潮風の中で〜クルーズと街歩き・覚え書

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zoom RSS テネリフェ島で世界遺産、テイデ山へ。3718m。

<<   作成日時 : 2016/12/17 20:16   >>

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先日、クリスマス・カードを送り出した。


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いや。
もちろん、自分ではなく。

。。。当たり前だ。
他人(ひと)さまにそんなカードをを贈るなど
。。。神道のくに日本男児として生まれてこのかた、女々しく恥ずかしく、そして許されるならばなり代わりたいほどに羨ましい、そんなナイスなことなど、望みつつもチャンスに恵まれず、未だかって、断じて一度もしたことはない。。。


画像“犯人”は。。。

相棒である。

彼女が、ホンの少し、片手の指の数ほどしかない海の向こうに住む友人たちに送り出している、毎年恒例のクリスマス・カードのハナシである。

なんと今年のカードは、キラキラと赤や青、緑の光が明滅し、こちらが全曲歌詞を間違えずに歌えるカズよりも多くのクリスマス・ソングをランダムに演奏できる上、開くと立体となって飛び出すカードであった。

こんなものがあるなんて。
吃驚。

控え目日本人にとっては、三猿の逆を行くごとくのこの「飛び出す、光る、鳴り響く」、強烈な自己主張の3Dカード。

彼女、曰く。
「あなたは時勢に疎く、無知なだけ」。
これはさほど珍しいモノではなく、既にもう何年も前からこの季節の人気アイテムなのだそうだ。

画像が。

「お値段が高いのョ。だからこれまではネ、わが家には不釣り合いと、買いたい衝動を抑え込んで自制してきたノ。
けれども、命果てるまでもうそんなに長くないでしょ? でネ、思い切っちゃったのョ」。

「なるほど。で、お値段、1枚いかほどなの?」と、こちら。
「○×○○円!」と彼女。
こちら→「ひょえぇ〜、びっくりぽんヤワァ〜」。

ちなみに。
国内の親類縁者や友人向けは、いつも通りのお安い、お値段○×○円クラスのカードだそうな。

「命果てるまで長くない」と悟りに達したごとくの言辞ながら。。。
へぇ〜、アナタ、やっぱり根は慎ましやか、というか、こちらほどのレベルまでにはまだまだだけれども。。。ケチやねぇぇ〜。



            

            



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「師」と呼ばれるには無縁の人生を送ってきた。
だが。
にもかかわらず。
十一月下旬から師走入りして以降の最近、わずか一、二泊や、時には日帰りでもって、新幹線で「走る」機会が滅法増えている。

ということで。
またまた所用で、三日前。

大宮駅からほど近い、武蔵一宮、氷川神社に隣接する料理茶屋に行ってきた。

画像衆目を集めながら料理にカメラを向けるのが“怖い”症候群は相変わらずで、せっかくのおいしい料理を、今回もまた、ただの一点も写真撮りできなかった。

夏目漱石の『三四郎』と並ぶ、現代では哲学書のごとくに難解だが、往時は、今風に言えば愛だの恋だのと軟弱なテーマ(死んだ我が親父の評)の“青春小説”である、森鴎外作『青年』の物語のほぼ中ほどで、作家志望の主人公小泉純一が先輩医学生、大村と一緒に上野から一等客車に乗って大宮駅で降り、氷川神社を訪ねるくだりで、その神社とこの茶屋が登場するのだ。

その小説の断片を記した半紙が、料理を先導して盆に乗って出てきて、かろうじてその写真だけは撮ることが出来た。


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氷川神社、と聴けば、我ら世代、すなわち、敗戦間もなくの日本の貧困時代に少年少女期を過ごした年代にとって、共通してすぐに連想するのは、1951年に出版された石井桃子の児童文学作品『ノンちゃん雲に乗る』である。

石井が幼き日の思い出を文学作品に仕立て、のちに、当時の人気少女を主演に映画化されたほどの有名な作品で、氷川神社境内の池に落ちて、その水中の世界からのぞいた現世が夢あふれるタッチで描かれていた。


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その氷川神社。

元々、石井の生家近くや、故郷の旧浦和市内や近辺にいくつかある氷川神社のイメージを借用した想像上の社らしいのだが、自分も相棒も、成人してなお、アラフォーの年代に達するころまで、実在する神社だと思っていた。

要するに無知であっただけであるが。。。

相棒にとっては、小説に「東京府下、郊外」とか「四谷」とかの言葉が出てくるもので、このブログでも一度書いたことのある赤坂のそれ。
だから、遠縁のお嬢さんの結婚式に招待されて参列した40代初めの折、神社関係者に突然、「あのぉ、池は埋め立てなさったんですか?」と訊ねて先方を驚かせ、かつ、いぶかしがらせたことも。それまで、赤坂こそノンちゃんの故郷と思い続けてきたのだった。


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自分にとっては、この大宮の武蔵一宮がそうであった。

そう思い込んだ理由は、単純である。
学生時代の友に、作家石井は埼玉県出身だと教えられて、あ、ならば大宮の氷川神社、大きな池もあるし、鴎外の小説に「鵜の止まる杭のある沼」として登場する大宮の池も(今回は鴨二羽)よく水鳥がやって来ているし、そうか、やっぱりあれであったのか、と、素朴に誤解してしまったのだ。

アホだねぇ、夫婦そろって。まったく。



            

            


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テイデ山で、一度は突き抜けて雲海を眺め下ろした道程の中途、標高およそ2,000メートル付近で、再び雲の中に、つまり、辺りは一面真っ白の霧に包まれて、風景はほとんど見えなくなった。


肝心の、クルーズ旅「覚え書」の続きである。

2015年、つまり昨年の11月23日、カナリア諸島、テネリフェ島に着岸して、島の見どころの一つである世界自然遺産、テイデ山(3,718メートル)にバスで連れて行ってもらったハナシの続きだ。

標高およそ1,000メートルを越えて雲の層を突き抜け、青空が見えたところまでは前回に書いた。
今回は、それ以降のハナシである。

といっても、さして書き残すことはないのだが。。。
単純にその後の経過を書き残しておけば。

雲の層はこの日、山頂に近づくと再び、今度は2,000メートル帯に残っていて、テイデ山への登山ルートやトレッキング・コースの出発点でビジターセンターのあるデル・ポルティージョ(Del Portillo、標高2050メートル )は一面、雲のなかであった。



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そのポルティージョの、ショアエクスカーション・バスや観光バスが相次いで“おしっこ休憩”するバール兼レストランでバスはしばし休憩し、同乗の客たちとともにバスを降りたこちらも、バールに飛び込んでコーヒーを飲んだ.。

敷地の一角に大型犬の犬小屋ほどの大きめの鳥小屋があり、ほの暗い屋根の下に巣がいくつかくくりつけられていて、スズメほどの小鳥の群れがいた。こんな寒い高山帯で、なんて鳥なのだろうと覗き込んでいたら雲間から日差しがさしてきて、光りにあたった途端に羽根の色は鮮やかなイエローに変身。カナリア諸島のこの島ならではの、カナリアの群れであった。


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十一月下旬の標高2,000メートルと言うと、いくらカナリア諸島でもこの辺り、夜はもう氷点下ではなかろうか。なのに花が咲いていた。↓バラ科の花はもう実をつけるだけで、葉の水滴は一部、凍りかけていた。

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休憩ののち、再び出発。
二度目の雲の帯は間もなく晴れ上がり、再び、今度は雲一つない真っ青な空に。見下ろすと、雲の帯が見えた。そしてその空の下で、赤茶色の火山帯の風景が続いた。


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デル・ポルティージョを出発しておよそ30分足らず。

最終目的地のテイデ山観光展望エリア、ミリャドア・リャーノ・デ・ウカンカ(Mirador llano de Ucanca、標高2,150メートル)ポイントに到着した。

こちらの広場から、北々東にそびえ立つテイデ山までは距離、およそ8キロ。
高山ゆえ遮る木立などは皆無で、山頂までくっきりとよく見えた。


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テイデ山。

スペイン語ではピコ・デル・テイデ(Pico del Teide)と呼ぶそうで、スペインでは最高峰の山。ハワイのキラウエアなどと同じく火山性の山で、このテネリフェ島を取り巻く海底からそびえる高さで換算すると、およそ7,500メートル。海水が無くなれば、ヒマラヤ並みの屹立峰なのだという。


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これもまたハワイ島などと同じく、似た神話が残っているそうな。

この島の先住民グアンチェ族にとってこの火山は神聖な聖地で 、伝説によると、 女神グアヨタ(Guayota)がマジェック(Magec、太陽と光の神、日本の神話ならば天照大神のような存在らしい)を誘拐し、火山の底深くに閉じ込めたため、島は漆黒の暗闇の世界となった。 このためグアンチェ族はグアヨタと戦い、やがて太陽と光の神奪取に成功。グアヨタは以来、テイデのクレーター奥深くに閉じ込められてやがて改心し、テイデの守り神となった。。。

まさに、ハワイのペレ神話と共通するものを感じる。。。


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目的地、デル・ポルティージョは、テイデ山の絶好な見晴らしポイントであるだけではなかった。

なだらかな斜面のトレッキングコースをほんの百メートルほどテイデ山方向に進むと、奇怪な景観の岩山群が名物の場所でもあったのだ。

この岩山群の名は「Roques de Garcia」。

高さ30メートルほどの屹立した巨大な岩山の中に、日本語に訳せば「大聖堂」とか、「滝」とか「ストラップ」とかとの名を持つ奇岩、怪石が天を指して屹立し、おもしろかった。そして、その背後に広がる巨大な噴火口跡もスケールは壮大であった。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、hiroshi さん。
コメントが中々出来ず、読み逃げ状態が続きすみません。

楽しいお休みを過ごしてらっしゃいますか?
クリスマスカード、最近のは凝ってますよ〜。
奥様流石でらっしゃいますね。
素敵なカード達だっ!

私は、楽しいクリスマス強化月間が終わってしまい、抜け殻状態です。。

とは言えまだラストスパートのお仕事がんばります。

何時も心のこもった拍手コメントをありがとうございます。
とっても励みになります。
余り更新出来ないのに見放さずにいて下さってありがとうございます。

また今週は、コメントをさせて頂けそうです!
また、伺います。

hiroshi 家は年末年始は御当主の元に
お集まりなのでしょうか?

murmur1
2016/12/25 11:31
murmur1さん、こんばんは。

出かけていて、お返事遅れました。ごめんなさい。

そうなんです。
>楽しいお休みを過ごしてらっしゃいますか?

身内に呼ばれて、先生もお住まいのそちらで身内とのひと時を楽しみ、ほかにも所用を果たしてつい先ほど帰宅しました。

クリスマスカード、ほんと、凝ってますね。いつも連れ合いが独りで買ってくるもので店頭で並んでいるところはあまり見たことはなく。。。多分、デパートなどで商品の前を通過はいているのでしょうがあまり関心はなく、相棒の言葉通り「無知」でした。つい最近まで。

>拍手コメントを

いえいえ、こちらこそ。
ホントはコメント欄に書かせていただきたいのですが、いつもいつも、自分ばかりがあの貴重なスペースを汚していては他のファンの方々に申し訳なくて自制しているのです。
が、それではやっぱり腹膨れる思いが残るもので。。。

そういえば、どこか通りすがりの名もなきファンの一人ということにして「♪」をHN代わりに使っているのですが、見破られていたのですね。ま、私事も書いたりしていますから、看破されるのも当たり前であったのかもしれません。。。次回から、またHNを変えなきゃいけないですね。

毎日、お忙しいのでしょうね。そう承知していますのに、早く見せていただきたいなどと駄々をこねた書き込みをしたりして、申しわけありませんでした。
あとしばらく、今年のお仕事も元気にこなしてくださいますように。わが家はあと2〜3日で多忙になります。

先生は、今年の年末年始はどちらにいらっしゃるのか?
あれこれ想像しております。
果たして当たるか、外れるか?
結果を楽しみにしております。
hiroshi
2016/12/26 19:28

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