『オアシス』プロムナードに米名車1台、「オーバーン」。



00DSC03722.jpgいささか旧聞だが。。。

≪オーバード・ホールPresents 音楽入門講座~作曲家加藤昌則が誘う劇場型クラシック鑑賞術!≫第一回講座が先週18日、こちらのメインホールで、開かれ、相棒とともに出席してきた。

NHK・FM「鍵盤のつばさ」でおなじみの、気鋭の作曲家、ピアニストの加藤昌則さんの、晩秋から初冬にかけて過去3年間、北陸、富山市で続けてきたクラシック入門講座だ。

その人気講座の、今年度シリーズ5回分講座が、この夜から始まったというワケである。

加藤昌則《さん》、と。
ご活躍中の文壇の作家や芸術家、トップクラスの俳優さんたちを、その方たちとの直接的な知己のない我々一般人が、その方を「さん」付けでお呼びするのはかえって失礼なこと、とは承知しているのであるが。。。

加藤さんのお話は楽しくて面白く、このため温かなぬくもり感と親しみを感じて、身近な師のごとくに思い、ついつい「さん」とお呼びしたくなってしまうのである。

01DSC03723.jpg脇道にそれた。
ハナシを戻して。。。

講座は、クラシック好きではあるものの、作曲などの基礎や技術、音楽史などの歴史をはじめとする深い知識は皆無の我々門外漢には、所詮、基本、「馬の耳に念仏」なのである。

が。。。

音楽世界に無知蒙昧の徒であっても。
この講座は、あこがれの「耳がこえている」リスナーになる一里塚であるばかりでなく。(道は、はるかに長く遠いが。。。)
思わず「目じりをさげてしまう」ほどの楽しい場所であり。。。

そんな人気クラシック講座の、今年度シリーズ分がスタートしたというワケである。

人気講座であるにも関わらず。
今年は講座開設最終年、ファイナル・シリーズ、「完結編」シリーズとなる由で。。。
つまり、今年で終了となるらしい。ちょっと残念。

我が家の連れ合い、相棒は、というわけで。
「最終講座だからチケットは早くに売り切れちゃうかも。大変。。。」と。
発売開始とほぼ同時にオーバード・ホールへ走り込み、シリーズ講座計5回、二人分をゲットして、胸弾ませながらこの日まで待っていたのだ。
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第一回講座は、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディを取り上げた、タイトル「バロック三人衆」。
なかでも中心はバロック時代を象徴する第一人者で、バッハ一族最大の存在、ヨハン・セバスティアン・バッハ。
いわゆる「大バッハ」であった。

ハナシで面白かったのは、カノンやフーガなどの作曲形式の母体をなす「対位法」について。
たった一つの声部が次々に模倣、反行、逆行、拡大、縮小しながら繰り返されていく方式の話。

説明の中途で、檀上から会場を見渡して「今日、誕生日の人」。。。会場。。しーん。
「昨日か明日が誕生日の方」。と、檀上に来場者の一人を呼び上げて、「この方とは初対面、事前の打ち合わせなどは一切ありません。そうですよね?」
「ということで、お好きな音階をこちらの譜面に書いてください」と。壇上に用意されたホワイトボードの五線譜を指し示す。

DSC03723.jpg彼女が、「ミ・ソ・ラ・ド」だったのか?「ソ・ラ・ド・ミ」だったのか? 
こちらの座席は舞台から遠くてよく見えなかったが、かく4音階を書き留めて檀上をおりた。

と。。。

加藤さんはその4音階を基調に、いま、教えてもらった通りの対位法を使用し、即座にピアノの前に座って即興で一曲を作曲、演奏。
指先から流れる調べに会場には驚嘆のどよめきが流れ、演奏の終了と同時に拍手喝采が湧きあがった。

やっぱり、この人は凄い。
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次回は10月2日、ハイドン、モーツアルト、ベートーベンを取り上げて「古典派三人衆」がテーマだそうだ。

師走の初週まで、都合5回にわたってクラシックの魅力世界へ誘い入れてその楽しさを教えてくれる、こちらで2016年から始まった夏から秋にかけての人気講座でありながら、今年でそのラストイヤー、ファイナル・レクチュア―となる残りの講座が、いま、とても楽しみである。



             


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2019年5月5日、バルセロナ港。
22万5千トン超えの巨大船『オアシス・オブ・ザ・シーズ』に乗船した。

ドリルは午後4時45分から。出港は午後6時。夕食は、我らはファースト・シーティング、ゆえに同じく午後6時から、であった。

その前後、つまり、ダイニングに入る前の時間帯に、さらに船内見学。
といってもこの日は、前回に掲載の、リド・デッキの一部を見たのと、今回画像をまとめた、RCI船の“名所”の一つ、デッキ5、「ロイヤル・プロムナード」とその界隈を巡ったのがすべて。


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なにしろ、22万トンオーバーのメガシップである。船内は広くて広くて、疲れ果てる大きさなのだ。

というわけで。
その「ロイヤル・プロムナード」。
画像でまとめてみた。

長さ120メートル余りの空間に、「アメリカ」があふれていた。

あ、そういえば。

こちらがクルーズ・デビューしてその面白さにのめり込んだ15年前以来、当時日本で出版されていたクルーズ関連二種類の雑誌に紹介されていた記事を今なお覚えている、その不確かな記憶によると、ロイヤル・カリビアンの船に「ロイヤル・プロムナード」が登場したのは20世紀末に就航した13万8千トン、ボイジャー・クラスが最初であったのではなかろうか?
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当時、カリブ海で船に乗ると、例えば右写真のごとく、ほぼ必ずどこかでそのボイジャー級クルーズ船と出逢い、そのたびに「ロイヤル・プロムナードを見てみたい」と思ったものだ。

RCI船自慢のロッククライミング・ウォール、アイススケート・リンクが船上に登場したのも、同じくボイジャー・クラスが最初であったと思う。

そして。
「ロイヤル・プロムナード」に、以降の新造船のたびに、かつてアメリカで一世を風靡したクラシック・カーのレプリカ1台が乗るようになったのも、『ボイジャー・オブ・ザ・シーズ』が最初ではなかったか?


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今はなき、小さな自動車メーカーとはいえ、高級車を生み出す自動車メーカーがいくつも競争を繰り広げていた20世紀初頭の時代、デビューしたアメリカ製スポーツカー「オーバーン1935ボートテイル・スピードスター(1935 Auburn Boat Tail Speedster)」。

オーバーン社の車のフード・オーナーメントは、ギリシャ・ローマ神話の女神(Goddess)。別名「空飛ぶ貴婦人(Flying Lady)」。



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なぜ、船にヴィンテージ・カー、クラシック・カーを載せるのか?

気になってクルーズ初心者のころ、Web上で調べたことがある。

記憶によれば。

あの『ボイジャー・オブ・ザ・シーズ』の著名な設計者が、ロイヤル・プロムナードの設計模型に、当時のRCIの経営トップが、現在もなお、往時の息吹をとどめるクラシック・スタイルでモーガン4/4を製造しているこのメーカー製の車を愛好していたため、そのブリティッシュ・カー「モーガン」を据え付けた、のだそうだ。

そのアイデアに共鳴した当のトップが、自身所有いていた同じモーガン車をこの船の“本番用”に、愛車をボイジャーに寄付したのが始まりだった、というものだった。


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よる年並で、耄碌も始まったか? 記憶力は日に日に落ちていく毎日であるが。。。
加えて英文の読解力も貧弱であるだけに、ひょっとすると、間違っているのかもしれないが。。。

後日、『。。オアシス』船上でスタッフに確かめたところ、ボイジャー・クラス、フリーダム・クラス、オアシス・クラスのロイヤル・プロムナードには「必ずクラシック・カーが置かれ、その車種は船ごとに違う」、「これは間違いない」、とのことだった。

自分も、米、英、独、伊で半世紀以上昔に生み出されたヴィンテージカーは好きである。
学生時代の若いころ、銀座や麻布界隈でエンジンルームを覆うフードに革ベルトをまいたモーガンなどに憧れたものだ。

社会人になって数年、いくらか貯金は出来たものの、収入レベルに比べてお値段が高すぎて結局、現在までまったく手が届かず。ドイツとイタリアのお安い小さな車を何回か乗ったことだけが、数少ない外車オーナー経験のすべてだ。


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11DSC02841.jpgプロムナード右舷中央付近、「ソレントス」という名のピッツエリア船首側、ランニング・トラックへと通じるドア上に、作業をする等身大の人形3体。うち、作業着の一体は、壁面の青色で書かれた文字を消している。

その文字は「Genesis=創世記=と読める。


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そうだった。
22万トンクラスの船を生み出すロイヤル・カリビアンの計画は、確か、「ジェネシス・プロジェクト」であった。

ということは、『。。オアシス』の誕生を契機に、プロジェクト名「ジェネシス」を消している、という姿なのだ。

こういう、アメリカン・ジョークに通じるユーモアが、とても面白かった。




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ピッツェリアのテーブルに座ると、店の外のプロムナードに開けた天井に、人形の足が見える。


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21DSC03733.jpg乗船初日の「ロイヤル・プロムナードには、直径50㎝もありそうな大型の風船を無数に詰め込んだ大きな網が、天井にくくりつけられていた。

赤、青、白などなど。色ごとに位置を変えて。

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乗船初日のこの夜、「ザ・ビッグ・ウェルカム・バルーン・ドロップ」と題された賑やかなイベントの用意がされていたのだ。

夜の本番。
風船の動きが速いこともあって、撮った写真のほとんどは手振れ、焦点ボケ、ばかり。しょっぱなに、網が解放された直後の写真だけしか、まともに撮れている写真はなかった。残念。



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