ・ソースとはオリーブオイルやニンニク、パプリカ、ナッツ類を混ぜて酢やレモン、オレンジなどを加えてピリッと辛い味付けや爽やかな味などに仕立てるソースで、バルセロナなどカタルーニャの街中のレストランやカリブ海の魚料理などでもおなじみの、あの赤色や緑色のソース。
原産地産を真似た市販ソースはイタリアを含めた南欧の国でも瓶詰で売っており、わが国でもモホの味を模した“モホ仕立て風”の市販たれもあるので、日本人にも案外馴染まれている味ではなかろうか。わが家でも、相棒が肉料理に結構、使っている。


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広場から大聖堂の前に周る。
大聖堂の中にも入った。


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サンタ・アナ大聖堂の前、サンタ・アナ広場に、犬の像が何体か。数えたら、大聖堂前、オビスポ・コディナ通りに面して合計8体。

有名なハナシがある。
それは。。。

グラン・カナリア島に昔、大挙棲んでいた犬に因んで「犬の島」、ラテン語でInsula Canariaと呼んだそうだ。はるかギリシャ時代に、こちらまでやってきた人々は。そしてその名はやがて、諸島群全体を指す名に転じていって「カナリア諸島」と呼ばれるようになり、さらに、こちらの島で自生していた鳥の名にまた、転じていったのだという。

その「犬の島」に由来するのだろうと思う。きっと。
並ぶ、物言わぬ犬たちは。


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ラス・パルマス発祥の地、大聖堂とピラール・ヌエヴォ広場を守るように見つめながら伏せたり座ったりしていた犬たちは全部で8匹。ドーベルマンやグレイハウンド、ポインターなどの大型犬ばかり8種。昔、グラン・カナリア島にいたとされる犬たちに変わって、ひょっとすると、大航海時代に活躍した船乗りたちに擬して、スペインや英国、オランダ、ポルトガルなどを原産地とする犬たちを集めたのではなかろうか?

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画像広場に近い一角で、観光客に取り囲まれている、民族服を着た地元のご夫妻に遭遇した。

ご主人は、濃い茶色のフェルト地の、いわゆるソフト帽を頭に白リネンのビショップスリープ風な長袖シャツ、腰にファフィーンというか、カマーバンド風な茶色縦じまのベルト、帽子と同色のズボン。奥さまは濃紺のフェルト帽に同じくビショップ袖の縦じまのリネンのシャツに帽子と同色の、くるぶしまで隠れるロングスカート。

島々には伝統が深く根付いて残っていて、カーニヴァルや島独自の祭りではこのような民俗服を着る習慣が今も残っているのだそうな。

そういえば、ピラール・ヌエヴォ広場の朝市でも、このような服装の人たちが結構目立っていた。この島も他のカナリア諸島と同じく、伝統を大切にする人々が多いそうである。






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